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佐野勇斗、『かぐや様は告らせたい』でコミカルとシリアスを両立

『3D彼女 リアルガール』(18年)、『小さな恋のうた』(19年)などの映画に出演し、本年はドラマ『ドラゴン桜』(TBS)や『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の出演し
話題を集めている佐野勇斗。新たな出演作は、19年の大ヒット映画の続篇『かぐや様は
告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』だ。
前作に続き、生徒会会計で、青春ヘイトの毒を吐く高校生・石上優を演じている。

(C)2021映画『かぐや様は告らせたい ファイナル』製作委員会

スイッチが入ったのは、長髪になったとき

——前作『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』は、観客動員180万人を
突破する大ヒットになりました。

さすが平野(紫耀)、橋本(環奈)コンビだなと思いました。2人の造形美が、すごいじゃないですか。

——変顔もすごかったです。

そう!変顔も含め、「造形美、ありがとうございます!」っていう感じでしたよね(笑)。

——今回は2年ぶりの続篇にして『ファイナル』。制作決定を聞かれたときは?

前回、生徒会のメンバーとやっと仲良くなってきたときにクランクアップしちゃったので、「またできる!」って、純粋にうれしかったです。

——今回の石上優についてはどのように感じましたか。

石上のキャラクターが深く掘り下げられているので、より丁寧に演じていこうと思いました。あと前作以降、自分もいろんな役をやっているので、もう1回ちゃんと石上を演じられるように、前作を見返したりしてチューニングの作業をしましたね。

——実際に石上に戻れた瞬間は?

ロングのカツラをかぶって、視界がサッと狭まった瞬間に、スイッチが入ったかもしれないです。

——気持ちが内に入る?

ちょっとナイーブになります(笑)。その髪形が、前作とちょっと違うんですよ。前作では原作とリアルの中間を取って地毛にウィッグを付けていたんですけど、今回は全カツラ。髪の毛を長くして見た目もより原作に近づいたので、より石上っぽくなったんじゃないかと思います。

平野紫耀とのコンビネーション

——クランクインして、前作と違ったところは?

前回はそこまでシリアスなシーンはなかったんですけど、今回は、なぜ石上が青春ヘイトをするに至ったのかという過去が描かれていて、重めのシーンもある。そこは違いましたし、難しいなと思いながら演じていました。

——コメディ要素が強い作品だからこそ、どれくらいシリアスにしたらいいのか、バランスが難しそうです。

ファンタジー要素もけっこうある作品なので、芝居もちょっと立ててるというか、舞台っぽい、大きな芝居をしてるんですよ。そのなかでシリアスな芝居をリアルにやり過ぎると、「違う作品なのか?」となっちゃう。今、言われて、そこが難しかったのかなと思いました。

——生徒会長役の平野紫耀さんとの共演シーンで印象に残っているのは?

体育祭で、会長が石上にハチマキを締めてくれるシーン。紫耀ちゃんがふざけて、僕のおでこじゃなく、目にハチマキを締めてきたりするんです(笑)。もちろんカメラに映らないときにやってるんですけど、出来上がった作品を見たら、そのシーンがものすごく良くて。
紫耀ちゃんと「いいシーンになってたね」って話しました。

——今回は、子安つばめ役で福原遥さんが出演されています。体育祭のシーンなど共演シーンも多かったと思いますが、福原さんとの共演はいかがでしたか?

彼女自身、本当にみんなに愛される人なんですよ。何て言葉が正しいんだろう……ホトケ?

——ホトケ?

そう、仏のような方(笑)。

——心が広いということ?

負の感情がないのかなっていうくらい、嫌みがなくて明るい。彼女を嫌いっていう人はこの世にいないんじゃないかっていうくらい、素敵な方でした。

——シリアスな場面では、荻野コウ役の高橋文哉さんとの共演が印象的でした。

文哉くんとは初共演で、年齢的には彼が3歳くらい下かな? 20歳になったくらいの年齢で、普通は「もっと、こうした方がいいですか?」とか「僕、芝居を変えますよ」とか言えないですよ。まだ自分のことでいっぱいいっぱいだから。でも文哉くんは、そんな気遣いができていて、すごいなと。これからもっと活躍する人だろうなって気がしました。

——お芝居で相手を気遣うことは、佐野さん自身も気をつけていることですか?

そうですね。自分が考えてきたプランをすべてひっくり返してでも、相手の芝居をちゃんと受けて芝居をしたい。それくらいの力量や柔軟性を身に付けたいなと思います。

リレーのシーンでダッシュ100本!?

——今回の撮影で一番苦労したことは?

泣くシーンと、走るシーン。泣くシーンは感情的に大変で、走るシーンは体力的に大変でした。精神も体もボロボロになりましたね(笑)。

——そこまで?

あはは(笑)。でも、走るシーンが意外に大変で。ほかの作品でも走ったことはあるんですけど、リレーは撮ったことがないんですよ。リレーって、走っている人を抜かさなきゃいけないとか、最後にうわーっと走り込まなきゃいけないとか、いろいろ要素があって。グラウンドを4分の1走って撮って、また4分の1走って……を繰り返すんですよ。
だから体感では全部で、100本くらいは走ったと思います。

——100本! じゃあ、撮影のために体力作りも必要だったのでは?

いいえ(笑)。僕、昔から足が速くて、よく陸上部に召集されて走ったりもしてたんです。だから鍛えなくても、なんとか乗り越えられました。

——そうして完成した映画をご覧になったときは、どう感じましたか。

面白いところはガッと笑えて、シリアスなところはギュッと締まって……高低差があるというか。見ていて飽きない作品に仕上げていただいたなと思います。前作を面白いと思った方はもちろん、今回から見る方も楽しめると思いますので、ぜひ映画館で見ていただきたいです。

 

もしも高校時代に戻れるなら?

 

——佐野さんがもし高校生に戻れるなら、やってみたいことはありますか。

恋愛です。本当に恋愛、してこなかったんですよ。

——高校時代にしかできない恋愛がありそうですよね。

ありますよね。制服デートとか学生ならではなのでやってみたかったなと思います(笑)

(後篇に続く)

佐野勇斗(さの・はやと)

誕生日 1998年3月23日
出身 愛知県
所属事務所 スターダストプロモーション
公式サイト https://www.stardust.co.jp/section2/profile/sanohayato.html

インスタグラム https://www.instagram.com/sanohayato_milk/

ツイッター https://twitter.com/milk_info

 

映画『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』

2021年8月20日から全国公開
監督:河合勇人
原案:赤坂アカ
出演:平野紫耀(King & Prince)、橋本環奈、佐野勇斗、浅川梨奈、堀田真由、影山優佳(日向坂46)、福原遥、板橋駿谷、高橋文哉、池間夏海、ゆうたろう、髙嶋政宏、佐藤二朗
配給:東宝
(C)2021映画『かぐや様は告らせたい ファイナル』製作委員会(C)赤坂アカ/集英社

インタビュー・文/泊貴洋

 

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