さまざまな映画やドラマでキャリアを積んできた40代のイケメン俳優は、若手俳優にはない独特の魅力を持っています。今回はその魅力の理由を紹介すると共に、魅力的な40代のイケメン俳優を独自のデータを元にランキング形式で紹介します。
魅力的な40代のイケメン俳優
年を重ねたイケメン俳優の魅力はどこから来ているのでしょうか?ランキングを紹介する前に、40代のイケメン俳優が持つ魅力の源を解説します。
魅力の源はダンディズム?
40代前後の魅力的な男性を表す言葉に、ダンディズムという言葉があります。ダンディズムとは『男性の服装・態度が洗練されてしゃれたさま。そのような男性。しゃれ者、伊達者』という意味で使用される言葉です。
最近はあまり使われなくなってきた言葉ですが、40代のイケメン俳優を表すのに最適な単語です。
なぜなら、40代のイケメン俳優は長年テレビやドラマに出演している人が多く、服装に気を使っている人も少なくありません。また、長年のキャリアから落ち着いた態度や冷静な判断力が備わっています。
若手にはない自信や洗練された態度こそが、40代の俳優が持つ魅力といえるでしょう。
渋さは40代以降ならではの魅力
厚生労働省が調査した結果によると、日本人の男性の平均年齢は81歳といわれています。そのため、40代は人生の折り返し地点を超えた年代です。
体も若い頃と比べ少し衰えが見え始める人が多いのですが、この衰えを『渋さ』という魅力に昇華させているのが40代のイケメン俳優です。
例えば、年齢とともに声は低くなりますが、その低くずっしりとした低音ボイスを生かした渋い役柄を演じる俳優や、年とともに変化した顔つきを活かし、大人の態度が必要な役を演じる俳優もいます。
若手のときにはなかった特徴や変化こそが40代以降の魅力でしょう。
ベテランならではの演技力も光る
40代の俳優は、長年にわたって映画やドラマで活躍している人も少なくありません。
若手と比べるとキャリアが長い分、難しい役柄を担当した経験や、演技力に関するノウハウが豊富にあります。それらのキャリアを活かし、驚くような演技力を見せる俳優が多くいます。
このベテランならではの演技力の高さが、40代の俳優の魅力と言えるでしょう。
また、演技力以外にも、ベテランだからこそ知っているノウハウや苦労がたくさんあります。若手俳優に対しフォローする大人な余裕があるのも、かっこよさや魅力につながっていると言っても過言ではありません。
40代のイケメン俳優ランキングの算出方法
ここからは、タレントパワーランキングが調査した40代のイケメン俳優ランキングを紹介していきます。独自の調査結果に基づいた、40代のならではの魅力を持った40代のイケメン俳優をランキング形式にしました。
当社独自の集計方式で算出
株式会社アーキテクトのタレントパワーランキングに登録されている男性タレントについて、ランキングを作成しました。
調査対象の男性タレントから、『男前な』のイメージデータを算出し、40代で俳優業をしている芸能人を抽出し、スコアが高い順にランキングにしています。
調査は毎年実施されており、今回は2021年度のデータより算出しました。
男前な40代の俳優ランキング
順位 | タレント名 | スコア | 調査時期 |
1位 | 木村拓哉 | 53.5 | 2021年度 |
2位 | ディーン・フジオカ | 53.3 | 2021年度 |
3位 | 伊藤英明 | 52.2 | 2021年度 |
4位 | 玉木宏 | 51.7 | 2021年度 |
5位 | 岡田准一 | 50.7 | 2021年度 |
6位 | EXILE AKIRA | 47 | 2021年度 |
7位 | 藤木直人 | 45.3 | 2021年度 |
8位 | 要潤 | 44.4 | 2021年度 |
9位 | 吉沢悠 | 42.2 | 2021年度 |
10位 | 竹財輝之助 | 37.4 | 2021年度 |
11位 | 堂本光一(KinKi Kids) | 31.4 | 2021年度 |
12位 | 森田剛 | 30.6 | 2021年度 |
13位 | 中村俊介 | 29.6 | 2021年度 |
14位 | 安藤政信 | 29.4 | 2021年度 |
15位 | 妻夫木聡 | 26.1 | 2021年度 |
16位 | 金子ノブアキ | 24.5 | 2021年度 |
男前なイメージの40代俳優を16人ピックアップしランキングにしました。さまざまな魅力を活かしており、映画やドラマ、CMなど複数のメディアに出演しています。
ロックバンド『RIZE』のメンバーとして知られる金子ノブアキは、1994年に放送されたドラマ『天国に一番近いママ』に出演し、俳優としてデビューしました。
19歳以来、俳優の仕事を減らしていましたが、2009年に『クローズZERO II』で俳優としての活動を再開しています。その後は『白ゆき姫殺人事件(2014年)』や『新宿スワン(2015年)』といったヒットした映画に出演し、キャリアを重ねていきます。
また、映画だけでなく、NHKの連続テレビ小説『おひさま(2011年)』やドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班(2017年)』に出演するなど、映画のみならずドラマでも活躍しています。
音楽活動と共にどの様に俳優としてキャリアを重ねていくのか、今後の動きに注目です。
高校生向けの月間ファッション雑誌『東京ストリートニュース』でモデルとして芸能活動を始めた妻夫木聡は、1998年のドラマ『すばらしい日々』で俳優としてデビューしました。
2001年には『ウォーターボーイズ』で主役を演じたことで脚光を浴び、『ジョゼと虎と魚たち(2003年)』や『涙そうそう(2006年)』といった映画に次々と出演しています。
また、2010年に公開された映画『悪人』では演技力が光り、第34回日本アカデミー賞最優秀主演賞と第53回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞しました。
2021年には世界的にヒットした中国映画『唐人街探偵 東京MISSION』に出演しており、今後更に演技力に磨きが掛かっていく可能性が高い俳優と言えます。
世界的に有名な映画監督として知られる北野武が監督・脚本を務めた『キッズ・リターン(1996年)』で主演を演じ、俳優デビューしたのが安藤政信です。
『キッズ・リターン』で第20回日本アカデミー賞の新人賞をはじめとした数々の賞を受賞した後、映画俳優として『亡国のイージス(2005年)』や『貞子vs伽椰子(2016年)』といったさまざまなヒット作品に出演しています。
また、日本の映画みならず中国や台湾の映画にも出演しており、世界的に活躍している俳優です。
ドラマにはあまり出演しない俳優でしたが、近年は『コード・ブルー』シリーズや2019年のドラマ『あなたの番です』などに出演しています。
中村俊介は1997年に公開された映画『時をかける少女』の深町一夫役を演じ、俳優としてデビューしました。
時代劇『熱血!周作がゆく(2000年)』で初の主演を獲得した後、人気推理小説『浅見光彦シリーズ』がドラマ化された際は主役の浅見光彦を演じることになり、人気の俳優となっていきます。
また、『浅見光彦シリーズ』だけでなく、他の刑事ドラマに多く出演することでも知られ、出演作品は『警視庁捜査一課9係シリーズ』や『相棒』『十津川警部シリーズ』といった人気の高い作品が多くなっています。
最近ではバラエティにも多く出演しており、今後の活躍が期待できる俳優です。
アイドルグループ『V6』のメンバーとして有名な森田剛は、俳優としても活動しているアイドルです。
バラエティ番組『学校へ行こう』に出演し人気となると、NHK大河ドラマ『毛利元就(1997年)』やドラマ『月下の棋士(2000年)』などに出演し俳優としてのキャリアを重ね、人気ドラマ『喰いタン』シリーズに出演しました。
また、映画やドラマだけでなく舞台俳優としても有名で、2011年には主演を務めた『金閣寺(2011年)』が舞台が盛んなアメリカのニューヨークでも上演されています。
2021年に『V6』が解散するため、今後どうなるかが見通せない俳優ですが、舞台で高い評価を得ている演技力があるため、俳優としてさらに活躍する可能性があります。今後の動きに目がはなせない俳優です。
タレントや歌手でもある堂本光一は、俳優であることでも知られています。1993年に堂本剛と共にKinKi Kidsとして活動を始めた彼は、1994年のドラマ『人間・失格~たとえばぼくが死んだら~』で俳優としてデビューを飾り、ドラマ『スシ王子!(2007年)』では初めて主演を務めました。
また、歌手としての活動も活発で、1997年に発売された初のシングル『硝子の少年』は初週に31万枚以上を売り上げる大ヒットを飾りました。以来、発売する曲の多くがオリコンランキング1位を記録しており、ギネス記録となっています。
最近ではドラマよりバラエティ番組への出演が多い俳優ですが、知名度は高く、これからの活躍も期待できます。
学生時代からモデルを行っていた竹財輝之助は、2004年に特撮『仮面ライダー剣』で俳優デビューをしました。仮面ライダーで知名度を上げ、映画『未来予想図 ア・イ・シ・テ・ルのサイン(2007年)』で重要な役柄を演じ、大きく注目を集めた俳優です。
その後は映画『ママレード・ボーイ(2018年)』やドラマ『半沢直樹』シリーズといった人気作に次々と出演し、話題の俳優となりました。
また、映画やドラマだけでなく、舞台にも出演しており、2014年の舞台『OLei!!』では座長を務めています。
多くのメディアで出演する俳優だけに、今後の活躍が期待できそうです。
吉沢悠は『青の時代(1998年)』で俳優デビューをして以来、演技力の高さでさまざまな映画やドラマに出演している俳優です。
社会現象を巻き起こした漫画がドラマ化された『動物のお医者さん(2003年)』で初の主演を果たし大きな話題となりますが、2005年に1年ほど芸能活動を停止しています。
2006年に芸名を変更し、芸能界へと戻ってきてからは精力的に活動をしており、映画『道~白磁の人~(2012年)』や『アイアムアヒーロー(2016年)』といった人気映画に多く出演しています。
2021年には『ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~』などのドラマにも出演し、積極的に活動を続ける俳優です。
渋さが出てきた40代の俳優ランキングで1位となったのは、俳優の要潤です。
俳優デビューした際に出演した『仮面ライダーアギト(2001年)』や翌年に放送された『新・愛の嵐(2002年)』で注目を集めると、『あしたの、喜多善男(2008年)』や『ハガネの女(2010年)』といった話題のドラマに数多く出演するようになりました。
二枚目のイケメン俳優として活躍をする一方、人気ギャグ漫画『ピューと吹く!ジャガー』が映画化された際に主演を努めたり、『タモリ倶楽部』や『ネプリーグ』などのバラエティ番組に数多く出演したりする、さまざまな顔を持った俳優としても知られます。
ドラマや映画だけでなく、雑誌やCMなどのさまざまな媒体で活動をしており、今後さらに人気が加速していく俳優でしょう。
早稲田大学に通う傍ら、1995年の映画『花より男子』の花沢類役で俳優デビューしたのが藤木直人です。俳優としてデビューするとすぐに注目を集め、1999年にNHK連続テレビ小説『あすか』に出演し、2001年のTVドラマ『ラブ・レボリューション』で大ブレイクを果たしました。
また、初主演した映画『g@me.(2003年)』では日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した経験をもつ、実力のある俳優です。
2005年から16年間に渡り放送された『おしゃれイズム』ではMCを務めたことでも知られます。映画やドラマにも積極的に出演しており、注目の高い俳優です。
人気のダンス・ボーカルグループのEXILEメンバーの一人であるAKIRAは、EXILEメンバーとして活動をする傍ら、俳優としても活動をしていることで有名です。
2008年にドラマ『Around 40~注文の多いオンナたち~』で俳優として活動を開始すると注目を集め、2009年には映画『ちゃんと伝える』で初の主演として抜擢されています。この作品は初主演ながらニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバルやモントリオール世界映画祭に出品され、第19回日本映画批評家大賞新人賞を受賞をしました。
その後もNHKの大河ドラマや人気ドラマ『HiGH&LOW』シリーズに出演するなど、積極的に活動をしている注目の俳優と言えるでしょう。
ジャニーズ事務所に所属する6人のアイドルグループ『V6』メンバーでもある岡田准一は俳優としても活動を行っています。
V6のメンバーとしてCDデビューを果たした2年後の1997年にTVドラマ『D×D』で俳優としてデビューを飾ると、ドラマや映画が公開された『木更津キャッツアイ』に出演し話題となりました。
また、演技力が高いことでも知られ、2013年に公開された映画『永遠の0』で最優秀主演男優賞を受賞。『蜩の記』で同最優秀助演男優賞を受賞し、男優賞として史上初の最優秀賞ダブル受賞を達成しました。
最近では2019年に放送されたドラマ『白い巨塔』で主演を務めています。今後の活躍が期待できる俳優です。
玉木宏は1998年にデビューした俳優です。映画『ウォーターボーイズ(2001年)』に出演したことで脚光を集め、2003年にはNHK連続テレビ小説『こころ』や、大河ドラマ『功名が辻』に出演をし、俳優としてのキャリアを築いてきました。
2006年のテレビドラマ『のだめカンタービレ』では千秋真一役を演じたことで大きく知名度をあげ、2007年エランドール新人賞を受賞しました。
映画やドラマ俳優以外にもCDを発売したり、舞台俳優として活躍したりとさまざまな活動を行っている俳優です。
2020年には『極主夫道』で強面な主夫という役柄の主演を務め、大きな話題となりました。今後も更に人気が上がっていく注目の俳優です。
月刊雑誌『JUNON』が主催する、美男子コンテスト『スーパージュノンボーイコンテスト』で芸能人としてのキャリアをスタートさせた俳優です。ドラマ『デッサン(1997年)』で俳優デビューをしました。
1999年から2000年にかけて映画『秘密』『クロスファイア』『ブリスター!』に出演し、翌年エランドール賞新人賞を獲得しています。
また、ドラマ『海猿』で主演を演じたことが有名で、第69回毎日映画コンクール最優秀助演男優賞や第38回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞しました。
2021年公開の映画『燃えよ剣』にも出演しており、人気がとどまるところを知らない実力のある俳優です。
福島県出身のディーン・フジオカは香港でモデル活動をした後に、同じく台湾にて俳優デビューを飾った珍しい経歴を持つ俳優です。
海外で活動をしてきた実力のある俳優で、2016年に放送されたNHK連続テレビ小説『あさが来た』で五代友厚役を演じたことで大ブレイクし、2017年エランドール賞・新人賞を受賞しています。
その後もさまざまなドラマや映画に出演しており、NHK大河ドラマ『青天を衝け(2021年)』では自身がブレイクするきっかけとなった五代友厚役を演じ、話題となりました。
急激に知名度を伸ばしている俳優なので、これからの活躍に期待です。
40代のイケメン俳優として1位に輝いたのは木村拓哉です。国民的人気アイドルグループ『SMAP』のメンバーであったことと同時に俳優としても有名で、さまざまなドラマに出演しています。
主役を演じたドラマ『ロングバケーション(1996年)』や『ラブジェネレーション(1997年)』は高い視聴率を誇りました。『HERO』シリーズは劇場版が大ヒットしたほか、声優として起用された『ハウルの動く城(2004年)』は歴代興収8位を記録しています。
2016年に『SMAP』が解散した後は、俳優として活動をしており『無限の住人(2017年)』や『マスカレード・ホテル(2019年)』などの映画で主役を演じたほか、2018年に発売されたゲーム『JUDGE EYES:死神の遺言』では主役として起用され大きな話題となりました。
イケメン40代俳優を知ってテレビを楽しもう!
40代のイケメン俳優は、若手俳優とは別のイケメン要素を数多く持っています。
例えば、人生の折り返し地点を超えた40代ならではの演技力や大人な余裕、かっこよさは40代だからこそ持っている魅力と言えるでしょう。
今回は40代のイケメン俳優をランキング形式で紹介しました。どの俳優も活躍が期待されている素敵な俳優なので、気になる人がいたら是非テレビやドラマをチェックしてみてください。