スターが生まれた1994年はどんな年?
1994年は、現在活躍している多くのスターの誕生年です。主な出来事を知ると、1994年がどのような時代だったのかが分かります。1994年の社会情勢や、ヒットしたドラマなどを見ていきましょう。
猛暑・消費税引き上げなど主な出来事
1994年は、歴史的な猛暑に見舞われた年です。国内の3地点で40℃を超える気温を記録し、人間だけでなく、動物園にいたゾウやゴリラなどにも夏バテが見られました。
ビールの売り上げが1994年時点で史上最高を記録し、ミネラルウォーターやスイカが品薄になるなどの現象が起こった年でもあります。
また、自民党・社会党・新党さきがけの3党による連立政権により、村山富市を首相とする内閣が発足しました。
1997年4月から消費税率を5%に引き上げる税制改革関連法案の可決や、小選挙区比例代表並立制導入などの政治改革が行われたのも、この年です。
ゲーム好きには思い出深い年
1994年は、『SEGA SATURN(セガサターン)』『PlayStation(プレイステーション)』などの次世代家庭用ゲーム機が、相次いで発売された年です。
これらのゲーム機の売り上げは激しく競い合い、序盤はSEGA SATURNが有利でしたが、最終的に勝利を収めたのはPlayStationでした。
当時の人気シリーズの最新作『FINAL FANTASY VII』が、PlayStation用ソフトとして発売されたことが、大きく売り上げを伸ばした要因とされています。
次世代ゲーム機の登場により、それまで家庭用ゲーム機のシェアをほぼ独占していた任天堂の優位が揺らぎ、新たな時代の転換期を迎えました。
テレビ業界ではあの子役が注目
1994年は、小学6年生の女の子が困難に負けずに生きていく姿を描いたドラマ『家なき子』が、大ヒットした年です。
当時12歳だった安達祐実が主演し、「同情するならカネをくれ」というセリフが社会的ブームになりました。
シンガーソングライターの中島みゆきが作詞作曲した主題歌『空と君のあいだに』は、当時のオリコンシングルチャートで1位を獲得しています。
そのほかの主なヒット作は、ドラマ『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』『お金がない!』『もしも願いが叶うなら』などです。
1994年生まれの芸能人人気ランキングの算出方法
1994年生まれの芸能人人気ランキングは、株式会社アーキテクトが独自調査で集計した結果で構成しています。詳しい算出方法を解説します。
当社独自の集計方式で算出
1994年生まれの芸能人人気ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出しました。こちらのデータから、ランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2024年2月度・5月度に行われた調査をもとに作成しています。
1994年生まれの芸能人人気ランキング【男性】
1994年生まれの芸能人人気ランキング【男性】には、多くの若手実力派俳優や話題の人物が名を連ねています。1〜10位にランクインした、男性芸能人の詳細を見ていきましょう。
10位
須賀健太
1994年10月19日生まれ、東京都出身の俳優です。子役時代から活躍し、映画『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル(2006年)』では、主演を務めました。
現在も俳優業を続け、幅広いジャンルの作品に出演しています。演劇『ハイキュー!!』シリーズで日向翔陽役を演じるなど、2.5次元ミュージカルの俳優としても人気を集めました。
2023年の劇団『ハイキュー!!』旗揚げ公演で、演出を担当し、2025年公演予定の劇団「ハイキュー‼︎」新作公演でも演出を担当します。近年の主な出演作は、ドラマ『先生さようなら(2024年)』『奪われた僕たち(2024年)』などです。
9位
宮沢氷魚
1994年4月24日生まれの俳優・モデルです。日本人とアメリカ人のクォーターで、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコで誕生しました。
母はモデル・タレントの光岡ディオン、父はシンガーソングライターの宮沢和史です。2023年3月までメンズ向けファッション誌『MEN’S NON-NO(メンズノンノ)』で専属モデルを務め、俳優としても活動を開始します。
ドラマ『コウノドリ(2017年)』の赤西吾郎役で俳優デビュー以降、話題作に次々と出演しました。
近年の主な出演作は、ドラマ『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜(2024年)』や、映画『52ヘルツのクジラたち(2024年)』などです。
8位
Matt Rose
Matt
1994年7月18日生まれ、東京都出身のタレント・アーティストです。タレント・モデル・美容評論家・歌手・和装デザイナーなど、マルチに活躍しています。
父は、元プロ野球選手の桑田真澄です。小学生の頃にピアノやバイオリンなどの楽器を始め、大学では英語や作曲を学びました。
2020年からは、音楽活動をする際に『Matt Rose(マット ローズ)』のアーティスト名を用いています。
7位
Snow Man
向井康二
1994年6月21日生まれ、奈良県出身の歌手・俳優です。男性アイドルグループ『Snow Man(スノーマン)』のメンバーとして、活躍しています。
関西ジュニア(旧関西ジャニーズJr.)出身で、底抜けの明るさでチームの盛り上げ役を担っており、素直がゆえのイジられやすさがかわいらしく、ハートを掴まれた女性も少なくありません。
音楽活動の傍ら、多くのバラエティ番組やドラマ、舞台などに出演しています。60歳差の恋を描く朗読劇『ハロルドとモード(2023年)』に出演し、劇中ではギターも披露しました。
近年の主な出演作は、ドラマ『リビングの松永さん(2024年)』『マウンテンドクター(2024年)』などです。
6位
SixTONES
京本大我
1994年12月3日、東京都生まれの歌手・俳優です。男性アイドルグループ『SixTONES(ストーンズ)』のメンバーであり、俳優・京本政樹の長男です。
ハイトーンの美しい歌声で、チームをけん引しています。バラエティ番組などで見せる、やや天然な部分とのギャップも魅力です。
近年は、ドラマ『お迎え渋谷くん(2024年)』『霊験お初~震える岩~(2024年)』などに出演しています。
2024年6月に公開された単独初主演映画『言えない秘密』では、トラウマを抱えた音大生・樋口湊人役を好演しました。
5位
赤楚衛二
1994年3月1日生まれ、愛知県出身の俳優です。特撮ドラマ『仮面ライダービルド』への出演で知名度を高め、多くの作品に出演するようになりました。
ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』シリーズの主人公・安達清役がヒットし、注目を浴びました。演じる役柄に共感することで、どの作品でも役に合ったイメージを作れるところが評価されています。
近年の主な主演作は、ドラマ『こっち向いてよ向井くん(2023年)』『Re:リベンジ-欲望の果てに-(2024年)』などです。
4位
伊沢拓司
1994年5月16日生まれ、埼玉県出身のタレント・文化人です。
高校時代に、全国高等学校クイズ選手権で史上初の個人2連覇を達成しました。東京大学経済学部を卒業し、多数の番組でクイズプレイヤーやパネラーなどをしています。
主な出演番組は、放送開始から7年半出演したクイズ番組『東大王』や、バラエティ番組『林修の今知りたいでしょ!』などです。
また、2016年からクイズを題材にしたWebメディア『QuizKnock(クイズノック)』で編集長を務め、2019年からは株式会社QuizKnockの代表に就任しています。
3位
中島健人
1994年3月13日生まれ、東京都出身の歌手・俳優で、男性アイドルグループ『Sexy Zone(現timelesz)』の元メンバーです。
グループ在籍中に、決めゼリフの「セクシーサンキュー」をバラエティ番組で披露し、反響を呼びました。2024年3月末に惜しまれながらグループを脱退し、新たな道を歩み始めます。グループ脱退後も、俳優活動を継続中です。
近年では、映画『おまえの罪を自白しろ(2023年)』や、ドラマ『リビングの松永さん(2024年)』『しょせん他人事ですから(2024)』などに主演しました。
2位
山﨑賢人
1994年9月7日生まれ、東京都出身の俳優です。2010年に俳優活動をスタートし、さまざまな作品に出演しながらキャリアを重ねてきました。
近年の主な出演作は、映画『キングダム』シリーズや、『ゴールデンカムイ(2024年)』などです。映画『キングダム』シリーズでは、迫力のあるアクションシーンをこなし、話題になりました。
Netflixドラマ『今際の国のアリス』シリーズにも出演し、海外でも好評を博しています。2024年で23回目を迎えるニューヨーク・アジアン映画祭で、素晴らしい演技を披露した俳優に与えられる『The Best from the East Award』を、日本人として初めて受賞しました。
1位
吉沢亮
1994年2月1日生まれ、東京都出身の俳優です。幅広い表現力を持っているため、漫画の実写化作品に度々起用されています。
端正なルックスと、高い演技力を併せ持っているところも人気が高い理由です。映画『銀魂』シリーズや『東京リベンジャーズ』シリーズなど、多くの話題作に出演しました。
映画『キングダム』シリーズでは、主人公の幼なじみ・漂と秦国の王・嬴政(えいせい)の2役を演じています。
1994年生まれの芸能人人気ランキング【女性】
1994年生まれの芸能人人気ランキング【女性】には、10代から注目され輝きを放っているタレントや女優が多く見られます。ランクインした女性芸能人の、詳細をチェックしましょう。
10位
家入レオ
1994年12月13日生まれ、福岡県出身のシンガーソングライターです。
高校在学中にデビューし、切なさと力強さを併せ持つ歌声が評判になりました。バラードから激しいロックナンバーまで、幅広いジャンルを歌い上げる表現力を持っています。
代表曲は、アニメ『トリコ(2011年)』の主題歌『サブリナ(2012年)』や、『君がくれた夏(2015年)』などです。自身の手掛けた多くの曲が、ドラマやCMなどに採用されています。
9位
村上佳菜子
1994年11月7日生まれ、愛知県名古屋市出身のプロフィギュアスケーター・タレントです。幼少期からフィギュアスケートを始め、世界ジュニアフィギュア選手権での優勝をきっかけに、その名が広く知られるようになります。
2014年にはソチオリンピック日本代表選手に選出にされ、同年の四大陸選手権では初優勝を果たしました。現役引退後はアイスショーに出演するだけでなく、朝の情報番組『めざまし8』『スイッチ!』のコメンテーターも務めています。
中日新聞のWebサイトでは、『村上佳菜子スマイルレポート』が連載中です。スケーターの視点から、フィギュアスケートの試合のレポートを担当しています。
8位
3時のヒロイン
ゆめっち
1994年11月17日生まれ、熊本県菊池市出身の芸人です。吉本興業に所属しており、お笑いトリオ『3時のヒロイン』の一員として活躍しています。
一時期、体調不良により活動を休止していましたが、現在は活動を再開し、多くのバラエティ番組に出演しています。テレビ・劇場・YouTubeなど、媒体を問わずに精力的に活動中です。
日本語版吹き替え声優を担当した、映画『ミラベルと魔法だらけの家(2021年)』のルイーサ役は高い評価を受けました。3時のヒロインの持ちネタ『海外ドラマあるある』で見せる、演技力の高さにも注目です。
7位
清野菜名
1994年10月14日生まれ、愛知県出身の女優です。ファッション誌『ピチレモン』の専属モデルを経て、俳優業に進出しています。
高校時代にアクション監督に師事していた経歴を生かし、激しいアクションシーンのある作品に出演したところ、身体能力や演技力の高さが評判になりました。
近年の主な出演作は、映画『キングダム』シリーズや、『耳をすませば(2022年)』『異動辞令は音楽隊!(2022年)』などです。アクションシーン以外の心情表現や、圧倒的な存在感にも注目です。
5位
西野七瀬
1994年5月25日生まれの女優です。女性アイドルグループ『乃木坂46』のメンバーとして活躍し、2019年に同グループを卒業しました。
アイドル時代から多くの作品に出演しており、タイプの違う役をうまく演じ分けられる女優として知られています。
近年の主な出演作は、ドラマ『大奥(2024年)』や、映画『52ヘルツのクジラたち(2024年)』『帰ってきた あぶない刑事(2024年)』などです。
また、2025年に公開予定の映画『君の忘れ方』に、ヒロイン役で出演することが決定しています。
5位
ももいろクローバーZ
百田夏菜子
1994年7月12日生まれのアイドル・女優です。女性アイドルグループ『ももいろクローバーZ』のリーダーとして、グループをけん引してきました。
ライブでは、新体操の経験を生かしてアクロバットを披露し、観客を沸かせています。明るく元気いっぱいなキャラクターとして人気を博し、バラエティ番組のMCを担当した経験もあります。
NHK連続テレビ小説『べっぴんさん(2016年)』ではメインキャストの一人に選ばれ、存在感を放ちました。映画『すくってごらん(2021年)』ではヒロイン・生駒吉乃役を演じ、同作の主題歌も担当しています。
4位
朝日奈央
1994年4月21日生まれ、埼玉県出身のタレント・女優です。女性アイドルグループ『アイドリング!!!』のメンバーとして活動し、ドラマやCMなど多方面で活躍してきました。
バラエティ番組を中心に活躍し、アシスタントやMCを務める機会も少なくありません。情報番組『ひるおび』では、水曜午前中のコメンテーターを担当しています。
近年の女優としての主な出演作は、映画『湯道(2023年)』やドラマ『ブラックガールズトーク(2024年)』などです。
3位
伊藤沙莉
千葉県出身、ハスキーボイスや飾らない人柄が魅力の女優です。2003年に子役としてデビューし、現在も多くの作品に出演し続けています。
優れた演技力が話題になり、これまで多くの新人賞・女優賞を獲得してきました。近年の主な出演作は、映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年)』や、ドラマ『シッコウ!!〜犬と私と執行官〜(2023年)』などです。
NHK連続テレビ小説『虎に翼(2024年)』では、主人公・猪爪寅子(佐田寅子)を演じています。
2位
二階堂ふみ
1994年9月21日生まれ、沖縄県出身の女優です。12歳のときに、フリーペーパー『沖縄美少女図鑑』に掲載されたことをきっかけにスカウトされ、芸能活動を開始しました。
ティーン向けのファッション誌などでモデルを務め、映画『ガマの油(2009年)』に出演して話題になり、次々に人気作に出演する女優となります。
NHK連続テレビ小説『エール(2020年)』では、主人公の妻・古山(関内)音役を好演しました。個性的でクセのある役柄もうまく演じられる、実力派女優としての地位を確立しています。
近年の主な出演作は、ドラマ『VIVANT(2023年)』『Eye Love You(2024年)』などです。
1位
広瀬アリス
1994年12月11日生まれ、静岡県出身の女優です。美しい顔立ちや、幅広い役柄を演じる中で培われてきた演技力の高さなどが魅力です。
芸能活動の開始とともに次々とドラマ・映画に出演し、ティーン向けファッション雑誌のモデルなども務めてきました。
ドラマ『知ってるワイフ(2021年)』『探偵が早すぎる(2018年)』などでメインキャストを務め、若手人気女優の仲間入りを果たします。
近年の主な出演作は、ドラマ『マイ・セカンド・アオハル(2023年)』『366日(2024年)』などです。
30歳になる芸能人の子ども時代をチェック
1994年の主な出来事を知ると、その年に生まれた芸能人の子ども時代を想像しやすくなります。同世代の人は存在をより身近に感じられ、ともに成長していく喜びを得られるでしょう。
1994年生まれの芸能人は2024年で30歳を迎え、10〜20代で培われた力が今後ますます花開いていくと予想されます。1994年生まれの芸能人の、今後の活躍に期待しましょう。