子どもならではのかわいさと、子どもらしからぬ高い演技力で視聴者を魅了するのが人気子役です。男の子の子役では、今誰が人気なのでしょうか?現役の子役と、元子役だったタレントをそれぞれランキング形式でまとめました。
【男の子】子役の魅力とは?
子どもが登場する作品には子役が必須ですが、人気の高い子役にはどういった魅力があるのでしょうか?演技面・年齢面から、人気の秘訣を見てみましょう。
子どもならではのかわいさ
人気子役は、子どもならではのかわいさが重要になってきます。意図的に演じられたかわいさではなく、自然体の状態でにじみ出るかわいさにこそ、視聴者は魅力を感じるのです。
子役として芸能界で活動していると、つい大人びた言動や雰囲気が出てしまいがちなため、子どもっぽさを出せる子役というのは貴重です。
撮影中はもちろんのこと、オフショットや現場で子どもらしさを感じるエピソードがあれば、共演者がそれを話すことで評判が広まることもあるでしょう。
驚くような演技力
子どもらしさが求められる一方で、作品作りにおいては当然、演技力も求められます。人気が高い子役は大人顔負けの演技を披露したり、視聴者の心に響く感情表現をしたりするものです。
子役時代から高い演技力を持つタレントは、多くのドラマ・映画で重宝されます。出番が増え、より人の目に留まるという好循環を生み出しやすいのです。
成長を見られることも魅力
人気ある子役は成長して大人になった後も、人気役者として芸能界で活躍するケースが少なくありません。
子役時代から有名だった人はもちろん、小栗旬のように意外と子役時代が知られていない役者もいます。
成長した後どういった役者になるのかを想像しながら、見守るような気持ちで活動を応援できるのも子役の魅力でしょう。
男の子の子役人気ランキング算出方法
男の子の子役人気ランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
当社独自の集計方式で算出
男の子の子役人気ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出、こちらのデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2022年8月度に行われた調査をもとに作成しています。
【現役】男の子の子役人気ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 寺田心 | 23.5 | 2022年8月 |
2位 | 市川染五郎(八代目) | 17.5 | 2022年8月 |
3位 | 堀越勸玄 | 12.2 | 2022年8月 |
4位 | 翔 | 5.3 | 2022年8月 |
【現役】男の子の子役人気ランキングには、今注目の子役からすでにブレイクしている子役までがランクインしました。どんな活動をしているか見ていきましょう。
2006年生まれ、ロサンゼルス出身のタレントです。2018年頃から子役としてドラマ・映画に出演しています。
『花のち晴れ〜花男 Next Season〜(2018年)』や『鹿楓堂よついろ日和(2022年)』といった作品に登場しました。
また、東京ガールズコレクションに出たり、2019年からは毎年フォトブック・カレンダーを発売したりと、女性層のファンを着実に増やしています。
十一代目・市川海老蔵を父に持つタレントで、舞台で活躍しているタレントです。
2015年に『江戸花成田面影』で初めて舞台を踏むと、2017年には『駄右衛門花御所異聞』で史上最年少の宙乗りを披露しました。
2022年11月には八代目・市川新之助を襲名してから初の興行も予定されており、会見では思わず砕けた口調で話してしまうなど、子どもらしい純粋な面ものぞかせています。
2007年から歌舞伎座で舞台を踏んでいる子役です。2018年に八代目・市川染五郎を襲名しました。
以降も歌舞伎座・東京国際フォーラム・国立劇場といった場所で、『東海道中膝栗毛』『義経千本桜 川連法眼館の場』『京人形』といった演目を披露しています。
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人(2022年)』に木曽義高役で出演したり、2023年には映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』に森蘭丸役で登場が予定されていたりと、舞台以外での活躍も増えているタレントです。
2008年生まれ、子役として多くのドラマ・映画で活躍しているタレントです。子どもながらも、ミラノ国際映画祭2018にて最優秀主演男優賞を受賞している実力派です。
これまでにNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎(2017年)』や、映画『トワイライト ささらさや(2014年)』『妖怪大戦争 ガーディアンズ(2021年)』といった作品に登場しています。
また、バラエティ番組でもその姿をよく見ることができ、『あしたの内村!!』『くりぃむクイズ ミラクル9』『林修のニッポンドリル』といった番組へも出演経験があります。
【元子役】男の子の子役人気ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 小栗旬 | 37.5 | 2022年8月 |
2位 | 神木隆之介 | 34.9 | 2022年8月 |
3位 | 佐藤健 | 34.1 | 2022年8月 |
4位 | 生田斗真 | 33.0 | 2022年8月 |
元子役だった男性俳優人気ランキングには、成長した今も人気俳優として高く評価されている役者がランクインしました。活動歴を確認しましょう。
1984年生まれ、ジャニーズ事務所に所属しているタレントです。1996年に事務所に入ると、その後『天才てれびくん』にレギュラー出演したほか、NHK連続テレビ小説『あぐり(1997年)』にも出演するなど、幼少期からテレビで活躍していました。
大人になってからはドラマだけでなく、映画・舞台でも活躍を見せ、2022年には映画『渇水(2022年)』で主演を務めたり、舞台『てなもんや三文オペラ』に出たりしています。また、2023年には映画『湯道』でも主演予定です。
1989年生まれの俳優で、雑誌モデル・CMタレント・エキストラとして子役経験があります。
大人になってからはアクション映画作品での活躍が目立ち、特に映画『るろうに剣心』シリーズでは主人公・緋村剣心役を好演、原作ファンからも高い評価を得ました。
近年の出演作には、映画『護られなかった者たちへ(2021年)』やドラマ『義母と娘のブルース』シリーズなどがあります。
また、ポケモンカードゲーム・株式会社マンダム・ハーゲンダッツジャパン株式会社のCMにも出ているなど、好感度の高いタレントです。
1993年生まれの俳優で、幼い頃から子役として活躍していました。映画『妖怪大戦争(2005年)』では、若干11歳で主演も務めています。
その後、成長するにつれて学生・大人とあらゆる役柄を演じるようになり、映画『桐島、部活やめるってよ(2012年)』での好演や、『君の名は。(2016年)』で声優を務めたことでも話題になりました。
2023年にはNHK連続テレビ小説『らんまん』への出演も決定しており、人気子役から実力の高い役者としてステップアップしたタレントです。
1982年生まれの俳優で、1998年にドラマ『GTO』で男子生徒・吉川のぼる役を演じていました。徐々に存在感を高めていき、ドラマ『花より男子(2005年)』で花沢類役を演じて一気にブレイクしています。
その後も『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~(2007年)』や『信長協奏曲(2014年)』といった話題作で、作品を盛り上げました。
2022年末から2023年2月にかけては、舞台『ジョン王』で主演を務めるなど、ドラマ・映画以外でも活躍を見せる人気俳優です。
かわいいだけじゃない実力を見つけてみて
男の子の人気子役は、小さい頃からすでに高い演技力を備えている人が多く、将来性を強く感じさせる役者も少なくありません。
子役に必要なかわいらしさのほかに、確かな実力も兼ね備えていることが、人気を確かなものにしているのでしょう。成長し大人になってからも、第一線で活躍し続ける元子役の俳優が何人もいるのは、その演技力が理由の一つです。
ドラマ・映画、あるいはCMなどで気になる子役を見つけたら、ぜひ今後の活動にも注目してみましょう。