早坂美海(はやさか・みう)
![]()
誕生日 2006年7月29日
出身地 東京都
所属事務所 スターダストプロモーション
公式サイト https://www.stardust.co.jp/talent/section3/hayasakamiu/
公式インスタグラム https://www.instagram.com/miu_hayasaka_official/
強く印象に残っている出演作品は『旅屋おかえり』

早坂美海は子役として活動していた姉の影響で演技に興味を持つようになり、自身も活動をスタート。2018年にベネッセ「進研ゼミ中学準備講座」“もうすぐ中学生” 篇のCMに出演。2020年にはNTTドコモ「はじめてのスマホあんしんガイド」のCMに出演した。
「最初の頃は、私と同じような年代の子といっしょにオーディションを受けていて、大人の方が今よりもっと大人に見えていたので、ちょっと怖かったんですけど、今はオーディションが自分を試せる場だと感じるようになって、楽しいです」
2021年放送の『イチケイのカラス』(フジ系)第1話にゲスト出演したほか、瀧本美織が主演したドラマ『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年のこと』(WOWOWプライム)の第2話にゲスト出演。高校生時代の出演作品では、『旅屋おかえり』秋田編(NHK)が印象に残っていると彼女は語る。安藤サクラが主演したこのドラマで早坂は、旅の代行を依頼する病気を抱えた少女・鵜野真与を演じた。
「『旅屋おかえり』は何回もオーディションをして決めていただいたので、出演が決まった時に、大きな役が初めてだったので、自信にもなりました。演じていて、とても楽しかった記憶があります。その時のスタッフさんが、今回出演することになった連続テレビ小説『風、薫る』の監督のひとりです。優しくてオーディション中も笑ってくださったりする方なので、リラックスしてオーディションに臨むことができました」

2023年には、原因は自分にある。が主演した『イケメン・セブン・デイズ』(TVK)でヒロイン・源ユカ役を演じて活躍。2024年放送の伊藤淳史主演ドラマ『私の死体を探してください』(テレ東系)に山口紗弥加が演じた森林麻美の高校時代の友人・福原奏役で出演。2025年4~6月に放送されたドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』(TBS系)にも出演。多部未華子が演じた主人公・村上詩穂の学生時代役を好演した。
「『対岸の家事』はセリフがほとんどなかったんですけど、今までのドラマに比べて、“見たよ”と言っていただく機会が多かったです。泣くシーンもあって、印象に残っています。多部さんとお話することもできました。多部さんは“あっ、私の学生時代だー”と言ってくださって(笑)、きさくで話しやすかったです」
『愛の、がっこう。』では役の気持ちになって自然に涙が出てきた

2025年7月にスタートした木曜劇場『愛の、がっこう。』(フジ系/毎週(木)よる10時~放送中)で演じているのは、主演の木村文乃が担任教師をつとめる私立ピエタス女学院高等学校3年葵組の生徒・沢口夏希。年齢を偽って、ラウールが演じるカヲルがホストとして働くホストクラブに出入りをしている。
「『愛の、がっこう』は、ホストのカヲルたちとかかわっているときと学校で先生とかかわっているシーンとでは、私が演じている夏希という人物の雰囲気が全然違うので、2人の役を演じているようで。だんだん先生とも仲良くなってきて変化してくるので、難しかったんですけど、頑張りました。今までは、たとえば、泣くシーンだったり、感情を作るときには何か悲しいことを思い出したり演じていたんですけど、『愛の、がっこう。』の撮影では初めて役に入り込むことができて、夏希として気持ちを感じて自然に涙が出てきました。私じゃない違う人物になれる、っていう感覚が楽しかったです」
連続テレビ小説で、お姉ちゃんとのシーンは等身大で演じられたらいいなと
2026年前期NHK連続テレビ小説『風、薫る』では、見上愛と上坂樹里が同じ看護婦養成所を卒業した2人の主人公役で主演。早坂美海は、見上愛が演じる一ノ瀬りんの妹・安役で出演する。
「明るくて、家族を照らす存在でもあるんですけど、お姉ちゃんのことをすごく心配していて、家族がどうしたら良くなるかとか、いろいろなことを考えてる子だと思います。私にも2歳上の姉がいて、ちょうど役とも重なるので、まだ撮影は始まっていませんが、お姉ちゃんとのシーンは等身大で演じられたらいいなと思っています」
これまでに連続テレビ小説のオーディションを何度も受けたという早坂。視聴者として見ていて印象的だった過去の連続テレビ小説を聞くと、上白石萌音・深津絵里・川栄李奈がヒロインを演じた『カムカムエヴリバディ』(2021年)を挙げてくれた。
「3人の女優さんが時代ごとにヒロインを演じるという、今までの朝ドラにはなかった設定だったので、新鮮で半年間ずっと楽しかったのを覚えてます。私も、これから撮影が始まって、今までテレビで見ていた俳優の先輩方と共演して間近で演技を見させていただけることが楽しみです」
編み物と読書が好き

素顔の早坂美海は、どんな女の子なのだろうか?
「私はすごい人見知りで、あんまり陽なタイプじゃない。今まで演じた役は、自分に似た役が多かったと思います。初めて会った人と打ち解けるのが苦手なんですけど、しゃべることはすごい好きなので、仲良くなったら、たくさんしゃべります(笑)」
最近の趣味としては、編み物に凝っているという。
「1~2年くらい前から、好きになりました。姉が編み物をしていて、勧められて私もやってみたら楽しくて、ハマっちゃいました。ほかのことを考えずに集中できるのが好きで、時間があると3時間、4時間、ずっと編み続けちゃいます。ブランケットを作ったり、最近はティッシュカバーを作ったり、簡単なのだとコースターとか、ワンちゃんを飼っているのでワンちゃんの洋服を編んでます。編み物と同じように集中できるので、読書も好きです。 一番好きな作家さんは、瀬尾まいこさんです。瀬尾さんの小説は、嫌な登場人物が出てこなくて、読み終わった後に優しい気持ちになれて、人に優しくしようと思えます」
気分転換できる場所・時間を聞くと、彼女は「家で過ごすのが好きです」と語る。
「ちょっと前に大学の新学期が始まってから気分転換に大掃除をして、家具もいろいろ買い直して模様替えをしたので自分のお部屋が大好きになって、ずっと自分の部屋にいます 。色をたくさん入れた部屋にしました。植物も好きなので、観葉植物を大量に置いてます。歌うことも好きで、友だちとカラオケに行ったりします」
自分の性格とは全然違う役も演じられるような人になりたい
聡明な存在感が魅力的な早坂美海は、ヒロイン女優に必要な要素である「人を惹きつける力」を持っている。近い将来には間違いなく主演級で活躍して、新しい時代の女優の歴史に名前を刻む逸材だと言っていい。ぜひとも今、注目したい女優だ。
「憧れてる女優さんは広瀬すずさんで、もともとは青春・恋愛ジャンルの作品を見て好きになったんですけど、『怒り』(※)という映画では私が見てきた広瀬すずさんとは違う人に見えて、印象的でした。私もそういうカメレオンのような、いろんな幅の、自分の性格とは全然違う役も演じられるような人になりたいなと思います。お仕事以外でチャレンジしてみたいことは⋯自分の洋服を編んでみたい。犬用を編んだことはありますが、犬用を編んだことはありますが、自分が着られる服を編んだことがまだないので、いつかチャレンジしてみたいです」
※編集部注 『怒り』・・・2025年に公開されて興行収入100億円を突破する大ヒットとなった映画『国宝』を手がけた李相日監督による2016年作品。主演は渡辺謙。
早坂美海さん チェキ プレゼント!

締切:2025年10月10日(金)
フォーム送信後、公式X(旧:Twitter)@TP_Rankingをフォロー
プレゼントポストを引用リポストで応募完了!
※ご応募はお一人様1回限りでお願いいたします。
撮影/スギゾー。
文/高倉文紀
評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などで女優・男優の取材や分析を展開しているほか、テレビ番組や雑誌・ウェブニュースにコメントを提供。次世代を担う若手俳優の発掘と紹介に力を入れている。
https://note.com/tokyodiorama