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【最新インタビューコメント入り】『光る君へ』で注目集めた倉沢杏菜が2026年度NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に出演決定

倉沢杏菜(くらさわ・あんな)

誕生日 2005年3月18日
出身地 神奈川県
公式サイト https://www.lespros.co.jp/artists/anna-kurasawa/
公式インスタグラム https://www.instagram.com/anna_kurasawa_/

壁にあたって悩んでも、“やっぱり演技は楽しいな”と

倉沢杏菜は所属事務所が主催したレプロエンタテインメント30周年記念企画「主役オーディション」で選ばれて、女優活動をスタートさせた。

「もともとクラッシクバレエを5歳のときから8年間習っていたので、お客さんの前で体を使って表現することは小さい頃からやってきました。女優の道が視野に入ったきっかけは、中学生のときに英語の授業参観で劇をすることになって、それを見に来てくれた母が“女優さんという道もあるんじゃない?”と言ってくれたことです。その後、進路に悩んでいたときに広告でオーディションを知って、記念受験してみようと。オーディションの2次審査で、初めて人前で演技をしました。紙1枚くらいの短いセリフでしたが、すごい緊張したことを覚えています。最終審査の前に1か月間、御茶ラボ(所属事務所が運営するエンタテインメントの溜まり場)でのワークショップで演技レッスンを受けてから、事務所が持っている浅草九劇という劇場で最終審査を行いました。最終審査は、バレエをやっていたので緊張するというよりも、舞台の上に立てるという楽しさが勝っていた記憶がありますが、まさか受かるとは思っていませんでした」

2023年秋放送のドラマ『君には届かない。』(TBS系)、2024年1月クールの『先生さようなら』(日テレ系)などに出演したのに続いて、2024年4月~5月に「夜ドラ」枠で放送された『VRおじさんの初恋』(NHK)では野間口徹が演じた主人公のVR上のアバターであるナオキ役を好演した。

「いざ本気でお芝居を学び始めると、難しいことや壁にあたることが多くて、自分は向いていないんじゃないかと思ったことも何度かあります。でも、そういうときにも、やっぱり楽しいなと思えて。節目節目にそう感じる瞬間に立ち会えて、そのたびに演技の楽しさを再確認して、とりこになっています(笑)。今まで演じた役は、ユニークな役や破天荒な役も多いですね。『VRおじさんの初恋』は、すごく印象に残っています。お仕事を始める前から野間口徹さんを様々な作品で拝見していたので、こんな演技がうまい方と私が同一人物の役を演じるなんて、と思いましたが、撮影を重ねるごとにナオキという役に対する理解度も深まっていって。いろんな方に助けていただきながら、自分の演技と向き合って自分が作品に携わっているという自覚を持てた作品だった気がします」

同年夏には山田涼介が主演したドラマ『ビリオン×スクール』(フジ系)にレギュラー出演。彼女が演じた松下リナはパパ活をしているスクールカーストの1軍の生徒役で、『VRおじさんの初恋』とはまったくタイプの役を演じきって、SNS上でも大きな注目を集めた。

「憧れだった学園ドラマに、実際に自分が学生のうちに出演することができて、うれしかったです。私は『ハイスクールミュージカル』というアメリカの作品が幼稚園の頃から好きで、人生において大きな影響を受けて、海外の文化を学びたい、バレエを踊りたいと思ったきっかけにもなったんです。『ビリオン×スクール』も、みんなで踊ったり、学校の屋上に行ったり、教室で事件が起きたりとか、自分が演じてみたかった夢が詰まったような作品だったなって。同世代の俳優の皆さんとも、仲良くなりました。みんなと話し合ってお芝居を試したり、ときには監督さんに怒られもしながら(笑)、みんなで切磋琢磨したなと。楽しかったです」

妍子は破天荒なので世界観を壊さないかと心配だった

吉高由里子が主人公のまひろ(紫式部)を演じた2024年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』では藤原道長と倫子の次女で、のちに三条天皇の妃となる藤原妍子役を演じ、自由奔放な役柄を大胆に表現する演技力が話題を集めた。

「妍子は入内してからはお酒をずっと飲んでいるような飲んだくれのキャラクターで(笑)、平気でお父様に暴言を吐いてしまう、けっこう破天荒な子でした。台本を読んだときに、このようなキャラクターを私が演じる中で、『光る君へ』の世界観を壊してしまうんじゃないかと心配していたんですが、脚本の大石(静)さんに“すごく妍子、よかった”と言っていただけて、うれしかったです。大河ドラマの豪華なセットや衣装のおかげもあって、自然と役に入ることができたかなと」

『光る君へ』に続いて2度目の大河ドラマ出演となる、2026年放送予定の『豊臣兄弟!』では、仲野太賀が演じる主人公・豊臣秀長(秀吉の弟)の妹・あさひを演じる。

「あさひは、明るくて天真爛漫で、末っ子感満載な子です。史実では、しばらくは農家の男性と結婚して幸せな結婚生活を過ごしていたのですが、本能寺の変をきっかけに、お兄ちゃんの政治のために徳川家康のもとに嫁がされるという役です。長年連れ添った旦那さんと別れさせられるので、歴代の作品では悲劇的に描かれることが多かったのですが、今回の大河ドラマでは、自分がどのようにあさひとして過ごせるか、わくわくしています」

夜中に、急に母と将来について話す時間が始まることも

一番好きな時間は「かっこをつけて言わなくていいとしたら、ごろごろしてるとき(笑)」だと彼女は笑いながら言う。作品の撮影期間中でないので最近はインプットする時間にして、映画を見に行ったり、ドラマを一気見したり、本を読み、絵を描いているという。

「自分は基本的には明るくて、ポジティブな人間だと思います。でも、なんにも悩みなく生きているように見られることがありますが、意外と考え込みがちなタイプでもあって、そのたびに毎回、母と話し込んだり、夜中急にふたりで将来について話す時間が始まったり。友達とも、他愛のない話もしますが、価値観や人生観について話し出すこともあります。自然が好きな友達が多いので、お散歩に行ったりもしています。料理をするのも好きなので、バレンタインのときには妹とお菓子を作ったり、妹のお弁当を一品だけ作ったりしています」

3月18日に20歳の誕生日を迎えたばかり。

「もう20代なんだというあっという間な感じもありながら、ようやく20歳で大人に近づくんだなという実感もあり。不安ももちろんありますけど、今はわくわくしています」

ハキハキと話す彼女の姿は聡明で、もっとこの彼女のことを知りたいと思わせる魅力を持っている。いくつもの可能性を秘めた注目の女優として、今後さらに躍進を見せるに違いない。

倉沢杏菜さん チェキ プレゼント!

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締切:2025年5月12日(月)

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※ご応募はお一人様1回限りでお願いいたします。

日本テレビ系新日曜ドラマ『ダメマネ! ーダメなタレント、マネジメントしますー』

2025年4月20日(日)放送開始 毎週日曜よる10時30分から放送
出演:川栄李奈 安田顕 千葉雄大 寺島しのぶ 橋本じゅん 濱田マリ 鈴木仁
永野宗典 古田愛理 吉瀬美智子 倉沢杏菜 増田梨沙
監督:瑠東東一郎 猪股隆一 ほか
脚本:宮本武史 岩崎う大(かもめんたる) 西垣匡基
音楽:瀬川英史 鈴木真人

チーフプロデューサー:松本京子
プロデューサー:藤澤季世子 池田健司 秋元孝之 大護彰子

制作協力:オフィスクレッシェンド
製作著作:日本テレビ

撮影/スギゾー。

文/高倉文紀
評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などで女優・男優の取材や分析を展開しているほか、テレビ番組や雑誌・ウェブニュースにコメントを提供。
https://note.com/tokyodiorama

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