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佐野勇斗、イメージワード「ヤンチャな」を減らしたい

今年は4月期の高視聴率ドラマ『ドラゴン桜』に、物語の鍵を握る米山圭太役で出演。7月期は『東京MER〜走る緊急救急室〜』に臨床工学技士・徳丸元一役で登場し、2作連続でTBS日曜劇場に出演している佐野勇斗。インタビュー後篇では、現在の心境やイメージワード、プライベートに迫る。

日曜劇場に連投「カメレオン俳優」と話題に

——『ドラゴン桜』『TOKYO MER』と連ドラ出演が続き、ツイッターには「#佐野勇斗」がトレンド入りしました。ご自身では、今の状況をどのように感じていますか。

日曜劇場は家族もみんな見ているので、そこに出られるっていうのは、やっぱりうれしいです。あと、「カメレオン俳優」みたいな感じで言ってくださるのもうれしい。ただ、たまたま運良く全然違うキャラがあっただけなので、もっといろんな引き出しを増やしていきたいなと思ってます。

——いろんな役を演じられていますが、「俳優・佐野勇斗」は、どんなイメージを持たれていると思いますか?

どうなんですかねぇ。インスタグラムのコメントは見たりしますけど、それは僕のことを好きでいてくれている人の書き込みなので、一般の方の意見はあまり知らないです。できるだけ自分のやりたいことを素直にやっていきたいので、需要に応えるのも大事だと思いますけど、あまり人のイメージに左右されないようにしたいなとは思っています。

イメージワード2位に「演技力がある」

——タレントパワーランキングでは、イメージワード調査を実施しています。
佐野さんがどんなイメージを持たれているのか、1100人の方にお聞きしました。

何ですか、それは(笑)。めっちゃ面白そう!

——イメージワードの1位は「さわやかな」で39.7%でした。

さわやか! え、さわやかに見えます?

——見えます(笑)。

それは認識してなかったです(笑)。さわやかな役をやってるイメージ、あんまりないんですけどね。

——『青夏 きみに恋した30日』『走れ!T校バスケット部』といった主演映画は、さわやかな青春モノでしたよね。

ああ〜、『青夏』はそうだったかもしれないですね。グラフを見ると、「ヤンチャな」もけっこう高いですね。これは、自分でもなんとなく分かります。小学生みたいなヤンチャさはまだ残ってるかなって。

——「男前な」も高いです。

男前?……男前って何だ(笑)。

——言い換えれば「イケメン」ということですね。

なるほど〜。一番低いのは「包容力がある」か。

——若い方で、そこが高い方はあまりいないです。同様に「演技力がある」が高い人も多くない。それが2位というのは、佐野さんの特長だと思います。

うれしいです。お芝居は、昔からがんばりたいと思ってきたところなので。

——今後、伸ばしていきたいイメージワードはありますか?

うーん、これで満足です(笑)。「さわやか」「演技力」「男前」はこのまま継続できるようにがんばって、「ヤンチャな」を減らしたいですね。
30歳になってもまだ「ヤンチャな」が4位だったら、僕はびっくりしますから。

目標とする大人に出会いました

——『ドラゴン桜』では阿部寛さん、『TOKYO MER』では鈴木亮平さんと、名優との共演が続いています。最近、刺激を受けたり、憧れたりしている先輩は?

まさにそのお2人です。阿部さんは、とにかくカッコよくて衝撃を受けました。
僕が見た俳優の中で、一番カッコ良かったです。

——存在がカッコイイ?

そうですね。イメージワードでいうと、「存在感のある」「包容力のある」「面白い」、このあたりが飛び抜けている感じ。圧があるのに、おしゃべりをするとすごく柔らかい方で、そのギャップがまたたまらんです(笑)。

——鈴木亮平さんは?

亮平さんは、努力の鬼ですね。いろいろお話を聞かせてもらったら、考え方がちょっと似ているというか、僕が目標としている考え方に近かったんですよ。

——その考え方とは?

いつまでも自分に満足せず、目の前にあることに全力を出している。野望はあるけど、ちゃんと周りも見ているし、学ぼうという意識も常にある。亮平さんはそのあたりが完璧で、僕の指針となる人。ああいう大人になりたいですね。

「NO WORK NO LIFEの」日々

——『かぐや様は告らせたい』で演じた石上優は、「NO GAME NO LIFE」なキャラクターでした。佐野さん自身の「NO ○○ NO LIFE」は?

ムズっ。何だろう……。うーん、「NO WORK NO LIFE」かな。仕事なしでは生きていけない。

——その理由は?

将来はいつかゆっくり過ごしてみたいなあとか、ぼんやりした理想はあるんですけど、今は、仕事なしでは何をしていいか分からないくらい、仕事のことばかり考えていて(笑)。アイデアが浮かんだら、すぐにメモったりしてるんですよね。仕事で占いをしてもらったときは、「君は一生、仕事の鬼だ」と言われました(笑)。

——劇中で、かぐやの「心を静めるルーティーン」が描かれます。佐野さんの「心を静めるルーティーン」は?

ここ半年くらい、ありがたいことにハードなスケジュールを過ごさせてもらってまして。4〜5月に『かぐや様』が終わって、『ドラゴン桜』の撮影やライブが重なったときに、忙しくて心が荒れるというか、落ち着かない時期があったんです。それで寝る前に虫の音とかが入った森の音を携帯で流して、香木に火を点けて、匂いをかいで心を静めるというルーティンをやってました。

——石上は応援団の影響で、ある言葉が口癖になります。佐野さん自身の口癖は?

相づちで、「確かに」とか「間違いない」ってよく言うかもしれないです。

——ちゃんと相手の言葉を聞いている証拠ですね。

まずは理解に徹して、話をちゃんと聞く。それが最近の目標なんです。まあ、自己啓発本の読み過ぎなんですけど(笑)。

——今年は『かぐや様』に『賭ケグルイ 双』と学園モノが続いています。23歳で高校生役をやることについては、どう感じていますか。

ありがたいことに、高校を卒業してからずっと制服を着続けているので、まだ全然、違和感がないです。それもいかがなものかと思うんですけど(笑)。見てくれている人に、「もう高校生はキツイかな」って言われたらやめます。でもそれまでは、求められるならやっていきたい。

——見た目は、まだまだイケそうです。

あはは(笑)。自分で言うのもアレですけど、僕もまだ全然イケるかなと思ってます(笑)。

 

佐野勇斗(さの・はやと)

誕生日 1998年3月23日
出身 愛知県
所属事務所 スターダストプロモーション
公式サイト https://www.stardust.co.jp/section2/profile/sanohayato.html

インスタグラム https://www.instagram.com/sanohayato_milk/

ツイッター https://twitter.com/milk_info

 

映画『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』

2021年8月20日から全国公開
監督:河合勇人
原案:赤坂アカ
出演:平野紫耀(King & Prince)、橋本環奈、佐野勇斗、浅川梨奈、堀田真由、影山優佳(日向坂46)、福原遥、板橋駿谷、高橋文哉、池間夏海、ゆうたろう、髙嶋政宏、佐藤二朗
配給:東宝
(C)2021映画『かぐや様は告らせたい ファイナル』製作委員会(C)赤坂アカ/集英社

インタビュー・文/泊貴洋

 

 

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