青春映画は、登場人物たちが物事に全力で挑む様子が魅力的なジャンルです。それを演じる俳優側も共感を集めやすく、青春映画がきっかけでブレイクすることもあります。そんな青春映画への出演歴がある芸能人を、ランキング形式で男女別にまとめました。
全力で駆け抜けていく青春
青春映画は数多く作られていますが、そもそも青春映画の定義とは何でしょうか？どういった部分が魅力かも踏まえて、解説します。
そもそも青春とは？
青春の意味は『活力のみなぎる若い時代を、人生の春にたとえたもの』です。また、『熟する前の未熟さ』を表現する意味合いでも用いられます。
これは五行説で青色が春の色とされるのが由来と考えられており、草木が生い茂る様子から青色が当てはめられたようです。
近年では青春を『アオハル』と表現することも多く、これは青春を訓読みして、よりキャッチーかつ思春期感を強調したものです。アオハルという言葉は人気マンガ『アオハライド』やカップヌードルのCMにより、世間へ広く浸透しました。
日本では学生時代を指すことが多い
青春映画の青春とは、具体的にどの年代のことを指すのでしょうか？解釈はまちまちですが、日本においては学生時代を青春と呼ぶ傾向にあります。
ただし、JRで販売されている『青春18きっぷ』は年齢関係なく購入できるなど、厳密に青春の年齢が定義付けられているわけではありません。
映画といった作品に関していえば、『君の膵臓を食べたい（2017年）』や『青空エール（2016年）』に代表されるように、やはり学生時代を扱った青春ものが多いようです。
青春映画の魅力は全力で生きる姿
青春映画といえば、友情や恋に全力を注ぐキャラクターたちの描写が大きな魅力でしょう。登場する人物が成長したり、挫折を経験したりしていく様子は思わず応援したくなります。
また、部活や勉強といった誰もが通って来たであろう経験が描かれているため、見ている側が感情移入しやすい点も特徴です。
切ない恋に過去の自分を投影したり、部活で苦しかったエピソードに共感したりと、万人受けする作風が多いのが青春映画の強みといえます。
青春映画に出演した芸能人の算出方法
青春映画に出演した芸能人のランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
当社独自の集計方式で算出
青春映画に出演した芸能人のランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出、こちらのデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度（顔と名前を知っている）と誘引率（見たい・聴きたい・知りたい）を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2022年2月度に行われた調査をもとに作成しています。
青春映画に出演した人気俳優ランキング
| 順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
| 1位 | 菅田将暉 | 37.3 | 2022年2月 |
| 2位 | 横浜流星 | 35.5 | 2022年2月 |
| 3位 | 平野紫耀（King & Prince） | 34.4 | 2022年2月 |
| 3位 | 吉沢亮 | 34.4 | 2022年2月 |
| 5位 | 山﨑賢人 | 32.8 | 2022年2月 |
| 6位 | 北村匠海（DISH//） | 30.4 | 2022年2月 |
| 7位 | 新田真剣佑 | 30.0 | 2022年2月 |
青春映画に出演した人気俳優ランキングは、今をときめく人気俳優から、今後ますます活躍するであろう若手俳優までランクインしています。
どういった青春映画に出ていたか、見てみましょう。
アメリカ出身で、2014年から日本にて活動している俳優です。最初の芸名は『真剣佑』でした。同じく俳優である千葉真一は、新田真剣佑の父親です。
舞台『花より男子 The Musical（2016年）』やドラマ『僕たちがやりました（2017年）』といった作品へ出演し、2017年には日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。
青春映画にも出演しており、映画『ちはやふる（2016～18年）』シリーズでは、主人公の千早と共に競技かるたに情熱を注ぐキャラクター綿谷新を演じました。
1997年生まれで、ダンスロックバンド『DISH//』のメンバーとして活動しているほか、俳優としてドラマ・映画にも登場しているタレントです。
NHK大河ドラマ『平清盛（2012年）』やドラマ『仰げば尊し（2016年）』のほか、映画『信長協奏曲（2016年）』といった作品に出演しています。
青春映画にもいくつか出ており、近年の作品では『君は月夜に光り輝く（2019年）』にて主演を務めました。不治の病に冒された高校生ヒロイン・まみずの同級生・卓也を好演し、話題となった作品です。
1994年生まれで、ドラマ・映画はもちろん、舞台でも活躍している人気俳優です。主演した舞台作品には『里見八犬伝（2014年）』があり、2017年には再演もしています。
映画『キングダム（2019・22年）』シリーズや『ヲタクに恋は難しい（2020年）』『夏への扉－キミのいる未来へ－（2021年）』などでも主演を務めました。
青春映画への出演作は『四月は君の嘘（2016年）』です。元天才ピアニストである有馬公生役を見事に演じ、高い評価を得ています。
1994年生まれで、『アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH！マン～あなたの周りのイケてる子募集～』にて審査員特別賞を獲得した俳優です。
NHKテレビ小説『なつぞら（2019年）』やNHK大河ドラマ『青天を衝け（2021年）』へ出演しているほか、映画『キングダム（2019・22年）』シリーズにも登場しています。
2020年には青春映画『青くて痛くて脆い』で主役の田端楓を演じ、居場所を奪われた大学生というキャラクターで話題を呼びました。
1997年生まれ、ジャニーズグループ『King&Prince』のメンバーとして活躍中です。
2019年に公開された青春映画『かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～』と、2021年に公開された続編の『かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～ファイナル』にて白銀御行役を務めました。
橋本環奈が演じるヒロイン・四宮かぐやの相手役としてコミカルに、そしてときにはシリアスに繰り広げられるラブストーリーを盛り上げています。
1996年生まれで、俳優として活躍している人気若手俳優です。
端正なルックスだけでなく、日本アカデミー賞新人俳優賞やエランドール賞新人賞も獲得しており、演技力も高く評価されています。
青春映画への出演は『チア男子！！（2019年）』で坂東晴希役を演じました。柔道の道を挫折し、親友に誘われ男子チアリーディング部として奮闘する役どころで、体当たりの熱演が光った作品です。
1993年生まれ、多くのドラマ・映画にて主演を務めている人気俳優です。
近年の主演作には映画『花束みたいな恋をした（2021年）』や『キネマの神様（2021年）』『CUBE 一度入ったら、最後（2021年）』などがあります。
青春映画にも登場しており、『タロウのバカ（2019年）』では、一度も学校に通ったことのない主人公タロウと行動を共にするエージ役を演じて、刹那的に生きる少年の過激な日々を見事に演じました。
青春映画に出演した人気女優ランキング
| 順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
| 1位 | 橋本環奈 | 40.6 | 2022年2月 |
| 2位 | 広瀬すず | 39.8 | 2022年2月 |
| 3位 | 有村架純 | 39.5 | 2022年2月 |
| 4位 | 浜辺美波 | 38.6 | 2022年2月 |
| 5位 | 永野芽郁 | 33.9 | 2022年2月 |
| 6位 | 今田美桜 | 33.2 | 2022年2月 |
| 7位 | 杉咲花 | 31.9 | 2022年2月 |
青春映画に出演した人気女優ランキングは、近年知名度を上げ多くの人に認知されている有名タレントが並びました。出演した青春映画の情報と併せて見てみましょう。
1997年生まれで、ドラマや映画、CMへ多く出演している若手人気女優です。
NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん（2016年）』やNHK大河ドラマ『いだてん～東京オリムピック噺～（2019年）』への出演で知名度を上げました。近年では、NHK連続テレビ小説『おちょやん（2020年）』のヒロインも務めています。
青春映画にも登場しており、映画『青くて痛くて脆い（2020年）』ではヒロインの秋好寿乃を演じ、周囲から浮いている大学生のリアルさを表現しました。
1997年生まれで、近年特に活躍が見られる注目の若手女優です。
映画『罪の余白（2015年）』などへの出演以降、立て続けに『デメキン（2017年）』『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼（2020年）』などの映画へ出演します。
青春映画にも登場しており、『君は月夜に光り輝く（2019年）』では平林リコ役として、主演の永野芽郁と北村匠海の2人と共に物語を盛り上げています。
1999年生まれで、演技力の高さを評価されている若手女優です。2022年に日本アカデミー賞優秀主演女優賞にノミネートされました。
近年では映画『地獄の花園（2021年）』や『キネマの神様（2021年）』『マイ・ブロークン・マリコ（2022年）』といった作品にキャスティングされました。また、コーセーや花王、ジェーシービーといった大手企業のCMへも出演しています。
青春映画には『君は月夜に光り輝く（2019年）』にヒロイン・まみず役として登場し、発光病という不治の病を患ったキャラクターを演じました。
2000年生まれで、2011年に『第7回東宝シンデレラ』にてオーディションニュージェネレーション賞を受賞しています。
『亜人（2017年）』や『センセイ君主（2018年）』『アルキメデスの大戦（2019年）』といった話題の映画へ出演し、ヒロインを務めることも少なくありません。
2020年公開の青春映画『思い、思われ、ふり、ふられ』でもヒロイン・山本朱里役を担い、明るく社交的な女性を演じました。
1993年生まれで、数々の賞を受賞している人気女優・タレントです。第47回ベストドレッサー賞・芸能部門や第31回日本ジュエリーベストドレッサー賞（20代）を獲得しています。
映画『月の満ち欠け（2022年）』や『前科者（2022年）』へもキャスティングされており、ドラマ・映画・舞台と幅広く活躍中です。
青春映画『花束みたいな恋をした（2021年）』ではヒロイン・八谷絹役を演じ、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得しました。
1998年生まれで、日本アカデミー賞やエランドール賞、日刊スポーツ映画大賞など多くの賞を獲得している人気女優です。
『チア☆ダン～女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話～（2017年）』や『いのちの停車場（2021年）』といった作品で主演を務めており、さまざまなジャンルの作品で活躍しています。
青春映画にもいくつか登場しており、『四月は君の嘘（2016年）』では自由奔放なヒロイン・宮園かをり役を演じ、『ちはやふる』シリーズではかるたへ情熱を燃やすヒロイン・綾瀬千早役を好演しました。
1999年生まれで、2013年にネットで『1000年に1人』『天使すぎる』として話題になったタレントです。もともとは『Rev. from DVL』というアイドルユニットのメンバーでした。
CMやバラエティ番組から、ドラマ・映画とマルチに活躍しています。映画初主演は2016年の『セーラー服と機関銃-卒業-』でした。このとき、日本アカデミー賞新人俳優賞を獲得しています。
青春映画への出演は、『かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～（2019年）』、続編の『かぐや様は告らせたい ～天才たちの恋愛頭脳戦～ ファイナル（2021年）』へ出演しており、ヒロインの四宮かぐや役を演じました。
画面の向こうの青春に思いを馳せよう
青春映画は学生時代を扱った作品が多く、部活や恋愛に奮闘する様子が多くの共感を呼ぶジャンルです。
出演するタレントも若手がメインで、見る側が感情移入しやすいよう作られている点もポイントでしょう。
自分が経験してきた青春時代、あるいはリアルタイムで経験している青春と重ね合わせて楽しめるのが、青春映画の醍醐味です。
