新海誠作品の魅力とは?
国内外で高く評価され、広く愛される新海誠作品ですが、その魅力とはそもそもどういった点にあるのでしょうか?まずは、新海誠作品ならではの魅力について解説します。
きめ細やかな風景描写
新海誠作品の魅力として、まず挙げられるのが繊細できめ細やかな風景の描写です。
日本のアニメーション技術のレベルの高さは世界的にも有名ですが、その中にあっても、新海誠作品が描き出す風景の美しさは高く評価されています。
光が散りばめられた水面や風に踊る桜、ビル群に明暗のコントラストを描く日の光など、何気ない日常の美しさを丁寧に描き出しているのが新海誠作品の特徴です。
物語の面白さはもとより、美しい風景描写によって多幸感に包まれる人が多いのも、ごく自然なことといえそうです。
心揺さぶるストーリー
見る人の心を揺さぶるストーリーも、新海誠作品の持つ大きな魅力の一つです。
新海誠作品のジャンルは、SF・青春・恋愛などさまざまですが、その多くに『少年少女が抱くまっすぐで純粋な思い』という共通点があり、見る人の心を打ちます。
また、『届きそうで届かない切なさ』も新海誠作品に共通する特徴で、物語の持つノスタルジーとはかなさを演出しています。
いつまでも心の奥に残り続ける印象的なストーリーと、美しい風景描写とが合わさって、独自の世界観を生み出しているのが新海誠作品なのです。
こだわりが垣間見える「音」
新海誠作品では、劇中で使用する『音』にも徹底してこだわっています。例えば、雨を表現するにあたり、水を連想させる音としてピアノを選び、その静謐な空気感を表現しました。
またある作品では、冒頭数分間あえて環境音にとどめ、見る人を自然な形で物語の世界へ誘導しています。
音を巧みに操ることで物語の奥行きを広げるとともに、映画の世界観をより雄弁かつ緻密に表現しているのが、新海誠作品といえます。
新海誠作品のキャスト人気ランキングの算出方法
新海誠作品のキャスト人気ランキングは、『株式会社アーキテクト』が行った独自調査を集計して構成しています。以下、詳しい算出方法を解説します。
当社独自の集計方式で算出
新海誠作品のキャスト人気ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する、業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』から算出したパワースコアをもとに構成されています。
パワースコアとは、調査結果に対してタレントの認知度(顔と名前を知っている)・誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2023年11月度に行われた調査をもとに作成しています。
新海誠作品のキャスト人気ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 長澤まさみ | 40.7 | 2023年11月 |
2位 | 神木隆之介 | 35.5 | 2023年11月 |
3位 | 小栗旬 | 34.7 | 2023年11月 |
4位 | 本田翼 | 30.7 | 2023年11月 |
5位 | 上白石萌音 | 30.0 | 2023年11月 |
6位 | 伊藤沙莉 | 28.2 | 2023年11月 |
7位 | 森七菜 | 24.6 | 2023年11月 |
8位 | 成田凌 | 22.7 | 2023年11月 |
新海誠作品のキャスト人気ランキングは、実力派若手俳優を中心に、人気芸能人が名を連ねる結果となりました。以下、それぞれの主な経歴や、新海誠作品への出演作を紹介します。
1993年11月22日生まれ、埼玉県出身の俳優・モデルです。
2013年に『MEN’S NON-NO』の専属モデルとして芸能界入りすると、翌2014年には俳優としても活動をスタートさせ、ドラマ『FLASHBACK』で主演に抜擢されました。どんな役も自然体でこなす、演技力の高さで知られる俳優です。
主な出演作には、NHK連続テレビ小説『おちょやん(2020年)』や『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ、映画『窮鼠はチーズの夢を見る(2020年)』などがあります。
新海誠作品では、『君の名は。(2016年)』でヒロインの同級生・勅使河原克彦を演じました。
2001年8月31日生まれ、大分県出身の女優・歌手です。
2016年、スカウトをきっかけに芸能界入りすると、翌2017年にドラマ『東京ヴァンパイアホテル』で女優デビューしました。2020年には、自身も出演した映画『ラストレター』の主題歌『カエルノウタ』にて、歌手デビューも果たしています。
主な出演作には、ドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-(2019年)』『真夏のシンデレラ(2023年)』などがあります。
新海誠作品では、『天気の子(2019年)』にてヒロインの・天野陽菜を演じました。
千葉県出身の女優です。2003年のドラマ『14ヶ月~妻が子供に還っていく~』でのデビュー以降、脇役から主役まで自在にこなす貴重な女優として、数々の話題作へ出演しています。
主な出演作には、ドラマ『女王の教室(2005年)』『獣になれない私たち(2018年)』や『ミステリと言う勿れ』シリーズ、映画『劇場(2020年)』などがあります。
新海誠作品では、『すずめの戸締まり(2022年)』で幼い双子を育てるスナックのママ・二ノ宮ルミを演じました。
1998年1月27日生まれ、鹿児島県出身の女優・歌手です。
2011年、『第7回東宝シンデレラオーディション』で審査員特別賞を受賞後、NHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~(2011年)』で女優デビューしました。以降、女優活動と並行して歌手・声優としても活躍し、年々その注目度を高めています。
主な出演作にはドラマ『恋はつづくよどこまでも(2020年)』や、映画『ちはやふる』シリーズなどがあります。2024年には、映画『夜明けのすべて』へ出演予定です。
新海誠作品では、『君の名は。(2016年)』にて主人公の1人・宮水三葉を演じました。
1992年6月27日生まれ、東京都出身の女優です。
ファッション誌『Seventeen』『non-no』などでモデルとして活躍後、2012年のドラマ『恋愛ニート〜忘れた恋のはじめ方〜』で女優デビューしました。
主な出演作には、ドラマ『嘘から始まる恋(2021年)』『君の花になる(2022年)』、映画『空母いぶき(2019年)』などがあります。
新海誠作品では、『天気の子(2019年)』で女子大生・須賀夏美を演じました。
1982年12月26日生まれ、東京都出身の俳優です。
児童劇団にて子役としてキャリアをスタートさせると、1995年にNHK大河ドラマ『八代将軍 吉宗』で本格的にデビューを果たしました。
以降、ドラマ『ごくせん(2002年)』や『花より男子』シリーズなどの人気作に次々と出演し、誰もが知る人気俳優としての地位を築いています。主な出演作は、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人(2022年)』や映画『罪の声(2020年)』などです。
新海誠作品では、『天気の子(2019年)』で小さな編集プロダクションを営むライター・須賀圭介を演じました。
1993年5月19日生まれ、埼玉県出身の俳優です。
幼少期からCM・ドラマに出演し、2005年の映画『妖怪大戦争(2005年)』では、第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。安定した演技力に定評があり、常に多くの人気作に参加している人物です。
主な出演作には、ドラマ『刑事ゆがみ(2017年)』やNHK連続テレビ小説『らんまん(2023年)』、映画『桐島、部活やめるってよ(2012年)』などがあります。
新海誠作品では、『君の名は。(2016年)』で主人公の1人・立花瀧を、『すずめの戸締まり(2022年)』では閉じ師である宗像草太の友人・芹澤朋也を演じました。
1987年6月3日生まれ、静岡県出身の女優です。2000年に開催された『第5回東宝シンデレラオーディション』でグランプリを獲得したのをきっかけに、芸能界入りしました。
日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した初主演映画『ロボコン(2003年)』以降、出演作が絶えない国民的女優の1人です。
主な出演作には、ドラマ『エルピス -希望、あるいは災い-(2022年)』や映画『ロストケア(2023年)』、『キングダム』シリーズなどがあります。
新海誠作品では、『君の名は。(2016年)』にて男子の憧れの的となる女子大生・奥寺ミキを演じました。
映像美と一緒に「中の人」もチェック!
新海誠作品は、映像や音楽への徹底したこだわりによって作り上げられているアニメーション映画です。
まるで実写を見ているかのようなみずみずしい背景や、心に染み入る音楽が生み出す独自の世界観は、いまや日本国内だけでなく、世界中の映画ファンから深く愛されています。
そんな新海誠作品に参加しているキャストは、人気も実力も知られる有名俳優ばかりです。『中の人』が誰なのかを知ることで、また新たな新海誠作品の楽しみ方ができるでしょう。