女性タレント

映画『無限ファンデーション』で「ポッキー」CMの南沙良が主演

旬の女優インタビュー
南沙良(前篇)

©2018「無限ファンデーション」製作委員会

8月24日公開の映画『無限ファンデーション』に主演するのは、「キリン 午後の紅茶」のCMに出演しているほか、江崎グリコ「ポッキー」のCMでは宮沢りえの娘役を演じている期待の次世代女優・南沙良。2014年に雑誌『nicola』の専属モデルオーディションでグランプリに輝いて芸能界入りした彼女は、現在17歳。女優としてもめきめきと頭角を表し、昨年7月に公開された『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で映画初主演。今年1月には、フジテレビヤングシナリオ大賞・大賞受賞作を映像化したドラマ『ココア』(フジ系)でもドラマ初主演。来春には主演映画『もみの家』が公開される。

仙台出身のシンガーソングライター・西山小雨の楽曲『未来へ』を原案とする主演映画『無限ファンデーション』では、服飾デザイナーになりたいという思いを心にひめていながら、その夢を誰にも打ち明けることができない主人公の女子高生・未来を演じた。この映画は、台本にはあらすじだけが書かれており、即興で演技をするという手法で撮影された。

自分じゃない人になることに、小さい頃から憧れていました

©2018「無限ファンデーション」製作委員会

 

──『無限ファンデーション』の撮影が始まる前に、即興でお芝居をすると聞いたときは、どう思いましたか?

「どういうふうになるんだろう?」って不思議でしたが、楽しみでした。撮影に入る前に、1~2回リハーサルがありましたが、そのときに全体の流れを説明していただきました。

──そういうスタイルの撮影をやってみて、どうでしたか?

すごく楽しかったです。共演者の方々といっしょに演技をしていて、お互いから何が飛んでくるのかがわからないので新鮮でした。自由な感じが、作品にもあらわれています。

──特に印象に残ったできごとは、ありますか?

共演した原菜乃華ちゃんと小野花梨ちゃんと、3人で言い合いをするシーンがありますが、そこはちゃんと自分の中から言葉が出てきている感じがして、演じていて「楽しいな」と思いました。

©2018「無限ファンデーション」製作委員会

──今回演じた役は、イメージしやすかったですか?

自分と重なる部分も多かったので、想像しやすかったですね。私が演じた未来は服飾デザイナーを目指して服のデッサンを描いていますが、私も洋服をリメイクしたり、絵を描くのが好きで、そこも似てます。物作りは、小さい頃から好きでした。刺繍をしたり、無心になれることが好きですね。

──原案になった楽曲を歌う西山小雨さんと映画の中で共演もしました。

(西山)小雨さんの歌が、すごくすてきで、はじめて聞いたときに感動しました。小雨さんの内側からにじみでるような、不思議なパワーがそのまま曲に乗っているのが、すてきだなって。その後、何度か、小雨さんのライブにおじゃまさせてもらいました。

──映画『無限ファンデーション』の注目ポイントは?

共演したみなさんと自由に作っていった作品なので、映画を見ていただく方にも自由に感じてほしいなと思います。

──今まで出演した映画の監督さんに言われたことで、自分自身にとって大きかった言葉はありますか?

初めて出演した映画『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子監督から「お芝居をしなくていい。相手から受け取ったものに対して、自分が思ったことや感じたことを形にして返せばいいんだよ」と言われて、その言葉がずっと心に残っています。今回の『無限ファンデーション』で即興の演技をしてみて、改めて、それが大事なんだなと感じています。

──南さんにとっての演技の魅力は?

小さい頃から自分じゃない人になることに憧れていたので、こうして今、演じていて、楽しいです。

後篇では、いろんなユークな趣味を持つ彼女の素顔に迫ります(8月25日配信)

■映画『無限ファンデーション』

2019年8月24日公開
出演:南沙良/西山小雨/原菜乃華/小野花梨/近藤笑菜/日高七海/池田朱那/佐藤蓮/嶺豪一/片岡礼子
監督:大崎 章
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
©2018「無限ファンデーション」製作委員会

 

南沙良(みなみ・さら)

誕生日 2002年6月11日
出身地 神奈川県
所属事務所 レプロエンタテインメント
公式サイト https://www.lespros.co.jp/artists/sara-minami/
公式ツイッター https://twitter.com/lespros_sara
公式インスタグラム https://www.instagram.com/lespros_sara00/