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R-1グランプリの歴代受賞者をチェック!推しはランク入りしてる?

R-1グランプリとは?

R-1グランプリについて見聞きする中で「お笑いの大会だとは知っているけれど、詳しいことは分からない」という人は少なくありません。

まずは、R-1グランプリの詳細から整理していきましょう。

日本一のピン芸人を決める大会

『R-1グランプリ』は、吉本興業主催・フジテレビ系列で生放送される、ピン芸人日本一を決める大会です。当初は『R-1ぐらんぷり』でしたが、2021年から『R-1グランプリ』へと表記が変更されました。

『R-1グランプリ』のRは『落語』を意味しているものの、求められるのはあくまでもピン芸人としての面白さのみであり、基本的にジャンルは問いません。

プロの芸人はもちろん、アマチュアも参加できるほか、普段は複数人で芸を見せている人が個人として参加することも可能です。「本当に日本一面白い芸人は誰なのか」を追求した結果、生まれた大会がR-1グランプリといえるでしょう。

2002年から毎年開催

R-1グランプリは、2002年に開催された第1回『R-1ぐらんぷり2002』以降、毎年開催されています。

第1回大会の優勝者は女性ピン芸人・だいたひかるで、ファイナリストには浅越ゴエ・オール阪神・桂三若・ケンドーコバヤシ・笑福亭三喬・陣内智則・友近など、今や著名な芸人が名を連ねていました。

なお2023年時点において、複数回の優勝経験を持つのは、第5回・第6回を連続優勝した芸人・なだぎ武のみです。R-1グランプリは、一つのエンターテインメントであるのと同時に、新たな才能の発見に大きく貢献している大会といえるでしょう。

2021年から芸歴10年以内に

創設当初、特に応募資格を設けていなかったR-1グランプリですが、回数を重ねていく中でいくつかの変更がありました。

特に大きな変更となったのが、2021年に設けられた『芸歴10年以内』というキャリアによる制限です。この制限は、若手芸人の可能性を広げることを目的として定められました。

そのほか、2023年現在の主な応募資格は以下のようになっています。

  • プロ・アマは問わない
  • プロは芸歴10年以内(養成所期間やお笑い以外の活動、活動休止期間は芸歴に含めない)
  • アマチュアはRー1への出場が10回以内

R-1グランプリ歴代受賞者人気ランキングの算出方法

R-1グランプリ歴代受賞者の人気ランキングは、株式会社アーキテクトが行った独自調査を集計し構成しています。以下、詳しい作成方法を解説します。

当社独自の集計方式で算出

R-1グランプリ歴代受賞者の人気ランキングは、株式会社アーキテクトが定期的に実施している業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとに算出したパワースコアから作成しています。

パワースコアとは、調査結果に対し、それぞれのタレントの認知度(顔・名前を知っている)・誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた数値です。

今回のランキングでは、2023年2〜5月度に行われた調査をもとに、R-1グランプリ3位以内の受賞経験がある人物に対象を絞って作成しています。

R-1グランプリ歴代受賞者人気ランキング

順位 タレント名 パワースコア 調査時期
1位 バカリズム 31.6 2023年05月
2位 博多華丸(博多華丸・大吉) 31.4 2023年05月
3位 粗品(霜降り明星) 22.9 2023年05月
4位 ゆりやんレトリィバァ 20.2 2023年05月
5位 徳井義実(チュートリアル) 18.0 2023年02月
6位 ハリウッドザコシショウ 17.6 2023年02月
7位 吉住 12.8 2023年05月
8位 ZAZY 11.6 2023年05月
9位 お見送り芸人しんいち 9.0 2023年05月

R-1グランプリ歴代受賞者人気ランキングは、さまざまな年代・キャリアの芸人が並ぶ結果となりました。以下、それぞれの経歴や魅力を紹介します。

9位:お見送り芸人しんいち

1985年4月21日生まれ・大阪府出身、グレープカンパニー所属の芸人です。シンプルなメロディに乗せて歌う好きなものの歌詞に、濃い毒を含ませる独自の芸風で、参加資格のラストイヤーに第20回『R-1グランプリ2022』の優勝者となりました。

風変わりな芸風の名付け親は、事務所の先輩でもあるサンドウィッチマンの伊達みきおです。先輩をじょうずに見送っているお見送り芸人しんいちを見た伊達みきおが、「お見送り芸人だな」と口にしたことから名付けられたとされています。

同じくグレープカンパニーに所属する、芸人・田中光とのお笑いコンビ『田中上野』での活動でも知られる人物です。

8位:ZAZY

1988年6月27日生まれ・大阪府出身、吉本興業所属の芸人です。ラストイヤーで挑戦した第20回『R-1グランプリ2022』のファイナルステージにて、お見送り芸人しんいちに破れて準優勝となりました。

前年の第19回『R-1グランプリ2021』においても、同じくファイナルステージでゆりやんレトリィバァに敗れていたため、2年連続の準優勝となっています。

インパクトのある風貌に、フリップやデジタル紙芝居を使ったリズム芸が生むシュールな世界観が、若年層を中心に人気を集めている人物です。

7位:吉住

1989年生まれ・福岡県出身、プロダクション人力舎に所属する女性ピン芸人です。

コンビ活動からピン芸人へ転向すると、女性ならではの感性を存分に生かした恋愛中心のなりきりコントが評判を呼び、『女芸人No.1決定戦 THE W(2020年)』で優勝を果たしました。

勢いに乗った翌年以降、第19回『R-1グランプリ2021』・第20回『R-1グランプリ2022』ではともに決勝進出を果たし、さらに知名度を高めました。

演技力の高さを買われ、女優としてドラマに出演するなど、活躍の幅をますます広げている人物です。

6位:ハリウッドザコシショウ

1974年2月13日生まれ・静岡県出身、ソニー・ミュージックアーティスツに所属する芸人です。大阪NSC11期生で、お笑いコンビ『G☆MENS』としてデビューしました。同期の芸人には、中川家・ケンドーコバヤシ・陣内智則らがいます。

2002年にコンビを解散して以降は、ピン芸人として活動しています。誇張のきいたものまねネタなどで徐々に知名度を高めると、第14回『R-1ぐらんぷり2016』では、実力者の小島よしお・ゆりやんレトリィバァを退け、見事優勝を果たしました。

5位:徳井義実(チュートリアル)

1975年4月16日生まれ・京都府出身、吉本興業所属の芸人です。お笑いコンビ『チュートリアル』の、ボケ担当として知られています。

1998年、福田充徳と『チュートリアル』を結成し、同年デビューしました。第6回『M-1グランプリ2006』では、フットボールアワー・麒麟と争った最終決戦において、すべての審査員の票を獲得する完全優勝を収め話題となりました。

翌2007年、第5回『R-1ぐらんぷり2007』では、優勝者のなだぎ武に次ぐ準優勝を果たし、ピン芸人としての実力も知らしめています。

4位:ゆりやんレトリィバァ

1990年11月1日生まれ・奈良県出身、吉本興業所属の女性芸人です。2013年、NSC大阪校を首席で卒業して芸人としてのキャリアをスタートさせると、2017年に『第47回NHK上方漫才コンテスト』で女性ピン芸人としては初の優勝を果たしました。

独特の間を持つネタとユニークな風貌が人気を集め、同年には『女芸人No.1決定戦 THE W』の初代王者に輝きました。

2019年にはアメリカの人気番組『アメリカズ・ゴット・タレント』に出場して会場を沸かせ、2021年の第19回『R-1グランプリ2021』では優勝を果たしています。

3位:粗品(霜降り明星)

1993年1月7日生まれ・大阪府出身、吉本興業所属の芸人です。お笑いコンビ『霜降り明星』の、ツッコミ担当としても知られています。

2013年、せいやとともにお笑いコンビ『霜降り明星』を結成すると、テンポの良い息の合った芸風で話題を集めました。2017年に『第38回ABCお笑いグランプリ』で優勝し、翌2018年には第14回『M-1グランプリ2018』でも優勝を収めています。

続く2019年、第7回大会から出場を続けてきたR-1ぐらんぷりで本領を発揮し、第17回『R-1ぐらんぷり2019』にて念願の優勝者となりました。

2位:博多華丸(博多華丸・大吉)

1970年4月8日生まれ・福岡県出身、吉本興業所属の芸人です。漫才コンビ『博多華丸・大吉』で、ボケを担当しています。

1990年に博多大吉(当時は亀屋大吉)と『鶴屋華丸・亀屋大吉(つるやはなまる・かめやだいきち)』を結成し、福岡で活動をスタートしました。2004年、屋号を『博多』へ変更し、現在の『博多華丸・大吉』が誕生します。

2005年、「子どもの小学校入学に合わせて上京したい」との華丸の意向に沿う形で上京すると、翌2006年に第4回『R-1ぐらんぷり2006』で優勝を飾りました。安定した人気を誇る実力派芸人です。

1位:バカリズム

1975年11月28日生まれ・福岡県出身、マセキ芸能社に所属する芸人です。1995年、松下敏宏とともに『バカリズム』を結成したのち、2005年からピン芸人として活動しています。

R-1グランプリとの関係は深く、第4回『R-1ぐらんぷり2006』から5年連続で出場するも、2010年までの戦績の中で2007年と2009年の3位が最高位でした。

R-1ぐらんぷりでは思うような結果を出せなかったバカリズムですが、2010年のR-1卒業宣言後にブレイクし、第20回『R-1グランプリ2022』では審査員を務めました。

現在では芸人としてのライブ活動はもちろん、何本ものレギュラー番組を持ち、さらには脚本・ナレーションなどでも活躍を見せる、マルチな才能を発揮している人物です。

ピン芸人ならではの面白さを再確認

R-1グランプリは2002年から毎年開催されている、ピン芸人日本一を決める大会です。大会名の表記や参加資格に変遷はあるものの、「最も面白いピン芸人を選ぶ」という趣旨に変更はありません。

そんなR-1グランプリは、自分1人の力で勝負するだけに、2人以上の漫才師が出場資格となっている『M-1グランプリ』とは求められる面白さも異なります。

ピン芸人ならではの面白さを楽しめるR-1グランプリに注目し、お気に入りのピン芸人を探してみてはいかがでしょうか。

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