アーキテクトが実施しているタレントパワーランキングの最新調査の結果から、
乃木坂46の主なメンバーが認知度（知名度の高さ）・誘引率（関心の高さ）
においてどのようなポジションにいるかを分析します。
乃木坂46のタレントパワー算出方法
株式会社アーキテクトが実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果から、登録されている乃木坂46の現役メンバー計11名（乃木坂46卒業を発表している大園桃子・高山一実を除く）のタレントパワーを算出。
今回は2021年5月度に調査したデータを使用しました。
※『パワースコア』とは、株式会社アーキテクトが3カ月に1度実施している、タレントの「認知度（顔と名前を知っている）」と「誘引率（見たい・聴きたい・知りたい）」の調査を基に、データを掛け合わせて算出するもので、毎年2月・5月・8月・11月に調査が実施されます。
ポジションマップとは？
タレントパワーランキングのパワースコアの数値のベースになっている当該タレントの認知度と誘引率のデータから作成されるマップです。
マップ化することにより、視覚的に当該タレントのポジション（位置付け）を確認することができます。
認知度上位メンバーは生田絵梨花・齋藤飛鳥・秋元真夏
| 認知度 | 32.7% |
| 誘引率 | 74.7% |
秋元真夏は乃木坂46の1期生で、卒業した桜井玲香の後任として
2019年から乃木坂46の2代目キャプテンをつとめています。
MC力に定評があり、7月に乃木坂46卒業を発表した高山一実と並んでバラエティ番組でのソロでの活躍も目立っています。
秋元真夏の男女全体の認知度は32.7％、誘引率は74.7％です。
ゲストも含めて多くのテレビ番組に出演してきたことから知名度が高く、乃木坂46のメンバーでは認知度3位。メディア露出が既に多い人は誘引率の数値はあまり高くならない傾向があり、こちらはメンバー中9位です。
| 認知度 | 47.5% |
| 誘引率 | 72.5% |
生田絵梨花も乃木坂46の1期生で、現在24歳ですが加入当時は中学3年生で、同学年で加入した斎藤ちはる（現・テレビ朝日アナウンサー）、中元日芽香（現・心理カウンセラー）と3人で“中3組”と呼ばれていました。
抜群の歌唱力でグループを引っ張るだけでなく、本格的なミュージカル作品での活躍が目立っています。『レ・ミゼラブル』の2021年公演では初めてヒロインのエポニーヌ役を演じています。
認知度は47.5％、誘引率は72.5％です。
ミュージカルやテレビの音楽番組での活躍で坂道ファン層以外にも知られるようになり、認知度は秋元キャプテンより高く、乃木坂46のメンバーではトップです。女性層の知名度が高く、男性の認知度37.5％に対して女性は57.6％となっています。
| 認知度 | 14.0% |
| 誘引率 | 83.1& |
梅澤美波は2016年に開催された乃木坂46の3期生オーディションで合格して加入。3期生をリードする存在のひとりとして早くから活躍。昨年9月にはソロ写真集『夢の近く』が発売されました。
認知度は14.0％、誘引率は83.1％です。
昨年、MBS/TBS系ドラマと映画で実写化された『映像研には手を出すな!』で齋藤飛鳥・山下美月とともにメインキャストを演じて、認知度は乃木坂46メンバー中6位まで上昇。今後の活躍に対する期待が高いようで、誘引率は乃木坂46メンバー中3位に付けています。
| 認知度 | 14.9% |
| 誘引率 | 74.4% |
遠藤さくらは2018年に「坂道合同オーディション」で合格して、乃木坂46の4期生として配属。今年6月に発売された27thシングル『ごめんねFingers Crossed』で、2019年発売の『夜明けまで強がらなくていい』以来2度目のセンターに選ばれました。雑誌『non-no』専属モデルとしても活躍を見せています。
認知度は14.9％（乃木坂46のメンバー中6位）。センターをつとめたことで知名度がアップして、4期生の中では認知度トップを示しています。誘引率は74.4％です。
ポジショニングマップでは梅澤美波・賀喜遥香・筒井あやめに近いポジションに位置しています。この位置は、将来性が期待されるネクストブレイク候補が並ぶことが多いエリアです。
誘引率では賀喜遥香・筒井あやめ・梅澤美波がTOP3
| 認知度 | 10.6% |
| 誘引率 | 84.6% |
賀喜遥香は2018年に乃木坂46・4期生として加入。この１～2年でめきめきと頭角を表している期待の次世代メンバーです。今年4月からTOKYO FMのラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』の新レギュラーに起用されました（『アーティストLOCKS！』コーナーの木曜レギュラー）。
認知度は10.6％とまだそれほど高くありませんが、誘引率が高く、84.6％で乃木坂46のメンバーの中でトップです。ソロ活動も増えていることによって、世間の彼女に対する「もっと見たい」というニーズが高まっているようです。
| 認知度 | 43.0% |
| 誘引率 | 70.4% |
齋藤飛鳥は乃木坂46の1期生。過去に乃木坂46のシングル表題曲4曲でセンターをつとめたエースメンバーのひとりで、昨年は『映像研には手を出すな！』で主演しました。
認知度は43.0％で、乃木坂46メンバーの中では生田絵梨花に次ぐ2位。誘引率は70.4％です。男性の誘引率が高く、80％を超えています。
ポジショニングマップでは、生田絵梨花と近い位置にポジションを置いています。この位置は、知名度を上昇させながら誘引率は安定している、キャリア豊富な人気タレントが位置することが多いエリアです。
| 認知度 | 12.5% |
| 誘引率 | 81.8% |
新内眞衣は2期生として乃木坂46に加入。加入当時はニッポン放送の関連会社に勤務する「OL兼アイドル」として話題を集めました（2018年4月以降はアイドル業に専念）。
堀未央奈（今年3月に乃木坂46卒業）とともに2期生を代表する存在として活躍。『乃木坂46のオールナイトニッポン』（ニッポン放送）のメインパーソナリティーも努めています。現在29歳で、乃木坂46の現役メンバーでは最年長です。
認知度は12.5％。誘引率は81.8％で乃木坂46のメンバー中4位。固定ファンに支えられているメンバーであり、誘引率の高さにつながっています。
| 認知度 | 10.9% |
| 誘引率 | 84.2% |
筒井あやめは2018年に4期生として加入。最近では舞台『目頭を押さえた』で主演するなど抜擢が増えている、17歳の若手メンバーです。
認知度は10.9％と上昇途上にありますが、誘引率は84.2％と高く、乃木坂46のメンバー中2位。高い期待感を集めているメンバーだということがわかります。
| 認知度 | 15.6% |
| 誘引率 | 78.5% |
星野みなみは乃木坂46加入当時は中学生で妹キャラとして人気を集めましたが、いまや23歳になって、乃木坂46の1期生として後輩を引っ張る存在になりました。
スマートフォンアプリ『乃木坂46リズムフェスティバル』のコラボソングとして生まれ、6月に発売されたシングル『ごめんねFingers Crossed』にカップリング収録された『全部 夢のまま』では与田祐希・筒井あやめとフロントメンバーをつとめて注目を集めました。
星野みなみの認知度は15.6％で乃木坂46メンバー中5位。誘引率が高く78.5％で、乃木坂46メンバー中5位です。認知度・誘引率ともに、グループの中では中堅に位置しています。
| 認知度 | 26.8% |
| 誘引率 | 76.9% |
山下美月は2016年乃木坂46の3期生として加入。今年1月に発売された26thシングル『僕は僕を好きになる』で初の表題曲センターをつとめて、注目度が上昇しました。
認知度は26.8％で乃木坂46メンバー中４位。『CanCam』専属モデルとしても活躍しているため、男性よりも女性層の認知度が高くなっています（男性22.4％、女性31.3％）。誘引率は76.9％でメンバー中6位。
| 認知度 | 16.3% |
| 誘引率 | 76.0% |
与田祐希は3期生のエース格として、2017年に発売された17thシングル『逃げ水』では大園桃子とWセンターをつとめました。妹系メンバーとして人気を集める一方、女優としても2020年に公開された映画『ぐらんぶる』に出演しました。
認知度は16.3％で乃木坂46メンバー中5位、誘引率は76.0％でメンバー中7位。ポジションマップでは、「妹キャラ」の先輩にあたる星野みなみと同じようなポジションに位置しています。
| 認知度 | 39.1 |
| 誘引率 | 72.8 |
グループとしての乃木坂46の認知度は39.1％、誘引率は72.8％です。
認知度はバラエティ番組への出演が多い1期生メンバーが高くなっていますが、まだ見せていない魅力への期待感から、誘引率は賀喜遥香・筒井あやめ・梅澤美波など3期生・4期生の次世代メンバーが高い数値を示しています。
