芸能界で活動を始めてから20年以上たっても、現役で活躍し続ける女優はベテラン女優といえるでしょう。彼女たちは、今のドラマ・映画界に欠かせない存在です。その中でも特に人気がある30代のベテラン女優は誰なのか、ランキング形式で紹介します。
ベテラン女優の魅力
ベテラン女優は、演技力や仕事への姿勢といったところに魅力が表れます。具体的にどのような魅力か、見ていきましょう。
演技力の高さや個性を生かす女優
ベテラン女優は主演ばかりでなく、若手俳優・女優が主人公を演じる作品でも助演として主役をサポートすることが多くあります。
高い演技力や強い個性で作品を彩り、若手俳優・女優をサポートできるのは、経験豊富なベテランならではの仕事です。
若くしてベテランになる女優も
年齢に関係なく、キャリアの長さ故にメディアへの露出が増えた結果、知名度を獲得しているベテラン女優もいます。
長澤まさみや新垣結衣といった子役時代から活躍している女優が分かりやすい例でしょう。長澤まさみは12歳で『東宝シンデレラオーディション』でグランプリを獲得して、芸能活動を始めていました。
新垣結衣も16歳にしてドラマ出演を果たしているため、キャリア自体は同年代と比べると長い方に分類されます。これらの名女優たちは、若い頃からキャリアを重ねて今があるのです。
30代ベテラン女優の人気ランキングの算出方法
30代ベテラン女優の人気ランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。なお、『ベテラン』の定義は芸歴20年以上としています。
当社独自の集計方式で算出
30代ベテラン女優の人気ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出、こちらのデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2022年2月度に行われた調査をもとに作成しています。
30代ベテラン女優の人気ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 綾瀬はるか | 50.5 | 2022年2月 |
2位 | 新垣結衣 | 48.2 | 2022年2月 |
3位 | 長澤まさみ | 43.9 | 2022年2月 |
4位 | 深田恭子 | 42.7 | 2022年2月 |
5位 | 戸田恵梨香 | 38.9 | 2022年2月 |
6位 | 多部未華子 | 37.1 | 2022年2月 |
7位 | 杏 | 36.8 | 2022年2月 |
8位 | 上戸彩 | 32.6 | 2021年11月 |
30代ベテラン女優の人気ランキングには、年齢的にはまだ若いものの芸能活動歴が長く、実力派の女優がランクインしました。それぞれ、詳しく見ていきましょう。
1997年に第7回全日本国民的美少女コンテストにて、審査員特別賞を受賞したことで芸能活動を開始させています。
女優デビューは、2000年のドラマ『涙をふいて』でした。そこから多くのドラマ・映画へ出演しており、特にNHK大河ドラマ『義経』や映画『あずみ』といった人気作品へ登場しています。
これまでに、第13回日本映画批評家新人賞、第27回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ数々の賞を獲得しており、申し分ない経歴の持ち主です。
15歳でファッション誌『non-no』の専属モデルを務め、2007年にドラマ『天国と地獄』で女優デビューを果たしました。
2008年に『櫻の園』で映画に初出演し、その後もNHK大河ドラマ『天地人』や映画『BANDAGE バンデイジ』『おかえり、はやぶさ』などへ出演しました。
また、エランドール新人賞や女優以外にも第48回ベストドレッサー賞を受賞したりと、華々しい活躍を見せている女優です。
2002年、中学2年生のときに、Janne Da ArcのPVに出演し女優デビューしました。
2005年には映画『HINOKIO』にも出演し、第48回ブルーリボン賞新人賞を受賞するなど、10代の頃から高い演技力が評価されています。
その後も、2009年には連続テレビ小説「つばさ」のヒロインに抜擢されるなど、着実に女優としてのキャリアを築いていきました。
また、『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』(2021年)をはじめ複数の作品に声優としても活躍しています。
1988年生まれの女優で、映画『デスノート(2006年)』への出演が映画デビューでした。その後、ドラマ『LIAR GAME(2007年)』で主演を務めると、人気女優として広く知られ始めます。
以降、ドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』や、NHK連続テレビ小説『スカーレット(2019年)』などに出演し、幅広くファン層を拡大しました。
2020年には俳優の松坂桃李と結婚しており、公私ともに順風満帆な女優です。
1982年生まれの女優です。1996年に第21回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞したことで、芸能活動を始めました。
1998年にドラマ『神様、もう少しだけ』に出演し、そのかわいらしいルックスが話題となりました。2004年に主演した映画『下妻物語』では、第28回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しています。
近年の出演作品には、映画『超高速!参勤交代 リターンズ(2016年)』やドラマ『ルパンの娘(2019年)』があります。
1987年生まれの女優で、2000年に第5回東宝シンデレラオーディションのグランプリを受賞し、芸能活動を始めました。
映画初主演は2003年の『ロボコン』です。その後『世界の中心で、愛をさけぶ』や『タッチ』、『ラフ ROUGH』といった話題作で次々に好演しています。
2011年に『モテキ』へ出演した際は、第35回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を獲得し、作品自体も大ヒットを記録しました。
ファッション雑誌『nicola』のオーディションがきっかけで芸能活動を始めた、モデル・女優・歌手です。
CMでは爽やかで親しみやすい表情を見せたかと思えば、ドラマではシリアスな表情をのぞかせるなど、その演技力の高さが持ち味です。
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ(2016年)』は、特に代表作と呼べるほどのヒットを記録し、かわいらしいダンスも話題となりました。
近年の出演作品には、『獣になれない私たち(2018年)』やNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人(2022年)』があります。
1985年生まれ、多くのドラマ・映画で活躍している人気女優です。2004年にゴールデン・アロー賞新人賞を、2006年にエランドール賞新人賞を獲得すると、以降あらゆる賞を受賞し、日本を代表する女優の1人へと成長しました。
特に映画『おっぱいバレー(2009年)』では、第52回ブルーリボン賞主演女優賞・第33回日本アカデミー賞優秀主演女優賞の両方を獲得しており、演技力の高さがうかがえます。
近年の出演作品は、ドラマ『義母と娘のブルース(2018年)』や映画『今夜、ロマンス劇場で(2018年)』などです。
30代ベテラン女優は一流ぞろい!
芸歴が長いベテラン女優は、その経験を生かした確かな演技力と存在感を、作品内で示しています。
これまでの生き方や考え方が演技にも反映されていることが多く、一流の女優として認められているのは、そういった人間性の部分への評価も含まれているでしょう。
ドラマ・映画を見ていてベテラン女優が出てきたら、その演技のバックボーンまで想像してみると面白いのではないでしょうか。