女性タレント

ドラマ『歌舞伎町弁護人 凜花』主演・朝倉あきの素敵な素顔

旬の女優インタビュー
朝倉あき(後編)

©BSテレ東「歌舞伎町弁護人 凛花」朝倉あき

 

ドラマ『歌舞伎町弁護人 凜花』(BSテレ東)に主演している朝倉あきは、10代のころから変わらない、聡明で謙虚な人柄で、ファンやスタッフに愛されている。人間としての優しさとまっすぐな姿勢が、演技にもにじみ出ている女優だ。さて、インタビュー後編では、素顔の彼女に迫ってみたい。

――10代の頃の自分と比べて、変わらない部分、変化した部分というと?

変わらないのは、演技が好きな気持ちと、リアクションや言葉遣い。あっ、イントネーションも変わらないですね(笑)。両親が福岡出身なので、博多弁を聞いて育ってきたので、しゃべっていると、つい博多弁のイントネーションが出るんですよね。変わった部分は、同世代の女優さんやアイドルにずっと憧れを持って見ていたんですけど、前は心にひめているだけでしたが、大人になってくると大胆になってくるというか、ラジオの番組のお仕事で「モーニング娘。さんがどれだけ可愛いかというと・・・」と話したり、「好きだ!」という気持ちを隠さないようになりました(笑)。

――今、お仕事以外で、関心を持っていることは何かありますか?

昔から、読書が好きです。10代のころに小野不由美さんの『十二国記』というファンタジー小説を読んで、すごい面白いなと思ったんです。そのシリーズの新作が、今年、約10年ぶりに出版されると発表されたので、今までのシリーズを読み返しています。

――『十二国記』シリーズは、どういう部分が、魅力的ですか?

おどろおどろしい、気味悪さがあるファンタジーで、人間の薄暗い面を容赦なく描いていて、中学生のころはドキドキしながら読んでました。大人になって読み返すと、「この言葉、心に刺さるな」という発見もありますね。

――現在の自分の性格を、楽器の音色にたとえると、何だと思いますか?

ぱっと浮かんだのは、ユーフォニアムです。朝ドラの『てっぱん』という作品で、私はヒロインの地元の同級生で出演させていただいて、吹奏楽部でユーフォニアムという金管楽器の担当になって。そのときからユーフォニアムという楽器が大好きで、今もまだ吹けるかはわからないですけど、当時、指導くださった先生に言われたのが「ユーフォニアムの音は、人間の声に一番近いんだよ」と。その言葉が、心に残っていて、人の心に寄り添えるようになりたいなという理想も含めて、ユーフォニアムなのかなって。

――好きな言葉は?

たくさんありますが、「みのりのための苦しみ」という言葉ですね。苦しいことばかりではない、その先にみのりがある、という。自分が詰まったり、迷っていたときに、その言葉に救われました。前を向く気持ちを思い出させてくれる言葉なので、ずっと好きです。

――今年の春は主演ドラマ『歌舞伎町弁護人 凜花』がオンエアされるわけですが、春になるとやりたくなることは?

やっぱり、お花見ですね。今まであまりしなかったんですけど、最近は美しさがわかるようになってきて、じっくりと花を眺める時間がほしいなって。

――幸せだなと感じる瞬間は?

長風呂です(笑)。だいぶ前から、プロフィールに「趣味・長風呂」と書いているんですけど、大人になって、その時間がさらに好きになりました。お風呂に入りながら、本を読んだり、台本を読んだりしてます。

――これからさらに、女優としてどのように前に進んでいきたいですか?

まだまだ迷いがあって、考えることが尽きなくて。考えるのはいいことなのかもしれないですけど、もっと安定して、ゆるぎなく現場に立てるように、なっていきたいです。

■真夜中ドラマ『歌舞伎町弁護人 凜花』

BSテレ東・BSテレ東4K 毎週土曜深夜0:00~0:30
テレビ大阪 毎週土曜深夜0:56~1:26
※NTTぷららで1週間先行配信

 

朝倉あき(あさくら・あき)

誕生日 1991年9月23日
出身地 神奈川県
所属事務所 コニイ
公式サイト http://www.connie.co.jp/asakuraaki.html