サスペンスドラマの面白さとは?
ドラマのジャンルの一つとして、揺るぎない人気を誇るサスペンスドラマですが、その面白さは一体どこから生まれているのでしょうか?まずは、サスペンスドラマが持つ面白さの秘密から解説します。
安定感のある演出と演技力
サスペンスドラマには、一種の『型』や『演出』があります。例えば、殺人事件など何らかの謎が提示され、ストーリーの進行とともにさまざまなヒントが集まり、最後に謎が解明されるという流れです。
最後にすべて解決するという前提があるために、それがどんなに凄惨かつ複雑怪奇な謎であったとしても、視聴者は安心して物語に没頭できます。
また、謎にともなう人間ドラマは、登場人物の高い演技力がなくては成り立ちません。安定感のある演出とキャストの演技力が、見る人を引き付けてやまないのがサスペンスドラマなのです。
犯人の動機が同情を誘うことも
サスペンスドラマの犯人は、事件を起こすにあたり、それぞれに動機を持っています。
動機は主に『怨恨』『私利私欲』『誰かの擁護』などに分かれますが、このうち『怨恨』『誰かの擁護』を動機とする犯人の中には、視聴者の同情を誘うような過去を持つ人物も少なくありません。
犯人が事件を起こした背景が同情に値するものだった場合、ドラマはサスペンスの枠を越えて視聴者の心を打ちます。そんな、心を動かされずにいられない物語の深さも、サスペンスドラマの持つ大きな魅力の一つです。
人間ドラマと緊迫感のバランス
サスペンスドラマは、犯人・被害者・関係者・探偵役によって描かれる人間ドラマです。ドラマの種類にもよりますが、謎解きをベースに人情・恋愛・友情・コメディなど、複数の要素が加わるケースも多く見られます。
一説によると、物語中の謎そのものを楽しむのがミステリー、謎に不安・恐怖をともなうのがサスペンスとされています。
人間ドラマとサスペンスの緊迫感が共存することで物語に緩急を生み、ほかでは得られない満足感を与えてくれるのがサスペンスドラマといえそうです。
サスペンスドラマ出演の女優人気ランキングの算出方法
サスペンスドラマ出演の女優人気ランキングは、株式会社アーキテクトが独自調査によって求めた結果から構成しています。以下、詳しい算出方法を解説します。
当社独自の集計方式で算出
サスペンスドラマ出演の女優人気ランキングは、株式会社アーキテクトが定期的に実施している業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとに算出したパワースコアから構成しています。
パワースコアとは、調査結果に対し、タレントの認知度(顔や名前を知っている)・誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせて求めた値です。
今回のランキングは、作品紹介にサスペンスと記載がある2015年以降の作品に出演している女優を対象に、2023年5月度の調査から算出したパワースコアをランキングにして作成しています。
サスペンスドラマ出演の女優人気ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 長澤まさみ | 38.0 | 2023年5月 |
2位 | 石原さとみ | 36.8 | 2023年5月 |
3位 | 芦田愛菜 | 36.1 | 2023年5月 |
4位 | 川口春奈 | 35.5 | 2023年5月 |
5位 | 天海祐希 | 33.1 | 2023年5月 |
6位 | 吉高由里子 | 31.6 | 2023年5月 |
7位 | 上戸彩 | 31.1 | 2023年5月 |
8位 | 松嶋菜々子 | 30.3 | 2023年5月 |
今回のランキングでは、さまざまな年代の人気女優が並ぶ結果となりました。以下、それぞれの女優の経歴や代表作を紹介します。
1973年10月13日生まれ、俳優の反町隆史を夫に持つ、神奈川県出身の女優です。
モデル・キャンペーンガールとして活躍したのち、1996年のNHK連続テレビ小説『ひまわり』のヒロインに抜擢されたのをきっかけに、女優としての活動を本格的にスタートさせました。
主な出演作には、ドラマ『GTO(1998年)』『やまとなでしこ(2000年)』『家政婦のミタ(2011年)』などがあります。
サスペンスドラマでは、2018年放送のドラマスペシャル『誘拐法廷〜セブンデイズ〜』で、誘拐された一人娘を救うために奮闘する弁護士を演じました。
1985年9月14日生まれ、東京都出身の女優です。1997年、第7回全日本国民的美少女コンテストにて審査員特別賞を受賞し、芸能活動をスタートさせました。
2000年にドラマ『涙をふいて』で女優デビューして以降、着々とキャリアを築いています。主な出演作には、『3年B組金八先生(第6シリーズ)(2001年)』『昼顔~平日午後3時の恋人たち~(2014年)』や、映画『あずみ(2003年)』などがあります。
サスペンスドラマでは、2018年放送の『ミッドナイト・ジャーナル 消えた誘拐犯を追え!七年目の真実』にて、連続誘拐殺人事件を追う新聞記者を演じました。
1988年7月22日生まれ、東京都出身の女優です。2004年、スカウトをきっかけに芸能活動をスタートさせると、2006年に『紀子の食卓』で映画デビューしました。
2008年公開の映画『蛇にピアス』では、日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ数々の賞を受賞するなど、演技力に定評がある女優です。
主な出演作には、NHK連続テレビ小説『花子とアン(2014年)』やドラマ『星降る夜に(2023年)』、映画『ユリゴコロ(2017年)』などがあります。
サスペンスドラマでは、2021年の連続テレビドラマ『最愛』にて、殺人事件の重要参考人となった実業家を演じました。
1967年8月8日生まれ、東京都出身の女優です。宝塚歌劇団のOGで、1987年に第73期生として入団すると、25歳のときに史上最年少で月組トップスターに就任しました。
1995年、退団を機に女優としての活動を本格的にスタートさせ、その存在感で数多くの話題作に出演しています。主な出演作は、ドラマ『女王の教室(2005年)』や『BOSS』シリーズなどです。
サスペンスドラマでは、2018年放送の『Aではない君と』にて、事件の加害者となった少年の弁護士を演じました。
1995年2月10日生まれ、長崎県出身の女優・モデルです。2007年、ファッション誌『nicola』のモデルオーディションにてグランプリを受賞し、同誌の専属モデルとしてデビューしました。
2009年に『東京DOGS』で女優デビューして以降、多数の作品で存在感を放っています。主な出演作は、NHK大河ドラマ『麒麟がくる(2020年)』やNHK連続テレビ小説『ちむどんどん(2022年)』、ドラマ『silent(2022年)』などです。
サスペンスドラマでは、2017年放送の連続テレビドラマ『愛してたって、秘密はある。』にて、誰にも言えない過去を持つ主人公を支える恋人役を演じました。
2004年6月23日生まれ、幼少期から活躍し、高い知名度を持つ国民的女優の1人です。
2009年に子役としてデビューすると、ドラマ『Mother(2010年)』『マルモのおきて(2011年)』や、映画『告白(2010年)』などに出演し、その名は一気に全国区となりました。
主な出演作品には、NHK大河ドラマ『麒麟がくる(2020年)』や映画『うさぎドロップ(2011年)』などがあります。
サスペンスドラマでは、2023年の連続テレビドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』にて、物語のキーパーソンとなる女子高生を演じました。
1986年12月24日生まれ、東京都出身の女優です。2002年、第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン『ピュアガール2002』でグランプリを受賞して、芸能界入りしました。
2003年公開の映画『わたしのグランパ』で女優デビューをすると、同作品で第27回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。主な出演作は、NHK大河ドラマ『義経(2005年)』や映画『そして、バトンは渡された(2021年)』などです。
サスペンスドラマでは、2018年の連続テレビドラマ『アンナチュラル』で、不自然な死の謎に迫る法医解剖医を演じました。
1987年6月3日生まれ、静岡県出身の女優です。
2000年、第5回東宝シンデレラオーディションでグランプリを獲得したのをきっかけに芸能界入りすると、女優としての活動もスタートさせ、2003年の『ロボコン』で映画初主演を飾りました。
主な出演作には、ドラマ『プロポーズ大作戦(2007年)』や『コンフィデンスマンJP』シリーズ、映画『世界の中心で、愛をさけぶ(2004年)』などがあります。
サスペンスドラマでは、2022年の連続テレビドラマ『エルピス -希望、あるいは災い-』で、冤罪事件に立ち向かう落ち目の女子アナウンサーを演じました。
サスペンスならではの女優の演技をチェック
サスペンスドラマの魅力は、物語を貫く大きな謎と、謎にまつわる人間ドラマにあります。登場人物とともに謎解きに挑戦したり、切ない動機を抱く犯人に心を寄せたりするうちに、「気が付いたらサスペンスドラマにハマっていた」という人も多いのではないでしょうか。
そんなサスペンスドラマを彩るのが、優れた演技力で物語の面白さを引き立てる女優たちです。サスペンスドラマに登場する女優の演技に注目し、新たなドラマの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか。