SNS世代の10代男女がいま関心を持っている旬の男性・女性タレントは？

情報源がテレビ、ネットニュース、SNSなど多種に広がっている中で、SNS世代の10代は、どのようなタレントに注目しているのでしょうか。そのヒントが、タレントパワーランキングのデータにあります。

今回はタレントパワーランキングの最新調査結果から、10代男女におけるタレントパワーが上昇した男女タレントそれぞれのベスト10を紹介します。

10代におけるタレントパワーの算出方法

このランキングは、株式会社アーキテクトが実施している業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出して作成しました。

パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度（顔と名前を知っている）と誘引率（見たい・聴きたい・知りたい）を掛け合わせた値です。

今回は2022年2月度と2021年11月度のデータをもとに、10代男女(2022年2月時点)の回答において上昇率が高かったタレントのランキングをまとめました。

男性タレント上昇率ベスト10

順位	タレント名	スコア(差分)
1位	錦鯉	＋12.0
2位	羽生結弦	＋10.2
3位	マカロニえんぴつ	＋8.8
4位	佐野勇斗	＋8.5
5位	板垣李光人	＋8.4
6位	高橋文哉	＋8.3
7位	ゆうたろう	＋8.2
8位	松山英樹	＋8.1
9位	佐藤勝利（Sexy Zone）	＋7.7
10位	柄本佑	＋7.5
10位	オズワルド	＋7.5

畠中悠と伊藤俊介によるお笑いコンビです。昨年12月に開催された「M-1グランプリ2021」で準優勝して、テレビ出演が増えました。坂道シリーズの冠番組はさまざまなお笑い芸人がMCに起用されてきましたが、4月25日スタートの『新・乃木坂スター誕生！』（日テレ系）で彼らがMCを務めます。

1986年生まれの実力派俳優です。SNS上でも話題を集めたドラマ『真犯人フラグ』（日テレ系・2021年10月～2022年3月）にレギュラー出演したほか、1月クールは菅田将暉主演の『ミステリと言う勿れ』（フジ系）にゲスト出演したことで、幅広い年齢層で注目度がアップ。2月度調査の男女全年齢での上昇率ランキングでは、男優部門1位でした。

柄本佑、『痛くない死に方』は「生き方」の映画数々の映画やドラマで幅広い役柄を演じきり、エンタテインメント界を支える俳優の1人となっている柄本佑。 2021年は、1月期のドラマ...

1996年生まれ、ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ「Sexy Zone」のメンバーです。KinKi Kidsの堂本光一が主演する舞台『Endless SHOCK -Eternal-』で4・5月の東京・帝国劇場公演でライバル役を演じることが2月に発表され、注目度が上昇しました。

3月にスタートしたドラマ『青野くんに触りたいから死にたい』（WOWOW）で主演しています。

1992年生まれのプロゴルファーです。1月に行われたソニーオープン・イン・ハワイで、米・PGAツアー8勝目となる優勝。テレビやネットのスポーツニュースでも報道され、10代では特に男性の注目度が上昇しました。

ショップ店員から転身して2016年に芸能界デビューした、1998年生まれの俳優・モデルです。1月クールの『鹿楓堂よついろ日和』（テレ朝系）、『ダメな男じゃダメですか?』（テレ東系）に出演。

男女全年齢での上昇率では68位で、10代で特にタレントパワーが上昇しました。

2001年生まれの俳優。1月クールの浜辺美波主演ドラマ『ドクターホワイト』（カンテレ・フジ系）に出演して注目を集めました。

4月クールは今田美桜が主演している『悪女（わる）〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜』（日テレ系）に出演しています。

登竜門『仮面ライダー』出身の次世代国宝級イケメン現在20歳の高橋文哉は、佐藤健、菅田将暉、福士蒼汰、竹内涼真らを輩出してきた名門『仮面ライダー』の出身だ。2019年スタートの『仮面ライ...

2002年生まれの俳優です。昨年のNHK大河ドラマ『晴天を衝け』では草彅剛が演じた徳川慶喜の弟・昭武役を演じました。1月クールの連ドラ『シジュウカラ』（テレ東系）に出演して、注目を集めました。男女全体での上昇率ランキングでは179位で、10代での注目度の高さが目立ちます。

4月クールは高橋一生主演のドラマ『インビジブル』（TBS系）に出演しています。

1998年生まれの俳優です。ドラマ『真犯人フラグ』で活躍して、注目を集めました。3月27日からスタートしたドラマ『就活タイムカプセル』（TBS系）で主演しています。

佐野勇斗、『かぐや様は告らせたい』でコミカルとシリアスを両立『3D彼女リアルガール』（18年）、『小さな恋のうた』（19年）などの映画に出演し、本年はドラマ『ドラゴン桜』（TBS）や『TOKYO...

2020年にメジャーデビューした4人組ロックバンドです。1月にメジャー1stフルアルバム『ハッピーエンドへの期待は』がリリースされ、注目度上昇。

特に10代男性の関心が高く、10代男性における上昇率ランキングでは男性タレント1位でした。

1994年生まれのフィギュアスケート選手です。2月に開催された北京五輪で4位。4回転アクセルが世界で初めて公認されて注目を集め、10代女性における上昇率では男性タレントの中で1位でした。

長谷川雅紀と渡辺隆によるお笑いコンビです。「M-1グランプリ2021」で優勝して、50歳と43歳（M-1出場当時）による遅咲きの「おじさんコンビ」として話題を集め、メディア出演が急増しました。男女全年齢での上昇率も1位で、幅広い年代で注目されています。

女性タレント上昇率ベスト10

順位	タレント名	スコア(差分)
1位	Little Glee Monster	＋8.7
2位	伊藤沙莉	＋8.1
3位	池田エライザ	＋8.0
3位	須田亜香里(SKE48)	＋8.0
5位	齊藤なぎさ（=LOVE）	＋7.3
6位	Aimer	＋7.2
7位	浅田真央	＋7.1
8位	ヒコロヒー	＋7.0
9位	莉子	＋6.4
10位	飯沼愛	＋6.3
10位	久保史緒里（乃木坂46）	＋6.3

2003年生まれの女優。女優発掘育成オーディション「TBSスター育成プロジェクト私が女優になる日」で1位となり、2021年秋に放送されたドラマ『この初恋はフィクションです』（TBS系）で主演デビューしました。

1月にオーディションのSeason2が募集開始となり、Season1で最終結果1位となった飯沼のインタビューがウェブや雑誌に掲載されて注目度が高まりました。10代での上昇率が高かった女性タレントのひとりです。

2001年生まれの乃木坂46メンバー。2016年に3期生として加入しました。

今年2月から『乃木坂46のオールナイトニッポン』（ニッポン放送）の新パーソナリティに就任したほか、1～3月に『ラヴィット！』（TBS系）月曜日レギュラーとして活躍して、注目を集めました。

2002年生まれのモデル・女優です。2021年まで雑誌『Popteen』の専属モデルとして活躍して、インフルエンサーとしても10代から支持されています。

１～3月に放送されたドラマ『ファイトソング』（TBS系）で清原果耶が演じた主人公が育った児童養護施設で暮らす現役女子高生役を演じて注目を集め、パワースコアが上昇しました。4月6日にスタートしたドラマ『村井の恋』（TBS系）に現在出演中です。

1989年生まれのお笑いタレントです。ドラマ『ミステリと言う勿れ』に女優としてゲスト出演して、幅広い年代で注目度が上昇しました。4月からはかんぽ生命のCMにも出演しています。

1990年生まれのプロフィギュアスケーターです。2017年に現役を引退。今年2月に『バース・デイ』（TBS系）に出演したほか、同月からスタートした佐藤製薬の新CMに出演。認知度は前回とあまり変化していませんが、テレビ出演などによって10代での関心が高まったようで誘引率がアップしました。

多くのアニメ主題歌やCMソングも手がける歌手。アニメ『鬼滅の刃遊郭編』のオープニングテーマ・エンディングテーマ『残響讃歌/朝が来る』が1月にリリースされ、オリコン週間デジタルシングル（単曲）ランキングで1・2位を独占しました。

全年齢のパワースコア上昇率では女性63位なので、10代での上昇が目立っています。

2003年生まれ、指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ「=LOVE」のメンバーです。1～3月に放送された秋元康原作によるドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』（テレ朝系）にレギュラー出演して注目を集めました。4月クールはドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』（MBS/TBS系）に出演しています。