第2回目となる『THE RAMPAGE陣のミリオンカラー』。この連載は、THE RAMPAGEのパフォーマー兼グループのリーダーでもある陣が、様々な分野で活躍する方との対談で、自身も成長しようという企画だ。
今回は、K-1ファイターの武尊(たける)さん。2011年のプロデビュー以来、41戦40勝、2012年以来負け知らずという世界王者で、陣もその戦闘能力や精神力をずっとリスペクトしているという。その一方で、映画や写真集、ブランドの立ち上げなどタレント活動にも活発だ。今回は、その生き方に陣が迫ってみた。
陣さん(以下、陣):どうもお久しぶりです。以前、僕たちのラジオ番組(bayfm『WEEKEND THE RAMPAGE』)にも来ていただき、そのあと『SASUKE』の現場でご挨拶して、今日はお逢いするのが3回目ですね。
このコーナーでは、僕、陣が様々な分野で活躍されている方からいろいろ学ぼうという連載なので、今日はいろいろと質問で(笑)攻めたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします!あらためて、格闘技を始められたキッカケをお聞きしていいですか?
武尊さん(以下、武):はい、小学校2年生の時に、テレビでアンディ・フグさんのK-1の試合をたまたま見ていてカッコイイなと思って。ウルトラマンは、自分より大きい怪獣を倒すじゃないですか。小さな体でアンディさんが闘う姿が、ウルトラマンに重なって憧れたんですよ。
陣:そこから空手を始められたんですね。でも、小学生の頃は周りはみんなサッカーか野球をやっていたのではないですか?
武:小学校まで野球もやってましたが、やっぱりチームではなく個人で戦うのが楽しいなと思い中学校からは、空手だけにして。その後、タイでムエタイも学び、帰ってきてからはキックボクシング1本で。
陣:でも、武尊さんは、運動神経抜群だったんですよね?試合のあとも、バク転をされるじゃないですか。
武:体を動かすのは好きだったけど、小さいころは弱かったですよ。
陣:えっーーー、そうなんですか??
武:実際、空手の大会では、小学校のときいつも1回戦負け、自分だけ同じ道場の女子にも負けるくらいでした。でも、そこで負ける経験を沢山したので、負けず嫌いになって。そこから反復練習を重ねることで、ようやく勝てるようになってきたんですよ。
陣:努力の結果なんですね。武尊さんは41戦40勝というその強さの秘訣ってなんだと思いますか。人にはない強みとは何でしょう?
武:それはメンタルかも。ある程度の実力レベルまで行くと、あとは気持ちの問題ですね。試合中は痛いし、苦しいし、その中で恐怖心を捨てて一歩前に進めるかどうかで勝敗が決まっているのではないかと。
陣:…僕、実はメンタルがめっちゃ弱いんですよ(苦笑)。だから、小さい時から人と競うということが苦手でプレッシャーにも弱いんです。だからダンスでもコンテストには殆ど出場したことが無くて、自分の中では楽しく踊ることにハマっています。
今もLIVEのステージに立つときは、失敗がとても怖いので、直前まで何度も確認するタイプなんですよ。本番までのルーティンをこなさないと本調子が出ないんです。だから、武尊さんはじめ格闘家のメンタルの維持の仕方はとても興味がありますね。
武:でも、僕も試合前の恐怖心はスゴイですよ。毎回、負けることの怖さを感じています。陣さんは、ステージの前に失敗したくないから入念に準備するんですよね。でも、その方がいい集中力がついてきて、実はメンタルも維持できるんですよ。
僕も、試合までにベストな状態に仕上げないと不安だし同じですよ。
陣:あと、キツいトレーニングの度に止めたいという瞬間が何度もありますね。しかも、格闘家の方は減量もプラスされるわけじゃないですか、ほんとスゴイです。格闘家として人生で一番辛い時間っていつなんですか。
武:減量も含め、試合前1か月くらいの期間ですねぇ。何も楽しいことが無いというか、ぶっちゃけ三大欲求、体は休めない、美味しいのも食べられない、女の子とも遊べない(笑)…と、すべて我慢したままで、きついトレーニングもやり続けているので、正直、気がふれそうになります。
加えて、負けられないプレッシャーにも追い込まれていって。毎回、なんでこんなことするんだろうって。
陣:スゴイですっ!!1か月間ですか…。僕らの場合は、LIVE当日がゴールなので、光が見える状態でメンバーと一緒に走っているイメージなんですよ。でも、武尊さんの場合は、試合がスタートで、そこに立つまでのプレッシャーは凄いなと感心します。
武:でも、一つのミスでみんなにダメージが伝わることもありません?僕の場合は、そこは一人だからこそラクかもしれないな。格闘技は、ミスしても自分が痛いだけなんで。
陣:そう考えると確かにそうですね!僕らには(16人体制なので)穴を開けられない、怪我できないというプレッシャーがありますね。
その1か月間の武尊さんのモチベーションって何ですか。実は、僕がファンの方から多くいただく相談が“学校のテスト勉強や受験を頑張れないんです”という悩みなんですね。そういう時、どう答えていらっしゃいますか?
武:僕の場合、自分の今の立場を全部捨てたいという気持ちもどこかにあるんですが、それをした瞬間にすべてを失うと思っているので、“モチベーション”というよりも“恐怖”に動かされているのかも(笑)。
チャンピオンになるまでは、1番になってやるっていう気持ちだけで動いていましたが、チャンピオンになってからは、団体の看板も背負い、“K-1を世界一にする”というプレッシャーもあるし、それを失うという恐怖を感じたくないから、少しでも練習する日々ですね。練習すれば強くなるのが分かって安心できる。その繰り返しですね。
陣:ということは、その恐怖がモチベーションを上回るということですか。
武:もちろん、応援してくれる人の声も励みにもなりますが、モチベーション2:恐怖8くらいですね。モチベーションがどんどん少なくなっているから、恐怖でカバーしているんでしょうね。…これは一般の方の参考になりませんよね!!(爆笑)
陣:いえいえ!お話を聞いていると勇気が湧いてきます!その日々の闘いで、対戦者に打ち勝っていくという強さがやっぱり素晴らしいです。
武:(一般の方には)まずは楽しめることに感謝してほしいかな。もし、僕も格闘技をやめたら、何か別の道で1年生に戻って新鮮かも。だから、最初は楽しむことが大事ですよ。
陣:今、お話にも出ましたが、武尊さんはいつもヒーローインタビューで“K-1を世界一にする”と宣言なさって、有言実行なさっていますよね。そのK-1にこだわるキッカケみたいなものはあったんですか。
武:やっぱり、僕の人生はK-1ありきなんですよ。もし、格闘技がなかったら、まともに生きられなかった。実は、高校を一度やめて悪い方向にいってた時も、やっぱり格闘技に居場所を見つけたからこそ、感謝の気持ちがあるんです。
陣:格闘技への恩返しなんですね。将来的に、格闘技がこうなればいいなというイメージはあるのですか。
武:野球やサッカーのように認知度が高く、また選手の報酬も充実した業界にしたいですね。今は、どうしてもエンターテインメント性が強くてスポーツとして認められていない気がするので。例えば、メジャーなスポーツは夜のニュース番組でも取り上げますが、K-1はなかなかそうじゃない。いつも地上波で観てもらいたいなって思っています。
陣:いま、分かりました!そこが目標だから、格闘家だけじゃなく、マルチに活動されているのですね!
武:実は僕が上京した年に一度K-1が消滅したんですよ(2011年)。その間、違う団体でチャンピオンになったのに誰も自分のことを知らなかった。だからやっぱりK-1じゃないとダメなんだと思い、そこからK-1復活のために芸能活動を始めたんです。
それこそ、僕その時に(陣さんの所属事務所である)LDHにも売り込みましたよ~!(笑)
陣:えっ、ご自身で履歴書も書かれたんですか!?
武:そう、テレビのオーディションも受けました。『SASUKE』(※1997年から続くスポーツ系のサバイバル番組)もそうですよ。試合の合間にPR活動のつもりでタレント活動をして、ようやく2014年にK-1が復活に。
陣:ということは、チャンピオンになるとか以前に、武尊さんの中で今後のビジョンがあったんですね。いやぁ、そこの行動力がスゴイですよね!自分の足で動いて、ホント人として素晴らしいです。
でも、このご時世、目立つ分だけ批判も多いですよね。僕らで言うと、表舞台で全員がハッピーになれる場所なのに、なぜかそこに対してルールを破る人もいます…。そこに対する思いはありますか?
武:それこそ、芸能活動を始めた時は、色物とかチャラチャラしているとか、練習してないんだろとか叩かれてキツかったですね。自分は、練習以外のプライベートの時間をすべて削ってPRしているのに、なんでこんなことを言われるんだろうって…。
でも、そうやって言ってくれることがPRになっているって思い直して。チャラい奴の無様な試合を見てやろうってK-1を見に来てくれたらこっちのもんです(笑)。
陣:ワハハハハハ、良くも悪くも相手のハートをつかんだ状態でこちら側に来させるんですね!
武:だから、髪を赤くしたり、わざとふざけた発言をしたり。試合だけ見てくれたらいい、試合は本物なんで。ここには人生も命もすべてを賭けているから皆納得してくれるんじゃないかと。
陣:本当いい話ですね。ところで、武尊さんは試合前にどんな音楽を聴いていらっしゃるんですか。
武:中学から高校の頃バンドでボーカルとギターをやっていたので、ハードロック系が多いですね。洋楽邦楽問わず。ELLEGARDENとかリンキン・パークとか。電子ドラムとキーボードとギター何本かはほぼ毎日さわっています。
陣:それはかなり本格的でスゴイですね!ご自身のYouTubeチャンネルでも宇多田ヒカルさんの「First Love」を公開されていますよね。
武:あれはピアノ弾き語りを聴きながらギターやハモリを入れて一人セッションをしてみたんです。実は、切ない失恋ソングが大好きなんですよ。失恋ソングって、誰もが共感できるんじゃないですか。
陣:ハードロックの真逆も攻めるんですね!となると、恋愛のスタイルはどうなんですか?
武:ファイトスタイルと同じで、グイグイ攻めますね(笑)。中学生の時に好きになった子がいて、29回くらい同じ子に告白して、19歳でようやくOKをもらったとか。
陣:モテているイメージとは真逆で、1勝29敗じゃないですか!!(笑)。それは、理想が高いんですか?
武:多分…恋愛不適合者なんじゃないかと(笑)。攻めすぎるし、そのくせ、試合前になると相手のことが頭に入らなくて、2か月くらい連絡しないことも。情報をシャットダウンしちゃうから、現役中は無理かな…。
―――陣さん、THE RAMPAGEの中から失恋ソングのおススメを、武尊さんに教えてあげましょうよ。
陣:音楽がお好きなので…じゃあ、ミッドチューンの「Knocking Knocking」(1stアルバム『THE RAMPAGE』収録)あたりどうでしょう?最初の部分は“君の存在がいつの間にか 全てをTurning NEW”って心が傾きつつ、サビの部分で“触れてしまいそう”“激しくKnocking Knocking” って相手に完全にロックオンしている状態を歌ってるんですよ。
音源:https://open.spotify.com/track/0PyAuMyS8FFzzhF7XFNfit?si=8cf498157a634b08
武:(実際に聴いてみて)これは…響きますね!これを聴きながら次の恋愛を目指そうかな(笑)。
陣:是非お願いします!(笑)武尊さんは、どういうタイプの方が好きなんですか?
武:それは、家庭的な優しいタイプ。昭和の女性的な、優しく包み込んでくれるような感じで、デートをせがまれるとちょっと苦手かな…、そんな事を言うから恋愛できないんですけど(笑)
陣:ストイックな生き方を支えてくれる方ですね。家に帰ったら、ご飯を用意して待っていてくれるような…いやぁ、その気持ち分かります。やっぱり、専ら動いているので、家の中では優しく寄り添ってくれる人を望んじゃうんですよね。となると、結婚願望も強いんですか?
武:それはめっちゃあって、できれば現役中に結婚したいくらい!なので、毎年、格闘系のメディアに”今年の目標はなんですか?“と問われる度に、“結婚です”って答えて、ズッコケられています(笑)。
陣:“えっ、そっち??”みたいに思われるんでしょうね(笑)。ところで、オフの時はどうしているんですか?
武:実は、オフらしいオフがなくって、試合が終わると、また次の試合に向けたカラダづくりを始めちゃうんですよ。だから、つきあってもデートも出来ないかも…。
陣:そんなネガティブなことを仰らずに(笑)。でも、無敵の武尊さんだからこそ、人間味があっていいですよ。
武: お酒も23歳からだから、6年くらい止めていますね。飲むと、次の日のパフォーマンスが落ちちゃうし、あと、体じゅうに残っている炎症が広がっちゃうので。
陣:お酒や夜遊びなど様々な欲求を断ち切るのもすべて、試合に勝つための準備だということですね。
武:世界チャンピオンになった瞬間、その喜びよりも、最初に言った“恐怖”が勝ってしまったんですよね。…まぁ、もともと弱いんですけどね。飲むと、いつのまにか服を脱いじゃうみたいで(笑)。
陣:それは大変です!(爆笑) じゃあ、楽器を触ったり音楽を聴いたりすることで、リフレッシュするんですね?
武:ホント、寝る前に楽器を触らないと眠れないくらい。THE RAMPAGEも聴かせてもらいます!
陣:ありがとうございます!
―――ところで、お二人の体脂肪率はどれくらいなんですか。
武:僕は、普段8%くらいで、試合前は5%を切りますね。
陣:僕らの場合は、あまり低いとLIVEなど2時間半のパフォーマンス中に体調を崩すので、10%をちょっと切るくらいがベストというメンバーが多いですね。でも、先輩たちは、体脂肪率が2桁になると肥満と言ってからかうんですよ~(笑)。
実は、うちの会社のジムには、現役時代のHIROさんはじめ歴代メンバーの上半身裸の写真が貼ってあって。どれも一番仕上がっている時の体で、こちらをみているので、自然と体を動かさないと!って気持ちになりますね(笑)。
武:ああ、以前、(三代目J SOUL BROTHERSの)ELLYさんのトレーニングを見学させてもらったんですけど…あれは、ダンサー向けじゃなく、もはや格闘家向けですよね!(相手に殴りかかるような)パウンドの練習って、要るのかな~とか(爆笑)。
陣:ワハハハ!…でも、僕らは、ランニングとかエアロバイクとかで心肺を鍛えたいので、格闘家さんに近いのもあるかもしれませんね。逆に、おススメのメニューとかありますか?
武:それならタバタ式トレーニングがおススメですね。20秒間心拍数をMAXに上げて、10秒間休んで、そしてまた20秒間MAXにするという繰り返しを8回行うのが1セット。
それを、格闘技の練習後、3セットするのですが、心肺にも脂肪燃焼にも一番良いらしくて、1セットで1時間ランニング続けるのと同じ効果だと聞きました。
陣:それはめちゃくちゃ効率的ですが…、めちゃくちゃ体を痛めつける、ある意味変態ですね(笑)。僕らは、30秒バイクでこいで、1分インターバルを繰り返しています。それが、LIVEのパフォーマンスに一番合っている感じで続けています。今度、タバタ式もやってみたいけど、倒れませんかね…。
武:僕も、最初は1セットも出来ないくらいでしたよ。でも、人間の限界に挑戦するからめちゃくちゃ効果があって、だからこそ、試合の本番でも、後半でさらに1ギア上げられるんですよね。あと、回復も早くなる。
陣:それはスゴイですね~。じゃあ、試合中も1分の休憩があれば十分戻るということですね。
そういえば武尊さんは試合の途中から笑っていますよね。あれは本能的なものなんですか?
武:実は笑っている感覚は自分にはなくて、初期の頃、人に言われて初めて気づきました。でも、試合中はずっと楽しい感覚があるから笑っているのかも。試合直前までは仕事感覚なんだけど、試合が始まった途端、趣味の時間みたいに感じています。苦しいけど、楽しもうって。
陣:それは、変態(笑)、さすがタバタ式ですね!(笑)…ごめんなさい、タバタさん、勝手に決めつけちゃってしまいました(笑)。
武尊さんは、動体視力もいいんですよね。例えば、友達が不意打ちしようと思っても咄嗟によけられます?
武:確かに、反応しちゃいますね。しかも、普通の人って目をつむると思うんですが、格闘家の場合は目の真ん前までコブシが来ても目を開けているんですよ。目をつむったら、そこで負けなんです。人間の脳は、パンチが来るという瞬間を知っていたら、衝撃に耐えられるんだけど、それを見ていないと衝撃で倒れちゃう。
陣:えっ、それも凄いですね!他に、格闘家ならではの職業病みたいなことってありますか。
武:鏡があると、ついついシャドウボクシングをしちゃいますね。
陣:あっ、それはダンサーも一緒です!!
武:そういえば、(三代目J SOUL BROTHERSの)NAOTOさんは映画『「HiGH&LOW(THE MOVIE 2 / END OF SKY)』で共演した時、演技に入る直前まで、鏡の前でずっと会話をするように踊っていましたよ。
陣:ああ、NAOTOさんのは無意識ですね(笑)。ダンサーはじっとしていられないんですよ。
ところで僕は、毎日3つずつ雑学を仕入れていて、今1100を超えたところなんです。良かったら何か教えてもらえないでしょうか。
武:格闘技の選手が減量したい時、水を抜くって思いがちじゃないですか。実は、めちゃくちゃ沢山飲んだ方がいいんですよ。
陣:えっ、それは知りませんでした!面白いですね。
武:従来の“水抜き”は、できるだけ水分を取らないようにしていたんですが、それだと体から抑止力が働いて、逆に最後抜けないんですね。
今は、試合1週間前にありえないくらいに大量に水を飲んで、汗や尿でどんどん水分を出して、さらに塩分も控えることでさらに水抜きします。直前にサウナに行くとそれだけで3kg痩せちゃうくらい代謝が上がるんです。でも、体に負担がかかるので、普通の人は真似しないで下さいね。
陣:それは、良い雑学をいただきました!じゃあ、僕からも1つ。
武尊さん、ピアノを弾かれますよね?あのピアノの本体が真っ黒なのは、日本発祥って知ってました?日本は湿度が高いから、黒塗りをしてピアノを保護しているんですよ。
武:へぇー!それはいい雑学ですね。
陣:いえいえ、こちらこそ面白かったです。貴重なお話ばかりで有難うございました!
【対談を終えて】
陣:武尊さんは、年齢も僕と近いのに、世界の第一線にいらっしゃることにとても刺激を受けているので、オファーをさせていただきました。生きるか死ぬかというギリギリのところで生きている姿は尊敬するばかりです。それがいろんなことに悩んでいる人にも勇気を与えるんでしょうね。
実際に対談してみて、“恐怖”がプレッシャーとなり、それがあの圧倒的な強さに繋がっているというのは大きな刺激でした。自分も今回のツアーでドームを周らせていただいていますが、その大きな場所でもちゃんとお客さん一人一人に満足してもらうことを目標にしたいとあらためて思いましたね。
今回のツアーで、実際にお客さんの前でパフォーマンスをすると、アーティストとしての自分を一番感じています。今の世の中をエンタメで明るくしたいという自分の最大のテーマが実感できるんですよ。お客さんが声を出せない中でも一所懸命応援してくれている!と、顔の表情を読み取って楽しめるようになりました!!
(取材:人と音楽をつなげたい音楽マーケッター 臼井孝)
武尊 プロフィール
K-1ファイター。1991年7月29日生まれ、鳥取県出身。2011年にプロデビューし、2015年に初代K-1 WORLD GP -55kg王座を獲得、2021年まで41戦40勝(うち24戦でKO)。闘争本能むき出しのファイトスタイルでKO勝利を連発する強さと、そのエース性や誠実な人間性から、K-1ファンを問わず幅広い層から支持を集めている。これまで、映画『HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY』に出演、写真集『武尊』を発売、さらに自身のファッションブランド『UPDT-UNPRECEDENTED-』も立ち上げるなど、タレント活動にも積極的。現在、米子市首都圏観光大使およびとっとりふるさと大使も務める。
公式ブログ https://ameblo.jp/kp1-takeru/
Instagram https://www.instagram.com/k1takeru/
Twitter @takerusegawa
陣 (THE RAMPAGE from EXILE TRIBE) プロフィール
1994年4月28日生まれ、大阪府出身。2017年1月25日にシングル「Lightning」でメジャーデビューしたTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEのパフォーマー兼リーダー。1000個以上の雑学を身につけていることから、2020年末には「まいにち、陣!じんじん雑学カレンダー」を発売。7月1日から、全17公演となるTHE RAMPAGE LIVE TOUR 2021 “REBOOT”~WAY TO THE GLORY~が開催!
・SSTV「ライブを100倍楽しむLIVE YEAH!!!」
VJ(隔週金曜日22:00~23:00)・bayfm「WEEKEND THE RAMPAGE」
MC(毎週金曜日21:00~21:30)・TOKYO FM「JUMP UP MELODIES TOP 20
supported by GinzaSonyPark」
MC(毎週金曜日12:00~14:55)生放送