長崎県の魅力&県民性を紹介
まずは、多くの人気芸能人を育んだ、長崎県の魅力をチェックしましょう。どのような特徴のある土地なのでしょうか？
古くから海外との交流が盛ん
長崎県は、古くから海外と日本をつなぐ役割を担ってきた場所です。
長崎県には、韓国や中国との間に、五島列島・壱岐・対馬などの複数の島があります。これらの島々は大陸との中継地点となり、古くから交流の場となっていました。
かつては、南蛮貿易や朱印船貿易の港として使用されており、江戸時代の初期に鎖国が始まってからは出島が作られ、日本で唯一の貿易拠点であったことも有名です。
さまざまな文化が入ってきた当時の影響は、現在も残る洋館や唐寺に見て取れます。
皿うどん・長崎ちゃんぽんが有名
古くから海外との交流が盛んに行われていた長崎県には、その影響から育まれた独自の食文化があります。中でも、皿うどんとちゃんぽんが有名です。
ちゃんぽんの名前の由来には、複数の説があります。一つは中国語の『喰飯（シャンポン）』および『吃飯（チーファン）』から来ているとされ、どちらも『ご飯を食べる』を意味する言葉です。
また、ポルトガル語の『champon』という『混ぜる』の意を持つ語から来ているとの説もあります。
ほかにも、宴席で食べられることの多い卓袱（しっぽく）料理や、室町時代にポルトガルから伝わったカステラなども有名です。
陽気でおおらかな県民性
日本が鎖国している中、長崎は常に海外からの来訪者を迎えていました。常に新しいものが入ってくる食べ物と豊富な土地により、陽気でおおらかな県民性が育まれたと考えられています。
外国との貿易で出た利益の分配があり、全体的に暮らしが裕福だったのも長崎の特徴です。比較的裕福な暮らしが実現していたことから、将来を考えてこつこつ貯金するよりは、パッと使って楽しみたいという傾向があるといわれています。
長崎県出身芸能人の人気ランキングの算出方法
長崎県出身芸能人の人気ランキングは、株式会社アーキテクトが独自調査で集計した結果から構成しています。ここでは詳しい算出方法を見ていきましょう。
当社独自の集計方式で算出
株式会社アーキテクトが実施している、業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとに算出したパワースコアをもとに作成したのが、長崎出身芸能人の人気ランキングです。
パワースコアとは調査結果をもとに、顔と名前を知っていることを示す『認知度』と、見たい・聴きたい・知りたいと思わせる『誘引率』を掛け合わせた値を意味します。
今回のランキングは、2023年8月〜2024年2月度に行われた調査をもとに作成しました。
長崎県出身芸能人の人気ランキング【男性編】
長崎県出身芸能人の人気ランキング【男性編】には、長く活躍し続けている芸能人がランクインしています。それぞれの芸歴や出演作などをチェックしましょう。
5位：EXILE TAKAHIRO
2006年に『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ～ASIAN DREAM～』で約1万人の中から選ばれ、新ヴォーカリストとしてダンス＆ヴォーカルグループ『EXILE』に加入しデビューしました。
書や絵画なども、個展を開催するほどの腕前です。長崎県で行われた音楽フェスへの出演に合わせて書き下ろした『平和の書』は、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館内に展示されています。
2023年にはソロ活動10周年を迎え、オリジナルアルバム『EXPLORE』をリリースしました。
4位：さだまさし
1973年にフォークデュオ『グレープ』としてデビューし、1976年からソロ活動を行っているミュージシャンです。『関白宣言』『北の国から』など、数多くの人気作を世に送り出しています。
故郷である長崎県では、長年にわたりコンサート『夏 長崎から』を開催していました。現在は、『稲佐山平和祈念音楽祭』として引き継がれています。
シンガーソングライターとしての活動に加え、小説家としても活動しており、マルチに才能を発揮している人物です。
3位：新庄剛志
1989年、阪神タイガースへ入団した元プロ野球選手です。
2000年にアメリカ・メジャーリーグへ挑戦し、日本人初のメジャー4番・日本人初のワールドシリーズ出場などで大勢のファンを熱狂させたスタープレーヤーです。
現在は、『BIGBOSS』の呼び名で親しまれながら、北海道日本ハムファイターズの監督を務めています。
2022年には、テレビ番組の企画で生まれ故郷の長崎県対馬市を訪れ、さまざまなグルメを満喫する様子を披露しました。
2位：福山雅治
1990年にシングル『追憶の雨の中』で歌手デビューした、ミュージシャン・俳優です。
俳優としては、ドラマ『ガリレオ』シリーズの天才物理学者・湯川学役が代表的です。このほか、映画『そして父になる（2013年）』『マチネの終わりに（2019年）』などの出演作があります。
地元長崎県では、長崎の変化やチャレンジを応援する『長崎の変』プロジェクトの、クリエイティブプロデューサーを務めています。
1位：役所広司
長崎県諫早市出身、世界的にも活躍している俳優です。注目されるようになったのは、NHK大河ドラマ『徳川家康（1983年）』で演じた織田信長役がきっかけでした。
その後、今村昌平監督の映画『うなぎ（1997年）』で、カンヌ映画祭パルムドールを受賞し、海外でも知られるようになりました。近年の主な出演作は、ドラマ『VIVANT（2023年）』、映画『銀河鉄道の父（2023年）』などです。
これまでの活躍から、2012年には紫綬褒章を受章し、2023年には出身地である諫早市から市民栄誉賞が授与されました。
長崎県出身芸能人の人気ランキング【女性編】
長崎県出身芸能人の人気ランキング【女性編】も、男性編と同じく長く活躍している人が多くなっています。ベテランぞろいの芸能人の芸歴や、出演作などを見ていきましょう。
5位：長濱ねる
アイドルグループ『欅坂46（現櫻坂46）』『けやき坂46（現日向坂46）』の元メンバーです。グループ卒業後は、ソロでタレント・俳優として活躍しています。
NHK連続テレビ小説『舞いあがれ！（2022年）』では、自身の出身地である五島列島に暮らす山中さくらを演じました。このほか、ドラマ『ウソ婚（2023年）』『院内警察（2024年）』など、さまざまな作品に出演しています。
2021年に西九州新幹線長崎県広報大使に任命され、ポスター・CM・動画などに出演し、2023年度に任期満了を迎えました。
4位：原田知世
2022年にデビュー40周年を迎えた女優・歌手です。デビューのきっかけは、たまたま合格したオーディションでした。映画に1本出演したら長崎県に帰るつもりが、そのまま女優になったそうです。
主な出演作には、NHK連続テレビ小説『半分、青い。（2018年）』やドラマ『スナック キズツキ（2021年）』、ドラマから劇場版へと続いた『あなたの番です』シリーズ、映画『星の子（2020年）』などがあります。
歌手としても活躍しており、2014年には長崎県への里帰りの様子がNHKで放送されました。代表作は、映画『時をかける少女（1983年）』の同タイトル主題歌です。
3位：仲里依紗
女優として映画やドラマに出演するほか、アパレルブランドのプロデュースも行うなどマルチに活躍しています。YouTubeチャンネルも、登録者数200万人（2024年4月時点）を超えるほどの人気ぶりです。
テレビ長崎『仲里依紗の長崎フリータイム』という冠番組を持っていたり、『2024 長崎ランタンフェスティバル 皇帝パレード特別版』には皇后役として登場したりと、地元での活動も活発に行っています。
2位：MISIA
シングル『つつみ込むように…（1998年）』でデビューした歌手です。このほか、シングル『アイノカタチ feat.HIDE（GReeeeN）（2018年）』『Everything（2000年）』などのヒット作を持ちます。
豊かな歌声が魅力的で、NHK紅白歌合戦では2023年まで5年連続でトリを務めたほか、2021年に行われた東京オリンピックでは『君が代』を独唱しました。
2022年に放送された『24時間テレビ 愛は地球を救う』では、歌の基礎を教わった恩師に会いにいくため、番組内で故郷の長崎県を訪れた様子が放映されています。
1位：川口春奈
2007年にファッション雑誌『nicola』のモデルオーディションに、友達と遊び感覚で写真を撮り、送ったのがデビューのきっかけだそうです。2009年には、女優として『東京DOGS（2009年）』でドラマデビューも果たしています。
NHK連続テレビ小説『舞いあがれ！（2022年）』では、自身の故郷である長崎県五島市で生まれ育った野口若葉役を演じました。近年では、その高感度の高さから、CMに多数出演している人気ぶりです。
タレントの言動から県民性を見つけてみて
長崎県出身の芸能人には、長年活躍し続けている人が多くいます。長崎県ならではの文化やグルメが育んだ明るい県民性は、芸能界で生き残っていく上で欠かせない要素なのかもしれません。
テレビ番組などで長崎県出身の芸能人が出演しているのを見かけたら、長崎ならではの陽気でおおらかな県民性が感じられる言動を、探してみるのも楽しいでしょう。これまで知らなかった、新たな魅力を発見できるかもしれません。
