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THE RAMPAGEのボーカル・川村壱馬が俳優としても躍進中

16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」のボーカルとして知られる川村壱馬。2022年は、『HiGH&LOW THE WORST X』(松竹)、『貞子 DX』(KADOKAWA)と話題の映画2本に出演し、“俳優・川村壱馬”が注目を集める年となった。

THE RAMPAGEでチャート上位常連、写真集やCMでも活躍

川村は1997年生まれの25歳。中学生のときにEXILE TAKAHIROに憧れて歌手を目指し、音楽系の学校に。そこで「EXPG STUDIO」のスカウトを受け、特待生として歌やダンスを学んだ。そして2014年、17歳のときに「VOCAL BATTLE AUDITION 4」に合格し、THE RAMPAGEのボーカルの1人に。「武者修行」と銘打った全国47都市公演などを行った後、2017年に『Lightning』でメジャーデビューを果たした。同シングルは、オリコン週間チャートで2位にランクイン。以降もシングルすべてがトップ10入りし、アルバムは4作連続で2位に輝くなど、EXILE TRIBEの中でも屈指の人気グループに成長している。

個人では、2020年にファーストフォトエッセイ『SINCERE』(幻冬舎)を発売。オリコン週間写真集ランキングなどで1位に輝いた。翌年には「スニーカーベストドレッサー賞2021(俳優部門)」を受賞。CMは、DHCやディップなどに出演してきた。

『HiGH&LOW THE WORST』シリーズの顔に

俳優としてのデビュー作は、2018年の連続ドラマ『PRINCE OF LEGEND』(日テレ系)。『HiGH&LOW』シリーズに続くLDHのメディアミックスプロジェクト第2弾で、川村はヤンキー兄弟の弟・京極竜役で出演。鈴木伸之演じる兄・尊人を支える “ヤンキー王子”として、ユーモラスな掛け合いや“壁ドン”などを披露した。

2019年には、『HiGH&LOW』と、高橋ヒロシの不良マンガ『クローズ』『WORST』の世界をクロスオーバーさせた映画『HiGH&LOW THE WORST』(松竹)に主演。鬼邪高校の“頭”を張る主人公・花岡楓士雄にふんし、天真爛漫で一本気なキャラクターと体を張ったアクションで魅了した。同作は、興行収入12.5億円のヒットを記録。2020年には、その後を描いた『6 from HiGH&LOW THE WORST』(日テレ系)が連ドラとして放送された。

そして2022年9月に公開された劇場版第2作が『HiGH&LOW THE WORST X』だ。本作には、韓国の「NCT 127」で活躍するYUTA(中本悠太)や、「BE:FIRST」のRYOKI(三山凌輝)ら、LDH以外のボーイズグループからもキャストがクロスオーバー。コロナ禍の撮影ながら前作超えのアクションと熱い絆の物語を展開し、公開3日間で興収は2億円超え。週末映画興行ランキングの実写邦画で1位となった。

映画『貞子DX』で小芝風花演じるヒロインのバディ役

『HiGH&LOW THE WORST X』の後、立て続けに10月に公開された映画が、『貞子DX』だ。IQ200の大学院生・一条文華(小芝風花)が、「呪いのビデオ」の謎を解明する姿を描く、木村ひさし(『TRICK』『99.9-刑事専門弁護士-』)監督による最新作。川村は、呪いのビデオを見てしまい、文華と行動をともにする自称・占い師の前田王司にふんし、その “ヘタレ王子”ぶりで笑わせた。SNSの感想を見ると、「前田王司は可愛いしかなかった」「アニメのキャラにいそうでめちゃくちゃ好きな役」といったキャラクターに対するコメントとともに、「小芝風花さんとの絡みがテンポ良く魅力的」「壱馬はいろんな役が出来るんだ」など演技力を評価する声も多く見られた。

若年層の女性だけでなく、男性にも支持層

【川村壱馬】時系列:2022年8月~過去2年間

タレントパワーランキングの調査によると、川村の認知度は2021年8月に9.0%だったが、2022年2月には12.0%に上昇。これは前月に4thアルバム『RAY OF LIGHT』が発売され、メディアに大量露出したことが大きいだろう。誘引率(「見たい、知りたい」の指標)は2021年11月が最も高く、86.4%。これは15枚目のシングル『LIVING IN THE DREAM』をリリースした直後だ。認知度と誘引率を掛け合わせた「パワースコア」は、2022年2月に5.9に。2022年8月はやや下降しているが、9月の『HiGH&LOW THE WORST X』、10月の『貞子DX』の連続公開でスコアが跳ね上がることが予想される。

最後に、2022年8月調査をもとに、性年代別の支持層を見てみたい。最も支持が高いのは20〜24歳女性で、次に10〜14歳女性と30〜34歳女性が並ぶ。次に高いのは男性の35〜39歳で、55〜59歳男性と50〜54歳女性が続く。女性のみならず、男性からも支持されていることが見て取れる。

2021年までLDH関連作品への出演がメインだったが、『貞子DX』はKADOKAWAが制作・配給。2022年は川村の「俳優元年」とも考えられ、今後は外部出演も増えそうだ。役柄によって大きく印象が変わるビジュアルや身体能力の高さを武器に、AKIRAや岩田剛典に続く人気俳優になる可能性を秘めている。

 

川村壱馬(かわむら・かずま)

誕生日 1997年1月7日
出身地 大阪府
所属事務所 LDH JAPAN
公式サイト(個人) https://www.ldh.co.jp/management/kawamura/
公式サイト(THE RAMPAGE) https://m.tribe-m.jp/artist/index/43?m=rampage_bus2016
公式インスタグラム(個人)https://www.instagram.com/rmpg_kazuma_kawamura/?igshid=1oxisy4wqo98y
公式動画配信(OPENREC.TV) https://www.openrec.tv/user/sncrlupus