京都には映画の撮影所があったり、伝統芸能が盛んだったりと、芸に慣れ親しむ土壌があります。京都で育ち芸能界に入った芸能人には、どのような人がいるのでしょうか?男女別に京都出身芸能人の人気ランキングを紹介します。
京都出身の芸能人が意外に多い理由?
芸能界には多くの京都出身芸能人がいます。京都という土地柄や撮影所などの観点から、その理由を解説していきます。
京都は古くから芸能ごとが盛んな地域
能・狂言・日本舞踊など、京都では多くの伝統芸能が育まれてきました。古くは平安時代や室町時代までさかのぼり、脈々と続く雅・わびさびなどの概念が文化として強く根付いています。
また、京都は日本映画の発祥地といわれており、スクリーンの中の世界に憧れる人も多くいたと考えられます。
古くから芸能ごとになじみが深い京都の人たちの中には、「芸能界に入りたい」という強い思いを持つ人が多くいるのかもしれません。
有名な映画撮影所がある京都
京都は映画の都とも呼ばれ、特に太秦は『日本のハリウッド』とも称されています。太秦には『松竹京都撮影所』があり、『鬼平犯科帳』シリーズや映画『たそがれ清兵衛』などが撮影されました。
さらに、京都にはもう一つの有名な撮影所『東映京都撮影所』があります。京都で最も古い歴史を誇る撮影所であり、1926年から続いています。
撮影所が身近にあるからこそ、ドラマや映画の撮影という非日常的な空間を、親しみのあるものとして捉えることができるのでしょう。
京美人という言葉も
秋田美人という言葉があるように、京都にも『京美人』という言葉があります。日本三大美人の一つといわれており、昔から京都や周辺地域には美人が多いとされてきました。
理由は諸説ありますが、京都の町家は日当たりがあまりよくない傾向にあり、そのことが色白な肌を育んでいるのではともいわれています。
美人が多い京都出身の芸能人であれば、整った容姿の人が多い芸能界でも埋もれずに活躍できるのかもしれません。
京都出身の芸能人の人気ランキングの算出方法
京都出身の芸能人の人気ランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
当社独自の集計方式で算出
京都出身の芸能人の人気ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出、こちらのデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2021年8〜11月に行われた調査をもとに作成しています。
京都出身の男性芸能人人気ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 川島明(麒麟) | 30.5 | 2021年11月 |
2位 | 長田庄平(チョコレートプラネット) | 29.2 | 2021年11月 |
3位 | 佐々木蔵之介 | 29.0 | 2021年11月 |
4位 | 宮川大輔 | 28.3 | 2021年11月 |
京都出身の男性芸能人人気ランキングには、人気俳優もランクインしていますが、お笑い芸人が上位の多くを占めました。それぞれどのような芸能人なのか見ていきましょう。
1972年生まれのお笑い芸人です。1991年、NSC大阪校9期生として同期の星田英利とお笑いコンビ『チュパチャップス』を結成しました。
1999年にコンビを解散してから現在まではピンで活動しており、『人志松本のすべらない話』『世界の果てまでイッテQ!』などのバラエティ番組で活躍中です。
また、俳優としてドラマや映画に出演することもあり、映画『ドロップ』や『漫才ギャング』で好演を見せています。
1968年生まれの俳優です。京都の造り酒屋で育ち、神戸大学の在学中に『惑星ピスタチオ』という劇団の旗揚げへと参加しました。
大学卒業後も舞台での活動を継続していましたが、1998年に退団すると上京し、活動の場を東京へと移します。
2000年のNHK連続テレビ小説『オードリー』に出演するとその演技力が注目され、多くのドラマや映画に出演するようになりました。
近年の主な出演作には『3月のライオン(2017年)』『空母いぶき(2019年)』などがあります。
1980年生まれのお笑い芸人です。松尾駿と共にお笑いコンビ『チョコレートプラネット』として活動しています。
NSC東京校で出会ったことがきっかけで、2006年にコンビを結成しました。2015年にはNHK新人お笑い大賞を受賞しています。
ネタはコントがメインです。特に長田は美術短大を出ていることもあり、ネタ中に使用する小道具の製作を担当しています。趣味はDIYやスノーボード、陶芸など多彩です。
1979年生まれのお笑い芸人です。田村裕と共にお笑いコンビ『麒麟』として活動しています。NSC大阪校の20期生で、1999年にコンビを結成しました。
コンビとしては、M-1グランプリ2001決勝進出・第33回上方お笑い大賞最優秀新人賞受賞・第3回MBS新世代漫才アワード優勝など、豪華な経歴を持ちます。
ソロでの活動としては、2010年のR-1ぐらんぷり決勝進出、さらにIPPONグランプリ2016で優勝などの実績があります。
また、お笑い芸人だけでなく、情報番組『ラヴィット!』のMCも務めているマルチタレントです。
京都出身の女性芸能人人気ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 吉岡里帆 | 30.8 | 2021年11月 |
2位 | 本田望結 | 20.5 | 2021年8月 |
3位 | 倖田來未 | 19.4 | 2021年11月 |
4位 | 寺島しのぶ | 18.3 | 2021年8月 |
京都出身の女性芸能人人気ランキングには、女優から歌手、さらにはスポーツ選手としての顔を持つ人など、幅広い分野のタレントがランクインしています。それぞれ詳しく紹介します。
1972年生まれの女優です。高校生のときにドラマ『詩城の旅人(1989年)』で女優デビューを果たし、以降はたくさんのドラマや映画へ出演しています。
2003年の映画『赤目四十八瀧心中未遂』で第27回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を、また2010年の映画『キャタピラー』で銀熊賞(女優賞)を受賞するなど、輝かしい経歴の持ち主で日本を代表する女優の1人です。
近年の出演作には『裏切りの街(2016年)』や『キネマの神様(2021年)』などがあります。
1982年生まれのアーティストです。2000年にシングル『TAKE BACK』で全米デビューし、全米ビルボードダンスチャートで18位を記録しました。
その後、同楽曲で日本でもデビューを果たし、2005年と2006年にリリースしたベストアルバムは売り上げ200万枚を突破しています。
さらに、2009年には同じく歌手の妹misonoとコラボレーション楽曲を発表、2010年には自身初となるカバーアルバムをリリースするなど、精力的に活動しているアーティストです。
2004年生まれの女優であり、フィギュアスケートの選手でもあります。
『家政婦のミタ』『マルモのおきて』などのドラマに出演しながらも、フィギュアスケートの大会へ出場するなど、アスリートとしての一面も持つ芸能人です。
2020〜2021年のシーズンでは、第52回全大阪フィギュアスケート選手権大会ジュニア選手権女子優勝、第73回青森県高等学校スケート競技選手権大会2位などの実績を残しています。
1993年生まれの女優です。学生時代に女優を目指し、東京の俳優養成所へと通っていました。
2014年の映画『マンゴーと赤い車椅子』でスクリーンデビューを果たし、2015年のNHK連続テレビ小説『あさが来た』に出演するとその演技が注目され、出演作が増えていきます。
本格的なブレイクのきっかけは、結婚情報誌『ゼクシィ』のCM出演や、ドラマ『カルテット』での名演技でした。
ほかにも、日清の『どん兵衛』やP&Gの『レノアハピネス』など、多くのCMに出演している好感度の高い女優です。
京都出身の芸能人を確認しよう!
京都出身の芸能人は、才能が豊かなことはもちろん、芸への姿勢やひたむきさが強い傾向にあります。それはやはり、芸能ごとが盛んな土地で育ったことも関係しているのでしょう。
これからテレビを見るときは、今まで知らなかった芸能人の出身地を頭に入れた上で見てみると、また一味違ったイメージで見ることができるかもしれません。
気になる芸能人がいたら、出身地はどこなのか確認してみましょう。