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『おかえりモネ』『全裸監督 シーズン2』で存在感を見せる恒松祐里が注目の女優に浮上

恒松祐里は、現在放送中のNHK朝ドラ『おかえりモネ』に清原果耶が演じるヒロインの幼なじみで、東京編では同じ建物で同居している野村明日美役で出演中。明るくてチャキチャキとした性格で、ヒロインをやさしく見守り、時に背中を押してあげる明日美をいきいきと演じて、知名度が上昇。

『全裸監督 シーズン2』では主人公の運命を変えるヒロインを熱演

その一方で、今年6月24日から全世界配信がスタートした『全裸監督 シーズン2』(Netflix)では、山田孝之が演じている主人公・村西とおるの運命を大きく変える、ヒロイン・乃木真梨子を演じ、体当たりの演技が注目を集めた。

彼女が『全裸監督 シーズン2』で演じている乃木真梨子は、元美容部員でAV女優になる女性。恒松祐里はこの作品に出演オファーを受けたときの心境について、新ヒロインが発表されたときの公式コメントで「“全裸監督”に飛び込むことは大きな挑戦でした。たくさん悩みました。でも怖いとか逃げたいよりも、やりたい。逃したくないが勝ちました」と語っている。2021年の同時期にタイプがまったく異なる役を演じ、そのどちらの役においても彼女の個性が光っていたことから、一躍注目の存在に浮上した。

2015年の朝ドラ『まれ』では浜辺美波と姉妹役

恒松祐里は、2005年にドラマ『瑠璃の島』(日テレ系)でデビュー。若手女優としてクローズアップされる原点になったのは、2015年2月に公開された映画『くちびるに歌を』。この映画で彼女は、新垣結衣が指導する高校合唱部の部長・仲村ナズナを演じた。2015年上半期のNHK朝ドラ『まれ』では、主人公一家が居候する田中泯と田中裕子が演じた夫婦の孫・友美を演じた。恒松の妹役を演じていたのは、浜辺美波だった。

2016年には、ネスレ日本がYou Tubeで配信するネットムービー「ネスレシアター」の1作として公開された『その一言がいえなくて』で初めての主演。父親の転勤で台湾に引っ越した主人公の女子高生を演じ、全編台湾ロケで撮影された。

その後、存在感にインパクトがある役柄を得意とする女優に成長。2017年に前・後編が公開された映画『サクラダリセット』では、「記憶操作」の特殊能力を持つ岡絵里役を演じ、金髪ファッションに初チャレンジ。今までの彼女のイメージとはガラリと変わったビジュアルが脚光を浴びた。

映画監督・黒沢清も演技を絶賛

2017年9月に公開された映画『散歩する侵略者』では、外見は普通の女子高生で中身は侵略者という難役を演じきり、メガホンを取った黒沢清監督は「末恐ろしい女優。そこにいるだけでパッと華がある。大女優の素質があるんでしょう」(オリコンニュース「DRAMA&MOVIE」2017年3月21日配信)と絶賛した。黒沢清監督作品ではのちに、2020年にNHK BS8Kで放送され、同年に劇場版が公開された『スパイの妻』にも蒼井優が演じた主人公の家で女中として勤める駒子役で出演した。

2018年1~3月に放送された山田涼介主演のドラマ『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』(日テレ系)での好演も印象的だった。このドラマで恒松が演じたのは、主人公の部下の女性警察官・池江里子役。恒松は当時19歳で、実年齢より4歳年上の23歳の大人っぽい恋する警察官役を見事に好演した。

そうかと思うと、その2年後の2020年1月クールのドラマ『女子高生の無駄づかい』(テレ朝系)では21歳ながら、漫画家志望でボーカロイドの曲を聞くのが好きな女子高生・「ヲタ」こと菊池茜役を可憐に演じ、幅広い年齢の役への対応力を見せた。2020年11月に公開された伊藤沙莉主演の映画『タイトル、拒絶』では、デリヘル嬢のマヒル役を演じた。

2021年4月クールのドラマ『泣くな研修生』(テレ朝系)で白濱亜嵐が演じる主人公の同僚の研修医・中園くるみ役を演じ、医療ドラマに初出演。優等生の研修医という設定の役で、強さを秘めたキャラクターを好演した。

2021年8月26日から配信が開始された、劇団EXILEの主演によるABEMAオリジナル新作ドラマ『JAM‐the dorama‐』にも出演。青柳翔が演じている演歌歌手の妹役で、恒松は自身の公式インスタグラムを通じて、「ギャルのように見えて芯が強くて、意外と今まで演じてこなかったキャラクターな気がしてます!」と語っている(2021年8月26日投稿)。

今年7月に初写真集も発売

そのほか、2019年にはTBS ACTシアターなどで上演された舞台『ドン・ジュアン』でミュージカルにも初挑戦。『痛快TV スカッとジャパン』(フジ系)のドラマコーナーにも出演したほか(2015~2017年)、2015年から『サウンド・イン“S”』(TBS‐BS)でナレーションを担当している。2021年7月には1st写真集『月刊 恒松祐里 優』(小学館)が発売。写真集の撮影は映画『くちびるに歌を』のロケ地となった長崎県・五島列島と千葉のラブホテルで行われた。

CMでは、NTTドコモの2画面スマホLG「V60 ThinQ 5G」(2020年)、Netflix「年末年始、映画を観るなら」編(2019年12月~2021年1月)などに出演。フォトジェニックなルックスも印象的で、今後はCM起用が増えそうだ。

恒松祐里は、屈託のない笑顔と目力の強さのギャップが持ち味。演じる役によって印象が変わる女優であり、「どの作品で彼女を知ったか」によって、それぞれの人が異なる「恒松祐里像」を抱いていると言っていい。

タレントパワーランキングの最新イメージワード調査でも、彼女のイメージについて男性の回答では「力強い」「落ち着いた」「センスが良い」「清潔感がある」などが多かったのに対し、女性の回答では「親しみやすい」「かわいい」「健康的な」「活発な」などが多かった(「演技力がある」は男女両方で多かった)。

この先も、続々と出演作が待機している。ふれ幅広いが大きい、さまざまな役柄を得意とする個性派女優として、ますます注目を集めるだろう。

文/高倉文紀

 

恒松祐里(つねまつ・ゆり)


1998年10月9日生まれ
東京都出身
アミューズ所属
公式サイト https://www.amuse.co.jp/artist/A8344/
公式ツイッター https://twitter.com/yuri_tsunematsu
公式インスタグラム https://www.instagram.com/yuri_tune/

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