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本当に面白い芸人とは誰なのか?人気をランキング形式でチェック

【面白い】芸人とは?

面白いと思われる芸人には、どういった特徴があるのでしょうか。『面白い』の評価は人それぞれですが、面白いイメージを持たれる芸人にはいくつか共通点があります。

基本的に頭がよい

バラエティ番組で活躍したり、ライブで観客の笑いを取ったりする芸人は、人を笑わせるという特性上『バカなことをする』というイメージを持たれやすいものです。

しかし実際は、あえてバカなことをしているだけで、実は頭がよい人が多くいます。そもそもバカをやるということは、バカを知っていなければできません。それはつまり、頭のよさが必要ということです。

場の空気を読んだ発言をしたり、とっさに物事を何かにたとえたりできるのも、頭がよく回転が早いからといえます。

突出した「何か」がある

面白い芸人には、他の芸人と一線を画す強みを持っている人が少なくありません。分かりやすいところでいえば、大きなコンテストで優勝経験があったり、SNSでトップレベルにバズったりなどは、客観的にも明確な強みとなります。

トップに立ったことがあったり、あるいは他の芸人にはないオンリーワンの何かを持っていたりする人は、多くの人に認知され面白いと思われやすいでしょう。

また近年では、バラエティ番組に出演するだけでなく、映画・絵本などの創作活動や、ニュースのコメンテーターといったジャンルで活躍する芸人も増えてきました。

彼らはそのオリジナリティあふれるセンス・博識ぶりを生かして、自分にしかできない活動をしているのです。

売れているとは限らない

面白い芸人と聞くと、テレビに出ていて人気が高い芸人をイメージするかもしれません。しかし実は、本当に面白い芸人でもテレビに出ず、他の媒体で活動しているケースがあります。

2018年に、バラエティ番組が芸人相手に取ったアンケートから、『芸歴15年以上でその面白さがまだ世間に伝わっていないが、同業者目線で面白い芸人のランキング』が発表されました。

そこにランクインしたのは『三拍子』や『ラバーガール』など、同業者から高い評価を得ているものの、世間的には認知度がまだ高くない芸人たちです。このことからも、『面白い=売れている』ではないことが分かるでしょう。

面白い芸人の人気ランキング算出方法

タレントパワーランキング面白い芸人の人気ランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。

当社独自の集計方式で算出

面白い芸人の人気ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』に登録されている、お笑いタレントの『ネタが面白い』イメージでスコアを算出し、こちらのデータからランキングが作成されています。

世間が面白いイメージを持つ芸人を、人気順に上位8グループを選出し、ランキング形式でまとめました。

今回のランキングは、2022年度に行われた調査をもとに作成しています。

面白い芸人の人気ランキング

順位 タレント名 パワースコア 調査時期
1位 レインボー 65.0 2022年
2位 東京03 59.4 2022年
3位 ネルソンズ 57.8 2022年
4位 シソンヌ 55.0 2022年
5位 かが屋 53.9 2022年
6位 空気階段 52.4 2022年
7位 ナイツ 51.8 2022年
8位 ミルクボーイ 51.3 2022年

面白い芸人の人気ランキングには、大型コンテストで優勝経験のある芸人から、テレビの露出は多くないものの他のフィールドで活躍する芸人まで、幅広く入っています。それぞれの詳細を見てみましょう。

8位:ミルクボーイ

吉本興業所属のお笑いコンビで、駒場孝と内海崇の2人組です。2007年にコンビが結成されました。

その名が全国に広く知れ渡ったのは、2019年のことでした。M-1グランプリ2019にて史上最高得点を獲得し、最終決戦でも多くの支持を得て優勝しています。

「母親の好きな朝ご飯が思い出せないことがある」という駒場の出だしから始まり、内海がそれに対して偏見まじりで答えを出していくのが定番のネタです。

『行ったり来たり漫才』と称されるほど優れたこのフォーマットは、M-1グランプリを審査したダウンタウン・松本人志も絶賛していました。

7位:ナイツ

マセキ芸能社所属のお笑いコンビで、塙宣之と土屋伸之の2人組です。2001年に活動を開始し、以降数々の賞コンテストで実績を残してきました。

2003年には漫才新人大賞、2008〜2010年にかけてはM-1グランプリで決勝進出、2011年にはTHE MANZAIで準優勝を果たしています。漫才協会や落語芸術協会にも属しており、テレビだけでなく寄席でも活躍中です。

「ヤホーで調べてきたんですけど」という塙のフレーズから始まる漫才が主なフォーマットで、そこから矢継ぎ早に繰り出されるボケを、土屋が的確にツッコんでいく『しゃべくり漫才』を得意としています。

6位:空気階段

吉本興業所属のお笑いコンビで、水川かたまりと鈴木もぐらの2人組です。NSC東京校の17期生でした。

鈴木の強烈なキャラクターを生かしたコントが持ち味で、キングオブコントでは2019年・2020年に決勝進出、さらに2021年には念願の優勝も果たしています。

ネタ見せ番組やバラエティはもちろん、ラジオでのトークも評判がよく、多くのファンに愛されている芸人です。鈴木はギャンブル・借金といった、いかにも芸人らしいエピソードも持っており、でもどこか憎めない不思議なところも魅力です。

5位:かが屋

マセキ芸能社所属のお笑いコンビで、加賀翔と賀屋壮也の2人組です。2015年に事務所に入所しました。

高い演技力と日常の何気ないシーンにフォーカスしたコントが持ち味で、2019年・2022年にはキングオブコントの決勝へ進出しています。

事務所に入った当初は、なかなか日の目を見ることができず苦労していましたが、弱味だと自覚していた声の小ささを逆手に取ったコントで、注目されるようになりました。

4位:シソンヌ

吉本興業所属のお笑いコンビで、じろうと長谷川忍の2人組です。NSC東京校の11期生で、2006年にコンビを結成しています。

変幻自在なキャラクター性と圧倒的なセンスで、見る者をシソンヌの世界観へと誘う生粋のコント師です。2014年には、キングオブコントで優勝を果たしました。

お笑いだけでなく、お互いに役者としてドラマへ出演したこともあり、じろうは映画の脚本を手掛けた経験もあります。このことからも、彼らが高い演技力・巧みな構成力を持っていることが分かるでしょう。

3位:ネルソンズ

吉本興業所属のお笑いトリオで、和田まんじゅうと青山フォール勝ち、岸健之助の3人組です。2010年にトリオを結成しています。

2016年の『ぐるナイ おもしろ荘』で優勝したことをきっかけに、さまざまな番組へ呼ばれるようになり、知名度を上げました。

見た目・キャラクターともにインパクトが強い和田まんじゅうを中心に展開していくコントを得意としており、これからますます注目されるであろうトリオです。

2位:東京03

プロダクション人力舎所属のお笑いトリオで、飯塚悟志と豊本明長、角田晃広の3人組です。最初は飯塚と豊本がコンビで活動していましたが、後に角田が加わり今の『東京03』の形となりました。

日常のワンシーンを切り取った、リアリティあふれるコントを持ち味としています。3人とも演技力が高く、それを証明するかのように、キングオブコント2009では優勝を果たしました。

同じコント職人の『バナナマン』と仲がよく、ユニットとして公演を行うこともあります。東京03の公演は人気が高く、非常に多くの観客を動員しており、ライブに定評のある芸人としても有名です。

1位:レインボー

吉本興業所属のお笑いコンビで、ジャンボたかおと池田直人の2人組です。NSC東京校の18期生で、2016年にコンビを結成しています。

2018年には『ぐるナイ おもしろ荘』で優勝しており、近年若者を中心に注目されている芸人です。

たかおと女装した池田が織りなす男女劇が持ち味で、YouTubeチャンネル『レインボーコントチャンネル』では頻繁に新作が公開されています。男女のあるあるは、視聴者に共感と笑いをもたらしてくれます。

嫌なことやストレスも笑いで吹き飛ばして

面白い芸人は、他の芸人と差別化できる、特別な何かを持っている必要があります。リアリティあふれるコントであったり、新しいフォーマットの漫才であったり、強烈なキャラクターであったりと、芸人によってさまざまです。

いずれの個性も観客の目を惹きつける魅力があり、大きな笑いを生み出しています。テレビに多く出ているかどうかは重要ではなく、本当に面白いかどうかが焦点です。

本当に面白いお笑いは、日常の嫌なことを笑いに変えてくれるでしょう。ストレスで疲れたときは、ぜひランキングに入っているお笑い芸人のネタをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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