近年、ドラマや映画界では、若手女優の存在が大きくなっています。特に10代の若手女優はすでに第一線で活躍している人から、今後成長が見込める期待の新人まで、層が厚いのも特徴です。どのような若手人気女優がいるか、ランキング形式で見ていきましょう。
若手女優の魅力とは?
若手女優ならではの魅力を、今後の成長性や、演技面に注目して解説します。どういったところが、見る人を引きつける要因になっているのでしょうか?
女優の成長を見ることができる
若手ということは「伸びしろがあり、演じる役柄もこの先変わってくる」ということです。特に子役時代から芸能界に身を置いていた人や、もともとのキャリアが女優以外だった人はその傾向が顕著でしょう。
例えば、福原遥は子ども向け料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』の主人公・『まいんちゃん(柊まいん)』として出演していました。成長とともに演技力が評価され、2021年には6作のドラマと3作の映画に登場という活躍を見せています。
また、生駒里奈も最初はアイドルグループ『乃木坂46』が出発点でした。卒業後に女優としての才能を開花させ、多くのドラマ・映画・舞台へと出演しています。
このように、成長に合わせてキャラクターや活躍の舞台が変わっていくタレントは、追いかける側のファンをわくわくさせてくれる楽しみがあるのです。
演技力のある若手に注目
若手女優の中には、キャリアが浅いながらもしっかりとした演技力を見せるタレントがいます。もともと備わっている素質や才能の影響もありますが、若手ながらに演技ができるという強みは注目されやすい要素です。
演技力の有無は、作品を見て感じ取ることのほか、日本アカデミー賞をはじめとする賞を確認することでも分かります。
例えば、演技派の若手女優として、2020年の第43回日本アカデミー賞にて新人俳優賞を獲得した、岸井ゆきの・黒島結菜などが挙げられます。
ほかにも、NHK連続テレビ小説『おちょやん』で活躍した杉咲花や、若くして多くのドラマ・映画に引っ張りだこの広瀬すずも、演技力に定評がある女優たちです。
若手女優人気芸能人ランキングの算出方法
若手女優のランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
なお、今回は『若手』の定義として、2022年2月時点で20歳以下の10代女優をピックアップしました。
当社独自の集計方式で算出
若手女優ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出、こちらのデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2021年8〜11月に行われた調査をもとに作成しています。
若手女優ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 芦田愛菜 | 37.0 | 2021年11月 |
2位 | 生見愛瑠(めるる) | 24.0 | 2021年11月 |
3位 | 本田望結 | 20.5 | 2021年8月 |
4位 | Koki, | 14.3 | 2021年11月 |
5位 | 本田紗来 | 11.3 | 2021年11月 |
6位 | 鈴木梨央 | 9.4 | 2021年11月 |
7位 | 小坂菜緒(日向坂46) | 7.9 | 2021年11月 |
8位 | 南沙良 | 6.2 | 2021年11月 |
9位 | 金村美玖(日向坂46) | 5.7 | 2021年11月 |
10位 | 桜田ひより | 5.5 | 2021年11月 |
10位 | 山﨑天(櫻坂46) | 5.5 | 2021年11月 |
若手女優ランキングには、バラエティ番組にも出演している人や、アイドルとして活動している人など幅広くランクインしました。個々に詳しく見ていきましょう。
2005年生まれで、2018年から『櫻坂46』の2期生として活動しています。アイドルとして音楽番組やバラエティ番組で活躍する一方、女優としてもドラマに登場しているタレントです。
主な出演作品には、ドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』やショートショート劇場『こころのフフフ(2019年)』があります。
また、ドキュメンタリーフィルム『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46(2020年)』にも登場しており、今後もドラマ・映画への出演が期待されることでしょう。
2002年生まれの女優で、『ミスセブンティーン2018』にてグランプリを獲得し、知名度を上げました。
女優としては2018年以前から活動を始めており、ドラマ『冤罪死刑』や『明日、ママがいない』のほか、映画『脳内ポイズンベリー』といった作品に出演しています。
2021年も映画『未来へのかたち』や『ショコラの魔法』、ドラマ『春の呪い』に登場しており、今注目されている若手女優の1人です。
2002年生まれで、アイドルグループ『日向坂46』のメンバーとして2017年から活動しています。
バラエティ番組『欅って、書けない?』に出演したり、『anan』『Quick Japan』などの雑誌に登場したりとアイドル活動を精力的に行う一方で、女優としても活躍中です。
ドラマ『DASADA(2020年)』や『声春っ!(2021年)』のほか、アニメ『かえるのピクルス-きもちのいろ-(2020年)』にも声優として出演しました。
さらに2021年には、バンド『ジェニーハイ』の楽曲『夏嵐』のMVにも出演し、年々注目度を高めています。
2002年生まれの女優です。2014年に、『第18回nicolaモデルオーディション』でグランプリを受賞してモデル活動を始めました。
女優デビューは2017年で、映画『幼な子われらに生まれ』への出演でした。このとき、報知映画賞・ブルーリボン賞新人賞にノミネートされ、注目の若手女優として存在感をアピールしています。
その後、映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2018年)』やドラマ『ココア(2019年)』では主演を務め、年々存在感を増している女優です。
また、江崎グリコの『ポッキー』や、キリンの『午後の紅茶』といった商品のイメージキャラクターを務めており、メディアへの露出も着実に増えています。
2002年生まれで、アイドルグループ『日向坂46』のメンバーとして2017年から活動しています。
バラエティ番組『欅って、書けない?』に出演したり、ファッション雑誌『Seventeen』の専属モデルとして活躍したりと、ただのアイドルに収まらない活動の広さを見せているタレントです。
女優としては、『恐怖人形(2019年)』や『3年目のデビュー(2020年)』『ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜(2021年)』といった映画へ出演しています。
2005年生まれで、2012年にドラマ『カエルの王女さま』で子役デビューしました。2013年には、NHK大河ドラマ『八重の桜』でヒロインの幼少期を演じて高い評価を得ています。
以降も、ドラマ『明日、ママがいない』やNHK連続テレビ小説『あさが来た』、映画『僕だけがいない街』といった話題作へ立て続けに出演している、注目女優の1人です。
また、ドラマ・オブ・ザ・イヤー2014新人女優賞や、明星『TVグランプリ2015』で女優部門1位を獲得しており、若くして実力を公に認められている点にも注目です。
2007年生まれで、子役でありながらフィギュアスケートの選手でもあるタレントです。2016年、『第14回京都市民総合体育大会スケート競技会』『第63回京都府スケート選手権大会B級幼年女子の部』で優勝しています。
女優業としては、映画『映画くまのがっこう&ふうせんいぬティニー(2017年)』に声優として出演しました。
ほかにも、『エディオン』や『EQWELチャイルドアカデミー』といったCMへ登場しており、今後はよりドラマ・映画に出演することが予想されるでしょう。
2003年生まれで、2018年に女性誌『エル・ジャポン』の表紙を飾り、モデルとしてデビューしました。両親は、芸能人の木村拓哉と工藤静香です。
ファッション方面での活躍が目覚ましく、『ブルガリ』のアンバサダーを務めているほか、『コーチ』とコラボレーションも行っています。
女優としては、映画『牛首村(2022年)』に出演しており、さらに主演という大役を任せられました。このことからも、女優として大きな注目を集めているのは確かでしょう。
2004年生まれの女優・フィギュアスケート選手です。2015年、『第38回京都府総合体育大会スケート競技会A級幼年』で1位に輝いた実績の持ち主です。
女優としては、ドラマ『家政婦のミタ』や『コドモ警察』で子役として出演し、映画『ポプラの秋(2015年)』でついに主演を務めるまでに成長しました。
2021年にはドラマ『どうせもう逃げられない』にも出演しており、まだまだこれからも伸びしろがある女優です。
2002年生まれです。『TOKYO GIRLS AUDITION 2015』にてPopteen賞とRay賞を受賞しました。以降、『Popteen』専属モデルとして活動を開始します。
『TOKYO GIRLS COLLECTION』や『神戸コレクション』といった、ファッションショーへの出演で知名度を上げていきました。
近年は女優としても活躍し始めており、『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜(2021年)』に出演したほか、『おしゃれの答えがわからない(2021年)』では初のドラマ主演を務めました。
2004年生まれで、子役女優として芸能活動を開始させました。認知されたきっかけは、ドラマ『MOTHER(2010年)』への出演でした。
以降、『マルモのおきて』や『明日、ママがいない』『ラギッド!』と立て続けにドラマ出演を果たしています。
映画にもたびたび登場しており、『うさぎドロップ』や『のぼうの城』といった作品に出演しました。さらに声優もこなし、近年では『岬のマヨイガ(2021年)』に出演をしています。
今話題の若手女優を知ろう
今回ランクインした若手女優たちは、年齢に関係なく、演技力の高さで多くの視聴者を魅了しています。
また女優歴が浅くとも、アイドルやモデルといったように、異なる業種から女優業に挑戦しているケースも見受けられました。異なる舞台で培われた経験が、演技に生かされているのかもしれません。
10代の若手女優がドラマ・映画に登場したときは、今後どういった活躍を見せてくれるのか、わくわくしながら応援しましょう。