女性タレント

映画『天気の子』で話題集める「2019年夏最強の注目株」森七菜が自分の性格を天気予報であらわすと?

旬の女優インタビュー
森七菜(後篇)

©2019 「天気の子」製作委員会

新海誠監督の最新アニメーション映画『天気の子』(公開中)でヒロインの声を担当している森七菜は、2016年に地元・大分県でスカウトされ、翌年に女優デビュー。オーディションで今回の映画のヒロインに選ばれたほか、公開中の映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』、岩井俊二監督の最新映画『Last Letter』をはじめ『最初の晩餐』『地獄少女』が公開待機している。自殺を図る生徒役を演じたドラマ『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(NHK)、感情をあまり表に出さない女子生徒・堀部瑠奈を好演した『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日テレ系)など、シリアスな演技を見せて数年にひとりの逸材として注目を集めているが、その素顔は活発で明るい女の子。笑顔で話す言葉の随所に、個性と抜群の表現力を垣間見せる

PART1 自分の性格について。今、楽しいこと。
今は、毎日が楽しすぎます

©2019 「天気の子」製作委員会 メイキング映像

――前篇のインタビューで『天気の子』に出演して、天気や空が気になるようになったというお話が出てきましたが、地元・大分の空に比べて、映画の舞台でもある東京の空は、どう思いますか?

大分は高い建物がないからずっと先まで望めるので、東京の空は狭いなと思いますが、夜でも明るいので、ピンクの照明で照らされた部分がピンクに染まったりするところが「すてきだな」と思って、好きです。

――インタビュー前篇では「気まぐれな性格」が、声を担当したヒロインの陽菜と森さん自身の共通点だというお話もありましたが、森さんはどういうときに気まぐれになるのですか?

お裁縫をやりたくなって、ビーズをいっぱい買いに行こうと思ってでかけたのに、「うーん、やっぱりいいや」と思い直して買わないで帰ったり、急に何かを始めたり。ちょっと心がモヤモヤしているときも、一度寝て起きたら、すっかり忘れていたりするので、よく言えば気まぐれという感じですね(笑)。

――大分出身の人の県民性だったりするんですか?

どうなんでしょうね。私は大分の前はずっと大阪に住んでいたので、お会いする人にその話をすると「確かにそんな感じする」と言われることがあります。楽しいことが、大好き。

――最近は、何が楽しいですか?

今は、『天気の子』に関連していろいろと取材していただいたり、テレビ番組のロケに行ったりしているので、毎日が楽しすぎて。些細なことが楽しくて。今が楽しすぎるので、『天気の子』のPRが終わったら手持ちぶさたになってしまいそうで、何か自分の趣味を持ちたいです。でも、気まぐれなので、趣味のために道具を揃えても、結局やらないかもしれないですね(笑)。

©2019 「天気の子」製作委員会

PART2 女優・森七菜の素顔をさらに知るために、いろんな質問をしてみました
最後にドンデン返しがある小説が好きです

Q 自分の性格を楽器にたとえると?

A キーボードです。いろんな音を出せるのが、いろんな部分が自分の中にあるところに似てるなと。そこが、演技にも役立っているなと感じています。だから、今まで演じさせていただいた役はどれも、自分の中にある要素のひとつを引っ張りだしてできたので、役をつかむのが難しかったことはないですね。ネタ切れしてしまわないように、引き出しを増やしていきたいです。

Q どういうタイプの小説を読むのが好きですか?

A 最後にドンデンがあるミステリーが好きです。知念実希人さんの小説などを読みます。

Q 岩井俊二監督の映画のオーディションを受けたときに監督の作品をたくさん見たそうですが、岩井監督の作品で一番好きなのは?

『花とアリス』が好きです。

Q 好きな言葉は?

A 坂元裕二さんが脚本を書かれた『カルテット』というドラマに出てきた、「好きだってことを忘れるくらいに、いつも好き」というセリフが好きです。確かに、お母さんのことを「好き!」って言葉にすることはないけど、いつも好きなので、それが本当に愛しているということなんだなって思います。

Q 自分の性格を天気予報で表現すると?

A 晴れ、ときどき曇り、ですね。コロコロ変わっていきます。

 

■映画『天気の子』

全国東宝系公開中
原作・脚本・監督:新海誠
音楽:RADWIMPS
声の出演:醍醐虎汰朗 森七菜
本田翼 / 吉柳咲良 平泉成 梶裕貴
倍賞千恵子 / 小栗旬
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:田村篤
美術監督:滝口比呂志
©2019「天気の子」製作委員会

 

森七菜(もり・なな)

誕生日 2001年8月31日
出身地 大分県