子役とは?
子役は、映像作品や広告などに欠かせない存在です。人気子役の中には、大人顔負けに仕事をしているケースも珍しくありません。
また、何歳までを子役というのか疑問に思う人もいるでしょう。子役の特徴や求められる条件などを紹介します。
役を演じる子どもを指す言葉
ドラマ・映画などで役を演じる子どもを『子役』と呼びます。ファッション雑誌では『子役モデル』、バラエティ番組では『子役タレント』と呼び、さまざまな場面で活躍していることが特徴です。
CM・広告・フォトスタジオの写真モデルなどでも子役が求められ、需要が高い傾向にあります。
何歳から何歳までを子役というのか、確固とした決まりはありませんが、中学生くらいまでの子どもを指すのが一般的です。
子役に求められる条件
子役には仕事に取り組む姿勢と、子どもらしさの両方が求められます。子どもであっても役をもらった以上は、さまざまなルールを守って仕事をしなければなりません。
『あいさつができない』『台本を覚えてこない』などは、マイナスポイントになり得ます。大人の役者同様、監督の意図を理解でき、一緒に働く人へ好印象を与えるような振る舞いが必要です。
一方で、子役には子どもらしさも求められるので、子どもに見えないような振る舞いをするのは好ましくないといえます。
他の子どもと違う個性を持っているかどうかも重視され、大人の役者と同様に求められる条件のハードルが高い世界です。
子役から大物女優になったタレントも
子役から女優へと成長し、人気を獲得したタレントも少なくありません。宮沢りえ・観月ありさ・井上真央・浜辺美波など、子役として活躍した後も大きな成功を収めている女優も存在します。
子役は大人になるにつれ仕事を失い、成功しづらいと考えられていた時期もありましたが、近年は子役時代に人気が出た後も、タレント・女優になって活躍を続ける人が増えました。
中には、子ども向け番組の主演から女優になり、歌手・声優などさまざまな業界でマルチに活躍している福原遥のような人もいます。
【女の子】子役人気ランキングの算出方法
【女の子】子役人気ランキングは、株式会社アーキテクトが独自調査で集計した結果で構成しています。以下、ランキングの詳しい調査方法について紹介します。
当社独自の集計方式で算出
【女の子】子役人気ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出しました。これらのデータをもとに、ランキングを作成しています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2023年11月度に行われた調査をもとに作成しています。なお、2023年時点で、現役の女性子役(未成年:18歳未満)を対象にランキングを作成しました。
【女の子】子役人気ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 本田紗来 | 12.4 | 2023年11月 |
2位 | 堀越 麗禾(市川ぼたん) | 12.2 | 2023年11月 |
3位 | 村山輝星 | 10.1 | 2023年11月 |
4位 | 當真あみ | 9.7 | 2023年11月 |
5位 | 田牧そら | 7.4 | 2023年11月 |
6位 | 稲垣来泉 | 6.9 | 2023年11月 |
7位 | 豊嶋花 | 6.7 | 2023年11月 |
8位 | 毎田暖乃 | 5.8 | 2023年11月 |
子役の中には、成長とともにメディアに露出しなくなる人も存在します。2023年時点で現役の子役をしている、18歳未満の女の子の人気ランキングを紹介します。
2011年9月25日生まれの子役です。NHK連続テレビ小説『スカーレット(2019年)』の熊谷雪子役、NHK連続テレビ小説『おちょやん(2020年)』の竹井千代役(幼少時代)などを演じました。
『大阪ガス』『フジランドセル』などのCMにも出演した経歴があり、名前を知らなくても顔は見たことがある人もいるのではないでしょうか。
ドラマ『妻、小学生になる。(2022年)』では、大人の魂が入った小学生という難しい役柄を演じ、その演技力の高さが評判を呼びました。
2007年3月27日生まれ、東京都出身の子役です。身近な人の細かいものまねを、特技としています。
1歳で芸能活動を開始し、NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生(2012年)』で育代役を、同じくNHK連続テレビ小説『あまちゃん(2013年)』では天野春子の幼少期を演じました。
近年の主な出演作と役は、ドラマ『みなと商事コインランドリー2(2023年)』の香月桜子役や、ドラマ『ばらかもん(2023年)』の山村美和役などです。
2011年1月5日生まれの子役です。公式プロフィールで、早口言葉やどこでも寝られることを特技に挙げています。
NHK連続テレビ小説『ちむどんどん(2022年)』では、ヒロインの比嘉暢子の子ども時代を伸び伸びと演じ、評判になりました。
ドラマ『時をかけるな、恋人たち(2023年)』では、主人公である常盤廻の幼少期を好演しています。かわいらしさだけでなく、卓越した演技力を持ち、今後も活躍が期待される子役の1人です。
2006年8月2日生まれの子役です。英語・ギター・陸上・書道など、幅広い趣味・特技を持っています。
ドラマ『カメラ、はじめてもいいですか?(2023年)』では、主人公の池田ミトを演じました。自分に自信が持てない女子高生が、カメラをきっかけに少しずつ周囲に心を開いていく様子を好演しています。
また、NHKのバラエティ番組『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』に、日直アシスタントとしてレギュラー出演中です。
2006年11月2日生まれ、沖縄県出身の子役です。多くの話題作に出演し、若手注目株として人気を集めています。
NHK大河ドラマ『どうする家康(2023年)』では、家康の長女の亀姫を演じました。ドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~(2024年)』では、谷崎天音役を演じています。
また、役者の仕事だけでなく、『京都きもの友禅』のモデルや『カルピスウォーター』14代目イメージキャラクターを務めたことがあるなど、幅広く活躍中です。
2010年4月8日生まれ、東京都出身の子役です。CM・バラエティ番組・舞台など、幅広い場面で活躍しています。
5歳から芸能活動を開始し、Eテレの子ども向け英語教育番組『えいごであそぼ with Orton』に、レギュラー出演していました。
元気なキャラクターが人気を集め、2022年の『24時間テレビ 愛は地球を救う』ではトライアスロンに挑戦しています。
2023年には『24時間テレビ イッテQ!遠泳部完全版』で、最年少メンバーとして参加するなど、アクティブに活躍しているのが特徴です。
2011年7月25日生まれ、東京都出身の子役です。本名『堀越麗禾(ほりこしれいか)』といい、歌舞伎俳優の市川海老蔵の娘として生まれ、2019年に四代目市川ぼたんを襲名しました。幼い頃から歌舞伎の舞台に立っているだけでなく、近年は声優にも挑戦しています。
映画『DC がんばれ!スーパーペット(2022年)』でウィスカーズ役を、映画『ザ・クリエイター 創造者(2023年)』では日本語版でアルフィ役の声を担当しました。
若くして、日本舞踊・俳優・声優など、さまざまな表現方法を経験しているところが強みです。
2007年4月4日生まれ、京都府出身の子役です。フィギュアスケート選手として活動しながら、タレント・モデルなどをしています。
兄の本田太一や、姉の本田真凜・本田望結もフィギュアスケーターとして、名前が知られた存在です。
2020~2021年には姉の望結とともに、福井県ブランド米『いちほまれ』のCMに登場しました。今後も、フィギュアスケーター・タレントとしての活躍が期待されています。
子役から女優に成長する姿を見守ろう
子役は役者の仕事だけでなく、タレント・モデル・声優など、さまざまな場面で活躍しています。
ある程度の年齢になるとメディアで見かけなくなる場合もありますが、有名子役になった後、女優に転身しさらに飛躍を遂げるケースは珍しくありません。
人気の子役の中には、ほとんど途切れることなく仕事を続けている人も存在します。今後も子役が成長する姿を見守り、応援しましょう。