【企業のキャスティング担当者も必見】F1層でタレントパワーが急上昇した30代男性俳優TOP20

F1層で急上昇した30代男性俳優TOP20

F1層で急上昇した30代男性俳優TOP20の調査方法

株式会社アーキテクトが実施しているタレントパワーランキングの定期調査で、調査対象として登録されている男優の中でF1層（20～34歳女性）の回答において、前回調査（2024年2月度）と比較してパワースコアの上昇率が高かった順にランキング化しました。タレントの年齢は2024年7月8日現在です。

なお、ドラマ・映画出演以外の活動が中心となっている人は除きました。2022～2024年（7月以降に放送開始・公開予定の作品を含む）に連ドラのレギュラー出演と映画出演を合わせて3作品以上を基本的な基準としています。

『パワースコア』とは、株式会社アーキテクトが3カ月に1度実施している、タレントの『認知度（顔と名前を知っている）』と『誘引率（見たい・聴きたい・知りたい）』の調査をもとに、2つのデータを掛け合わせて算出したものです。タレントパワーランキング調査は2月、5月、8月、11月に実施。今回は、2024年5月度に調査を行ったデータを使用しています。

朝ドラ出演中の戸塚純貴がランクイン

20位は、ともに子役出身の俳優ふたりが同スコアで並びました。1人目の20位は濱田岳です。1988年6月28日生まれ、東京都出身。子役時代には1998年放送の浜田雅功主演ドラマ『ひとりぼっちの君に』（TBS系）に出演して注目を集めました。2004年にドラマ『3年B組金八先生』（TBS系）で活躍。幅広い役柄を演じる演技派として支持されています。

2024年3月に放送されたスペシャルドラマ『ベトナムのひびき』（NHK・BS）で主演。同月放送の『黄金の刻〜服部金太郎物語〜』（テレ朝系）にも出演しました。F1層での上昇が特に目立っています。

2人目の20位は矢本悠馬です。1990年8月31日生まれ、京都府出身。2003年に子役デビュー。2015年に『ブスと野獣』（フジ系）で連ドラ初主演。

2024年4月クールは、石原さとみ主演『Destiny』（テレ朝系）、篠原涼子主演の『イップス』（フジ系）の2本の連ドラにレギュラー出演しました。両ドラマでの脇を固める助演が注目を集めた模様です。

18位も同スコアで2名が並びました。1人目は瀬戸康史です。1988年5月18日生まれ、福岡県出身。2005年に芸能界デビュー。2008年、『仮面ライダーキバ』（テレ朝系）で主演。

2024年4月クールのドラマ『くるり〜誰が私と恋をした?〜』（TBS系）に出演して注目度が上昇しました。このドラマは、生見愛瑠主演の恋愛ドラマとしてF1層の関心が高かったようです。F1層の中でも特にスコアが大きくアップしたのが25～29歳で、この年代の回答に限ると上昇率4位に入っています。6月に公開された新垣結衣・早瀬憩のW主演による映画『違国日記』にも出演してします。

もうひとりの18位は、満島真之介です。1989年5月30日生まれ、沖縄県出身。2010年に俳優デビュー。2012年、NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』に出演して注目を集めました。

2024年5月に放送されたドラマ『霊験お初～震える岩～』（テレ朝系）に出演。6月に公開された映画『ディア・ファミリー』にも出演しています。明るいキャラクターでバラエティ番組でも活躍を見せている俳優です。

17位は千葉雄大です。1989年3月9日生まれ、宮城県出身。2010年に『天装戦隊ゴセイジャー』（テレ朝系）の主人公役で俳優デビュー。2020年にはドラマ『いいね!光源氏くん』（NHK）で主演して、注目を集めました。このときのヒロイン役は、現朝ドラヒロインの伊藤沙莉でした。

2024年4月期のドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』（カンテレ・フジ系）に出演して注目されたことが上昇要因になりました。F1層での上昇が特に目立っています。

16位には竜星涼がランクインしました。1993年3月24日生まれ、東京都出身。2010年にドラマ『素直になれなくて』（フジ系）で俳優デビュー。2013年、『獣電戦隊キョウリュウジャー』（テレ朝系）で連ドラ初主演。2022年にはNHK朝ドラ『ちむどんどん』でヒロインの兄役を演じて話題を集めました。

2024年4月クールのドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』（日テレ系）に出演。放送中のNHK大河ドラマ『光る君へ』では藤原隆家役を演じています。F1層での上昇が特に目立っています。

亀梨和也が15位にランクインしました。1986年2月23日生まれ、東京都出身。2005年にドラマ『ごくせん』（日テレ系）で活躍。2006年にKAT-TUNのメンバーとしてCDデビューしました。

2024年4月クールのドラマ『Destiny』（テレ朝系）に出演。石原さとみが演じた主人公の大学時代の同級生で初恋の相手の野木真樹役を演じました。

14位は野村周平です。1993年11月14日生まれ、兵庫県出身。2009年に所属事務所主催のアミューズ全国オーディション2009でグランプリに輝き、芸能界入り。

2024年4月クールのドラマ『イップス』（フジ系）に犯人役でゲスト出演して、持ち前の個性的な存在感を発揮しました。６月21日に公開された『映画 おいハンサム!!』にも出演しています。

12位には2名が同スコアで並びました。1人目の戸塚純貴は1992年7月22日生まれ、岩手県出身。2011年にドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス2011』（フジ系）で俳優デビュー。

2024年4月にスタートしたNHK朝ドラ『虎に翼』で正義感にあふれる弁護士の轟太一役を演じ、知名度がさらに上昇しました。F1層での上昇が特に目立っています。7月6日にスタートする渡辺翔太・中村アンのW主演によるドラマ『青島くんはいじわる』（テレ朝系）にも出演しています。

もうひとりの12位は濵田崇裕です。1988年12月19日生まれ、兵庫県出身。2014年にジャニーズWEST（現・WEST．）のメンバーとしてCDデビュー。2021年に『武士スタント逢坂くん！』（日テレ系）で連ドラ単独初主演。

2024年1月期の畑芽育主演ドラマ『パティスリーMON』（テレ東系）で寡黙なパティスリーの店長役を好演して注目度が上昇しました。F1層での上昇が特に目立っています。

F1層での上昇が目立つ赤楚衛二・中島健人・窪田正孝

赤楚衛二が11位にランクイン。1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2020年に『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』（テレ東系）で連ドラ単独初主演して注目を集めました。

2024年4月期のドラマ『Re:リベンジ-欲望の果てに-』（フジ系）で主演して、注目度がさらにアップ。男女全年齢の上昇率では23位で、F1層での上昇が特に高くなっています。７月26日公開の映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』では坂本龍馬を演じます。

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9位は菅田将暉です。1993年2月21日生まれ、大阪府出身。2009年に『仮面ライダーW』（テレ朝系）で主演デビュー。2019年には『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』（日テレ系）でGP帯連続ドラマ初主演して注目の俳優に躍り出ました。

2024年4月から配信がスタートした韓国制作のドラマ『寄生獣 -ザ・グレイ-』（Netflix）に出演。F1層での上昇が特に目立っています。主演映画『Cloud クラウド』が9月に公開予定です。

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山下智久も同じく9位。1985年4月9日生まれ、千葉県出身。2003年から2011年までNEWSのメンバーとして活躍しました。2006年に『クロサギ』（TBS系）でプライム帯連ドラ単独初主演。

2024年1月期の『正直不動産2』（NHK）で主演したのに続いて、4月期のドラマ『ブルーモーメント』（フジ系）で主演して、番宣のためにテレビ番組出演が増えたことから注目度が上昇しました。

8位には竹内涼真がランクイン。1993年4月26日生まれ、東京都出身。2014年に『仮面ライダードライブ』（テレ朝系）で主演。2017年にはNHK朝ドラ『ひよっこ』で注目を集めました。

2024年4月期のドラマ『Believe-君にかける橋-』（テレ朝系）に出演して、2役を演じました。10月に主演ドラマ『龍が如く〜Beyond the Game〜』（Amazon　Prime　Video）が配信予定です。

7位にランクインしたのは中島健人です。1994年3月13日生まれ、東京都出身。2011年にSexy Zoneのメンバーとしてデビュー。2013年に『BAD BOYS J』（日テレ系）で連ドラ初主演。

2024年3月31日にSexy Zoneを卒業。7月19日スタートのドラマ『しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事』（テレ東系）で主演します。男女全年齢の上昇率では42位で、F1層でスコアが特に大きく上昇しています。

6位は窪田正孝です。1988年8月6日生まれ、神奈川県出身。2006年にドラマ『チェケラッチョ!! in TOKYO』（フジ系）で主演デビュー。2020年にはNHK朝ドラ『エール』で主演しました。

2024年4月期のドラマ『滅相も無い』（MBS・TBS系）に出演。F1層での上昇が特に目立っていて、F1層の中でもさらに25～29歳の回答に絞り込んでデータを見ると上昇率1位でした。10月放送開始予定のドラマ『宙わたる教室』（NHK）で主演します。

5位は賀来賢人です。1989年7月3日生まれ、東京都出身。2009年に『銀色の雨』で映画初主演。2018年にはドラマ『今日から俺は!!』（日テレ系）で主演して脚光を浴びました。

2024年3月からApple JapanのYouTubeチャンネルで配信されたドラマ『ミッドナイト』で主演。F1層での上昇が特に目立っています。7月12日スタートのドラマ『錦糸町パラダイス〜渋谷から一本〜』（テレ東系）で主演します。

中村倫也・山田涼介がTOP3入り

3位は同スコアで2名。1人目は間宮祥太朗です。1993年6月11日生まれ、神奈川県出身。2008年にドラマ『スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜』（日テレ系）で俳優デビュー。2016年に『ニーチェ先生』（読売・日テレ系）で連ドラ初主演を果たしました。

2024年3月公開の映画『変な家』で佐藤二朗とW主演したほか、4月期のドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』（日テレ系）で主演して、注目度が上昇しました。10月から上演される舞台『台風23号』で森田剛とW主演します。

2人目の3位は山田涼介です。1993年5月9日生まれ、東京都出身。2007年にHey! Say! JUMPのメンバーとしてCDデビュー。2010年、『左目探偵EYE』（日テレ系）で連ドラ単独初主演。

31歳の誕生日の5月9日に2024年7月クールのドラマ『ビリオン×スクール』（フジ系）で主演することが発表され、注目度が上昇しました。

F1層の中で特にパワースコアが高いのが25～29歳女性で、すべての年代の男優の中で最もスコアが高くなっています。

2位は松坂桃李です。1988年10月17日生まれ、神奈川県出身。2009年に『侍戦隊シンケンジャー』で主演デビュー。2012年公開の映画『ツナグ』で主演して注目を集めました。

2024年9月公開の三谷幸喜監督映画『スオミの話をしよう』に出演することが発表されたほか、実写化した主演映画『耳をすませば』（2022年公開）が5月に地上波初オンエアされるなど話題が多かったことからスコアが上昇しました。

年代別パワースコアで最も数値が高いのは40～44歳女性で、F1層の中では20～24歳女性のスコアが高くなっています。

1位は中村倫也です。1986年12月24日生まれ、東京都出身。2005年に俳優デビュー。2018年にNHK朝ドラ『半分、青い。』に出演して注目の俳優に浮上しました。

2024年5月に公開された石原さとみの主演による映画『ミッシング』に出演。8月31日放送開始のドラマ『Shrink―精神科医ヨワイ―』（NHK）で主演します。

F1層の支持が特に高い俳優で、年代別に見るとF1層の中で最もスコアが高いのは25～29歳女性で、次いで高いのが30～34歳女性です。F1層以外の年代では40代前半女性の支持も高くなっています。

文/高倉文紀

評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などのメディアで俳優・アイドルなどの取材や分析を展開。

https://note.com/tokyodiorama

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