柔軟剤のCMには特徴がある?
柔軟剤のCMでは、清潔感や香りをいかにうまく伝えるかが重要です。どういった伝え方をしているのか、柔軟剤のCMでよく見られる特徴を解説します。
基本のアピールポイントは「香り」
柔軟剤を選ぶ際によく見られる項目は、香りです。「好きな香りの柔軟剤を使って、気分を上げたい」という人は多いでしょう。しかし、CMという映像媒体において、香りそのものを視聴者に伝えることは難しいものです。
そのため柔軟剤のCMでは、女優を起用して実際に匂いを嗅いでもらうシーンを挿入したり、香りに合ったイメージ映像を流したりすることで、香りを伝えようとしています。
2020年に放送された『レノア ハピネス』のCMで、吉岡里帆が目隠しをしながら柔軟剤と本物の花の香りを嗅ぎ比べた映像は、その分かりやすい例といえるでしょう。
多様な側面から訴求する傾向に
単純に匂いの良さを伝えるCMだけでなく、近年は匂いにまつわる多様な側面からのアプローチも見られるようになりました。
例えば、2022年に石原さとみが出演した『ハミング フレア フレグランス』のCMでは、独自の香り技術によって香りが広がらず、『自分だけの心地良さを感じられる今ドキの香り』をコンセプトにした内容が放送されました。
柔軟剤に対して「匂いが強くて苦手」というイメージを持つ人もいる中で、そうしたイメージを緩和させる目的のCMも出てきており、より多くの層に刺さりやすいCMを制作側も意識しているといえるでしょう。
根底にあるのは「清潔感」
衣類に関係する商品である以上香りは重要ですが、清潔感も大事な要素です。そのため柔軟剤のCMでは、清潔感のある映像・イメージがベースとなります。
2022年に放送された『ハミング』のCMでは、自然体かつ清潔感があるという理由で、草彅剛が起用されました。
また、CMに出ているタレントの多くが白い衣装を着ていることも、共通点として挙げられます。『白=清潔感のある色』というイメージがあるためと考えられるでしょう。
【柔軟剤のCM】女優人気ランキングの算出方法
【柔軟剤のCM】女優人気ランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
当社独自の集計方式で算出
【柔軟剤のCM】女優人気ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出、こちらのデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2023年2月度に行われた調査をもとに作成しています。
【柔軟剤のCM】出演女優人気ランキング
柔軟剤のCMに出演している女優の人気ランキングには、清潔感や透明感のあるタレントが多くランクインしています。どういったCMに出ていたのか、見ていきましょう。
2020年のP&Gの柔軟剤『レノア ハピネス』のCMに出演しており、目隠しをして柔軟剤と本物の花の香りの違いを当てるというユニークな内容でした。
撮影インタビューでは、「柔軟剤の部屋からも本当に花の匂いがして驚いた」とコメントしています。
アーティストとしての活動も行っている女優で、さらに環境省の環境特別広報大使にも任命されているマルチな人物です。
2017年に、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』にて主演を務めました。2020年には、NHK連続テレビ小説『エール』にも出演しています。
柔軟剤のCMにも登場しており、2016年のLIONの製品『ソフラン アロマリッチ』でお嬢様系と小悪魔系という二つの香りイメージを、メイク・衣装・雰囲気で表現していました。
1994年生まれ、女優として活動中です。2022年にはエランドール賞新人賞も獲得しました。
ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?(2022年)』や『失恋めし(2022年)』への出演歴があるほか、2023年には『どうする家康』でNHK大河ドラマ初出演も果たしています。
KDDI『povo』や花王『Essential THE BEAUTY』といった有名企業のCMにも多く出ており、2018年にはP&Gが販売している柔軟剤『レノア ハピネス 香りスイッチ編』のCMに出演しました。
1999年生まれ、2009年に映画『ハード・リベンジ、ミリー/ブラッディーバトル』で女優デビューを果たしています。
2018年にはNHK連続テレビ小説『半分、青い。』のヒロインに抜擢され、翌年にエランドール賞新人賞を獲得しました。
2021年に出演した柔軟剤『フレア フレグランス』のCMでは応援をテーマに、華やかな香りで前向きに動き出す自分を応援するといったストーリーを演じています。
1986年生まれ、第27回ホリプロタレントスカウトキャラバンにてグランプリを受賞し、芸能界デビューをしました。
女優として多くのドラマ・映画に出演しており、主な出演作はNHK連続テレビ小説『てるてる家族(2003年)』やドラマ『アンナチュラル(2018年)』、映画『シン・ゴジラ(2016年)』などです。
2022年に花王の柔軟剤『ハミング フレア フレグランス』に出演しており、自分だけが楽しめる香りというコンセプトを伝えるため、良い匂いに包まれうっとりしている様子が印象的でした。
1967年生まれ、ドラマ・映画・舞台など幅広いフィールドで活躍している女優です。近年では、YouTubeでの活動も見られるようになりました。
主な映画出演作は『最高の人生の見つけ方(2019年)』『カイジ ファイナルゲーム(2020年)』『老後の資金がありません!(2021年)』などです。
2021年に出演した柔軟剤『レノア』のCMでは、消臭大臣というポジションのキャラクターを演じて、長時間消臭効果のある製品をPRしました。
1988年生まれ、女優としてドラマ・映画などを中心に活躍しているタレントです。
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ(2016年)』や『リーガル・ハイ』シリーズ、『コード・ブルー』シリーズが主な代表作となっています。また近年では、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人(2022年)』にも出演しました。
柔軟剤のCMには、2022年のLIONの『ソフラン アロマリッチ』に出ており、良い香りに包まれて日常を送る様子が明るく描かれています。
1985年生まれ、多くの人気作品に出演し、演技に関する賞も多数獲得している人気女優です。これまでにエランドール賞新人賞・ブルーリボン賞主演女優賞・日本アカデミー賞優秀主演女優賞などを受賞しています。
代表作も多く、ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ(2004年)』『ホタルノヒカリ(2007年)』や、映画『おっぱいバレー(2009年)』『海街diary(2015年)』などは特に有名です。
好感度が高くCMにも数多く出演しており、2017年にはP&Gの柔軟剤『レノア オードリュクス』シリーズのCMに登場しました。嫌なことがあっても、香りで癒やされて気分がリフレッシュするオトナ女子を演じました。
人気女優が出演するCMを見逃さないで!
柔軟剤のCMは清潔感や香りを伝えるため、好感度の高いタレント・実力のある女優などを起用することが多くあります。
好きな女優が出演している柔軟剤をチェックしてみるのはもちろん、いつも使う柔軟剤のCMに出ている女優の出演作を見てみるのも面白いでしょう。
今後も各社の柔軟剤には人気女優が出演するはずなので、どんなタレントが起用されるのか注目です。