多くのドラマが放送される中で、サスペンスドラマは国内・国外問わず人気の高いジャンルです。サスペンスドラマにはどういった魅力があるのか、またサスペンスドラマにはどんな芸能人が出演しているかを男女別にして、ランキングでまとめました。
サスペンスドラマの魅力とは?
サスペンスドラマの定義や、いつごろからサスペンスドラマの人気が高まったかを解説します。また、国内と海外での人気に違いがあるかどうかも併せて説明しましょう。
サスペンスドラマとは?
見る側に緊張感を与え、先の展開が気になるストーリーで惹きつける作品がサスペンスドラマです。ミステリーと混同されがちですが、謎解き・推理がメインのミステリーに対して、心理的な不安を煽る作風がサスペンスにカテゴライズされます。
代表的なサスペンスドラマは、日本テレビで火曜日に放送されていた『火曜サスペンス』でしょう。2時間という決められた尺の中で、視聴者を惹きつける魅力的なドラマがいくつもここから生まれました。
他にも『古畑任三郎』シリーズや大ヒットしたドラマ『アンフェア』などは、サスペンスの名作として多くの人から支持されています。
2時間サスペンスは1970年代から
サスペンスドラマといえば2時間の放送時間で描かれることが多いですが、その起源は1976年にテレビ朝日で放送された『土曜ワイド劇場』まで遡ります。
40年にも渡り多くのファンを獲得してきた2時間サスペンスは、展開が分かりやすく、サスペンスに詳しくない人やあまり見たことがない人でも入り込みやすいのが魅力です。
特に人気が高い2時間サスペンスとして、『家政婦は見た!』『浅見光彦シリーズ』『金田一耕助シリーズ』などが挙げられます。
海外でも人気のジャンル
国内のみならず、海外でもサスペンスドラマは人気のジャンルです。2011年から放送された『リベンジ』や、2008年から放送された『メンタリスト』は特に多くのファンがいるサスペンスドラマとして知られています。
世界的なファンの多さでいえば、不朽の名作『刑事コロンボ』シリーズも外せません。サスペンス・ミステリーどちらにジャンル分けされるか意見が分かれる作品ではありますが、人気が高いことは間違いなく、『古畑任三郎』の元にもなっています。
サスペンスドラマに出演した人気芸能人ランキングの算出方法
サスペンスドラマに出演した人気芸能人のランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
当社独自の集計方式で算出
サスペンスドラマに出演した人気芸能人のランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出、こちらのデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2021年から2022年に行われた調査をもとに作成しています。
サスペンスドラマに出演した人気男性芸能人ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 遠藤憲一 | 37.8 | 2022年2月 |
2位 | 菅田将暉 | 37.3 | 2022年2月 |
3位 | 玉木宏 | 32.8 | 2022年2月 |
4位 | 高橋一生 | 32.5 | 2022年2月 |
4位 | 松岡昌宏(TOKIO) | 32.5 | 2022年2月 |
6位 | 原田泰造(ネプチューン) | 31.8 | 2022年2月 |
7位 | 坂口健太郎 | 30.7 | 2022年2月 |
サスペンスドラマに出演したことがある男性芸能人ランキングでは、若手俳優からベテラン俳優、さらにお笑い芸人まで幅広くランクインしました。詳しく見ていきましょう。
1991年生まれで、モデル・俳優として活躍しているタレントです。
映画『海街diary(2015年)』や『オケ老人!(2016年)』『今夜、ロマンス劇場で(2018年)』といった作品に出演しています。
近年のドラマでは、『イノセンス 冤罪弁護士(2019年)』や連続テレビ小説『おかえりモネ(2021年)』、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人(2022年)』などの話題作に出演した人気上昇中の俳優です。
社会派復讐サスペンスのWOWOWオリジナルドラマ、『ヒル Season2(2022年)』では主演のカラ役を務め、復讐のために生きる男を好演しています。
1970年生まれで、お笑いトリオ・ネプチューンのメンバーとして活動しているお笑い芸人です。
一方で演技力の高い役者としての顔も持ち、多くのドラマ・映画に出演してきました。代表的な出演作はNHK大河ドラマ『篤姫(2008年)』、ドラマ『運命の人(2012年)』『永遠の0(2015年)』などです。
2022年放送のサスペンスドラマ『インビジブル』では、捜査一課課長・犬飼彰吾を演じ、主人公の志村をサポートしています。
1977年生まれで、ジャニーズ事務所のユニット・TOKIOのメンバーとして活動していました。現在は株式会社TOKIOとして、モノづくりなどに携わっています。
俳優としての側面もあり、『サイコメトラーEIJI(1997年)』や『夜王(2005年)』といったドラマで活躍していました。
恋人殺しの濡れ衣を着せられた天才外科医を描いたサスペンスドラマ『逃亡医F(2022年)』では、主人公の藤木圭介を追いかける元レンジャー部隊・八神拓郎を演じ、復讐心に駆られた男を見事に表現しています。
1980年生まれの俳優で、多くのドラマ・映画に出演している人気タレントです。
ドラマ『カルテット(2017年)』や『凪のお暇(2019年)』で人気を博し、ブレイク後も『天国と地獄~サイコな二人~(2021年)』で今までとは異なる一面を見せるなど、実力ある俳優として知られています。
2022年放送のサスペンスドラマ『インビジブル』にも出演しており、行きすぎた捜査姿勢で左遷された刑事・志村貴文を演じました。周囲から危険視されることもある、異端なキャラクターに注目です。
1980年生まれの俳優で、2001年の映画『ウォーターボーイズ』で注目されて以降、次々と話題作に出演するようになりました。
NHK大河ドラマ『功名が辻(2006年)』やドラマ『のだめカンタービレ(2006年)』でより一層ファンを増やし、2015年には連続テレビ小説『あさが来た』にも登場しています。
2022年に放送されたWOWOWの連続ドラマ『だから殺せなかった』は連続殺人犯と新聞記者の戦いを描いたサスペンスで、玉木宏は暗い過去を持つ新聞記者・一本木透を演じました。
1993年生まれの俳優で、2009年に『仮面ライダーW』でデビューを果たします。
『共喰い(2013年)』にて日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。『あゝ、荒野(2017年)』では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、若手ながらも確かな実力のある役者です。
その後も数々のヒット作に出演しつつ、一方でアーティストとして『まちがいさがし』『虹』などの楽曲をリリースし、多方面で精力的に活動しています。
2022年に放送されたドラマ『ミステリと言う勿れ』では、主役の久能整を演じ、先の読めないストーリーと共に視聴者を魅了しました。
多くのドラマや映画に出演してきたベテラン俳優で、主演から助演まで幅広くこなす役者です。
『池袋ウエストゲートパーク(2000年)』『不毛地帯(2009年)』といった話題のドラマに登場し、NHK大河ドラマ『真田丸(2016年)』にも出演していました。また、ナレーションやCMの仕事も多く、マルチに活躍しているタレントです。
菅田将暉主演のドラマ『ミステリと言う勿れ(2022年)』では、第1話に登場し、ベテラン刑事・藪の役として主人公の久能整と熱く対峙しました。
サスペンスドラマに出演した人気女性芸能人ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 白石麻衣 | 31.8 | 2022年2月 |
2位 | 柴咲コウ | 31.7 | 2022年2月 |
2位 | 波瑠 | 31.7 | 2022年2月 |
4位 | 伊藤沙莉 | 31.4 | 2022年2月 |
5位 | 仲里依紗 | 29.7 | 2022年2月 |
6位 | 水川あさみ | 28.3 | 2021年11月 |
7位 | 武井咲 | 25.3 | 2022年2月 |
サスペンスドラマに出演したことがある女性芸能人ランキングでは、シリアスな演技に定評のあるタレントが多くランクインしました。詳しく見ていきましょう。
1993年生まれで、2006年に第11回全日本国民的美少女コンテストのモデル部門賞・マルチメディア賞を獲得しています。
2009年のドラマ『オトメン(乙男)』でテレビドラマデビューすると、以降女優として本格的に活躍するようになりました。特に映画『るろうに剣心』シリーズではヒロインを演じ、作品の世界観を巧みに表現しています。
松本清張のサスペンスドラマ『黒革の手帖〜拐帯行〜(2021年)』では、主役の原口元子を2017年の前作に引き続き演じ、悪女を見事に演じました。
1983年生まれで、1997年に映画『劇場版金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』に出演して以降、多くのドラマ・映画に登場しています。
主な出演作には『ロング・ラブレター~漂流教室~(2002年)』『のだめカンタービレ(2006年)』などがあります。また、NHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~(2011年)』にも出演していました。
菅田将暉主演のドラマ『ミステリと言う勿れ(2022年)』では、主人公の久能整と幼少期に縁があった女性・美吉喜和役を演じ、温かい優しさを持った役どころで視聴者に印象を残しています。
1989年生まれで、モデル・女優として活動しているタレントです。また、声優としても作品に携わっており、アニメ『時をかける少女(2006年)』ではヒロインの声を務めました。
女優業では『ハチワンダイバー(2008年)』『あなたのことはそれほど(2017年)』『ホリデイラブ(2018年)』といったドラマに出演しています。
松本清張のサスペンスドラマ『黒革の手帖〜拐帯行〜(2021年)』では、主人公の原口元子をライバル視するホステス・山田波子を演じて、敵役として見事な演技を見せました。
子役時代から演技力を評価され、今後も活躍が期待されている若手女優です。
『14ヶ月~妻が子供に還っていく~(2003年)』や『女王の教室(2005年)』には子役として出演していました。その後、『家族ごっこ(2015年)』や『寝ても覚めても(2018年)』でも子役時代から成長した演技を披露しています。
菅田将暉主演のドラマ『ミステリと言う勿れ(2022年)』では、新米刑事・風呂光聖子役を演じ、主人公の久能整と関わるうちに成長していくキャラクターを表現しました。
1991年生まれで、連続テレビ小説『あさが来た(2015年)』への出演で脚光を浴びた女優です。
その後も『世界一難しい恋(2016年)』や『あなたのことはそれほど(2017年)』、『G線上のあなたと私(2019年)』といった作品に出演して評価を上げています。
2022年のサスペンスドラマ『愛しい嘘 優しい闇』では、同窓会に集まったメンバーが次々亡くなるという展開の中、漫画家アシスタント・今井望緒役としてハラハラドキドキの展開を盛り上げました。
女優であり、アーティストとしても活躍しているマルチなタレントです。
映画『GO(2001年)』や『着信アリ(2004年)』『世界の中心で、愛を叫ぶ(2004年)』といった話題作に出演し、人気女優として認知されています。
『47RONIN(2013年)』ではハリウッドデビューも果たし、国内外で幅広く活動歴がある女優です。
2022年放送のサスペンスドラマ『インビジブル』では、謎の犯罪コーディネーター・キリコ役として、主人公の刑事・志村貴文に協力するキャラクターを演じます。
1992年生まれのタレントで、アイドルグループ・乃木坂46のメンバーでした。2020年に同グループを卒業後は、モデルや女優業を主に行っています。
ドラマ『漂着者(2021年)』、映画『嘘喰い(2022年)』などが近年の出演作です。また、アニメ『名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年)』では声優にもチャレンジしています。
菅田将暉主演のドラマ『ミステリと言う勿れ(2022年)』では、ある事件に巻き込まれた美女・犬堂愛珠の役を演じ、物語の鍵を握る存在として作品を盛り上げました。
サスペンスドラマを彩る芸能人たち!
2時間サスペンスに代表されるように、サスペンスドラマは古くから人気のあるジャンルで、根強いファンに支えられシリーズ化されている作品も多いのが特徴です。
恋愛要素を絡めたものから推理を絡めたミステリー要素の強いものまで、サスペンスドラマの中でも細かく作風が異なるため、より好みに近い作品を探すこともできるでしょう。
サスペンスドラマに出演している芸能人をチェックし、どういった役柄を演じているかを知れば、作品への興味も深まるかもしれません。