福岡県は日本三大美人県として有名です。多くの女性が芸能界に進出し、現在も活躍し続けています。また、福岡出身の男性芸能人も、俳優だけでなく多くのお笑い芸人やタレントも活動しています。福岡出身の芸能人をランキング形式で紹介していきます。
福岡ならではの魅力とは?
九州地方で最も人口の多い県で知られている福岡県ですが、その規模の大きさもありレジャーやグルメ、イベントなど、幅広い魅力が存在します。そのため街全体が活気付き、常に賑やかな雰囲気が漂っています。
お祭り好きの明るい県民性
福岡県はその明るい県民性を示すように、お祭りやイベントが多く開催されます。中でも規模の大きなものは博多三大祭りと呼ばれ、毎年多くの人が参加しています。
5月に開催される『博多どんたく祭り』は動員数が200万人を越える、日本でも最大級のお祭りです。7月に開かれる『博多祇園山笠』は700年以上の古い歴史を持つお祭りで、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。『筥崎宮放送会』は9月12日から18日まで開かれる長いお祭りで、毎年500軒近くの屋台が出店する九州最大のお祭りとして有名です。
このように規模の大きいお祭りが毎年開かれ、長い時間をかけて地域で親しまれてきました。その結果、福岡県民ならではの目立ちたがり屋で明るい気質が芽生え始めたのです。
そういった気質はエンターテイメントとの相性が良いため、業界への親やすさへと繋がっていき、多くの芸能人を輩出していくようになったといえるでしょう。
「博多美人」日本三大美人県の一つ
福岡県といえば、秋田や京都と並ぶ日本三大美人県の一つに数えられています。「博多美人」という言葉があるように、多くの女性芸能人が活躍しています。日本には元々、美人が多く集まるとされる場所がいくつか存在し、博多もその一つでした。
福岡県は他県に比べると美容へのこだわりが強く、美容院や、エステサロンの数が全国で一番多い都道府県です。これは福岡の女性はそれだけ美意識が高く、美容関係への支出額が大きいことを示しています。
単に美人が多いだけでなく、美に関しての関心の高さが福岡県女性の特徴の一つといえるでしょう。
はっきりした顔立ちの人が多い
容姿の整った人は、顔立ちがはっきりしている場合が多いです。そういった人は縄文人の影響を強く受けている可能性があります。
縄文人は背が高く、四肢が長く、目が二重まぶたと言う特徴があり、これらはイケメンや美女に多く該当します。
九州は沖縄と同様に縄文人の影響を強く受けている県であるため、福岡県の人は縄文人のように顔立ちがはっきりしている人が多いのです。
福岡出身の芸能人ランキングの算出方法
『株式会社アーキテクト』が実施する独自の集計方法により、福岡出身の芸能人をランキング化しました。ランキングの調査方法について紹介していきます。
当社独自の集計方式で算出
芸能人ランキングはパワースコアをもとに順位付けをしています。パワースコアとは『株式会社アーキテクト』が実施しているタレント調査『タレントパワーランキング』で算出されるスコアのことです。
パワースコアは認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(タレントが出ている番組を見たいかどうか)を掛け合わせたものであり、この数値の高さはタレントの将来性や潜在的なパワーの指標にもなっています。
今回のランキングは2021年8月度に行われた調査を基に作成しています。
(一部2021年5月度調査データを使用)。
福岡出身の男性芸能人ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査期間 |
1位 | タモリ | 38.8 | 2021年8月度 |
2位 | 博多大吉(博多華丸・大吉) | 36.9 | 2021年8月度 |
3位 | 博多華丸(博多華丸・大吉) | 35.1 | 2021年8月度 |
4位 | 小峠英二(バイきんぐ) | 34.3 | 2021年8月度 |
5位 | 秋山竜次(ロバート) | 33.6 | 2021年8月度 |
6位 | バカリズム | 32.8 | 2021年8月度 |
7位 | 妻夫木聡 | 29.7 | 2021年8月度 |
8位 | 松重豊 | 26.7 | 2021年8月度 |
福岡出身の芸能人は俳優だけでなく、お笑い芸人も多くランクインしました。中には名前は知っていても、福岡出身とは知らなかった芸能人もいるのではないでしょうか。
松重豊は長崎で生まれたあとすぐ福岡へ引っ越したため、プロフィールでは福岡出身としています。明治大学を卒業した後、蜷川幸雄が主催する蜷川スタジオに入団しました。
舞台で経験を積み、映画『地獄の警備員(1992年)』への出演がきっかけで注目されます。その後も俳優活動を続け30代で大河ドラマに出演し、以降は『孤独のグルメ』シリーズや『ソロモンの偽証(2015年)』『アンナチュラル(2018年)』など多くの作品に出演しました。
2021年は『バイプレーヤーズ〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜』『今ここにある危機とぼくの好感度について』『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』など多くの作品に出演しています。
ドラマや映画、CMなどで活躍し、男女ともに高い支持を得ている妻夫木聡が7位にランクインです。『スタアオーディション』にて300万人の中からグランプリを獲得し、芸能界デビューします。
その後『すばらしい日々(1998年)』で俳優デビューし『ウォーターボーイズ(2001年)』では主演を演じました。『悪人(2010年)』では第34回日本アカデミー賞最優秀主演賞と第53回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞しています。
2021年は『唐人街探偵 東京MISSION』で日本の探偵役として出演し『しかたなかったと言うてはいかんのです』では同じく福岡出身の女優蒼井優と夫婦役で出演しました。
6位にランクインしたバカリズムは福岡県田川市出身のお笑い芸人です。1995年にお笑いコンビ『バカリズム』を結成しますが、2005年からはピン芸人として活動するようになりました。
お笑い番組やバラエティーで活躍しながらも、定期的に単独ライブを開催し多くのファンに笑いを届けています。その人気っぷりは彼のチケットが発売と同時に即完売するほどです。
近年は脚本家としても活動しており『素敵な選TAXY』や『架空OL日記』など多くの作品を手がけ、2021年には永野芽郁主演の映画『地獄の花園』を制作しました。
お笑いトリオ『ロバート』の秋山竜次は、福岡県出身です。彼は1998年にNSC東京4期生として入学後、山本博と馬場裕之とロバートを結成しました。ロバートではネタ作りを担当し、コントではボケの役回りが多いです。
俳優としての活動も盛んで『特急田中3号(2007年)』や『俺の家の話(2021年)』など幅広い作品に出演し、持ち前の個性を発揮しています。
また、彼が様々なクリーエーターを演じる『クリエーターズ・ファイル』は、YouTubeや書籍など幅広いメディアで展開される人気シリーズとなりました。2021年にはNetflixにて『クリエーターズ・ファイルGOLD』が配信されています。
1996年に西村瑞樹とお笑いコンビ『バイきんぐ』を結成します。2012年のキングオブコントでの優勝をきっかけに、テレビへの露出が増え始めました。
以降はラジオ『アッパレやってまーす』で土曜日のパーソナリティを担当したり、『優しい人なら解けるクイズやさしいね』ではナレーションを担当したりしています。
また特技のギターを活かして2015年にはサンプラザ中野とタッグを組み、『坊坊主』を結成して1stアルバム『励ます』をリリースしました。
2021年は『ヒューマングルメンタリーオモウマい店』『1億3000万人のSHOWチャンネル』『小峠英二のなんて美だ!』など数々のレギュラー番組に出演しています。
3位は福岡で絶大な人気を誇る『博多華丸・大吉』の博多華丸です。博多華丸は福岡市の早良区出身で、1990年に博多大吉と『博多華丸・大吉』を結成しました。
コンビではボケを担当していますが、ピンではモノマネを特技とし、川平慈英やばってん荒川など、豊富なレパートリーを駆使して観客を笑わせます。
特に児玉清のモノマネには定評があり、2006年の『R1ぐらんぷり』では優勝を飾りました。彼はこの出来事がきっかけで全国区へと知名度を広げていきます。
2021年はお笑いコンビ千鳥と共に『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』に出演しています。
『博多華丸・大吉』の博多大吉もランクインしました。福岡県の古賀市出身のお笑い芸人です。
コンビではネタ作りとツッコミを担当しています。元々プロレスの大ファンで、高校卒業後に新日本プロレスの社員になるべく、会社に履歴書を送ったほどでした。
バラエティ番組では自虐ネタやゲストに対する的確なコメントに定評があり、『有吉反省会』や『アメトーーク!』など、ひな壇では欠かせない存在となっています。
また大喜利を得意としていて、『IPPONグランプリ』では秀逸な回答を連発し、優勝を経験しました。
有名番組の司会者として有名なタモリが一位にランクインしました。福岡出身のタレントで、本名は森田一義です。
数多くの長寿番組の司会を担当していますが、その中でも特に知名度が高いのは2014年まで放送されていた『笑っていいとも』でしょう。
『笑っていいとも』は1982年10月から放送が始まり、この番組を続けていく中で2002年に単独司会を5000回達成したことで、ギネスに記録に掲載されました。
また2021年には音楽番組『ミュージックステーション』が35周年を迎えたと同時に『同一司会者による生放送音楽番組の最長放送』になり、2つ目のギネス記録として認定されました。
福岡出身の女性芸能人ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査期間 |
1位 | 橋本環奈 | 36.7 | 2021年8月度 |
2位 | 今田美桜 | 32.7 | 2021年8月度 |
3位 | 吉田羊 | 28.9 | 2021年8月度 |
4位 | 蒼井優 | 28.6 | 2021年5月度 |
5位 | 吉瀬美智子 | 27.1 | 2021年5月度 |
6位 | 椎名林檎 | 27.0 | 2021年8月度 |
7位 | 松田聖子 | 24.8 | 2021年5月度 |
8位 | 山本美月 | 24.3 | 2021年8月度 |
福岡出身の女性芸能人は女優や歌手、アイドルなど多彩な人物が集まりました。8位から順に紹介していきます。
山本美月は2009年に開催された『第一回東京スーパーモデルコンテスト』でグランプリとCanCam賞を受賞し、専属モデルとして活動を始めます。
その後、ドラマ『幸せになろうよ(2011年)』で女優デビューしました。2012年の『桐島、部活やめるってよ』ではスクリーンデビューし、『東京PRウーマン(2015年)』では初主演を務めました。
趣味は漫画やアニメ鑑賞で、特技の一つであるイラストはインスタグラムで見ることができます。2021年には『♯家族募集します』に特別出演し、主人公の亡くなった元妻の役を演じました。
松田聖子は福岡県久留米市出身の芸能人です。日本アイドル史に歴史を刻む、偉大なアイドルとして名高い彼女は『裸足の季節(1980年)』でデビューし、新人賞を獲得しました。
『青い珊瑚礁』はミリオンヒットを記録し、彼女はトップアイドルの1人に君臨します。その後も活躍を続け、数々の有名レコード賞を受賞していきます。彼女の勢いは凄まじく、歌った楽曲は24曲連続でオリコンシングルチャート1位を獲得するほどでした。
全盛期である1980年は、聖子ちゃんカットと呼ばれる髪型を多くの女性が真似し、社会現象になりました。
2020年で活動40周年を迎えたことを記念し、翌年にはアルバム『SEIKO MATSUDA 2021』が発売されています。
独特の世界観を表現するアーティストの椎名林檎は6位にランクインです。『幸福論』で1998年にデビューした彼女は翌年のシングル『ここでキスして。』、1stアルバム『無罪モラトリアム』を皮切りに大ブレイクを果たします。
その後はソロ活動と並行し、2004年からはバンド『東京事変』のメンバーとしても活動していきます。
2009年にはその活動が認められ、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞しました。2021年には『東京事変』としては初のオールタイム・ベストアルバムである『総合』が発売決定しています。
ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜(2014年)』で話題になった吉瀬美智子が5位にランクインです。
1999年から『Domani』の専属モデルとして活動し、情報番組『噂の!東京マガジン』では5代目アシスタントを担当しました。その後ドラマ『セレンディップの奇跡(2007年)』などの出演を経て女優として活動していきます。
『妄想姉妹〜文學という名のもとに〜(2009年)』では初主演を務め、『ギルティ 悪魔と契約した女(2010年)』ではエランドール賞新人賞を受賞しました。2021年にはドラマ『黒鳥の湖』や『世にも奇妙な物語 夏の特別編』などに出演しており、趣味の料理が自身のブログやツイッター等にアップされています。
『南海キャンディーズ』の山里亮太と結婚し、世間を賑わせた蒼井優さんがランクインです。舞台『アニー(1999年)』でポリー役を1万人の中から勝ち取り、デビューしました。
雑誌『nicola』でモデルとして活動し、『リリィ・シュシュのすべて(2001年)』では映画に初主演しました。
『フラガール(2006年)』ではその演技が認められ、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞と新人俳優賞を受賞します。以降、数々の作品に出演し、多くの映画賞を受賞しながら日本を代表する女優として知名度を上げていきました。
2021年にはNHKドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』に出演し、死刑判決を受けた主人公・鳥居太一の妻房子役を演じました。
福岡県久留米市に生まれた吉田羊は、1997年のデビューから10年間ほど小劇場を中心に活動を続けていました。女優としてのデビュー作は舞台『サトウヨウコR』で、2014年に出演したドラマ『HERO』への出演をきっかけに注目を集めます。
映画『ビリギャル(2015年)』では日本アカデミー賞の優秀助演女優賞を受賞しました。また女優だけでなく、文筆家としても活動し、雑誌『おとなの週末』にてグルメエッセイを連載しています。
2021年はドラマ出演が多く『がんばれ!TEAM NACS』『生きるとか死ぬとか親父とか』『きれいのくに』などに出演しています。
今田美桜は17歳の時に地元福岡でモデルデビューし、当時『福岡で一番可愛い女の子』としてメディアで取り上げられていました。
映画『罪の余白(2015年)』でスクリーンデビューし、以降は『僕たちがやりました(2017年)』『花のち晴れ〜花男Next Season~(2018年)』など多くの作品に出演し、知名度を高めていきます。
その結果、2018年にはYahoo!検索大賞2018女優部門賞を受賞しました。2021年は映画『東京リベンジャーズ』でヒロインである橘日向役で出演しています。
『1000年に一人の逸材』というフレーズで大きな話題を呼んだ橋本環奈が1位にランクインしました。元々は地元である福岡のアイドルグループ『Rev.fromDVL』のメンバーとして活動していました。
当時撮影された『奇跡の1枚』と呼ばれる写真を見てKADOKAWAの代表が彼女にオファーを出し、『セーラー服と機関銃-卒業-(2016年)』で初主演と初ソロデビューを経験します。この作品を期に本格的に女優として活動していき、『暗殺教室(2015年)』『銀魂(2017年)』など多くの作品に出演していきました。
2021年は『劇場版 ルパンの娘』や『ほんとにあった怖い話』などに出演しています。
福岡出身ならではの魅力を探ろう
博多美人という言葉があるように、福岡県は多くの女性芸能人を輩出しています。もちろん秋田県や京都府のように美人が多くいる都道府県は他にもあります。
しかし、明るい県民性や、目立ちたがり屋の気質はイベント事が豊富な福岡県ならではの特徴であり、人を惹きつける魅力があるのもこういった理由があるからかもしれません。