携帯会社といえばソフトバンクやau、ドコモを思い浮かべる人が多いでしょう。各企業のCMには人気女優が起用されているケースが多いため、新作が出ると話題になりやすい傾向があります。有名3社のCMに出ている女優を各上位4名ずつ選出しランキング形式でまとめました。
有名携帯会社3社のCMの特徴は?
ソフトバンク・au・ドコモの3社は国内の携帯会社として有名な企業です。それぞれ個性豊かなCMを打ち出していますが、どのような特徴があるのでしょうか?それぞれ紹介します。
ソフトバンクは家族を軸に
ソフトバンクといえば、パッと浮かぶのが白戸家シリーズのCMです。犬が父親で、母親が女優の樋口可南子、娘に上戸彩、兄にダンテ・カーヴァーという独創的なメンバーをそろえています。
予想もつかないメンバーたちから次々と展開されていく物語に、視聴者は続きが気になり目が離せません。
シリーズの宿命として飽きられやすいという点がありますが、人気俳優や人気アニメとのコラボなどで常に活性化を狙い、それを回避しています。
もちろん軸にあるのは家族の物語なので、ファミリー層へも刺さりやすい内容となっているのも魅力です。
auは物語色が強く親しみやすい
auで印象深いのは、三太郎シリーズのCMです。桃太郎や浦島太郎・金太郎・かぐや姫・乙姫など、昔話に出てくるキャラクターを実写化し、それぞれが絡んでいくストーリー展開を見せています。
物語調になっているため続きが気になるのはもちろん、全体的にコメディタッチになっていることで親しみが湧きやすくなっているのも特徴です。
「シンプルに面白い内容を」と突き詰めたり、携帯電話のCMなのにあえて昔の時代をピックアップして携帯電話を出さなかったりと、企業側の戦略がぴったりフィットしている形になっています。
ドコモは狙うターゲット層が広い
ドコモはとがった部分をあまり出さずに、より多くの人に受け入れられるような作りが特徴です。ターゲット層が広く、万人受けしやすいCMが多いでしょう。
例えば、星野源など人気タレントを起用したり、かわいらしいマスコットキャラを出したり、時代に合ったリモート風のCMを打ち出したりと、世代や性別にとらわれない展開の仕方が印象的です。
内容自体も学園ものであったり、夢を追いかける主人公の話だったりと、王道的なものとなっており多くの人から共感や支持を得やすいでしょう。
携帯CMに出演している芸能人ランキングの算出法
携帯CMに出演している芸能人ランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
当社独自の集計方式で算出
携帯CMに出演している芸能人ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出、こちらのデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2022年に行われた調査をもとに作成しています。
【合計スコア150.2】ソフトバンクのCM人気女優ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 橋本環奈 | 40.9 | 2022年5月 |
2位 | 広瀬すず | 39.7 | 2022年5月 |
3位 | 上戸彩 | 34.8 | 2022年5月 |
3位 | 渡辺直美 | 34.8 | 2022年5月 |
ソフトバンクのCM人気女優ランキングには、最近注目されている若手女優のほかにお笑い界でも活躍しているタレントなどもランクインしました。それぞれについて見ていきましょう。
1987年生まれで、吉本興業所属のタレントです。ビヨンセのものまねで一世を風靡し、ネタ見せ番組などで活躍しました。
その後、女優活動なども経験し、近年はインフルエンサーとして海外を拠点に活動しています。Instagramのフォロワー数は、2022年9月時点で990万人を突破している人気ぶりです。
2016年にワールドツアーとしてニューヨーク・ロサンゼルス・台北を回ったほか、香港のドラマへ出演したりニューヨーク・タイムズやワシントンポストに掲載されたりと、ワールドワイドに活躍しています。
1985年生まれで、女優として活動しつつバラエティやCM・雑誌でも姿をよく見かける人気タレントです。
ESSE・InRed・日経WOMAN・BAILAといった雑誌に登場しているほか、ライオン・丸亀製麺などのCMにも出演しています。
女優としては『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜(2010年)』『半沢直樹(2013年)』『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜(2014年)』といったドラマに出演、さらに2023年には映画『シャイロックの子供たち』にも出演予定です。
1998年生まれで、数々の演技に関する賞を獲得してきた若手注目女優です。
これまで日本アカデミー賞優秀主演女優賞・助演女優賞、橋田賞新人賞、エランドール賞新人賞、キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞など多くの賞に輝いています。
映画『ちはやふる』シリーズや『四月は君の嘘(2016年)』『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~(2017年)』『流浪の月(2022年)』と多くの作品で主演を務めています。
2019年には、連続テレビ小説『なつぞら』のヒロインも演じました。
1999年生まれのタレントで、女優業を中心にしつつCMやバラエティ番組でも活躍しています。
女優として初めての主演は映画『セーラー服と機関銃-卒業-(2016年)』でした。
以降、『キングダム』シリーズや『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年)』『今日から俺は!!劇場版(2020年)』など漫画原作の実写映画に多く登場しています。
2022年も『カラダ探し』『ブラックナイトパレード』などの注目作へ出演しており、今後の活躍がますます期待される女優です。
【合計スコア151.4】auのCM人気女優ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 有村架純 | 42.9 | 2022年5月 |
2位 | 広瀬アリス | 39.5 | 2022年5月 |
3位 | 仲間由紀恵 | 35.6 | 2022年5月 |
4位 | 菜々緒 | 33.4 | 2022年5月 |
auのCM人気女優ランキングには、ドラマや映画で幅広い役柄を演じる実力の高い女優が多くランクインしました。それぞれの活動歴を紹介します。
1988年生まれで、2009年頃から芸能活動を始めモデルや女優として活躍しているタレントです。
au三太郎シリーズのCMには乙姫役として度々登場し、怒ると怖いキャラクターを迫力満点で演じています。au以外にも花王・サントリーなど大手企業のCMに出演中です。
女優としても多くのドラマ・映画に出ており、2022年はドラマ『ザ・トラベルナース』や映画『七人の秘書』に出演が予定されています。
2023年には自身が出演する『TOKYO MER~走る緊急救命室~』も公開予定です。
1979年生まれで、女優として活動しているタレントです。舞台やドラマ・映画・CMと幅広い活躍が見られます。
出演したドラマ『トリック』『ごくせん』はいずれも大ヒットし、シリーズ化されたり劇場版が公開されたりしました。
歌手として楽曲もリリースしており、自身が出演したauのCMに使われたCMソングでもある『恋のダウンロード』は当時たくさんの人にダウンロードされた楽曲です。
1994年生まれで、女優としてドラマや舞台で活躍しているタレントです。また『ハートネットTV 2016リオパラリンピック』や『アナザースカイⅡ』といった番組でMCも務めていました。
連続テレビ小説『わろてんか(2017年)』やドラマ『ハラスメントゲーム(2018年)』『失恋めし(2022年)』、映画『旅猫リポート(2018年)』や『AI崩壊(2020年)』などにこれまで出演しています。
2023年にはNHK大河ドラマ『どうする家康』にも出演予定で、自身にとって大河ドラマ初出演となる作品です。
1993年生まれで、女優として活躍しているタレントです。
役者としてはもちろん、それ以外でも2018年にはベストドレッサー賞・芸能部門を、2020年には日本ジュエリーベストドレッサー賞(20代)を獲得しています。
映画『るろうに剣心』シリーズにヒロインとして出演したり、2021年にはドキュメンタリー作品『人と仕事』に出たりもしました。2022年は『花束みたいな恋をした』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を取った実力の持ち主です。
【合計スコア179.3】ドコモのCM人気女優ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 綾瀬はるか | 50.7 | 2022年5月 |
2位 | 北川景子 | 45.4 | 2022年5月 |
3位 | 長澤まさみ | 42.2 | 2022年5月 |
4位 | 石原さとみ | 41.0 | 2022年5月 |
ドコモのCM人気女優ランキングには、日本を代表するような名実ともに優れた女優が多くランクインしています。個々のデータを見ていきましょう。
1986年生まれで、第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン・ピュアガール2002にてグランプリを受賞しデビューしました。
女優としてドラマ・映画・舞台と幅広く活躍し、たくさんの賞も受賞しています。
2005年の映画『北の零年』にて日本アカデミー賞優秀助演女優賞を、2016年の映画『シン・ゴジラ』では日本アカデミー賞助演女優賞を獲得しました。
また声優として、『モンスター・ハウス(2007年)』の日本語吹替版も担当するなど演技の幅を広げています。
1987年生まれで、2000年に第5回東宝シンデレラオーディションでグランプリを受賞し、芸能活動を本格的にスタートさせました。
女優として多くの作品に携わり、日本アカデミー賞新人俳優賞や最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞などを獲得しています。
2022年には映画『百花』にも出演決定しており、10月からはドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』にも主演で登場予定です。
1986年生まれで、女優として活動しています。
ドラマ『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~(2009年)』『謎解きはディナーのあとで(2011年)』『家売るオンナ(2016年)』などが主な出演作です。
映画で主演もいくつか務めており、『スマホを落としただけなのに(2018年)』や『ファーストラヴ(2021年)』が主演作となっています。
1985年生まれで、ドラマや映画・CMと幅広く活躍しているタレントです。
ドラマ『白夜行(2006年)』や『ホタルノヒカリ(2007年)』で多くのファンを獲得し、以降もNHK大河ドラマ『八重の桜(2013年)』やドラマ『義母と娘のブルース(2018年)』へ出演してきました。
2023年には映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』の公開も予定されており、濃姫役としての演技に期待が持てます。
身近な携帯だからこそCMも気になる!
携帯会社のCMはどの会社のものも度々目にし、シリーズものとして続いているCMも多いです。
携帯電話という身近なアイテムゆえ、CMの内容も気になる人がたくさんいるでしょう。これからも携帯会社のCMから目が離せません。