ホリプロとは?特徴をチェック
『ホリプロ』は、大手芸能プロダクションの一つです。どのようなプロダクションなのか、社風や特徴などと併せて見ていきましょう。
1960年創業の大手芸能プロダクション
『ホリプロ』は1960年に創業した、東京都に本社を構える大手芸能プロダクションです。創業時には『有限会社堀プロダクション』でしたが、『株式会社ホリプロダクション』『株式会社ホリプロ』と名称が変更されました。
創業当初から、デビューシングル『高校三年生(1963年)』が大ヒットした舟木一夫や、グループサウンドブームの先駆けとなったバンド『ザ・スパイダース』、圧倒的な歌唱力を誇る歌手の和田アキ子などを輩出しています。
その後も『ホリプロ三人娘』として人気を博した森昌子・山口百恵・石川さゆりや、第1回『ホリプロ・タレント・スカウトキャラバン』でグランプリを獲得し、人気を博した榊原郁恵などが所属していました。
企業理念は「文化をプロモートする人間産業」
ホリプロでは、『文化をプロモートする人間産業』を企業理念に掲げ、数多くのタレントを輩出してきました。
『人々に喜怒哀楽を感じてもらうのがエンターテインメントであり、新たな感動・喜びに出会ったときには、それを誰かにシェアしたくなるもの』という概念に基づき、エンターテインメントがより多くの人にシェアされ、人々に感動を与え、世界中へ貢献していくことを目指しています。
また、エンターテインメントを作り上げるには、社員を始めとする仲間の協力が欠かせません。ホリプロでは、こうした仲間を財産ととらえ大切にしています。
マネジメントから音楽の提供まで幅広く展開
ホリプロは、複数の事業部や子会社で構成されており、幅広い活動を行っているのが特徴です。『マネジメント事業本部』では、タレントの発掘から育成、プロモーションまでサポートしており、数多くのタレントをマネジメントしています。
ドラマやバラエティ番組の製作を行う『映像事業本部』や、ミュージカルや演劇などの企画・製作を行う『公演事業本部』もあります。
その他にも、音楽関係の企画・製作を行う『音楽事業本部』や、スポーツや文化人をサポートする『スポーツ文化事業本部』などもある企業です。
ホリプロ所属タレントの人気ランキングの算出方法
ホリプロ所属タレントの人気ランキングは、株式会社アーキテクトが独自調査で集計した結果で構成しています。詳しい算出方法を解説します。
当社独自の集計方法で算出
ホリプロ所属タレント人気ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出しました。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2023年11月度・2024年2月度に行われた調査をもとに、作成しています。男性タレントと女性タレントに分けて紹介します。
【男性】ホリプロ所属タレントの人気ランキング
男性タレントの人気ランキングは、上記のようになりました。映画やドラマに多数出演している俳優から、人気お笑い芸人まで幅広くランクインしています。ランキングとともに、各タレントのプロフィールや略歴を見ていきましょう。
10位:竹内涼真
1993年生まれで、出演作の多くが話題になる人気の高い俳優です。
近年の主な代表作には、映画『太陽は動かない(2021年)』『鹿の王 ユナと約束の旅(2022年)』『アキラとあきら(2022年)』、ドラマ『テセウスの船(2020年)』『六本木クラス(2022年)』『君と世界が終わる日に』シリーズなどです。
演技力にも定評があり、第41回日本アカデミー賞では新人俳優賞を受賞しています。2021年には、初ミュージカルとなる『17 AGAIN』で主演も務めるなど、幅広く活躍しています。
2024年4月スタートの木村拓哉主演ドラマ『Believe-君にかける橋-』にも出演しました。
9位:及川光博
1969年生まれの東京都出身で、『ミッチー』の愛称や『王子様キャラ』で知られている、俳優・アーティストです。
話題となったドラマに数多く出演しており、代表作はドラマ『相棒』シリーズ、『半沢直樹』シリーズ、『ドラゴン桜(2021年)』『最愛(2021年)』などです。
映画へも多数出演しており、映画『引っ越し大名!(2019年)』『桜のような僕の恋人(2022年)』といった代表作があります。
2024年5月からはワンマンショーツアーを開催するなど、アーティストとしても活躍中です。
8位:伊集院光
1967年生まれの東京都出身で、落語家としても活動していたタレントです。
幅広い知識を持ち、トーク力に優れているため、さまざまなバラエティ番組・ラジオ番組で活躍しています。2023年に出演したテレビ番組の数は約280本と驚異的な数字で、その人気の高さがうかがえるでしょう。
司会を務めている教養番組『100分de名著』のほか、ラジオ番組『JUNK』にも月曜パーソナリティーとして出演しています。
俳優としても活躍しており、主な代表作は、映画『私はいったい、何と闘っているのか(2021年)』やドラマ『日本沈没-希望のひと-(2021年)』などです。
7位:松山ケンイチ
1985年生まれ、青森県出身の俳優です。東京と田舎の2拠点生活をしていることでも知られています。
演技派俳優として定評があり、第40回日本アカデミー賞の主演男優賞ノミネートをはじめ、数多くの受賞歴があります。
近年の主な代表作は、映画『川っぺりムコリッタ(2022年)』『ロストケア(2023年)』、ドラマ『100万回 言えばよかった(2023年)』、NHK大河ドラマ『どうする家康(2023年)』などです。
2024年4月からスタートのNHK連続テレビ小説『虎に翼』では、裁判官・桂場等一郎の役で出演中です。
6位:藤原竜也
1982年生まれの埼玉県出身で、新人の頃から演技力を高く評価されてきた俳優です。第41回日本アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされるなど、多数の受賞歴を持っています。
多くの映画で主演を務めており、近年の代表作には映画『鳩の撃退法(2021年)』『ノイズ(2022年)』、ドラマ『新しい王様』シリーズ、『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-(2021年)』などです。
舞台でも活躍しており、2024年には『中村仲蔵~歌舞伎王国 下剋上異聞~』で主演を務めました。海外での舞台公演で、成功を収めた経歴もあります。
5位:妻夫木聡
1980年生まれ、福岡県出身の俳優です。さまざまなキャラクターを演じ分けられる、実力派俳優として定評があります。
日本アカデミー賞に複数回ノミネートされており、近年では映画『ある男(2022年)』で第46回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞しました。
近年の代表作には、映画『浅田家!(2020年)』『唐人街探偵 東京MISSION(2021年)』、ドラマ『危険なビーナス(2020年)』『しかたなかったと言うてはいかんのです(2021年)』などがあります。
4位:三村マサカズ(さまぁ~ず)
東京都出身のお笑いコンビ『さまぁ~ず』の一人で、相方は大竹一樹です。バラエティ番組『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』『何を隠そう…ソレが!』『ミュージックジェネレーション』など、多数のレギュラー番組を抱える人気芸人です。
ラジオ番組『さまぁ〜ずのさまラジ』や、YouTube『さまぁ〜ずチャンネル』も人気があります。2024年6月にはライブ『さまぁ~ずライブ14』の開催が決定しており、長年第一線で活躍しています。
3位:設楽統(バナナマン)
1973年生まれの埼玉県出身で、お笑いコンビ『バナナマン』の一人です。数多くのレギュラー番組を抱えている人気ベテラン芸人で、コンビだけでなく単独でも活躍しています。
主なレギュラー番組は、情報番組『ノンストップ!』、バラエティ番組『YOUは何しに日本へ?』『クレイジージャーニー』『バナナサンド』などです。
2024年に開催された『オダイバ!!超次元音楽祭 フユフェス2024』でMCを務めたり、フォークデュオ『赤えんぴつ』として日本武道館でライブを行ったりと、マルチに活躍しています。
2位:鈴木亮平
1983年生まれ、兵庫県出身の俳優です。役作りにストイックに取り組むことで知られ、さまざまな役柄をこなせる演技派俳優です。
近年の主な代表作には、映画『孤狼の血 LEVEL2(2021年)』『エゴイスト(2023年)』、ドラマ『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』シリーズ、『下剋上球児(2023年)』などがあります。
映画『孤狼の血 LEVEL2(2021年)』では第45回日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞し、映画『エゴイスト(2023年)』では第47回日本アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされました。
1位:日村勇紀(バナナマン)
1972年生まれで、神奈川県出身のお笑い芸人です。相方の設楽統とともに、お笑いコンビ『バナナマン』として活躍しています。
主なレギュラー番組は、バラエティ番組『YOUは何しに日本へ?』『バナナサンド』『奇跡体験!アンビリバボー』などです。単独でも、バラエティ番組『バナナマン日村が歩く! ウォーキングのひむ太郎』といったレギュラー番組を持っています。
2024年にはフォークデュオ『赤えんぴつ』名義で武道館で単独公演を行い、追加公演が決定するなど、長きにわたり第一線で活躍しています。
【女性】ホリプロ所属タレントの人気ランキング
女性タレントの人気ランキングには、人気女優から元スポーツ選手、芸人まで幅広くランクインしました。ランクインしたタレントの、プロフィールや略歴をランキング順に紹介します。
10位:たんぽぽ
複数のレギュラー番組を抱える、人気お笑いコンビです。個々でも活動しており、福島県出身の白鳥久美子は、福島県のラジオ番組『ふくどん!』やバラエティ番組『サタふく』などにレギュラーとして出演しています。
相方の川村エミコも、情報番組『スイッチ!』やバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』に出演し、活躍しています。
ラジオ番組『たんぽぽの綿毛time♪』や、それぞれのYouTubeチャンネルも人気です。
9位:丸山桂里奈
1983年生まれのタレントです。元日本代表サッカー選手で、2011年の第6回FIFA女子ワールドカップで優勝、2012年のロンドンオリンピックでは準優勝の成績を収めました。
サッカー選手引退後は、タレントとして多くのバラエティ番組に出演しています。独特の天然キャラで、存在感のあるタレントとして人気です。
夫で元サッカー選手の本並健治と夫婦で出演することも多く、情報番組『ラヴィット!』には夫婦でレギュラー出演しています。
8位:村上佳菜子
1994年生まれ、愛知県出身のタレントです。フィギュアスケート選手として、オリンピックや世界選手権などの国際舞台で活躍しました。2017年の引退後は、プロフィギュアスケーターとして、多くのアイスショーに出演しています。
タレントとしても活動しており、情報番組『めざまし8』『スイッチ!』など複数のレギュラー番組を抱え、活躍しています。ドラマ『グッドワイフ(2019年)』に出演し、女優デビューを果たしたことも話題になりました。
7位:木南晴夏
1985年生まれ、大阪府出身の女優です。
近年の主な出演作には、映画『ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年)』ドラマ『おいハンサム!!』シリーズ、『セクシー田中さん(2023年)などがあります。2024年4月スタートのドラマ『9ボーダー』にも出演。
パン作りの趣味が高じて『パンシェルジュ検定』2級を取得し、『キナミのパン宅配便』という、本人がセレクトしたパンを届けるサービスを行っています。2018年には、俳優の玉木宏と結婚したことでも話題になりました。
6位:井上咲楽
1999年生まれ、栃木県出身のタレントです。発酵食品が好きで毎日食べているそうで、自分でもぬか漬けを作るこだわりぶりです。
教養番組『ランスマ倶楽部』『サイエンスZERO』など、複数のレギュラー番組を抱えています。長寿バラエティ番組『新婚さんいらっしゃい!』では、MCも務めています。
女優としても活動しており、主な代表作は『何かおかしい2(2023年)』、NHK大河ドラマ『光る君へ(2024年)』などです。
5位:宮崎美子
1958年生まれの熊本県出身で、長年第一線で活躍しているベテラン女優です。数多くの映画やドラマに出演しており、日本アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた経歴もあります。
近年の代表作は、映画『シェアの法則(2023年)』『女優は泣かない(2023年)』、ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~(2023年)』などです。
2024年5月公開の映画『ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春』にも出演しています。また、2024年秋から放送される、NHK連続テレビ小説『おむすび』に主人公の祖母役で出演予定です。
4位:高畑充希
1991年生まれ、大阪府出身の女優です。数多くの映画やドラマで主演を務めることが多く、演技力にも定評があります。
第40回日本アカデミー賞では新人俳優賞を受賞し、第43回日本アカデミー賞では助演女優賞にノミネートされました。
近年の主な代表作には、映画『浜の朝日の噓つきどもと(2021年)』『ゴールデンカムイ(2024年)』、ドラマ『ムチャブリ!わたしが社長になるなんて(2022年)』『unknown(2023年)』、NHK大河ドラマ『光る君へ(2024年)』などがあります。
3位:深田恭子
1982年生まれ、東京都出身の女優です。演技力の高さに定評があり、さまざまな映画賞の受賞歴があります。近年では、第42回日本アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされました。
近年の代表作は、映画『空飛ぶタイヤ(2018年)』、ドラマ『ルパンの娘』シリーズや『18/40~ふたりなら夢も恋も~(2023年)』などです。写真集も人気で、これまでに20冊以上発売されています。
2位:石原さとみ
1986年生まれ、東京都出身の女優です。演技派女優として定評があり、第29回・第40回・第45回日本アカデミー賞で助演女優賞にノミネートされるなど、多数の受賞歴があります。
近年の主な代表作には、『そして、バトンは渡された(2021年)』、ドラマ『恋はDeepに(2021年)』『人生最高の贈りもの(2021年)』などがあります。2024年4月スタートのドラマ『Destiny』にも出演しました。
2024年5月公開の映画『ミッシング』や、8月公開予定の映画『ラストマイル』にも出演します。
1位:綾瀬はるか
1985年生まれ、広島県出身の女優です。日本アカデミー賞をはじめ、さまざまな賞を受賞しており、演技力に定評があります。
近年の代表作は、映画『はい、泳げません(2022年)』『リボルバー・リリー(2023年)』『レジェンド&バタフライ(2023年)』 、ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~(2021年)』『元彼の遺言状(2022年)』などです。
2024年秋に公開が予定されている映画『ルート29』にも出演します。
豊富な人材を持つ芸能プロダクションに注目
『ホリプロ』は大手芸能プロダクションの一つで、創業当初から数多くのスターを輩出し続けています。エンターテインメントを通して国際社会に貢献することを目指しており、タレントのマネジメントだけでなく、音楽の提供など幅広い事業を営んでいます。
映画やドラマで主演を務めることが多い演技派俳優や、第一線で活躍し続けているお笑い芸人、オリンピックなどで活躍した元スポーツ選手など、豊富な人材を抱えているホリプロに今後も注目しましょう。