旬の女優インタビュー
武田玲奈（前篇）
武田玲奈は、やわらかい存在感の中にレモンの果実のような切なさとみずみずしさをひめ、決してほかの女優には置き換えることができない、独自の持ち味がある女優だ。デビュー当時は素朴な田園系美少女としてグラビアで活躍していたが、現在22歳になって、すっかり女優らしい風格を持った、ドラマや映画に欠かせない若手の1人になった。5月15日にスタートする品川ヒロシ監督・脚本によるWOWOWオリジナルドラマ『異世界居酒屋「のぶ」』では、異世界の古都につながってしまった居酒屋で給仕をする看板娘・千家しのぶ役を演じる。
──去年秋にオンエアされたドラマ『おいしい給食』（TVK・TOKYO MXほか）ではヒロインの中学校教師・御園ひとみ役を演じました。今年3月には『劇場版 おいしい給食Final Battle』も公開されましたね。
学校の先生役が初めてだったので、最初はちゃんと先生に見えるか不安でしたが、生徒役のみなさんがリアルな中学生の年代だったので、「お手本になるように、頑張らなきゃ」という気持ちでやっていたのが、役にもつながったかなと思います。今の時代のお話ではなかったので、衣装もその当時の雰囲気で、「こういう先生いたな」と思ってもらえるように演じてました。
──『異世界居酒屋「のぶ」』で演じるヒロインは、どんなキャラクターなのですか？
大谷亮平さんが演じる大将と２人で、居酒屋で働いている役です。異世界側は個性的な人が多いので、大谷さんと私は対称的に見えるように、監督からは「ナチュラルに演じてほしい」と言われていました。
──撮影現場は、どんな雰囲気でしたか？
大谷さんが少年のような方なので、大谷さんワールドになってましたね。監督も、なごやかな現場作りをしてくださっていたので、笑いがあふれて、リラックスして演じることができました。
──ドラマの注目ポイントは？
料理が毎回登場しますが、料理が得意な品川監督のこだわりポイントで、監督が自ら揚げものを油で揚げたり、盛り方の位置を決めたりしていたので、おいしそうに撮れてると思います。
──最近では、ボートレースのCMで田中圭さんを太らせようとたくらむ、強気で小悪魔な新人レーサー役を演じて、今までの武田さんとは違う一面を見せていますね。
そうですね。いろんなお仕事の現場でスタッフさんたちに「ボートレースのCM、見たよ。あれ、すごいね」とよく言って頂けるので、とても嬉しいです！
──いろいろな役を演じるようになって、演技に対してどう感じていますか？
今回のドラマのように異世界に入ったり、ふだんできない経験ができて貴重な時間だなと思います。
インタビュー後篇では武田玲奈さんの素顔に迫ります（4月23日配信）。
ＷＯＷＯＷオリジナルドラマ『異世界居酒屋「のぶ」』
■ドラマ『異世界居酒屋「のぶ」』
WOWOWプライム／2020年5月15日スタート
第1話無料放送（全10回）原作：蝉川夏哉
監督・脚本：品川ヒロシ
出演：大谷亮平 武田玲奈
白洲迅 小林豊（BOYS AND MEN） 堀田茜 新谷ゆづみ 阿部進之介
八木アリサ 庄司智春（品川庄司） 小越勇輝 三宅克幸 渡部龍平 早霧せいな
木村祐一 小杉竜一（ブラックマヨネーズ） 秋山竜次（ロバート） 忍成修吾 品田誠 木下ほうか
波岡一喜 梶原善 田山涼成 篠井英介
特設サイト： https://www.wowow.co.jp/drama/original/nobu/
武田玲奈（たけだ・れな）
誕生日 1997年7月27日生まれ
出身地 福島県
所属事務所 TRUSTAR
公式サイト https://takeda-rena.com/
公式ツイッター https://twitter.com/rena_takeda
公式インスタグラム https://www.instagram.com/rena_takeda/
