ネクスト

SNS・YouTubeで注目集める「くりえみ」が『週刊ビッグコミックスピリッツ』表紙に初登場

SNS時代になって、従来の「グラビアアイドルの主な活躍の場=雑誌・DVD」というイメージから変化して、インスタグラムなどのSNSでの発信から注目を集め、さまざまな分野に進出するグラビアアイドルが増えている。その代表例としては、「インスタグラビア」のハッシュタグを付けて自身のインスタグラムに投稿したグラビア写真がきっかけとなって、『週刊プレイボーイ』の表紙に抜擢された似鳥沙也加がいる。

フェチ感にあふれた自身の写真をSNSに投稿して“SNSのフェチ天使”と呼ばれ話題を集めているのが、「くりえみ」だ。2022年1月31日発売の雑誌『週刊ビッグコミックスピリッツ』No.9(小学館)の表紙に「エモさ1000%」のキャッチコピーで登場。同誌表紙初登場を記念して、全国のミニストップの店内放送にも出演した。

インフルエンサーとして女性層も支持

くりえみはスカウトされてアイドルグループで活動後、2018年からソロとしてリスタート。約1年半はフリーで活動。コミケなどのアニメイベントで自作の写真集を販売したり、SNSでの発信にも力を入れて、当時からセルフプロデュース能力を見せていた。その後、現在の事務所に所属した。

インスタグラムのフォロワーは約96.3万人、ツイッターのフォロワーは約40.6万人(2022年1月現在)。インスタグラムのフォロワーは昨年秋と比べて、9万人増えた。YouTube公式チャンネル「くりえみちゃんねる」(登録者数31.6万人)では女性の悩みを解消する動画や自宅でのトレーニング動画なども投稿して、女性ファンも多い。1月には、カレンダー発売を記念した女性限定イベントをHMV&BOOKS SHIBUYAで開催した。

昨年秋、2nd『くりめぐり』を発売

2021年9月、グラビア写真旅をテーマに北海道・京都・大阪・鳥取・沖縄をめぐって撮影した、2nd写真集『くりめぐり』(玄光社・撮影=福島裕二)を発売。176ページという、みごたえのあるボリュームたっぷりの写真集になっている(写真集のタイトルはSNSを通じてファンから募集して決定)。2021年には『FLASH』『sabra』『週刊プレイボーイ』『EX大衆』などの雑誌のグラビアを飾った。

今年1月には、ヘアメイクアーティストの双木昭夫が独自の世界観を展開して制作する写真集『なまいきリボンわがままレースVol.8PINK』にも表紙をはじめ、モデルとして出演。部数限定のメイキングDVD付き初回限定版も発売された。

『松丸亮吾の謎解き予備校』でミキらと共演中

最近は幅広いジャンルで活躍。今年1月3日から配信がスタートした『松丸亮吾の謎解き予備校』(ひかりTV・全10回)にレギュラー出演中。『ヒルナンデス!』(日テレ系)や『あさイチ』(NHK)で活躍する謎解きクリエイターの松丸亮吾が謎解きの極意を伝授する先生役を務める授業形式の番組で、生徒役として彼女のほか、兄弟お笑いコンビのミキ、ソロ「ぱいぱいでか美」から改名したでか美ちゃん、声優の木島隆一と野津山幸宏が出演している。

また、Inter FMで第1・3週の水曜日23時30分~24時に放送中の『くりえみの水曜日のわがままシンデレラ』のパーソナリティを担当。同番組にはゲストとしてこれまで、人気コスプレイヤー/グラビアアイドルの伊織もえ、トレンディエンジェルのたかし、レインボーのジャンボたかお、ジョイマンの高木晋哉らが出演した。今年1月6日には『ヒロミ・指原の“恋のお世話始めました” 総集編』(ABEMA)にも出演。

「起業家・経営者」の顔も持つ

彼女はS&E株式会社の代表取締役でもあり、商品開発やコンサルティングにも携わっている。2020年にプロデュースブランド「marron」を立ち上げたほか、2021年11月から美容皮膚科「HADA LOUNGE」を監修。また、初プロデュースしたシャンプー「AIMERTÉクリームシャンプー」がクラウドファンディングサイトで目標対比299%を達成して、昨年12月から発売となった。

『週刊ビッグコミックスピリッツ』の表紙に登場したことで、知名度が大きく伸びるはず。2022年は、自己プロデュース力の高さをさらに発揮して、マルチな人気者に浮上しそうだ。

くりえみ


6月14日生まれ
千葉県出身
コプルト所属
公式サイト https://coprte.com/
公式ツイッター https://twitter.com/kurita__emi
公式インスタグラム https://www.instagram.com/kurita__emi/
公式YouTube https://www.youtube.com/channel/UC43RDed8mIy_O75pXWUogpA

文/高倉文紀