男性タレント

人気子役出身の濱田龍臣が、主演作が相次ぐ21歳の演技派に

幼い頃から演技に向き合い、キャリアを重ねる子役出身の俳優たち。近年は小栗旬や濱田岳、神木隆之介らが主演級として活躍を続けているが、彼らに続く実力派となりそうなのが、21歳の濱田龍臣だ。

2022年は、1月28日から1年間上映されているコニカミノルタプラネタリウムの映像作品『流れ星を待つ夜に』に主演。また、2月26日放送のNHKオーディオドラマ FMシアター『オレンジ色は僕らの夢 苦いから、うまいんだ。マーマレードも、人生も。』では、愛媛県でみかん収穫のアルバイトを経験する主人公・陽太を演じた。

さらに3月18日放送の福岡恋愛白書17『おはようマドンナ』(KBC)にも主演。同シリーズは近年、杉野遥亮、奈緒、白石聖らを輩出しており、現在の濱田への期待値の高さがうかがえる。

『龍馬伝』『怪物くん』で人気子役となり、「金の卵賞」も

濱田は2006年、6歳のときに子役デビュー。2007年には『まるまるちびまる子ちゃん』(フジ系)にレギュラー出演し、まる子のクラスメイト「花屋のとくちゃん」こと杉浦とくぞうを演じた。翌2008年には、『世にも奇妙な物語〜2008 春の特別編〜』(フジ系)の『日の出通り商店街 いきいきデー』に起用され、船越英一郎演じる中華料理店店主の幼少期にふんした。

飛躍を見せたのは、2010年だ。NHK大河ドラマ『龍馬伝』で坂本龍馬(福山雅治)の幼少期を演じ、ドラマ『怪物くん』(日テレ系)では、怪物くん(大野智)が人間界で出会う姉弟の市川ヒロシにふんして脚光を浴びた。スター子役の仲間入りを果たした濱田は、加藤清史郎らが受賞してきた「ゴールド ドリーム アワード2010」の金の卵賞を受賞した。

それから『黄金の豚-会計検査庁 特別調査課-』(11年/日テレ系)、『浪速少年探偵団』(12年/TBS系)、『コドモ警視』(13年/MBS・TBS系)、『表参道高校合唱部!』(15年/TBS系)といった連ドラや、『BRAVE HEARTS 海猿』(12年/東宝)、『HiGH&LOW THE RED RAIN』(16年/松竹)、『疾風ロンド』(16年/東映)などの映画に出演、着実にキャリアを重ねていく。

『記憶にございません!』『大地』で三谷幸喜が認める若手に

さらなる飛躍を遂げた作品が、2017年の『ウルトラマンジード』だ。幼い頃から憧れていたという『ウルトラマン』シリーズに主演し、朝倉リク/ウルトラマンジード役を2クールに渡って演じた。

2018年には映画『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』(松竹メディア事業部)にも主演している。また、2018年には、ドラマ『モブサイコ100』(テレ東系)にも主演。一見地味な“モブ”ながら超能力を持つ中学生・影山茂夫にふんして与田祐希(乃木坂46)らと共演した。

その後、若手のイケメンが多数出演した『花のち晴れ~花男Next Season~」(18年/TBS系)や、橋本環奈の相手役の1人を演じた『1ページの恋』(19年/ABEMA)、三谷幸喜監督の映画『記憶にございません!』(19年/東宝)、山田涼介主演の映画『記憶屋 あなたを忘れない』(20年/松竹)などに出演。そして2020年、三谷演出の舞台『大地(Social Distancing Version)』に起用されたことで、三谷が認める若手であることを印象づけた。

2021年は3本の映画で存在感を発揮、舞台でも活躍

2021年は、映画で存在感を見せた。3月公開の本広克行監督による『ブレイブ -群青戦記-』(東宝)では、戦国時代にタイムスリップした頭脳明晰な高校生・吉元萬次郎にふんし、7月公開の『ハニーレモンソーダ』(東映)では、ラウール演じる主人公の親友・高嶺友哉を演じた。

独り言のような話し方で、優しく恋のアドバイスをする好青年役がはまっていた。さらに12月公開の『軍艦少年』(ハピネットファントム・スタジオ)では、佐藤寛太演じる主人公の親友・純役を熱演。不良グループに翻弄される高校生の複雑な心境を体現した。

近年は、舞台での活躍も目立つ。2020年のKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『オレステスとピュラデス』ではピュラデス役を演じて鈴木仁とW主演。2021年には世田谷パブリックシアターほかで上演された『更地』で南沢奈央と共演している。また今年11月からは、柴門ふみ原作のオリジナルミュージカル『東京ラブストーリー』に主演。ドラマ版で織田裕二や伊藤健太郎が演じてきた永尾完治役を託されている(チーム別ダブルキャスト)。

さわやかで優しい好青年がはまる演技派

 

濱田龍臣タレントパワー時系列(2017年11月〜2019年08月 )

濱田のタレントパワーの推移を見ると、2017年11月に41.7%だった認知度が、2018年5月に49.9%と大きく上がっていることが分かる。それに伴い、認知度に誘引率を掛け合わせたパワースコアは、15.8%から20.0%にまで上昇した。これは『ウルトラマンジード』『モブサイコ100』『花のち晴れ~花男Next Season~」と連続ドラマに立て続けに出演した時期だ。それから現在まで、認知度47〜48%、パワースコア17%前後をキープしている。

濱田龍臣イメージワード(2021年)

 

濱田は現在、どのようなイメージを持たれているのか。2021年のイメージワード調査の結果を見ると、「演技力がある」が最も高く52.0%。その次に「さわやかな」が40.6%、「優しい」が35.1%、「落ち着いた」が34.2%、「誠実な」が24.9%で続く。演技力があり、さわやかで優しい好青年のイメージが強いことが分かる。

濱田龍臣2021年と2020年のイメージワード比較

濱田のイメージは、近年どのように変化しているのか。前年2020年と比較したグラフが上だ。前年より大きく伸びているのは、「落ち着いた」「優しい」「さわやかな」の3項目。『ハニーレモンソーダ』で見せたような、ソフトで落ち着きのあるキャラクターのイメージが定着してきているようだ。

映画やドラマに出演する一方、2019年からNHKの短歌講座『短歌de胸キュン』に司会の1人としてレギュラー出演。デジタルメディア『TSUBURAYA・GALAXY』でコラムの連載を行ったり、新京成電鉄の駅構内放送の声を担当したりと、多方面で活躍する濱田。演技力を武器に、今後どんな新たな顔を見せてくれるか、注目だ。

 

濱田龍臣(はまだ・たつおみ)


誕生日 2000年8月27日
出身地 千葉県
所属事務所 TAKE OFF
公式サイト https://takeoff-mg.com/pages/濱田龍臣
公式ツイッター https://twitter.com/hamatatsu_0827