Z世代に支持されているU-22男優TOP20の調査方法
株式会社アーキテクトが実施しているタレントパワーランキングの定期調査で、調査対象として登録されている男優・男性タレントの中で10～29歳の男女の回答においてパワースコアが高かった順にランキング化しました。所属グループと年齢は2025年5月15日時点です。本文中に登場する昨年のランキングは当時のU-22で、現在は23歳になった俳優を含みます。
なお、ドラマ・映画出演以外の活動が中心となっている人は除きました。2022～2025年に地上波連ドラレギュラー出演と映画出演（2025年5月15日時点での今後放送・公開予定の作品を含む。吹き替え、声優を除く）を合わせて3作品以上を基本的な基準としてします。今回はこの条件によりランキング対象外ですが、Snow Manのラウールは28.9ポイントで2位相当となっています。
『パワースコア』とは、株式会社アーキテクトが3カ月に1度実施している、タレントの『認知度（顔と名前を知っている）』と『誘引率（見たい・聴きたい・知りたい）』の調査をもとに、2つのデータを掛け合わせて算出したものです。タレントパワーランキング調査は2月、5月、8月、11月に実施。今回は、2025年2月度に調査を行ったデータを使用しています。
※タレントの年齢は2025年5月15日時点『御上先生』で活躍した奥平大兼が大きく順位上昇
20位
川原瑛都
20位は同スコアで2名が並んでいます。1人目は川原瑛都です。2013年8月2日生まれ。東京都出身。2016年に放送されたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』（TBS系）に藤井隆が演じた日野秀司の息子役で出演。2021年放送の横山裕主演ドラマ『コタローは1人暮らし』（テレ朝系）にアパートでひとり暮らしをする、さとうコタロー役で出演して脚光を浴びました。
2025年1月期の唐沢寿明主演ドラマ『プライベートバンカー』（テレ朝系）で土屋アンナが演じた天王寺家の長女の息子・海斗を演じました。
20位
水沢林太郎
水沢林太郎も同じく20位です。2003年2月5日生まれ、埼玉県出身。2017年に俳優デビュー。2022年に1話完結のオムニバスドラマ『ワンナイト・モーニング』（WOWOW）の第6話で川島海荷とW主演しました。
2025年度のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』で主人公とともに“蔦屋”で働く留四郎を演じています。さらに4月期の広瀬アリス主演ドラマ『なんで私が神説教』（日テレ系）に生徒役で出演中。4月4日に公開された長尾謙杜主演映画『おいしくて泣くとき』にも出演しています。
19位
城桧吏
19位は城桧吏です。2006年9月6日生まれ、東京都出身。7歳のときにスカウトされて芸能界入り。2020年公開の浜辺美波主演映画『約束のネバーランド』でメインキャストのひとりであるレイを演じて脚光を浴び、2021年公開の『都会のトム&ソーヤ』で映画初主演。
2024年放送のドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか！』（東海・フジ系）に原田泰造が演じた主人公の息子役で出演。2025年7月に公開される映画『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか！』、映画公開に合わせて6月28日に放送予定のスペシャルドラマにも出演します。
18位
八代目
市川染五郎
18位は歌舞伎役者の市川染五郎です。2005年3月27日生まれ、東京都出身。七代目市川染五郎（現・十代目松本幸四郎）の長男として生まれ、2009年に初舞台。2018年に八代目市川染五郎を襲名。2021年にはアニメ映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』で主人公の声優を担当して話題を集めました（ヒロイン役は杉咲花）。
昨年の24位から上昇。2024年公開の映画『鬼平犯科帳 血闘』に出演。歌舞伎の公演では、2025年1月の新春浅草歌舞伎『絵本太功記 尼ヶ崎閑居の場』で主演したほか、四月大歌舞伎『木挽町のあだ討ち』（歌舞伎座）で主演しました。
17位
藤岡真威人
17位には藤岡真威人がランクイン。2003年12月28日生まれ、東京都出身。父は初代仮面ライダー役を演じた俳優の藤岡弘、。2020年にSEGAの60周年記念CMで“せが四郎”を演じてデビューしました。2023年に『クールドジ男子』（テレ東系）で連ドラ初主演。2024年秋のドラマ『ウイングマン』（テレ東系）でも主演しました。2025年6月16日からNHK夜ドラ枠で放送開始予定の『あおぞらビール』に出演します。
15位
奥平大兼
15位は2名。1人目は奥平大兼です。2003年9月20日生まれ、東京都出身。オーディションで選ばれて2020年公開の映画『MOTHERマザー』で長澤まさみの息子役を演じ、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。2023年には映画『君は放課後インソムニア』で森七菜とW主演しました。
2025年1月期の日曜劇場『御上先生』（TBS系）でメイン生徒の神崎拓斗役を演じて脚光を浴び、スコアが急上昇。昨年の25位から順位を上げました。5月30日公開予定の映画『か「」く「」し「」ご「」と「』では出口夏希とW主演します。
15位
齋藤潤
齋藤潤も15位です。2007年6月11日生まれ、神奈川県出身。2024年に綾野剛主演映画『カラオケ行こ！』、柳葉敏郎主演の映画『室井慎次 敗れざる者／生き続ける者』に出演して第37回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎新人賞などを受賞しました。
2025年1月に公開された映画『366日』に出演。4月にスタートしたドラマ『あきない世傳 金と銀2』（NHK BS）に風間杜夫が演じている歌舞伎役者・菊瀬栄次郎の息子で弟子でもある吉二役で出演しています。2024年11月度から調査対象に加わりました。
14位
野村康太
14位は野村康太です。2003年11月30日生まれ、東京都出身。2022年に俳優デビュー。2024年10月期のドラマ『その着せ替え人形は恋をする』（MBS・TBS系）で地上波連ドラ初主演（永瀬莉子とW主演）。
2024年1月期は広瀬すず主演の『クジャクのダンス、誰が見た？』（TBS系）に出演して注目を集めました。4月期は『パラレル夫婦 死んだ”僕と妻”の真実』（カンテレ・フジ系）、『ディアマイベイビー〜私があなたを支配するまで〜』（テレ東系）に出演中です。2024年8月度から調査対象に加わりました。
13位
藤原大祐
13位は藤原大祐です。2003年10月5日生まれ、東京都出身。2019年に芸能界入り。2022年にはHuluオリジナルドラマ『神様のえこひいき』でドラマ初主演（桜田ひよりとW主演）しました。
2024年5月～7月に放送された夜ドラ『柚木さんちの四兄弟。』（NHK）で地上波連ドラ初主演して、知名度が上昇。2025年2月に公開された映画『大きな玉ねぎの下で』にも出演しました。昨年の20位から順位を上げています。
12位
日向亘
12位は日向亘です。2004年3月18日生まれ、群馬県出身。2019年、ホリプロ主催の「メンズオーディション」でグランプリ受賞。2021年には『仮面ライダーリバイス』（テレ朝系）に五十嵐大二 / 仮面ライダーライブ役で出演しました。2023年『君となら恋をしてみても』（MBSほか）で大倉空人とW主演。
2024年4月クールの『JKと六法全書』（テレ朝系）に出演したのに続いて、10月クールのドラマ『デスゲームで待ってる』（カンテレ）でも主演。元放送作家の主人公を演じて、ヒロイン役の乃木坂46の梅澤美波らと共演しました。
11位
窪塚愛流
11位は窪塚愛流です。2003年10月3日生まれ、神奈川県出身。父は俳優の窪塚洋介。2018年に映画『泣き虫しょったんの奇跡』で俳優デビュー。2024年5月17日に公開された映画『ハピネス』で映画初主演。
同映画でW主演した蒔田彩珠も出演していた2025年1月期ドラマ『御上先生』ではプログラミングが得意な次元賢太役を演じて注目を集め、昨年の15位から順位を上げました。6月16日スタート予定のNHK夜ドラ『あおぞらビール』で主演します。
Z世代支持が高い森愁斗・柏木悠・岩瀬洋志がトップ10入り
10位
岩瀬洋志
10位にランクインしたのは岩瀬洋志です。2004年1月6生まれ、兵庫県出身。2021年に俳優デビュー。2023年放送のドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』（日テレ系）で連ドラ初レギュラー出演。2024年1月期のドラマ『新空港占拠』（日テレ系）で武装集団「獣」の猿／丹波直樹を演じて注目の俳優に浮上しました。
2024年7月期の『タカラのびいどろ』（BS朝日）で連ドラ初主演。2025年3月に2週連続でオンエアされたドラマ『告知事項あり。〜その事故物件で起きること〜』（フジ系）でも主演。3月14日に公開された福本莉子とジェシーのW主演による映画『お嬢と番犬くん』にもヤクザの組員・瑠可役で出演しました。男女全年齢の回答でのU-22男性俳優のランキングでは18位で、Z世代の支持が特に高くなっています。
9位
超特急
柏木悠
9位は柏木悠です。2005年3月31日生まれ、熊本県出身。2022年にEBiDAN発のダンスボーカルユニット「超特急」に加入。2023年にはドラマ『君には届かない。』（TBS系）で連ドラ初主演（前田拳太郎とW主演）。
2025年1月期の波瑠主演ドラマ『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜』（フジ系）にレギュラー出演。4月期はドラマ『年下童貞くんに翻弄されてます』（MBS）で森香澄とW主演しています。男女全年齢では14位で、Z世代の支持が特に高くなっています。
8位
JO1
豆原一成
8位は豆原一成です。2002年5月30日生まれ、岡山県出身。2019年にオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』に参加して、JO１のメンバーに選ばれました。俳優としては2023年にドラマ『超人間要塞ヒロシ戦記』（NHK）で連ドラに初出演。
2024年秋のドラマ『海に眠るダイヤモンド』（TBS系）では現代編で尾美としのりが演じた和馬の一人息子で浪人生の星也を演じました。2025年5月30日公開予定の映画『BADBOYS -THE MOVIE-』で主演します。2025年2月度から調査対象となり、初登場でトップ10入りしました。
7位
BUDDiiS
森愁斗
７位は森愁斗です。2002年9月18日生まれ、東京都出身。2020年からEBiDANから生まれたダンス＆ボーイズグループ「BUDDiiS」のメンバーとして活躍中。2022年には本田翼が主演したドラマ『君の花になる』で高橋文哉・宮世琉弥・山下幸輝らとともにボーイズグループ「8LOOM」のメンバーを演じました。兄・森英寿とのユニット「もーりーしゅーと」としてYouTubeなどで人気を集めています。
2025年1月期ドラマ『御上先生』に奥平大兼・窪塚愛流の同級生を演じて注目を集め、昨年の11位から順位を上げています。5月16日に公開した映画『かくかくしかじか』にも「川崎くん」役で出演。4月に都内高校で開催された試写会にも、共演した永野芽郁、大泉洋、見上愛、畑芽育らとともに出席しました。男女全年齢では15位で、Z世代支持の高さが目立っています。
6位
ACEes
作間龍斗
6位はACEesの作間龍斗です。2002年9月30日生まれ、神奈川県出身。ジュニア内グループ「HiHi Jets」のメンバーとして活動。2021年にはドラマ『DIVE!!』（テレ東系）で主演。2025年からジュニア内の新グループ「ACEes」のメンバーになりました。
2024年12月に公開された畑芽育主演映画『うちの弟どもがすみません』では4人の弟の長男を演じました。2025年3月に公開された映画『山田くんとLv999の恋をする』で元乃木坂46の山下美月とW主演して注目を集めました。
5位
KEY TO LIT
猪狩蒼弥
5位にランクインしたのはKEY TO LITの猪狩蒼弥です。2002年9月20日生まれ、東京都出身。「HiHi Jets」のメンバーとして活動。2022年に放送されたドラマ『トモダチゲームR4』（テレ朝系）などに出演。2025年から新グループ「KEY TO LIT」のメンバーとして活動しています。
2024年に公開された奈緒主演映画『先生の白い嘘』、大西流星主演の映画『恋を知らない僕たちは』に出演。バラエティ番組でも活躍を見せて知名度が急上昇して、昨年の9位から順位がアップしました。
4位
なにわ男子
長尾謙杜
なにわ男子の長尾謙杜が4位にランクイン。2002年8月15日生まれ、大阪府出身。2021年、なにわ男子のメンバーとしてCDデビュー。2023年放送の大河ドラマ『どうする家康』に出久松源三郎勝俊役で出演しました。
2025年1月公開の大泉洋主演の時代劇映画『室町無頼』に出演。4月4日には劇場映画初主演となる『おいしくて泣くとき』が公開されました。10月24日公開予定の映画『恋に至る病』では山田杏奈とW主演します。
3位
宮世琉弥
3位は宮世琉弥です。2004年1月22日生まれ、宮城県出身。小学5年生のときにスカウトされて芸能界入り。2024年3月に公開された映画『恋わずらいのエリー』で原菜乃華とW主演しました。
2024年10月クールのドラマ『スノードロップの初恋』（カンテレ・フジ系）で連ドラ初主演したのに続いて、2025年1月クールのドラマ『問題物件』（フジ系）でも活躍して注目を集め、昨年の10位から大きく順位を上げました。3月には主演映画『顔だけじゃ好きになりません』が公開。4月25日に公開された映画『パリピ孔明 THE MOVIE』にも出演しています。
2位
寺田心
2位には寺田心がランクイン。2008年6月10日生まれ、愛知県出身。3歳から子役として活躍して（代表作にTOTOのCM、NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』など）、知名度が抜群に高くなっています。2023年のNHK朝ドラ『らんまん』にも出演。
2025年度のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』ではのちに松平定信となる田安賢丸を演じています。ファッションショー「マイナビTGC in 大阪・関⻄万博 2025」にも出演しました。昨年5位からランクアップ。10代男性俳優では1位です。
なにわ男子メンバーが1位
1位
なにわ男子
道枝駿佑
なにわ男子の道枝駿佑が1位。2002年7月25日生まれ、大阪府出身。2021年、なにわ男子のメンバーとしてCDデビュー。2022年にドラマ『金田一少年の事件簿』（日テレ系）で主人公の金田一一を演じて、連ドラ単独初主演。
2024年は1月期ドラマ『マルス-ゼロの革命-』（テレ朝系）で主演。2025年4月期のドラマ『キャスター』（TBS系）では報道番組を担当する入社2年目のアシスタントディレクター・本橋悠介を演じています。10代・20代ともに女性の支持が高く、Z世代女性の回答に限ると20代男性俳優全体でも永瀬廉、目黒蓮に次ぐ3位にランクインしています。
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評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などのメディアで俳優・アイドルの取材や分析を展開するほか、テレビ番組や雑誌・ウェブニュースにコメントを提供。
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