サスペンス映画は、二転三転するストーリー展開が魅力で、続きが気になる作りのジャンルです。そんなサスペンス映画には、どんなタレントが出演しているのでしょうか?ランキング形式で、男女別に分けて紹介していきます。
サスペンス映画とは
サスペンス映画の定義はどういったものでしょうか。よく混同されるジャンル、ホラーやミステリーとの違いも含めて説明しましょう。
心理的恐怖を楽しむ作品
不安や緊張の気持ちを抱かせる作品を、サスペンスといいます。たとえば先が読めない展開にハラハラしたり、心理的恐怖を感じる場面があったりする映画のことです。
suspenseという英単語には元々宙ぶらりんの状態であるという意味があり、そこから転じて不安であることや緊張感があるという意味になっていきました。
サスペンスはその中でもさらに細かくジャンルが分かれていて、アクション要素があるものからホラー要素があるもの、ミステリー要素があるものとさまざまです。
ホラーとは何が違うの?
同じく不安や恐怖感を煽る作品ジャンルにホラーがあります。ホラーとサスペンスの違いは、緊張感・恐怖感を与えてくる原因の違いです。
先が読めない展開で不安を感じさせ、心理的な恐怖感を与えてくるのがサスペンスで、幽霊や化け物といった超常的な存在が恐怖を与えてくるのがホラーという分け方が一般的でしょう。
ホラー映画の代表例を挙げると、『リング(1998年)』『13日の金曜日(1980年)』などがホラーとみなされることが多いようです。
ミステリーとの違いは?
先が読めない展開で楽しむ作品ジャンルには、ミステリーもあります。区別の仕方としては、ミステリーは推理要素が強く、サスペンスは心理的な恐怖感を煽ることが主目的の作品です。
謎解きの要素も含みつつ、先の読めない展開で不安を煽る作品もあるため、ミステリーでありサスペンスでもある映画も存在します。
代表的なミステリー作品の例は、『シャーロック・ホームズ』シリーズや『名探偵コナン』シリーズなどでしょう。
サスペンス映画に出演した人気タレントランキングの算出方法
サスペンス映画に出演した人気タレントのランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
当社独自の集計方式で算出
サスペンス映画に出演した人気タレントのランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出、こちらのデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2021年から2022年に行われた調査をもとに作成しています。
サスペンス映画に出演した人気男性タレントランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 神木隆之介 | 38.8 | 2022年2月 |
2位 | バカリズム | 35.6 | 2022年2月 |
3位 | 横浜流星 | 35.5 | 2022年2月 |
4位 | 福山雅治 | 34.4 | 2022年2月 |
5位 | 松坂桃李 | 33.9 | 2022年2月 |
6位 | 藤原竜也 | 33.8 | 2022年2月 |
7位 | 中村倫也 | 32.5 | 2022年2月 |
サスペンス映画に出演したことがある男性タレントランキングは、第一線で活躍している人気俳優が多くランクインしました。個別に詳しく見ていきましょう。
1986年生まれの俳優で、映画『七人の弔(2005年)』で俳優デビューを飾りました。
NHK大河ドラマ『軍師官兵衛(2014年)』や連続テレビ小説『半分、青い。(2018年)』といった作品で評価を高めていき、『凪のお暇(2019年)』でもさらに多くのファンを獲得しています。
直木賞受賞のベストセラーが原作のサスペンス映画『ファーストラヴ(2021年)』に出演した際は、弁護士・庵野迦葉役として、父親殺しの容疑者・聖山環菜から動機を探るキャラクターを演じました。
1982年生まれの俳優で、多くのドラマ・映画に出演しているほか、舞台でも活躍する人気役者です。
『僕だけがいない街(2016年)』や『Diner ダイナー(2019年)』といった映画をはじめ、『カイジ』シリーズにも主演していました。
サスペンス映画『ノイズ(2022年)』では、新たな名産品で島を救おうとしたが殺人を犯してしまった農家・泉圭太を演じて、極限状態で感情が揺れ動くさまを表現しています。
1988年生まれの俳優で、ファッション誌FINEBOYSのオーディションにてグランプリを獲得し、モデルとして活動を開始させます。
その後俳優業を本格的に始め、『不能犯(2018年)』『孤狼の血(2018年)』『新聞記者(2019年)』といった映画に出演してきました。
女児誘拐事件を取り扱ったサスペンス映画『流浪の月(2022年)』にも出演しており、誘拐の加害者として逮捕された過去がある男・文を雰囲気たっぷりに演じています。
1969年生まれで、1990年に『追憶の雨の中』という楽曲で歌手デビューしました。音楽活動を行いながら役者業にも精を出し、またラジオパーソナリティも務めるなど多方面で活躍中です。
主な出演作には『マチネの終わりに(2019年)』や『ラストレター(2020年)』、『ガリレオ』シリーズなどがあります。
2022年9月に公開予定のサスペンス映画『沈黙のパレード』は『ガリレオ』シリーズの最新作であり、天才物理学者・湯川学役として劇中で活躍すること間違いなしです。
1996年生まれの俳優で、2019年ブレイク俳優ランキング1位やLINE NEWS AWARDS 2020「話題の人」俳優部門受賞など、近年特に注目度の高い役者です。
『初めて恋をした日に読む話(2019年)』や『4分間のマリーゴールド(2019年)』といったドラマに出演して人気を上げました。
サスペンス映画『流浪の月(2022年)』では、幼い頃に誘拐事件の被害者として扱われた更紗の婚約者・亮を演じ、危うさを見事に表現しています。
1975年生まれのお笑い芸人で、バラエティ番組を中心に活躍しているタレントです。一方で脚本家・役者としての顔も持っています。
原作・脚本・主演を務めた『架空OL日記(2020年)』では第36回向田邦子賞を受賞し、クリエイターとしての才能を世に知らしめました。
自身が脚本を務めたドラマ『殺意の道程(2020年)』は大きな反響を呼び、2021年に映画化されています。劇中では井浦新が演じる窪田一馬と共に殺害計画を立てる吾妻満役を演じました。
1993年生まれの俳優で、『妖怪大戦争(2005年)』の頃から子役として既に活躍していた役者です。
『桐島、部活やめるってよ(2012年)』や『3月のライオン(2017年)』では主演を務めて、実力と知名度を共に上げていきました。
サスペンス映画『ノイズ(2022年)』では、主人公の圭太を慕う島の新米駐在員・守屋真一郎を演じ、正義感の強い役どころを好演しています。
サスペンス映画に出演した人気女性タレントランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 北川景子 | 43.2 | 2022年2月 |
2位 | 広瀬すず | 39.8 | 2022年2月 |
3位 | 多部未華子 | 37.1 | 2022年2月 |
4位 | 土屋太鳳 | 32.1 | 2022年2月 |
5位 | 柴咲コウ | 31.7 | 2022年2月 |
6位 | 木村佳乃 | 31.5 | 2022年2月 |
7位 | 広末涼子 | 30.1 | 2021年11月 |
サスペンス映画に出たことがある女性タレントランキングは、他のジャンルでも活躍している女優が多くランクインしました。出演作情報を含め詳しく紹介します。
1980年生まれの女優で、第1回クレアラシル「ぴかぴかフェイスコンテスト」グランプリ獲得をきっかけに、芸能活動を始めました。
『秘密(1999年)』『鉄道員(1999年)』『おくりびと(2008年)』といった映画に出演しています。なお『おくりびと』は、日本映画で初めてアカデミー外国語映画賞を受賞した作品です。
2022年6月公開予定のサスペンス映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』では、俳優の渋川清彦と夫婦役を演じ、先の読めない作品の雰囲気作りに貢献しています。
1976年生まれで、モデルとして活動後、ドラマ『元気をあげる~救命救急医物語(1996年)』にて女優デビューしました。
『失楽園(1997年)』『模倣犯(2002年)』『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ(2007年)』といった映画に出演し、幅広い役柄を演じています。
サスペンス映画『ファーストラヴ(2021年)』では、父親殺害の容疑で逮捕された聖山環菜の母・昭菜役として、環菜と法廷で敵対する演技を見せました。
女優として活動している一方で、アーティストとして楽曲をリリースしたり、エッセイやライフスタイルブックを出版したりと、マルチな活動を行っているタレントです。
NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎(2017年)』では主演を務め、連続テレビ小説『エール(2020年)』ではオペラ歌手・双浦環を演じました。
映画『ガリレオ』シリーズの最新作『沈黙のパレード(2022年)』にもキャスティングされており、主役を演じる福山雅治とお馴染みのコンビとして活躍が期待されています。
1995年生まれの女優で、2005年にスーパーヒロインオーディション「ミス・フェニックス」で審査員特別賞を受賞して芸能活動を始めました。
『orange-オレンジ-(2015年)』『PとJK(2017年)』『兄に愛されすぎて困ってます(2017年)』『となりの怪物くん(2018年)』といった映画に次々と出演し、現在も活躍中です。
2021年に公開されたサスペンス映画『哀愁しんでれら』では、突然プロポーズを受け幸せだったはずが、想像もできない出来事に巻き込まれていく女性・小春を演じ、狂気的なキャラクターを熱演しました。
1989年生まれの女優で、映画初出演は『理由(2004年)』でした。
『青空のゆくえ(2005年)』でブルーリボン賞新人賞を獲得し、連続テレビ小説『つばさ(2009年)』ではヒロインも務めています。
『君に届け(2010年)』『ピースオブケイク(2015年)』といった人気マンガが原作の映画にも出演しており、幅広い層から支持を得ている役者です。
サスペンス映画『流浪の月(2022年)』では、松坂桃李が演じる心に傷を負った男・文を支える看護師・あゆみ役として、繊細な心情を表現しています。
1998年生まれで、ファッション誌のモデルとして活動後、女優としてもドラマ・映画に数多く登場するようになりました。
『海街diary(2015年)』や『ちはやふる』シリーズ、『ラストレター(2020年)』などの映画でその実力を示しています。また『バケモノの子(2015年)』や『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年)』では声優にも挑戦しました。
サスペンスにも出演しており、映画『流浪の月(2022年)』では松坂桃李とのダブル主演で、幼い頃に誘拐事件の被害者として世間に知られた女性・更紗を演じています。
1986年生まれの女優で、人気マンガが原作の映画『パラダイス・キス(2011年)』で主演を務めました。
シリーズ化している作品へも多く登場しており、『謎解きはディナーのあとで』『HERO』シリーズへ継続して登場していた人気女優です。
サスペンス映画『ファーストラヴ(2021年)』にも出演し、父親殺害の容疑で逮捕された聖山環菜の取材をする公認心理師・真壁由紀を演じました。面会を重ねるうち、過去の記憶と向き合う難しい役どころに挑戦しています。
出演タレントを知ってサスペンスを楽しもう!
サスペンス映画はホラーやミステリーと混同されることも多いですが、心理的な不安や緊張感を刺激するジャンルで、多くのファンが存在します。
先の読めない展開は観客を引き込み、実力ある役者が出演していれば出演しているほど、その世界観に没頭させることができるでしょう。
サスペンス映画にどんなタレントが出演しているかを知ることで、芸能や映画をもっと楽しめるようになるかもしれません。