テレビ番組には芸能人だけでなく、番組をサポートするアナウンサーも多く出演しています。ニュース番組で原稿を読んだり、バラエティ番組で芸人と絡んだりなど仕事内容はさまざまです。どんなアナウンサーが人気を集めているか、男女別に紹介します。
アナウンサーとは
アナウンサーとは、そもそもどういった職業なのでしょうか?近年のアナウンサーにはどういった特徴があるのかや、好感度が高い理由を解説します。
基本の仕事は情報を伝えること
アナウンサーの仕事は、出演するテレビ番組によって異なります。ニュース番組では原稿を読むことが仕事で、スポーツ番組では実況をすることもあります。ラジオ番組では、番組の進行をサポートすることもあるでしょう。
いずれも基本的には情報を取り扱う業務であり、コンテンツの視聴者に分かりやすく情報を伝えることが主な仕事です。
アナウンサーは採用人数が少ない職種なので、単なるアナウンス技術だけでなく、見た目や運などほかの要素も必要になるケースが多々あるようです。
近年ではニュース以外でも活躍
ニュースで情報を発信するのがアナウンサーの主な仕事ですが、中にはタレントと近い内容の仕事をこなす人もいます。
例えば、バラエティ番組に出て進行役をしたり、ロケに参加してリポーターをしたりなどです。テレビ局勤務のアナウンサーではなく、事務所に所属しているフリーアナウンサーであれば、その傾向はさらに顕著となるでしょう。
人気女子アナはファッション誌に掲載されてモデル活動を行ったり、女優としてドラマに出演したりするケースも増えています。アナウンサーの活躍のフィールドは、近年ますます広がっているのです。
アナウンサーの好感度が高いワケ
日本テレビの桝太一アナウンサーや水卜麻美アナウンサーに見られるように、好感度が非常に高いのも人気アナウンサーの特徴です。
普段はしっかり原稿を読むのにバラエティ番組ではお茶目な一面を見せたり、きちっとしたイメージのある職業なのに自然体で親しみやすいキャラクターだったりと、そのギャップが理由の一つでしょう。
また、アナウンサーは言葉を扱う仕事でもあるため、その言葉の力を存分に伝えられる人も好感度が高くなりやすいようです。
近年ではコロナ禍の人々を勇気付けるために、温かいコメントを残した藤井貴彦アナウンサーが注目され、好きなアナウンサーランキングでも上位に入りました。
【殿堂入り】好きなアナウンサーランキングの算出方法
【殿堂入り】好きなアナウンサーランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
当社独自の集計方式で算出
【殿堂入り】好きなアナウンサーランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出、こちらのデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2019〜2022年に行われた調査をもとに作成しています。
【殿堂入り】好きな男性アナウンサーランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 安住紳一郎 | 34.7 | 2022年2月 |
2位 | 桝太一 | 31.3 | 2022年5月 |
3位 | 羽鳥慎一 | 27.9 | 2022年5月 |
4位 | 古舘伊知郎 | 20.8 | 2022年2月 |
5位 | 草野仁 | 19.6 | 2019年8月 |
6位 | 徳光和夫 | 17.8 | 2022年2月 |
7位 | 軽部真一 | 16.5 | 2022年2月 |
8位 | 福澤朗 | 16.2 | 2022年2月 |
【殿堂入り】好きな男性アナウンサーランキングには、タレント並に影響力が大きな人物が多く入りました。個々の詳細を見ていきましょう。
1963年生まれ、1988年に早稲田大学第一文学部を卒業して日本テレビへ入社しました。「ジャストミート!」の熱い実況で知られています。
多くの番組に出演して人気を獲得し、2005年にはチーフアナウンサーを経験した後、現在はフリーアナウンサーとなりました。
『エンタの神様』『日本No.1の頭脳王!大決定戦!!』『世界卓球』『開運!なんでも鑑定団』といった番組で現在も活躍中です。
1985年、フジテレビに入社したアナウンサーです。蝶ネクタイがトレードマークのベテランアナウンサーとして、多くの人に認知されています。
『めざましテレビ』『MUSIC FAIR』『男おばさん!!』などの番組を担当しており、特にめざましテレビではキャスターとして長く活躍しているアナウンサーです。
音楽や歌うことが趣味で、アナウンサーでありながらCDを11枚出している人物でもあります。自身のプロフィールでもそのことに触れ、自慢できることの一つとして挙げています。
1941年生まれのアナウンサーで、1963年に日本テレビへ入社しています。大の野球ファンとして知られており、スポーツ番組にも多く携わってきました。
局アナウンサー時代は『NTV紅白歌のベストテン』『ズームイン!!朝!』『徳光和夫のTVフォーラム』といった人気番組を担当し、活躍しています。
1989年には、独立してフリーアナウンサーとなりました。現在は『徳光和夫の週刊ジャイアンツ』『徳光和夫の名曲にっぽん』『路線バスで寄り道の旅』などの番組にレギュラー出演しており、長きにわたって現役で活動している人物です。
1944年生まれ、1967年にNHKに入社し、当初は鹿児島放送局に赴任していたアナウンサーです。以後、福岡局や大阪局を経て、1977年にNHK東京アナウンス室勤務となりました。
スポーツ番組を担当することが多く、1976年のモントリオールオリンピック、1980年のレークプラシッドオリンピックなどで実況中継を担当した実績があります。
キャスターとしても『ニュースセンター9時』『NHKニュースワイド』といった報道番組に出演し、人気を獲得しました。
1985年にはフリーとなり、『日立 世界ふしぎ発見!』『主治医が見つかる診療所』『世界衝撃映像100連発』などのバラエティ番組で、現在も多くの人に親しまれています。
1954年生まれ、立教大学を卒業した後、1977年にテレビ朝日へ入社したアナウンサーです。プロレスやF1といったスポーツ番組の実況で人気を得て、名実況者としての地位を確立しました。
実況以外にも、『NHK紅白歌合戦』の司会進行をしたり、『報道ステーション』で長年キャスターを務めたりなど幅広く活躍をしています。
現在は『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』やラジオ『古舘伊知郎×本田剛文のおしゃべり道場』といった番組にレギュラー出演しているほか、定期的にトークライブも開催するなど精力的に活動中です。
1971年生まれ、1994年に日本テレビへ入社したアナウンサーです。プロ野球の実況やバラエティ番組での司会で知名度を上げ、特に『ズームイン!!SUPER』では視聴者から多くの支持を得ました。
2011年に日本テレビを退社してフリーアナウンサーになり、現在は『羽鳥慎一 モーニングショー』『ぐるぐるナインティナイン』などの人気番組にレギュラー出演しています。
ほかにも、『THE MUSIC DAY』『24時間テレビ』『ベストアーティスト』といった大型番組で司会を務めているアナウンサーです。
1981年生まれ、2006年に東京大学大学院農学生命科学研究科を修了し、日本テレビへ入社したアナウンサーです。
『真相報道 バンキシャ!』『ザ!鉄腕!DASH!!』といった人気番組に出演し、親しみやすいキャラクターとして活躍しています。
アナウンサー以外にも、文部科学省科学技術・学術審議会の人材委員会委員を務めたり、東京湾再生官民連携フォーラムのアンバサダーに就任したりと、幅広い分野に携わっている人物です。
1973年生まれ、明治大学文学部を卒業した後にTBSへ入社し、これまでに多くの番組に関わってきた人気アナウンサーです。
『はなまるマーケット』『輝く!日本レコード大賞』『ジャスト』といった有名番組を担当してきたほか、2007年には優秀なアナウンサーへ与えられる賞『アノンシスト最優秀賞』を獲得しています。
2022年現在は『THE TIME,』『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』『情報7days ニュースキャスター』といった番組を担当し、バラエティから報道までこなせるアナウンサーとして活躍中です。
【殿堂入り】好きな女性アナウンサーランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 水卜麻美 | 38.5 | 2022年5月 |
2位 | 田中みな実 | 27.8 | 2022年5月 |
3位 | 有働由美子 | 25.7 | 2022年5月 |
4位 | 高島彩 | 22.9 | 2022年2月 |
5位 | 高橋真麻 | 22.3 | 2022年5月 |
6位 | 滝川クリステル | 22.0 | 2022年2月 |
7位 | 加藤綾子 | 21.4 | 2022年5月 |
8位 | 弘中綾香 | 21.1 | 2022年5月 |
【殿堂入り】好きな女性アナウンサーランキングには、各時代を代表する人が多く入りました。どういったアナウンサーかを見ていきましょう。
慶應義塾大学法学部を卒業し、2013年にテレビ朝日へ入社したアナウンサーです。音楽への関心が高く、これまでに『ミュージックステーション』や『関ジャム 完全燃SHOW』といった音楽番組に出演してきました。
また、アナウンサーながらバラエティ適性も非常に高く、お笑い芸人と絡んで番組を盛り上げることも得意としています。
現在は『激レアさんを連れてきた。』『あざとくて何が悪いの?』『ノブナカなんなん?』といったバラエティ番組で活躍中です。
1985年生まれ、2008年にフジテレビへ入社したアナウンサーです。『カトパン』の愛称で、男女問わず親しまれてきました。
局アナウンサー時代には『森田一義アワー 笑っていいとも!』『めざましテレビ』『バイキング』といった人気番組でレギュラーを務めていました。2016年にはフジテレビを退社し、フリーとしての活動をスタートさせています。
『花王』や『SHARP』といった大手企業のCMへ出演したり、NHK連続テレビ小説『半分、青い。(2018年)』に女優として登場したりと、アナウンサーの枠に収まらない活躍を見せています。
1977年生まれ、青山学院大学文学部仏文学科を卒業して、2000年に共同テレビジョンに所属したアナウンサーです。
フランス出身で、2008年にはフランス広報大使にも就任しています。また、WWF(世界自然保護基金)ジャパンの顧問を務めたり、2020年の東京オリンピック・パラリンピック招致アンバサダーを務めたりと、多くの分野で実績を残しました。
アナウンサーとしては、『Mr.サンデー』『モノづくりニッポン』『教えてもらう前と後』といった番組への出演実績があります。『キリンビール』『ライオン』『資生堂』といった、大手企業のCMにも出演するなど好感度も高い人物です。
1981年生まれ、東京女子大学文理学部社会学科を卒業した後、フジテレビへ入社したアナウンサーです。
バラエティでの活躍が目立ち、これまでに『今夜くらべてみました』『プレバト!!』『行列のできる法律相談所』といった人気番組に出演してきました。
歌唱力にも定評があり、2013年にはイベント『お台場合衆国』にて『高橋真麻 合衆国スペシャルライブ』も開催しています。
現在は『スッキリ』『ソレダメ!~あなたの常識は非常識!?~』『千原ジュニアのヘベレケ』などにレギュラーとして出演しています。
1979年生まれ、成蹊大学法学部政治学科を卒業して、2001年にフジテレビへ入社したアナウンサーです。『アヤパン』の愛称で、多くの人に親しまれてきました。
『めざましテレビ』『新春かくし芸大会』『平成教育委員会』といった番組で活躍し、2010年にはフジテレビを退社してフリーアナウンサーになりました。
2022年現在は『池上彰スペシャル!』『サタデーステーション』『ワールド極限ミステリー』などにレギュラー出演中です。
また、『彩育 -伝える、変わる。-』『彩日記 -Birth-』といった本も出版しており、同性からの支持も厚い人物です。
NHKに入社した後フリーに転身し、現在はナチュラルエイトに所属しているアナウンサーです。東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センターの客員研究員も務めています。
現在は『news zero』のメインキャスターを務めており、ニッポン放送の『うどうのらじお』にも出演中です。文藝春秋では『有働由美子のマイフェアパーソン』という連載も持っています。
また本も出版しており、『ウドウロク』というエッセイでパーソナルな部分も公表して話題となりました。
1986年生まれ、TBSへ入社後フリーに転身したアナウンサーです。アナウンサーとしてはもちろん、ぶりっこキャラがブレイクし、多くのバラエティ番組に出演するようになりました。
美容・ファッションへの造詣も深く、2020年には第49回ベストドレッサー賞の芸能部門を獲得しています。同年にはGQ MEN OF THE YEAR 2020にて、ブレイクスルー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞も受賞しており、男女問わず高い人気を獲得している人物です。
近年は『あざとくて何が悪いの?』にレギュラー出演しているほか、『ナゼそこ?』『今から行きたい至極グルメ ほほおちゴハン!』といったバラエティ番組にも出演しました。
また女優としては、映画『マスカレード・ナイト(2021年)』『ずっと独身でいるつもり?(2021年)』、ドラマ『吉祥寺ルーザーズ(2022年)』へ出演するなどの活躍を見せています。
1987年生まれ、慶應義塾大学文学部を卒業した後、2010年に日本テレビへ入社したアナウンサーです。これまでのアナウンサーにあった、スマート・かっちりしているといったイメージを覆し、愛嬌のあるキャラクターでブレイクしました。
バラエティ番組でたびたびグルメをおいしそうに食べる姿を披露しており、食いしん坊キャラとしても認知されています。
報道もバラエティもこなせるアナウンサーで、『有吉ゼミ』『ZIP!』『日テレNEWS』『午前0時の森』といった番組にてレギュラー出演しています。
あなたの好きなアナウンサーは誰?
アナウンサーは芸能人とは異なる立ち位置でありながら、ときには芸能人のような活躍も見せる職業です。人気の高いアナウンサーであれば、よりその傾向が見られます。
男性・女性問わず、人気が高いアナウンサーは好感度が高く、いろいろなジャンルの仕事に対応できることが特徴です。
テレビを見て気になるアナウンサーを見つけたり、好きなアナウンサーの経歴・出演番組を深掘りしたりしてみましょう。今よりさらに興味が増し、もっと好きになれるかもしれません。