広島出身の芸能人には誰がいるか、ご存知でしょうか?有名なお笑い芸人から、ベテランの大物芸能人まで、芸能界には多くの広島出身者がいます。男性・女性ごとに分けた人気ランキングのほか、広島県の県民性も併せて紹介します。
広島出身の芸能人がパワフルな理由
広島出身の芸能人には、どのような特徴があるのでしょうか?広島出身の芸能人がパワフルである理由を、広島県の県民性からひもといていきます。
陽気で楽天的な県民性
広島県は、温暖な気候の土地です。そのため、明るく楽天的な性格に育つ人が多い傾向があるようです。
加えて、『信仰心をしっかりと持ってさえいれば、極楽浄土へ行ける』という教えの『浄土真宗』が根付いている場所であることも、今を楽しむという楽天的な性格をより強めているのかもしれません。
熱しやすく冷めやすい傾向はあるものの、物事を楽しむことに関して全力で、与えられた状況を精一杯楽しむことに長けています。広島出身の芸能人は明るく前向きで、与えられた仕事を楽しめる人が多くいるでしょう。
お祭りや勝負事が大好き
広島県民は義理人情に厚く、ばくちや勝負事が好きな人が多いといわれています。そのためなのか、任侠映画の舞台として登場することが多い点も、広島県の特徴の一つといえるでしょう。
また広島県民は、遊ぶことやお祭りが好きなことでも有名です。義理人情に厚いことから人との交流も大切にするので、遊びと人との交流を一度に行うお祭りは、まさにうってつけといえるでしょう。
芸能界は、お祭りのようなにぎやかな雰囲気がある世界です。お祭り好きな広島県民の中から、多くの芸能人が輩出されているのも納得といえます。
実はかなりの負けず嫌い
勝負事が好きな県民性とも関係していますが、負けず嫌いな性格の人が多いのも広島県の特徴です。例えば、野球では熱心なカープファンが多く、チームが負けたときは意気消沈してしまう人もたくさんいます。
芸能界ではポジション争いがあったり、時には他人より目立って爪痕を残さないといけなかったりする場合もあるため、こうした広島県民の特徴は芸能界で頭角を現す原動力の一つとなっているといえるでしょう。
広島出身の芸能人ランキングの算出方法
広島出身の芸能人ランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
当社独自の集計方式で算出
広島出身の芸能人ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出、こちらのデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2021年11月に行われた調査を中心に過去データ(2017年~)も含めて作成しています。
広島出身の男性芸能人ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 有吉弘行 | 35.5 | 2021年11月 |
2位 | 原田泰造(ネプチューン) | 30.3 | 2021年11月 |
3位 | 矢沢永吉 | 23.7 | 2021年8月 |
4位 | 吉川晃司 | 22.3 | 2021年11月 |
4位 | ポルノグラフィティ | 22.3 | 2021年8月 |
広島出身の男性芸能人ランキングには、有名アーティストや俳優、お笑い芸人など幅広いジャンルからランクインしています。どのような人たちなのか、詳しく見ていきましょう。
ヴォーカルの岡野昭仁(おかの あきひと)と、ギターの新藤晴一(しんどう はるいち)で活動している2人組のバンドで、ともに広島県因島出身です。
高校時代にバンドを結成し、ストリートライブなどで活動した後、1999年に『アポロ』でメジャーデビューを果たします。
デビュー当時からクオリティの高い楽曲でファンを増やし、その後も『ミュージック・アワー』『サウダージ』『アゲハ蝶』など次々とヒット曲を連発しました。2019年にはデビュー20周年を記念した単独公演も行っています。
アーティストであり、俳優としても活躍するタレントです。1984年に『モニカ』をリリースすると、日本歌謡大賞最優秀新人賞を獲得しました。
さらに、モニカが主題歌となった映画『すかんぴんウォーク』にも出演しており、このときブルーリボン賞や日本アカデミー賞の新人賞を受賞しています。
1988年に布袋寅泰とのユニット『COMPLEX』を結成後、1992年にはソロ活動に戻り精力的な音楽活動を行っています。一方で、俳優業にも力を入れており、NHK大河ドラマ『天地人』や映画『るろうに剣心』などに出演しました。
広島県広島市出身のロックミュージシャンです。1972年に『キャロル』というバンドでデビューしています。
1977年に、日本人ソロロックアーティストとして初めて日本武道館公演を行うなど一時代を築いており、時代が変わっても『永ちゃん』の愛称で親しまれているカリスマ歌手です。
これまでに日本武道館公演回数140回以上、2018年には東京ドームでコンサートを開催した国内アーティストとして史上最年長など、数々の記録を打ち立てている大スターでもあります。
もともとは堀内健と『フローレンス』というコンビを組んでいましたが、そこに名倉潤が加わり、1993年に『ネプチューン』というお笑いトリオが完成しました。
『ボキャブラ天国』『笑う犬の生活-YARANEVA!!-』などで人気を獲得していき、現在も『ネプリーグ』『ジョブチューン』などのバラエティ番組で活躍中です。
ソロでは俳優業も積極的に行っており、ドラマ『編集王』やNHK大河ドラマ『篤姫』、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』など多くの有名作品へ出演しています。
地元の同級生の森脇和成と、1994年にお笑いコンビ『猿岩石』を結成していたお笑い芸人です。『進め!電波少年』でヒッチハイクする企画が大ヒットし、一躍有名人の仲間入りを果たしました。
2004年に猿岩石を解散してからはピン芸人として活動し、『内村プロデュース』『アメトーーク!』などへの出演で徐々に実力が認められ、近年ではMCとして多数のレギュラー番組を持つ人気タレントとなっています。
主な出演番組は『有吉の壁』『マツコ&有吉 かりそめ天国』『有吉反省会』『櫻井・有吉 THE夜会』などです。
広島出身の女性芸能人ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 綾瀬はるか | 48.5 | 2021年11月 |
2位 | Perfume | 31.4 | 2021年11月 |
3位 | JUJU | 21.9 | 2021年11月 |
4位 | 戸田菜穂 | 15.2 | 2021年11月 |
5位 | 東ちづる | 13.8 | 2017年11月 |
広島出身の女性芸能人ランキングでは、有名女優や人気アーティストがランクインしています。デビューのいきさつなど、それぞれ具体的に見ていきましょう。
バラエティ番組でタレントとして活動しつつ、女優としても活躍している芸能人です。タレントオーディションに客として観覧しに行った際に、なぜかステージに上げられグランプリを獲得してしまったことが、芸能界への足掛かりとなりました。
その後、『金子信雄の楽しい夕食』でアシスタントとして出演すると、親しみやすいキャラクターが人気となり知名度を上げました。
女優としての出演作には、映画『極道の妻たち』『のぞきめ』などがあります。近年では、船の旅やローカルバスで旅するロケ番組にも積極的に出演し、老若男女を問わず幅広いファン層を持つタレントです。
1990年に開催された『第15回ホリプロタレントスカウトキャラバン』でグランプリを獲得したことがきっかけで、芸能界デビューを果たしました。
NHK連続テレビ小説『ええにょぼ』でヒロインを演じると、その演技力が評価され、女優として多くの作品に出演するようになります。
主な出演作はNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』、スペシャルドラマ『返還交渉人~いつか、沖縄を取り戻す~』などです。
幼い頃からジャズシンガーを目指し、18歳のときに渡米して、2001年ごろから日米両国で音楽活動をスタートしたアーティストです。
2004年にメジャーデビューすると、『奇跡を望むなら…』『君のすべてに』『素直になれたら』などリリースした楽曲が次々にヒットし、人気アーティストとしての地位を確立しました。
また、カバー曲のアルバムもリリースしており、『Request』と題されたカバーアルバムシリーズは2020年に第4弾が発売されています。
2000年に広島県で結成された音楽ユニットです。メンバーは、あ~ちゃん、かしゆか、のっちの3人で、2003年に活動拠点を東京へと移しています。
東京での活動をスタートさせてからは、サウンドプロデューサーを『capsule』の中田ヤスタカが務めており、耳に残るテクノポップの楽曲と息の合ったダンスで一世を風靡しました。
代表的な楽曲は『ポリリズム』『love the world』『ねぇ』『レーザービーム』『Spring of Life』などです。2020年には結成20周年を記念し、オンラインフェスを開催しました。
『第25回ホリプロタレントスカウトキャラバン』で審査員特別賞を受賞し、芸能活動を始めます。バラエティ番組への出演やグラビアアイドルなどを経て、現在は女優として活動中です。
ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』や『ホタルノヒカリ』で人気を獲得し、NHK大河ドラマ『八重の桜』でも主演を務めるなどの活躍を見せました。2021年には、ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』に出演し、高橋一生と性別・人格が入れ替わった演技で話題をさらっています。
また、映画にも数多く出演しており、『おっぱいバレー』では第52回ブルーリボン賞主演女優賞、第33回日本アカデミー賞優秀主演女優賞などを獲得している人気女優です。
広島出身の芸能人の魅力に浸ろう
広島出身の芸能人は、お祭り好きで陽気な県民性もあり、明るいキャラクターで人気者となっている人が多くいます。
また、負けず嫌いな一面もあり、厳しい芸能界でもほかのタレントに負けない活躍を見せています。
広島県の県民性を知った上で、改めて広島出身の芸能人の作品を鑑賞してみると、新たな発見があるかもしれません。