あまろっくの概要
映画『あまろっく』は、笑いあり涙ありのホームコメディ映画です。
リストラに遭った39歳の主人公は、65歳の楽観的な父とともに実家で暮らしていました。しかし、父が20歳の女性と再婚し、ちぐはぐな共同生活が始まったのです。
この映画では、年齢も価値観も異なる家族が、さまざまな現実に立ち向かい、乗り越えて一つになっていく姿が描かれています。
家族ゆえの面倒くささがありながらも、家族愛や絆の大切さを改めて実感できることが魅力の映画です。
舞台は兵庫県尼崎市
映画の舞台は、監督・中村和宏の出身地でもある兵庫県尼崎市です。キャストにも、兵庫県もしくは関西出身の人が多く起用されています。
撮影は、尼崎市内の20カ所以上で行われました。日頃から買い物客で賑わっている『三和本通商店街』や、春になると桜が見られる『北堀運河遊歩道(であい橋)』、大阪湾を眺めながら釣りができる『尼崎市立魚つり公園』などです。
創業60年以上の老舗喫茶店『喫茶コロンビア』や、ゆでたての自家製讃岐麺を提供するうどん屋『はるしん』でも撮影がされているので、お店を訪れて映画のシーンを思い出しながら過ごしてみるのもよいでしょう。
タイトルは「尼ロック」から
タイトルの『あまろっく』は、兵庫県尼崎市にある『尼ロック』が由来です。尼ロックは、船舶が通航できる『閘門(こうもん)』のことで、水位が増したときに陸地に海水が流れ込むのを防ぐ役割を果たしています。
2018年に大型の台風が関西に来たときに、尼ロックによって尼崎市が守られたという記事を読んだ監督が、尼ロックについて調べたのがきっかけです。
その凄さはあまり知られていないものの、『町を守る』という重大な役割を果たしていることが、家族でいう父親と似ているというのが、この映画の始まりと監督は語っています。
「あまろっく」キャストの人気ランキング算出方法
映画『あまろっく』キャストの人気ランキングは、株式会社アーキテクトが独自調査で集計した結果で構成しています。詳しい算出方法を解説します。
当社独自の集計方式で算出
映画『あまろっく』キャストの人気ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出しました。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2024年2月度に行われた調査をもとに作成しています。
「あまろっく」キャストの人気ランキング
ランキングは、上記のようになりました。ランクインしたキャストのプロフィールや代表作、映画『あまろっく』における役柄などについて見ていきましょう。
5位:駿河太郎
1978年生まれの兵庫県出身の俳優で、笑福亭鶴瓶の息子です。落語家やタレントとしてもマルチに活躍しています。
現在は俳優として活動していますが、もともとはシンガーソングライターやバンドのギターボーカルをしていました。イギリスに音楽留学をした経験もあり、2002年にはメジャーデビューを果たしています。
音楽活動を続けながら俳優にもチャレンジし、NHK連続テレビ小説『カーネーション(2011年)』で、ヒロインの夫役として存在感を発揮しました。
主な代表作は、NHK大河ドラマ『平清盛(2012年)』『麒麟がくる(2020年)』、ドラマ『半沢直樹(2013年)』などで、ほかにも数多くの映画やドラマに出演しています。
映画『あまろっく』では、主人公・優子の同級生であり、おでん屋台の大将として働く鮎川太一役を演じました。
4位:中村ゆり
大阪府出身の女優で、さまざまな映画やドラマ、舞台に出演しています。
近年の主な出演作は、ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~(2021年)』『クロサギ(2022年)』、映画『母性(2022年)』、舞台『歌うシャイロック(2023年)』などです。
映画『市子(2023年)』では、主人公の母親役を演じ、第37回高崎映画祭で最優秀助演俳優賞を受賞しました。
映画『あまろっく』には、病気で亡くなった主人公の母親・近松愛子役として出演しています。
3位:江口のりこ
1980年生まれ、兵庫県出身の女優です。映画『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々(2002年)』でスクリーンデビューしました。以降、多数の話題作に出演し、独特な存在感を放っています。
近年の主な代表作は、ドラマ『ソロ活女子のススメ』シリーズ、『俺の家の話(2021年)』『うちの弁護士は手がかかる(2023年)』などです。
実体験をもとにした映画『事故物件 恐い間取り(2020年)』では、主人公に事故物件を紹介する不動産屋役を演じ、第44回日本アカデミー賞の優秀助演女優賞を受賞しました。
映画『あまろっく』では、失業し実家で暮らす39歳の主人公・近松優子役を演じています。
2位:笑福亭鶴瓶
1951年生まれ、大阪府出身の落語家です。1972年に6代目笑福亭松鶴の内弟子になり、同年に上方落語会の会員として登録されています。
数多くのバラエティ番組でMCを務め、話題となった映画にも多数出演しており、マルチに活躍しています。近年の代表作は、映画『閉鎖病棟-それぞれの朝-(2019年)』『七人の秘書 THE MOVIE(2022年)』などです。
役作りのために約7kg減量し、死刑執行が失敗に終わり生き延びた人物を演じた映画『閉鎖病棟-それぞれの朝-(2019年)』では、第43回日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞しました。他の映画でも、主演男優賞や助演男優賞にノミネートされた経歴があります。
映画『あまろっく』には、重要な役である65歳の楽観的な父親・近松竜太郎役で出演しています。
1位:中条あやみ
1997年生まれ、大阪府出身の女優です。人気ファッション雑誌『Seventeen』のモデルを務める傍ら、『黒の女教師(2012年)』で女優としてデビューしました。
映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜(2017年)』では、美人で知的な部長役を演じ、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。
近年の主な代表作は、映画『水上のフライト(2020年)』、ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~(2021年)』、『君と世界が終わる日に』シリーズなどです。
映画『あまろっく』では、笑福亭鶴瓶が演じる65歳の父親の再婚相手で、20歳の女性・近松早希役を演じています。
物語に没頭すればストレス解消にも!
映画『あまろっく』は、兵庫県尼崎市が舞台で、兵庫県や関西出身の俳優が多数出演しています。かみ合わない家族の騒動や、徐々に家族の絆が深まっていく様子が、見事に描かれている映画です。
日本アカデミー賞へのノミネート歴を持つキャストも出演しており、その高い演技力で映画の世界に引き込まれ、没頭できるでしょう。映画を見ながら笑って泣いて、リフレッシュするのもよいのではないでしょうか?