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【最新インタビューコメント入り】「全国高校サッカー選手権大会応援マネージャー」として活躍した藤﨑ゆみあが藤井道人監督のNetflix映画『パレード』に出演

藤﨑ゆみあ(ふじさき・ゆみあ)

誕生日 2008年2月16日
出身地 広島県

所属事務所 METEORA
公式サイト https://meteora-pro.com/artists/yumia-fujisaki/
公式X(旧Twitter) https://twitter.com/FujisakiYumia
公式インスタグラム https://www.instagram.com/yumia_fujisaki/

 

藤井道人監督最新作『パレード』に寺島しのぶの娘役で出演

2024年2月29日からNetflixで配信がスタートした映画『パレード』は、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した『新聞記者』などの映画を手がけた藤井道人監督の最新作。藤﨑ゆみあは、元スナックのママを演じている寺島しのぶの娘役で出演。撮影は、2023年夏に放送されたドラマ初出演作『最高の教師1年後、私は生徒に■された』(日テレ系)よりも先に行われた。

「初めて撮影に参加した作品で、私の“演技デビュー”作にあたるものです。仙台で撮影が行われて、私にとっては初東北でした。家族団らんのシーンで、みなさんが優しく接してくださり、ご飯を囲むシーンでは、みなさんが食べている姿を見てリラックスでき、楽しく撮影することができました」

映画『パレード』は、死者たちが会いたかった人を探すためにパレードに参加するという物語で、主演は長澤まさみ。ほかに坂口健太郎、横浜流星、森七菜、田中哲司、リリー・フランキーらが出演している。

「ほんとうにすてきな作品です。現実と死の間の世界の物語なので、神秘的で不思議な世界観です。映像が美しくて、感動します。ひとりでも多くの人に見て欲しいです」

藤井道人監督の映画が、もともと好きだったと彼女は語る。特に好きな藤井道人監督作品を聞くと、小松菜奈が主演して大ヒットを記録した『余命10年』を挙げてくれた。

「藤井監督の映画は、映像美が圧巻で、描かれる物語の内容が心に響くものだったり、考えさせられるものが多いので、毎回、映画館の大きなスクリーンで見たときの迫力や見終わった後の余韻が素晴らしいです。まさかその藤井監督の作品が映画デビュー作になるとは思っていなかったので、すごくうれしかったです。映画を見るのが昔から好きで、広島の実家に住んでいた頃も、両親と一緒によく見に行っていました。上京してからは、海外の作品を上映している映画館に行ったりもしています。思い入れがある映画を選ぶとしたら、役所広司さんが主演した『すばらしき世界』です。インターネットで情報が流れてきて、無性に見たくなって初めて映画館にひとりで行って見た作品なので、思い入れが強いです」

初ドラマ出演は『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』

藤﨑ゆみあは、現在高校1年生。彼女のインスタグラムを見た現在の所属事務所の社長にスカウトされ、2023年2月1日から所属。同年4月に上京して、女優としての道に踏み出した。2023年夏の連続ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』では阿久津由利役を演じた。

「『最高の教師』は、貴重な経験だったなと思います。前室で共演した生徒役のみなさんと一緒にいる時間が長かったので、お互いの役柄について話し合ったり、撮影が終わる頃にはクラスメイトみたいな関係になれたので、うれしかったです。私が演じた役は、日常の私と比べるとそんなに似てないと言われるんですけど、結構共感する部分も多くて、やりやすい役でした。家族も私の出演を喜んでいて、何回も見直してくれて。もう5回目くらい見ているそうです(笑)」

印象深いシーンとして彼女は、第1話で芦田愛菜が演じた鵜久森叶がクラスの同級生に向けて語る場面を挙げる。

「物語のスタートでもあるので、そのシーンから撮影現場の雰囲気が確立して、そこを基準にして、その後は、仲良くなっても仲良しごっこじゃないんだよ…という緊張感が生まれていたと思います。私は中学校の頃にはコロナ禍で文化祭とかがなかったので、みんなでひとつのものを作るというのを初めて経験して、作る楽しさが気持ちよかったです」

2023年11月には「第102回全国高校サッカー選手権大会」の19代目応援マネージャーに就任。年末から年始にかけて放送された大会関連番組では、インタビュアーとして選手たちの声を伝えた。全国高校サッカーの応援マネージャーは、過去には新垣結衣、川口春奈、広瀬すず、永野芽郁、森七菜らが選ばれ、主演級女優への登竜門として知られている。

「応援マネージャーは夢ではありましたが、まだ目標にもできないくらい遠いところにあるものだと思っていたので、決まったときにはびっくりしすぎて、自分のできごとなのに自分のことじゃないみたいでした。こんなことって、あるんだな、東京に出てきてよかったなって(笑)。私も高校に通っていますが、スポーツに打ち込んでいる高校生たちとお話をして交流するのは初めてだったので、楽しかったです。高校1年生でレギュラーに選ばれた人もいたので、自分と同じ高1で国立競技場に立っているんだと考えると、尊いなと思いました。最初に早稲田実業の双子の中嶋悠人選手、崇人選手にインタビューしたときには、インタビューされる側の緊張も知っているので、3人でそわそわしちゃって、“どうしましょうね”って話しながら(笑)、どういうふうに聞いたら緊張しないかを考えていました。選手のみなさんが丁寧に答えてくださって、だんだんインタビューが楽しくなり、貴重な経験の日々でした。大会が終わったときには、高校生の選手のみなさんに逢えなくなるのが、さみしかったです」

2024年の目標は「猪突猛進」

普段の自分自身の特徴について、彼女に聞いた。

「いろいろ考えるよりも、やってみないとわからない、って考えるタイプです。負けず嫌いだとは思います。前の自分と比べてうまくできていないと思うと悔しいですし、後から振り返ったときに未来の自分から見てちゃんとできていないと…って思うので、ひとつひとつ頑張りたい。負けたくないです」

上京してもうすぐ1年。東京での生活にも、だいぶ慣れたようだ。

「上京してまもない頃は、地元の広島と比べるとやっぱり人が多いな…と感じていましたが、最近はちょっとずつ毎日のルーティーンもできてきて、自分なりの生活をしている気がします。最近は、料理をしているときが楽しいです。寮に住んでいるので食事は出るんですけど、自分でも買い出しに行って、料理を作って、次の作品に向けての食事の管理をしています。スーパーに行って、旬の野菜が安くなっているのを見るのが好きです(笑)」

将来は、魅力にあふれた俳優になりたい、と彼女は話す。

「今年の目標は、猪突猛進です(笑)。新しい作品の撮影も始まるので、それに向けて頑張っていきたいなと。去年はいろんな方の力を借りてドラマや雑誌のお仕事ができたので、今年はもっと自分なりにできるようになりたいと思って、その目標を立てました」

藤﨑ゆみあは、演技や話す言葉に、相手の人に伝える力の強さを感じる俳優だ。聡明な存在感と明るく前向きなキャラクターも魅力的で、多くの人に愛される存在になるに違いない。

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締切:2024年4月15日(月)

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文/高倉文紀

評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などのメディアで女優・女性アイドル・男性俳優の取材や分析を展開。
https://note.com/tokyodiorama

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