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NHK連続テレビ小説「虎に翼」とは?キャスト陣の人気ランキング

「虎に翼」はどんなドラマ?

『虎に翼』は2024年4月1日にスタートした、NHK連続テレビ小説の第110作です。タイトルの意味や序盤のストーリーなどを、見ていきましょう。

日本で初めて法曹界に挑んだ女性がモデル

NHK連続テレビ小説『虎に翼(2024年)』は、日本初の女性弁護士であり、後に初の女性裁判官となる三淵嘉子(みぶちよしこ)をモデルとしています。

三淵嘉子は1914年に生まれ、1938年に高等文官試験司法科に入学して女性弁護士となった人物です。実在の人物をモデルにしてはいますが、原作はなくフィクションとして描かれています。

作者は、映画・ドラマ・小説など、ジャンルを問わずに執筆活動をしている吉田恵里香です。毎回、続きが楽しみになる作品に仕上がっています。

タイトルに込められた思い

虎に翼という言葉は、中国の書物『韓非子(かんぴし)』に由来します。『もともと強いものに、さらに強さが加わる』という意味を持つ言葉です。

ただでさえ恐ろしい虎が空を飛べるようになったら、どんなに大変かという気持ちが込められています。ドラマのモデルとなった三淵嘉子が寅年の生まれであったことも、タイトルを決めるきっかけになったそうです。

女性は結婚して家庭に入るのが当たり前だった時代に、弁護士や裁判官を目指すのは挑戦の連続だったでしょう。このタイトルには、主人公が強く生きる姿が反映されているのです。

濃いストーリーは見どころもたくさん

本作は全てに全力でぶつかる主人公の姿を、骨太なストーリーで描きます。序盤の物語の一部を見てみましょう。

主人公の猪爪寅子(いのつめともこ)は、女学校に通いながら平穏に過ごしていました。寅子は世間知らずで物事に突っ走りがちなところもありますが、正義感のある性格の持ち主です。

周囲からは『トラちゃん』『トラコ』などの愛称で呼ばれています。卒業を迎え、母からお見合い結婚を勧められるも、寅子は受け入れられません。

自身の生き方について考えるうちに、当時の日本で唯一、女性に法律を教える学校の存在を知り、入学を決意しました。

学校では寅子と同じように、当時の日本の価値観からはみ出した考え方を持つ女性たちに出会い、差別や偏見と闘いながら向上しようとする姿が描かれます。

朝ドラ「虎に翼」出演キャスト人気ランキングの算出方法

NHK連続テレビ小説『虎に翼』出演キャスト人気ランキングは、株式会社アーキテクトが独自調査で集計した結果で構成しています。詳しい算出方法を見ていきましょう。

当社独自の集計方式で算出

NHK連続テレビ小説『虎に翼』出演キャスト人気ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出しました。こちらのデータから、ランキングが作成されています。

パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。

今回のランキングは、2024年2月度に行われた調査をもとに作成しています。

朝ドラ「虎に翼」出演キャスト人気ランキング

『虎に翼』出演キャスト人気ランキングの結果は、上記のようになりました。ランキングが高いキャストの、詳細や役柄などをチェックしましょう。

12位:岡部たかし

1972年6月22日生まれ、和歌山県出身の俳優です。俳優の岩谷健司らとともに活動している自身の演劇ユニット『切実』では、演出もしています。

近年の主な出演作は、ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-(2022年)』や、NHK連続テレビ小説『ブギウギ(2023年)』などです。演技派俳優として、多くの作品に出演しています。

本作で演じるのは、主人公・寅子の父、猪爪直言(いのつめなおこと)役です。一家の大黒柱として銀行で働き、法律を学びたい寅子の夢を後押しする役柄を演じています。

11位:戸塚純貴

1992年7月22日生まれ、岩手県出身の俳優です。ドラマや映画だけでなく、CM・ラジオ・舞台など幅広く活躍しています。コメディーからシリアスまでこなせる、若手注目株の一人です。

近年の主な出演作と役は、ドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-(2023年)』の川島雅紀役や、『だが、情熱はある(2023年)』の春日俊彰役などです。

NHK連続テレビ小説への出演は本作が初となり、男子学生の轟太一(とどろきたいち)役を演じます。

10位:桜井ユキ

1987年2月10日生まれ、福岡県出身の女優です。24歳のときにデビューし、演技力が認められて多くの話題作に出演しています。

近年の主な出演作と役はドラマ『真犯人フラグ(2021年)』の菱田朋子役や、映画 『君は放課後インソムニア(2023年)』の倉敷兎子役などです。

本作では、主人公・寅子の同級生のお嬢様、桜川涼子(さくらがわりょうこ)役を演じます。ファッションや行動などが注目される有名人であり、成績優秀という役柄です。

9位:岩田剛典(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)

2010年にダンス&ボーカルユニット『三代目 J SOUL BROTHERS』の一員としてデビューし、パフォーマーとして活動しながら俳優業にも積極的に挑戦しています。

俳優としての主な出演作は、ドラマ『内田康夫サスペンス 浅見光彦』シリーズや、『あなたがしてくれなくても(2023年)』などです。

NHK連続テレビ小説には本作が初主演となり、女性から人気の男子学生・花岡悟(はなおかさとる)役を演じます。

8位:仲野太賀

1993年2月7日生まれ、東京都出身の俳優です。若くして第45回日本アカデミー賞優秀助演男優賞、第64回ブルーリボン賞助演男優賞などを受賞するなど、優れた演技力を持っています。

主な出演作は、ドラマ『ゆとりですがなにか』シリーズや、『いちばんすきな花(2023年)』などです。

本作では、弁護士を目指す書生・佐田優三(さだゆうぞう)役を演じます。NHK連続テレビ小説『あまちゃん(2013年)』以来の出演となり、注目が集まっています。

7位:滝藤賢一

ドラマ・映画・舞台など幅広い場所で俳優として活躍し、ベテラン・バイプレイヤーとして多くの作品に引っ張りだこな、愛知県出身の俳優です。

ドラマ『踊る大捜査線』シリーズや、『半沢直樹(2013年)』などの人気作に出演し、安定した演技力で人気を獲得しています。

本作で演じるのは主人公・寅子の上司、多岐川幸四郎(たきがわこうしろう)役です。NHK連続テレビ小説への出演は、本作で4作品目となります。

6位:塚地武雅(ドランクドラゴン)

1971年11月25日生まれ、大阪府出身のお笑い芸人です。相方の鈴木拓(すずきたく)とともに、お笑いコンビ『ドランクドラゴン』を結成しています。

演技力が高いお笑い芸人としてよく名前が挙がる一人でもあり、俳優として出演した主な作品と役は、映画『間宮兄弟(2006年)』の弟役や、ドラマ『裸の大将』シリーズの山下清役などです。

映画『梅切らぬバカ(2021年)』では、自閉症という難しい役柄を好演しました。本作では、雲野法律事務所の代表・雲野六郎(うんのろくろう)役を演じます。

5位:岡田将生

1989年8月15日生まれ、東京都出身の俳優です。高い演技力と魅力的なルックスで、ドラマ・映画で主役級の役に多く抜擢されています。

近年の主な出演作はドラマ『ゆとりですがなにか』シリーズや、『ザ・トラベルナース(2022年)』などです。

NHKの過去作にも出演しており、NHK大河ドラマ『平清盛(2012年)』では源頼朝役、NHK連続テレビ小説『なつぞら(2019年)』では奥原咲太郎役を演じました。

本作では、裁判官の星航一(ほしこういち)役を演じます。

4位:伊藤沙莉

千葉県出身の実力派女優です。近年の主な出演作はドラマ『ミステリと言う勿れ(2022年)』や、映画『ちょっと思い出しただけ(2022年)』などです。

自身が演じる役柄に対する深い洞察力を持ち、コメディーからシリアスまで幅広い役を演じています。多くの話題作に出演して実力を発揮し、人気女優として押しも押されもせぬ存在になりました。

本作では、日本初の女性弁護士を目指し、自ら人生を切り開く主人公・猪爪寅子を演じます。NHK連続テレビ小説への出演は、『ひよっこ(2017年)』以来、2回目となります。

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3位:松山ケンイチ

1985年3月5日生まれ、青森県出身の俳優です。第30回日本アカデミー賞新人俳優賞・優秀助演男優賞、2007年エランドール賞新人賞など、これまでに多くの俳優賞を獲得してきた実績の持ち主です。

実力が認められ、多くの話題作・人気作に主演してきました。近年の主な出演作は、ドラマ『100万回 言えばよかった(2023年)』、映画『ロストケア(2023年)』などです。

インタビューでは、「NHK連続テレビ小説への出演を、俳優としての一つの目標に掲げていた」と語っています。本作では念願がかない、主人公・寅子の先輩、桂場等一郎(かつらばとういちろう)役を演じます。

2位:沢村一樹

1967年7月10日生まれ、鹿児島県出身の俳優です。184cmの高身長を生かした、存在感のある演技を得意としています。

近年の主な出演作は、ドラマ『金田一少年の事件簿(2022年)』『トクメイ!警視庁特別会計係(2023年)』などです。

本作では、主人公・寅子を後押しする久藤頼安(くどうよりやす) 役を演じます。NHK連続テレビ小説への出演は『ひよっこ(2017年)』以来7年ぶりです。

1位:石田ゆり子

1969年10月3日、東京都世田谷区出身の女優です。近年の主な出演作は、ドラマ『妻、小学生になる。(2022年)』『転職の魔王様(2023年)』などです。

清潔感やかわいらしさを感じさせる魅力の持ち主であり、年齢を重ねてからも出演オファーが途絶えることなく活躍し続けています。

これまでに、多くのドラマ・映画などで母親役を演じてきました。本作でも、主人公の母・猪爪はる役を担当しています。NHK連続テレビ小説への出演は、本作が初めてです。

時代にあらがう女性の物語をチェック!

ドラマ序盤の舞台となる昭和初期は、まだ現代のように社会に出て活躍する女性は多くありませんでした。

本作は、実在の人物の実話を参考にしたオリジナルストーリーに仕立てられ、続きが気になるストーリー展開や骨太な内容が見どころです。

主演俳優だけでなく、脇を固める俳優陣の演技にも期待が集まっています。日本初の女性弁護士として奮闘する、主人公の生きざまに注目しましょう。

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