2025年上半期、最もブレイクした若手俳優といえば、26歳の本田響矢 が筆頭に挙げられるだろう。
まず1月から、韓国ドラマ『私のIDはカンナム美人』の原作を日本で実写化した『私は整形美人』(フジ系)に出演。した整形手術が周囲にバレてしまった女子大生(石井杏奈)を救う中学時代の同級生・坂口慧にふんして、主人公の相手役を務めた。
2月には、三木聡、二宮健ら気鋭の映画監督が演出を担ったオムニバスドラマ『風のふく島』(テレ東系)に出演。東日本大震災の原発事故で避難指示の対象となった福島県の葛尾村に移住し、畜産業に携わる田伏武洋役を演じて第7話に主演した。
3月からは、BS-TBSで放送されたグルメロードドラマ『すぱいす。』に主演。働いていたキャバクラのNo.1キャバ嬢(吉田凜音)に誘われ、若き天才料理人(奥野壮)とともにキッチンカーでのスパイスカレー販売に奮闘する主人公・北野祐樹を演じた。
そして4月からオンエアされたのが、地上波GP帯(19時〜23時)の連ドラ初レギュラーにして“相手役”に抜てきされた『波うららかに、めおと日和』(フジ系)だ。昭和10年代を舞台にした本作では、男性との交際経験がない主人公・なつ美(芳根京子)と結婚する帝国海軍中尉の江端瀧昌役を好演。互いに恋愛に不慣れなため、初々しくもじれったく新婚生活を送る姿が大きな話題になった。ネット上には、「ハマり役」「スターのオーラがある」「ブレイク確定」などの声があふれ、その人気は韓国にまで飛び火。「鬼バズ」と呼ばれるブームを巻き起こしている。インスタグラムのフォロワー数は、今年1月1日の49万人から急増、100万人を突破した。
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