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<独自取材コメント付き>注目の次世代女優・茅島みずきが人気女優の登竜門「全国高校サッカー」応援マネージャーに選出

日テレ系で毎年12月末から1月中旬にかけて放送される『全国高校サッカー選手権大会』を盛り上げる応援マネージャーには、期待の次世代女優が選ばれてきた。これまでに堀北真希(初代)、新垣結衣、広瀬アリス、川口春奈、松井愛莉、広瀬すず、永野芽郁、大友花恋、森七菜らが選ばれ、その後、主演女優に成長して、今や人気女優への登竜門としておなじみとなった。朝ドラ『おかえりモネ』に主演してみずみずしい演技を見せた清原果耶も、2018年に応援マネージャーを務めた。

今年、記念すべき第100回の「全国高校サッカー選手権大会」の応援マネージャーに選ばれたのが、長崎県出身の17歳、茅島みずき。今回は、この記事のためにコメントを寄せてくれた。

応援マネージャーに選ばれた心境については、「このお仕事をはじめてから絶対にやりたいお仕事の1つだったので、決まったときはすごく嬉しかったです。選手のみなさんを全力で応援して、選手を支える監督さんや、マネージャーさん、家族のみなさんの気持ちにもしっかり寄り添えるように頑張りたいと思っています」と語っている。

ポカリスエットのCMでダンスが話題に

茅島みずきは、2017年に所属事務所が主催した、応募者全員にスタッフが会って面接する「アミューズ全県全員面接オーディション2017」の九州・沖縄編でグランプリに輝き、芸能界入り。

2019年には大塚製薬「ポカリスエット」のCMに起用され、2020年まで同CMに出演した。ポカリスエットのCMも過去には宮沢りえ、綾瀬はるか、川口春奈、中条あやみらが出演して主演女優の登竜門として知られているが、茅島みずきが出演した第1弾の「青ダンス 炎の叫び」篇では、それまでのポカリスエットのCMのイメージとは違う激しいダンスを総勢760名の生徒たちとともに披露して、大きな注目を集めた。

ポカリスエットのCMの撮影現場を振り返って彼女は「ダンスがまったく踊れず、毎日何時間も練習をして頑張りました。動きとしては踊ることができるようになったものの、今度は“ダンスで感情を表現する”という課題が生まれ、撮影の前日までとても悩んでいたのを覚えています。でも、本番はそのできない悩みや葛藤をダンスにぶつけると、自分が思ったようにできて楽しかったです」と語る。

その後、資生堂の長編企業CM 「Japanese Beauty Rising」、積水ハウス「少女の成長」篇などのCMに出演。2022年10月からオンエアが開始された三菱重工業の新CM「カーボンニュートラル」篇・「水素発電」篇でも活躍中。今年1月に放送開始された三菱パワーのCMに続いて再び、吉田鋼太郎が声を務めるフレンチブルドックの「ブルくん」と共演した。今後出演してみたいCMは「出演したことがないので、お菓子のCMに出演です!」。

舞台『ロミオとジュリエット』でヒロイン役

女優としても数々の作品に出演。ドラマでは2020年10~12月に放送された、なにわ男子主演の『メンズ校』(テレ東系)ではヒロインの鷹野エリカを演じたほか、2021年1月~3月に放送された『ここは今から倫理です。』(NHK)で山田裕貴演じる倫理の先生・高柳に想いを寄せる逢沢いち子を演じて話題に。映画では2020年8月に公開された『青くて痛くて脆い』では吉沢亮が演じた主人公のバイト先の後輩・川原理沙を演じた。

彼女が女優としてのターニングポイントになったと話すのが、舞台初出演にしてヒロインを演じた、2021年3~4月上演の『ロミオとジュリエット』だ。「何も分からない私に、演出家の森(新太郎)さんが1から丁寧に教えてくださいました。最初はまったく思うようにできませんでしたが、毎日毎日たくさん練習して本番では120パーセント出し切れたなと思います。この経験は本当に今の私に生きていますし、とても素敵な経験になりました」と当時を振り返る。

朝ドラ『おかえりモネ』でも好演

今年10月まで放送されたNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』では、東京から気仙沼にやって来た大学生・水野一花役を演じた。朝ドラ出演を回顧して彼女は「東日本大震災が起こったとき、私は当時7歳。そして、地元が長崎なので被災地とは少し遠い場所でした。被災地でどういうことが起こっていたのか、どんな大変さがあったのか、本当のところではきちんと理解ができていなかったので、事前にたくさん調べて勉強しました。私が演じた水野の人生と自分の人生で似ている部分を照らし合わせて、毎日悩みながら役を作っていきました」と語る。

現在は、2021年秋クールの連ドラ『SUPER RICH』(フジ系)に赤楚衛二が演じる・春野優の妹・真子役で出演中。「お母さん役の美保純さんのお芝居はすごく繊細で、とても心打たれるシーンが多くてたくさん刺激を頂きました。春野家はとても暖かく穏やかな家庭なので、みんなの仲の良さをしっかりと表現できるように頑張りました」。

NHK BSプレミアムで2022年3月に放送予定の大分発地域ドラマ『君の足音に恋をした』にヒロイン役で出演することも決定。共演は加藤清史郎で、撮影は大分県日田市で行われる。大分を舞台にした作品で、同じ九州の長崎出身の彼女ならではの演技を見せてくれることを期待したい。

今後の目標は「朝ドラのヒロイン」

素顔の茅島みずきは、「見た目はクールだねって言われますが、実際はすごくお喋りで“面白いね”と言ってもらえることが多いです。学校ではグループの中でも一番よくしゃべるくらい、おしゃべりです(笑)」と話す。

特技はゴルフで、小学生の頃から始めてプロゴルファーを目指していたこともあるという。今後チャレンジしてみたいことを聞くと、「料理に挑戦してみたいです。今は寮に住んでいて寮母さんが作ってくれるのですが、一人暮らしを始めたときに困らない程度には作れるようにしたいです」と答えてくれた。

彼女の今後の目標は、朝ドラヒロインになること。「実際に朝ドラに出演させていただいて、リハーサルや現場の様子を見て、ヒロインという立場がとても大変なんだなということを感じましたが、よりヒロインになりたいという気持ちが強くなりました」と語る。

長身(170cm)でスラリとしたモデル性の高いビジュアルに大物感を秘め、やわらかい笑顔が魅力的。2022年の躍進が期待される新星として、いの一番に名前を挙げたい注目の存在だ。

 

文/高倉文紀

茅島みずき(かやしま・みずき)


2004年7月6日生まれ
長崎県出身
アミューズ所属
公式サイト https://www.amuse.co.jp/artist/A8872/
公式インスタグラム https://www.instagram.com/mizukikayashima_official/