ゼクシィのCMは、注目女優の起用や人を引きつけるキャッチコピーで、見た人に強い印象を与えます。特に出演した女優はきれいな花嫁姿も相まって、彼女たちの魅力も存分に伝わります。ゼクシィのCMへの歴代出演女優を、ランキング形式で見ていきましょう。
ゼクシィのCMとは
ゼクシィのCMは、どのようなコンセプトで作られているのでしょうか?また、出演女優にはどういった傾向があるのかも解説していきます。
ゼクシィのCMコンセプト
ゼクシィのCMは、見ている人に何を伝えたいかというコンセプトが明確です。例えば、2017年の10周年記念CMでは、『お互いが多くの決断をしながら生きてきて、そんな中で2人が出会ったことの素敵さを伝える』というコンセプトがありました。
出演女優の起用も、まずコンセプトを決めて、それに合った女優を選ぶという方針です。ゼクシィが、いかにコンセプトを重視してCM制作をしているかが分かるでしょう。
もちろん、起用される女優には一貫している部分もあります。それは、『幸せな空気にあふれる笑顔や人柄、花嫁としての輝きを表現できる女優』であることです。
キャッチコピーに共感の声多数
印象に残りやすく、共感性が高いキャッチコピーが多いのも、ゼクシィのCMの特徴です。特に印象深いものでいえば、『結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです』でしょう。
結婚情報誌であるにもかかわらず、『結婚しなくても幸せになれる』という始まり方はインパクトが強く、目を引きます。さらに、『結婚しない=悪いことではない』という社会の風潮を捉えた上で、なおかつ結婚のプラスイメージも含ませた見事なキャッチコピーです。
ほかにも、『結婚するとか、しないとか、それよりもただ、愛してる』など、多くの人が共感できるようなキャッチコピーが多数あります。
ゼクシィのCMに出演している女優の傾向
ゼクシィのCMに出演する女優は、等身大の花嫁を演じる傾向が強くありました。そのためなのか、既に売れていて人気が高い女優ではなく、まだ知名度があまり高くないタレントを起用するケースが多く見られます。
出演女優のほとんどが後にブレイクすることから、ゼクシィのCMは美女タレントの登竜門とまでいわれるようになりました。
特に、一年間を通してその年のCMに出続けた女優は『ゼクシィガール』とも呼ばれ、広瀬すずや吉岡里帆など、トップ女優へと成長することもあります。
ゼクシィCM女優のランキングの算出方法
ゼクシィCM女優のランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
当社独自の集計方式で算出
ゼクシィCM女優のランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出、こちらのデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2021年11月に行われた調査を中心に過去データ(2020年~)も含めて作成しています。
ゼクシィCM出演女優ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 広瀬すず | 38.4 | 2021年11月 |
2位 | 吉岡里帆 | 30.8 | 2021年11月 |
3位 | 倉科カナ | 26.8 | 2021年8月 |
4位 | 新木優子 | 23.5 | 2021年11月 |
5位 | 堀田真由 | 11.5 | 2021年11月 |
6位 | 松井愛莉 | 9.8 | 2021年11月 |
7位 | 佐久間由衣 | 8.4 | 2021年8月 |
8位 | 白石聖 | 7.7 | 2021年11月 |
9位 | 加賀美セイラ | 5.3 | 2020年2月 |
ゼクシィCM出演女優ランキングには、当時まだ有名ではなかったものの、出演をきっかけにブレイクし、今では人気女優として活躍しているタレントが多くランクインしています。
出演したときのゼクシィのCMがどのようなものだったのかも併せて、具体的に見ていきましょう。
1987年生まれで、フランス系カナダ人のハーフです。2000年にモデルデビューをすると、2001年のゼクシィCMに出演しました。そのときのCMは、『結婚すればいいじゃん!』というキャッチコピーとともに、軽快な鼻歌を口ずさむという内容でした。
その後、学業のために芸能活動を一度休止し、カナダにあるトロント大学へと進学しています。2007年にはカナダから帰国し、国内で活動を再開しました。帰国後は女優や歌手として、モデル以外の活動も精力的に行っているタレントです。
1998年生まれで、芸映プロダクションに所属しているタレントです。もともと女優ではなく声優を目指していましたが、2019年にゼクシィのCMに出演し、演技力や表現力を評価されました。
出演CMの内容は、結婚式を迎える花嫁が緊張と不安の中で花婿を待ち、最後に笑顔になるというものでした。『あなたと幸せになることを、私は、私に誓います。』というキャッチコピーも印象的です。
ゼクシィCM出演以降は、2021年のドラマ『やっぱりおしい刑事』『推しの王子様』などへ出演しています。
1995年生まれで、2013年に『ViVi専属モデルオーディション』にてグランプリを獲得し、芸能界に入った女優です。
2017年にゼクシィのCMに出演し、注目を集めました。CM内容は、素敵な笑顔の佐久間由衣が、噴水の中で花婿にキスとハグをするというロマンチックなものでした。
このときのキャッチコピーが、『結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです』です。
女優として出演したドラマの代表作は、2017年のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』です。
1996年生まれで、2009年に『第13回ニコラモデルオーディション』のグランプリを受賞しています。ファッション雑誌『nicola』の専属モデルとして活動し、2010〜2012年までは『さくら学院』というアイドルグループにも所属していました。
ゼクシィのCMへの出演は2013年で、この年のCM内容はお笑い芸人が計30人出演し、それぞれが松井愛莉にプロポーズするというものでした。そのため、CMは全部で30パターンあり、どの芸人がどのようなプロポーズをするのかも見どころの一つとなっています。
2014年以降は、『Ray』や『GINGER』などのファッション雑誌でモデル活動を行いながら女優業も行っており、『社内マリッジハニー』『総理の夫』などへ出演しました。
1998年生まれで、2014年の『アミューズオーディションフェス2014』にてWOWOWドラマ賞を受賞しています。
2017年のNHK連続テレビ小説『わろてんか』に出演したことで注目され、以降も『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』『プリズン13』などの話題作に出演しました。
ゼクシィCMへは2020〜2021年と2年連続で登場しており、カップルの何気ない日常を描いた内容と『幸せが、動き出したら』というキャッチコピーが印象的でした。
1993年生まれで、2014年にファッション雑誌『non-no』の専属モデルとして活動を始めています。
2015年にゼクシィCMへ出演し、話題を呼びました。CMの内容は、一般の人がプロポーズしている様子が流れ、それを新木優子が笑顔で見守るというものです。BGMに嵐の楽曲『愛を叫べ』が使われたことも話題となりました。
近年では『家売るオンナ』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』などのドラマに出演し、演技力も評価されている女優です。
1987年生まれで、高校時代に『SMAティーンズオーディション2005』にてグランプリを獲得しています。その後『ミスマガジン2006』でもグランプリに輝き、グラビアアイドルとして活躍しました。
ゼクシィCMへの出演は2006年で、花嫁役ではなく、結婚式に出席した友人役での登場です。『一生モノの、ウェディング!』というキャッチコピーや、斉藤和義の楽曲『ウェディング・ソング』も幸福感あふれる演出に一役買っています。
ブレイク後、女優としてNHK連続テレビ小説『ウェルかめ』やドラマ『花のズボラ飯』などに出演しました。
1993年生まれで、2016年にNHK連続テレビ小説『あさが来た』に出演したことがきっかけで知名度を上げました。
同年、ゼクシィCMにも起用され、共演者の戸塚純貴と一緒にコミカルなダンスを踊り、そのかわいらしさでさらに人気を上昇させています。
以降も多くのCMに出演しながら、2016年のドラマ『ゆとりですがなにか』や、2019年の映画『パラレルワールド・ラブストーリー』などで好演し、キャリアを着実に積んでいる女優です。
2021年には『第63回輝く!日本レコード大賞』で司会を務めるなど、女優業以外にも活躍のフィールドを広げています。
1998年生まれで、『ミスセブンティーン2012』にてグランプリを獲得し、ファッション雑誌『Seventeen』の専属モデルとして活動していました。
女優としては2013年のドラマ『幽かな彼女』がデビュー作で、ゼクシィCMへは翌2014年に出演しています。
アップの広瀬すずが男性からプロポーズされ、照れ笑いを浮かべたり、涙目になったりしながら返事をするというシンプルな内容でした。
シンプルゆえに演技力が光り、その後多くのドラマや映画などに出演して、瞬く間に人気女優となっています。主な出演作は映画『海街diary』『ちはやふる』や、2019年のNHK連続テレビ小説『なつぞら』などです。
可憐で華やかな花嫁姿のゼクシィCM女優に注目
ゼクシィのCMには、明確なコンセプトや女優の起用基準があり、さらに印象深いキャッチコピーで多くの人の記憶に残る作品が多数あります。
出演女優も広瀬すずに代表されるように、CMをきっかけにブレイクした人がたくさんおり、ゼクシィのCMがいかに注目されているかが分かるでしょう。
どのような女優が起用され、どういったキャッチコピーが使われるのか、今後のゼクシィCMからも目が離せません。