2022年1月28日に放送された『WOWOWオリジナルドラマ 神木隆之介の撮休』の第4話に出演した長澤樹は、現在16歳の高校1年生。
今年期待の女優として注目を集める彼女にインタビューを行い、これまでの出演作を振り返って、どこよりも詳しくプロフィールを紹介するとともに、その素顔に迫りたい。
◇長澤樹(ながさわ・いつき)
誕生日 2005年10月24日
出身地 静岡県
身長 161cm
所属事務所 テンカラット
公式サイト https://tencarat.co.jp/nagasawaitsuki/
女優を目指すきっかけはオードリー・ヘップバーン
彼女が女優に興味を持つきっかけになったのは、祖母の家に飾ってあったオードリー・ヘップバーンの写真だったという。オードリー・ヘップバーンは1950~1960年代に米国の映画で活躍した女優で、代表作には『ローマの休日』『マイ・フェア・レディ』などがある。
「小学校3年生くらいのときに、おばあちゃんの家でオードリー・ヘップバーンさんの写真を見て、きれいな人だなと。そこからヘップバーンさんの作品を見るようになって、伝記も読んでどんな人かも知って、こういう人になりたいと思いました」
2020年に本格的な女優活動をスタート。
「撮影現場も、もちろん楽しいですけど、私は演技の準備をしている時間が大好きです。その作品のことを考えて、力を注いでる時間に、やりがいを感じます」
映画『光を追いかけて』でヒロイン役
昨年10月に公開された映画『光を追いかけて』にヒロイン・岡本真希役で出演。彼女が演じたのは、主人公のクラスメートである、不登校の中学生。秋田を舞台にしたこの映画には、秋田県出身の元・乃木坂46の生駒里奈、柳葉敏郎も出演した。
「とにかく、撮影中は秋田を満喫してました(笑)。秋田をすごく感じる時間でした。初めて行った場所なのに、自分がずっと住んでいたかのように落ち着きました。生駒さんとは一緒のシーンが少なかったので、あまりお話ができませんでしたが、柳葉さんは秋田についての話や演技に関することもいろいろお話していただきました。私は最初のうちは“失敗してはいけない”というプレッシャーがあったのですが、一度NGを出してしまったときに柳葉さんが“ドンマイ”と声をかけてくださって、失敗することを考えなくてもいいんだな、もっとほかのことを考えたいな、と思うようになりました」
ドラマ『青のSP』でピアノの腕前も披露
2020年12月に放送された横山秀夫・原作の西島秀俊主演ドラマ『ノースフライト』(NHK)に出演。中条あやみが主演した『閻魔堂沙羅の推理奇譚』(NHK)第7・8話では牧瀬里穂の娘役を演じた。
2021年には、佐々木充郭の小説『スクールポリス』を原作とする、藤原竜也主演『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』(日テレ系)に音楽室でモーツアルトの曲をピアノで弾く生徒・奈良橋英里役で出演。彼女自身も子供の頃からずっと習ってきたピアノの腕前を披露した。
「学校の合唱曲の伴奏などをよく弾いて、クラシックを弾くのは初めてでした。ピアノが演技にも役立ったので、やってきてよかったなと思いました」
ドコモCMで星野源・橋本環奈と共演
彼女は、モデル性が高いみずみずしい存在感を活かし、CMでも活躍している。2021年にはNTTドコモ「ドコモのロング学割」「ドコモ光」のCMに出演。「ドコモ光」“先生、うちの家族が”篇では、職員室で先生役の橋本環奈と生徒役の長澤が「ドコモ光にしたらお得になった」と話しているところに、星野源が会話に参加しようとする…というストーリー。
「CMのセリフで伝えないといけないことを決められた時間の中で言うのが難しかったですが、あっというまに撮影が終わって、台風が過ぎ去ったみたいでした。完成したCMを見て、面白いものに仕上がっていたので、安心しました」
2021年4月からINPEXの企業広告に出演。最近では、昨年12月から日本生命「幸せを長く」篇に出演中。母親の入院をきっかけになにげない日常の大切さや愛おしさを再確認して、退院した母親に抱きつく娘役を演じている。
「私は大人っぽく見られることが多くて、ミステリアスな役やクールな役を演じることが多いんですけど、それが普段の自分に近いかというとそうでもなくて。今までの出演作の中では、日本生命のCMの感じは、一番素の自分に近いかもしれないです」
『WOWOWオリジナルドラマ 神木隆之介の撮休』で2人芝居に挑戦
『WOWOWオリジナルドラマ 神木隆之介の撮休』第4話・夢幻熊猫(※)は、主演の神木隆之介との2人芝居で物語が展開され、長澤樹は主人公の姪・村上桃役を演じた。
「2人芝居は初めてだったので、自分にできるかなとドキドしましたが、撮影の合間の時間に神木さんと、私が好きなゲームやアニメの話とか、いろんなお話をさせていただいて、楽しかったです。演技についてもいろいろ教えてくださったので、勉強になりました」
※毎週金曜午後11:00放送中。「第4話 夢幻熊猫」は2月4日、2月20日にも放送。全8話WOWOWオンデマンドでアーカイブ配信中。
そのほか、雑誌『POPEYE』2021年1月号(マガジンハウス)の「ガールフレンド。」特集号でカバーガールに登場。期待の若手女優やモデルが表紙を飾ってきた毎年恒例の特集で、2015年には小松菜奈が起用された。
2021年4月からラジオ番組『BITS & BOBS TOKYO』(J-WAVE)に出演中。クリエイティブ・ディレクター高崎卓馬によるショートストーリーを月替りの俳優と長澤樹が2人で主演している。昨年は佐藤健・伊藤沙莉ら、今年1月には高良健吾とともに出演。2月は松岡茉優と共演している。
また、女性3人組バンド、リーガルリリーの『たたかわないらいおん』(2022年1月19日リリース・2ndフルアルバム『Cとし生けるもの』収録曲)のミュージックビデオにも出演。
特技はバレエ、フルート、ピアノ、書道
普段の自分自身の特徴について聞くと、彼女は「ひとことでいうとマイペース」と答えてくれた。特技は2012年から始めて現在も続けているクラシクバレエ、2016年に始めたフルート、2014年に始めたピアノ、毛筆4段・硬筆3段の資格を持つ書道。
音楽を聞くことも好きで、「音が好き」と話す彼女は、映画を見るときにも風の音など、音を意識しながら見るという。
「ラジオのお仕事を始めてからさらに、音に敏感になりました。マイクでちょっとした音も拾うので、こういう音もするんだなと思って、楽しいです。最近は、料理も好きです。得意料理はこれですというよりも、ありものを使って日常的な料理を作ることが多いです。名もない料理ですが、自分好みの料理を作る時間が好きです」
タレントパワーランキングによる最新のイメージワード調査では、「ビジュアルが良い」「個性的な」「落ち着いた」「清潔感がある」などで高い数値を示している。
長澤樹 / イメージワード /2021年 / 全体(調査対象)
「自分はいろんなことがやりたいので、将来はいろんなイメージがある人になっていきたいなと思います。自分の中には、まだ出し切れていない部分があると思うので、それを表現できる役をやってみたいです」
長澤樹は、静岡県で生まれ育った。水がきれいな静岡で育まれた抜群の透明感が、バレエで培われたしなやかさとともに、彼女の魅力になっている。長澤まさみ・広瀬すずらに続く静岡出身女優の大型新星として、ぜひとも注目したい。最後に、2022年の抱負を聞いた。
「まだまだ今年も、自分にとっては勉強の時間です。いろんな方と共演する機会をたくさんいただいているので、今年も勉強していきたいです」
文/高倉文紀
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締切:2022年3月10日(木)
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