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Z世代にとって「演技力がある」イメージが強い20代男優ランキング

Z世代にとって「演技力がある」イメージが強い20代男優ランキングの算出方法

アーキテクトが実施しているタレントパワーランキングのイメージワード調査は、そのタレントの名前も顔を知っていると答えた回答者に用意したワードの中から3つ選んでもらっています。ここでは、20代の男性俳優の中で、2024年11月度の最新データ結果で「演技力がある」のスコアが高かった順にランキング化しました。年齢は2025年1月20日時点です。

なお、俳優の活動よりもバラエティや歌の活動が中心となっている人は除きました。ここでは2021~2025年(今後放送・公開予定の作品を含む)に地上波・BS・CSで放送された連続ドラマのレギュラー出演と映画出演(吹き替えや声優を除く)を合わせて3作品以上を対象としています。

※Z世代は、一般的には1990年代後半から2010年代前半に生まれた世代とされています。ここでは10代と20~24歳を合わせた回答データを使用しました。

目黒蓮・曽田陵介・松村北斗もランクイン

20位

杉野遥亮

1995年9月18日生まれ、千葉県出身。2015年に「FINEBOYS専属モデルオーディション」でグランプリに輝き、芸能界入り。2019年、『スカム』(MBS・TBS系)で連ドラ初主演。2023年には『ばらかもん』(フジ系)でGP(ゴールデンプライム)帯連ドラ初主演しました。

2024年は7月期連ドラ『マウンテンドクター』(カンテレ・フジ系)、10月期の『オクラ~迷宮入り事件捜査~』(フジ系)で主演したほか、コメディ時代劇ドラマ『磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜』(WOWOW)でも主演して多彩な魅力を発揮。イメージワード調査の男女全年齢での「演技力がある」のスコアのランキング(以下、全体ランキング)では34位で、この世代での演技力の評価が高くなっています。

19位

SixTONES

松村北斗

1995年6月18日生まれ、静岡県出身。SixTONESのメンバーとして2020年にCDデビュー。俳優としては2021~2022年放送のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』、森七菜とW主演した2021年公開の映画『ライアー×ライアー』などで注目を集めました。

2024年7月期ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)でも活躍して、クールな役柄を得意とする俳優として注目を集めています。2025年1月クールは川口春奈主演の『アンサンブル』(日テレ系)に弁護士役で出演。秋公開の映画『秒速5センチメートル』で映画単独初主演します。

18位

横浜流星

1996年9月16日生まれ、神奈川県出身。小学校6年生のときにスカウトされ、2014年放送の『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレ朝系)でトッキュウ4号を演じて注目を集めました。

2024年11月に公開された藤井道人監督の映画『正体』で主演して、観客を強く惹きつける演技が高く評され、報知映画賞主演男優賞を受賞しました。2025年はNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』で主演しています。今回の大河主演で、幅広い年代で演技力の評価がさらに上昇するはずです。2025年6月公開予定の映画『国宝』にも出演します。

17位

曽田陵介

1997年10月24日生まれ、島根県出身。2019年に俳優デビュー。2020年に恋愛リアリティ番組『月とオオカミちゃんには騙されない』(ABEMA)でZ世代を中心に人気を集め、2022年には『不幸くんはキスするしかない!』(MBSほか)でテレビドラマ初主演しました。

2024年10月期ドラマ『スノードロップの初恋』(カンテレ・フジ系)に出演。2025年初夏に公開する映画『惑星ラブソング』で映画初主演します。Z世代での知名度が高いこともあり、全体ランキング63位と比較して、この世代での演技力の評価の高さが目立っています。

14位

M!LK

佐野勇斗

14位には3名が同スコアで並んでいます。1998年3月23日生まれ、愛知県出身。2014年から5人組ダンスボーカルグループ「M!LK」のメンバーとして活動。2018年に映画『ちはやふる -結び-』で好演を見せて、日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。2022年にはドラマ『テッパチ!』(フジ系)で自衛官役を演じて注目を集めました。

2024年9月30日にスタートしたNHK連続テレビ小説『おむすび』に橋本環奈が演じているヒロインの夫役で出演中。10月期ドラマ『マイダイアリー』(ABC・テレ朝系)では、朝ドラで演じている役とはタイプが大きく違うミステリアスな大学生を演じ、新境地を見せました。2025年2月公開の劇場版『トリリオンゲーム』にも出演します。

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14位

鈴鹿央士

2000年1月11日生まれ、岡山県出身。2019年公開の『蜜蜂と遠雷』で映画初出演して、報知映画賞新人賞、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2022年にはドラマ『silent』(フジ系)で注目を集めました。

2024年10月期の『嘘解きレトリック』(フジ系)で月9ドラマに初主演して、持ち前の演技力できめ細やかな表現を見せました。全体ランキングでは40位で、この世代での演技力の評価が特に高くなっています。2025年4月公開予定の映画『花まんま』に出演します。

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14位

高橋文哉

2001年3月12日生まれ、埼玉県出身。2017年、「男子高生ミスターコン2017」でグランプリ。2019年に『仮面ライダーゼロワン』(テレ朝系)で主演しました。2024年には映画『交換ウソ日記』で主演して日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。

2024年7月期ドラマ『伝説の頭 翔』(テレ朝系)で主演。2025年春スタートのNHK連続テレビ小説『あんぱん』に出演します。最近は2024年1月から『ぐるぐるナインティナイン』(日テレ系)の「グルメチキンレース・ゴチになります!」にレギュラー出演して、新しい魅力を見せています。

13位

濱田龍臣

2000年8月27日生まれ、千葉県出身。2006年に子役デビュー。子役時代には大河ドラマ『龍馬伝』(NHK・2010年)で坂本龍馬の幼少期、実写版ドラマ『怪物くん』(日テレ系・2010年)のヒロシ役などで活躍しました。2017年に『ウルトラマンジード』(テレ東系)で主演。

2024年夏ドラマ『サバエとヤッたら終わる』(TOKYO MX)で主演したほか、7月放送のBS時代劇『大岡越前7』(NHK BS)に出演。秋には新橋演舞場などで上演された舞台『有頂天家族』で主演しました。

人気子役出身の濱田龍臣が、主演作が相次ぐ21歳の演技派に幼い頃から演技に向き合い、キャリアを重ねる子役出身の俳優たち。近年は小栗旬や濱田岳、神木隆之介らが主演級として活躍を続けているが、彼らに...

12位

村上虹郎

1997年3月17日生まれ、東京都出身。2014年にオーディションで抜擢されて河瀨直美監督の映画『2つ目の窓』で映画初出演にして主演。みずみずしい存在感が脚光を浴びて、高崎映画祭最優秀新人男優賞に輝きました。2017年、『デッドストック〜未知への挑戦〜』(テレ東系)で連ドラ初主演。

2024年4月に公開された山﨑賢人主演の映画『陰陽師0』で陰陽寮の学生・橘泰家を演じたほか、映画『キリエのうた』のドラマ版として夏に放送された『路上のルカ』(日本映画専門チャンネル)に出演しました。

11位

Snow Man

目黒蓮

1997年2月16日生まれ、東京都出身。2020年にSnow ManのメンバーとしてCDデビュー。2022年放送の連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK)、『silent』(フジ系)で大きな注目を集めました。2023年公開の『私の幸せな結婚』で映画単独初主演。同年、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞しました。

2024年7月期の『海のはじまり』(フジ系)で月9ドラマ初主演。全体ランキングでは21位で、この世代での演技力の評価が高くなっています。2025年2月14日に主演映画『劇場版トリリオンゲーム』が公開されます。

清水尋也・板垣李光人がトップ10入り

10位

井之脇海

1995年11月24日生まれ、神奈川県出身。子役を経て、『ひよっこ』(NHK・2017年)、『義母と娘のブルース』(TBS系・2018年)などで活躍して注目の若手演技派に浮上しました。

多くのドラマや映画で主に助演で存在感を見せてきましたが、2020年にはドラマ『ハルとアオのお弁当箱』(BSテレ東)で主演。2025年1月22日深夜にスタートしたドラマ『晩餐ブルース』(テレ東系)では金子大地とW主演しています。

9位

伊藤健太郎

1997年6月30日生まれ、東京都出身。2014年に『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(フジ系)で俳優デビュー。芸名をそれまでの「健太郎」から「伊藤健太郎」に改名して出演した2018年放送のドラマ『今日から俺は!!』(日テレ系)で力強い演技を見せ、人気を集めました。

2024年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』に双寿丸役で出演。2025年1月9日深夜にスタートしたドラマ『未恋〜かくれぼっちたち〜』(カンテレ・フジ系)で主演しています。

8位

前田拳太郎

1999年9月6日生まれ、埼玉県出身。2021年に『仮面ライダーリバイス』(テレ朝系)で主演。2022年、劇団EXILEに加入しました。

2024年4月期ドラマ『君とゆきて咲く〜新選組青春録〜』(テレ朝系)で奥智哉とW主演しました。全体ランキングでは28位で、この世代での演技力の評価が高くなっています。2025年1月15日深夜にスタートしたドラマ『こんなところで裏切り飯 〜嵐を呼ぶ七人の役員〜』(中京・日テレ系)に出演しています。

7位

坂東龍汰

1997年5月24日生まれ、北海道出身。2017年に俳優デビュー。2022年に映画『フタリノセカイ』で主演して、日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。ドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系・2022年)、『王様に捧ぐ薬指』(TBS系・2023年)などで、ミステリアスな魅力が注目を集めました。

2024年10月期ドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS系)に出演。映画単独初主演となる2025年1月17日公開の映画『君の忘れ方』では西野七瀬らと共演しています。全体ランキングでは1位です。

2021年の連ドラは8本!どんな役にも寄り添う24歳・坂東龍汰どんな役も自分に引き寄せる役者もいれば、どんな役にも歩み寄り、作品にフィットする役者もいる。24歳の坂東龍汰は、おそらく後者だ。明るい高...

6位

水上恒司

1999年5月12日生まれ、福岡県出身。2018年にドラマ『中学聖日記』(TBS系)で俳優デビュー。2020年に日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎新人賞を受賞。2023年にNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で村山愛助役を演じて脚光を浴びました。

2024年4月期ドラマ『ブルーモーメント』(フジ系)では消防庁のレスキュー隊員役を好演。2025年公開の映画『九龍ジェネリックロマンス』で吉岡里帆とW主演します。

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5位

細田佳央太

2001年12月12日生まれ、東京都出身。4歳から活動を始め、2019年に『町田くんの世界』で映画初主演。日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞しました。2021年にはドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)でZ世代の注目を集めました。

どんな役柄にも入り込むことができる注目の俳優で、最近では2024年7月に配信されたドラマ『七夕の国』(ディスニープラス・スター)で主演。2025年前期朝ドラ『あんぱん』に出演します。ヒロインの祖父の弟子である石工役です。

『ドラゴン桜』でブレイクした細田佳央太を徹底分析。 イメージワードの1位はダントツで「○○○がある」2021年、「カメレオン」ぶりが話題になった男優といえば、細田佳央太だろう。4月期の連続ドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)に高橋海人、南沙...

4位

板垣李光人

2002年1月28日生まれ、山梨県出身。小学校5年生のときに現所属事務所のモデルオーディションに合格。2020年公開の映画『約束のネバーランド』でノーマン役を演じたのに続き、2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』で徳川慶喜の弟・昭武を演じて、繊細な存在感が脚光を浴びました。

日清食品「どん兵衛」のCMでは吉高由里子と共演。全体ランキングでは12位で、Z世代において演技力を高く評価する人が多くなっています。2025年1月20日にスタートしたドラマ『秘密〜THE TOP SECRET〜』(カンテレ・フジ系)では中島裕翔とW主演しています。

3位

清水尋也

1999年6月9日生まれ、東京都出身。2012年に俳優デビュー。映画『ソロモンの偽証』(2015年)、『東京リベンジャーズ』(2021年)、ドラマ『おかえりモネ』(NHK・2021年)などで個性的な存在感を見せて注目を集めました。2019年にはTAMA映画賞最優秀新進男優賞を受賞。

2024年10月期のドラマ『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)で主人公の幼なじみを好演して、知名度が大きく上昇しました。11月に公開された映画『オアシス』では高杉真宙とW主演しました。

2位

前田旺志郎

2000年12月7日生まれ、大阪府出身。幼少期から実兄の前田航基との兄弟お笑いコンビ「まえだまえだ」として活躍。2020年~2021年放送のNHK連続テレビ小説『おちょやん』、2023年放送の『女神の教室〜リーガル青春白書〜』(フジ系)などで好演して、やさしい雰囲気の役柄を得意とする演技派俳優として支持されています。

反町隆史と杉野遥亮がW主演した2024年10月期ドラマ『オクラ〜迷宮入り事件捜査〜』では警視庁捜査一課特命捜査情報管理室所属のハッカー役を演じました。2025年3月公開の作間龍斗・山下美月主演の映画『山田くんとLv999の恋をする』に出演します。

1位は1月期ドラマ『御上先生』出演俳優

1位

奥平大兼

2003年9月20日生まれ、東京都出身。2020年公開の映画『MOTHER マザー』で長澤まさみの息子役を演じ、深みのある演技がインパクトを与えて日本アカデミー賞新人俳優賞やキネマ旬報ベスト・テン新人男優賞などを受賞。2023年、『君は放課後インソムニア』で映画初主演しました。

2024年公開の映画『PLAY!〜勝つとか負けるとかは、どーでもよくて〜』では鈴鹿央士とW主演しました。全体ランキングでは3位で幅広い年代で演技派として注目されている俳優ですが、特にZ世代では演技の評価が非常に高くなっています。2025年1月19日スタートの日曜劇場『御上先生』(TBS系)に出演中で、今後さらに知名度がアップしそうです。

今年は出演ラッシュ!日本アカデミー賞受賞の18歳・奥平大兼2020年公開の映画『MOTHER マザー』(スターサンズ・KADOKAWA)で長澤まさみ演じるシングルマザーの長男を演じ、日本アカデミ...

文/高倉文紀

評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などのメディアで俳優の取材や分析を展開。

https://note.com/tokyodiorama

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