「妖怪シェアハウス」(テレビ朝日系)でお岩さん役を熱演中の松本まりか。
松本まりかは2018年に「ホリデイラブ」であざとい最強悪女を演じきり、大きな話題となりました。
現在「竜の道」に出演しながら、ホリデイラブのプロデューサーの作品である連続ドラマ「妖怪シェアハウス」にも出演。
大活躍中の松本まりかの裏側には、長年女優として努力し続けた姿があります。
今回は、そんな松本まりかの裏側に迫るインタビューを実施しました。
- ドラマ「妖怪シェアハウス」にてお岩さん役を演じる松本まりか
- 20年の苦節を経て大ブレイクした女優松本まりかの裏側
- 松本まりかが成長したいとはじめた日記
- 松本まりかは今後、「常におもしろい、気になる存在」でありたい
松本まりかの演技にかける想いや、女優としての展望をインタビュー形式で紹介します!
「妖怪シェアハウス」にてお岩さん役を演じる松本まりか
ドラマ『妖怪シェアハウス』に出演中の松本まりか。
ドラマや、演じる小岩さん役のみどころを聞きました。
──「妖怪シェアハウス」のお岩さん役について教えてください。
ホラーコメディなので凄いポップなんです
私はあまりコメディをやったことがないんです。
同時期に撮影していることもあって、凄くシリアスな「竜の道」と、「妖怪シェアハウス」はまったく違う形で見せたいと思っていました。
妖怪たちのお茶の間のお話なので、ほかの3人の妖怪が、どういうお芝居で、どんなノリでくるのかが毎回わからないんです。
だから、お岩さんはその場の瞬発力といいますか、その場で感じて役を作っていくというはじめての体験をしています。
変顔もしていますし、結構恥ずかしいことも沢山あります。
──お岩さんはそんなことをするんですね。
白目をむくと妖怪同士でテレパシーができるという設定であったり、ガングロメイクなど毎話新しい挑戦をしています。
松本まりかが語る「妖怪シェアハウス」の見どころ!
──松本さんが思う「妖怪シェアハウス」の見どころを教えてください。
妖怪シェアハウスの見所は、ホラーコメディで、ビジュアルも凄いんですよ。
私はお岩さんで、片目が特殊メイクでただれていて、普段は眼帯をして人間化しています。
今まで見たことのないような、軽さとおもしろさ、笑いがちりばめられていると思います。
おもしろい回も沢山あって、ビジュアルとコメディの両方を見てもらいたいです。
──怖くはないですか?
そうですね、くすくす笑えると思います。
「ただ自分の人生をもがいて生きた結果」と語る女優松本まりかの裏側に迫る
20年の苦労を経て大ブレイクした女優松本まりか。
当時考えていたことから現在の心境まで話してくれました。
松本まりかが遅咲きなのは「ただ自分の人生をもがいて生きた結果」
──遅咲きと言われることに対してはどう思いますか?
嬉しいです、とても嬉しいです。
──苦節20年などとよくテロップで出ていたりしますが、ご自身で振り返ってみてどうですか?
自分が特段苦節だとは全然思っていないです。
私はただ単に自分の人生をもがきながら生きてきて、きっとそれは、みんな同じようにもがいていると思うんですよ。
別に特段私だけが、辛い思いをしていたとかではないと思います。
タイミングや自分の実力が不十分だったかもしれません。
映像作品は少なかったですし、求められていないのかなと、思っていた時期はありました。
「心から笑ったことなんてなかった」と語る松本まりかの苦節
思い返せば、心から笑ったことなんてなかったかもしれません。
15歳の時にデビュー作で、自分が一番やりたいことは演技だと、雷に打たれたように思ったことがありました。
自分の一番やりたいことであり、一番自分が生きてるって感じれるのは、唯一演じているときだけだと思っていました。
それを求められないのは、自分の根幹やあなたには興味ないよって言われてるように感じて、心から笑えませんでした。
──現在心から笑うことはありますか?
今は、望んでいた以上の仕事が、こんな状況考えもしなかったと思うぐらいの、オファーをいただけます。
ただ、浮ついた気持ちには一切ならないですよね。
その仕事をいただける、その嬉しさと同じぐらい、自分がまっとうできるだろうかという責任感があります。
自分が日々限界を超えるくらい頑張らないと、このいただいた仕事に対してまっとうできないと思います。
「楽しい!嬉しい!」という浮ついた気持ちだけではなくて、しみじみありがたい、幸せだな、と思っています。
今までなかったもので、一番私が欲しかった充実感や達成感は非常にあります。
今は脇目も振らず全速力で走っているので、ふとしたとき「幸せだな」と思えるときが来るんじゃないかなと思いたいです。
努力を続ける松本まりか。1番苦手な日記をはじめる
──日記は今年(2020年)くらいから書きはじめたのですか?
そうです。
日記は続けられない人でしたが、三日坊主な自分がいやだ、何かをやり遂げたいと思ってはじめめました。
20周年ですし、2020年は私にとって凄く特別な年で、仕事の風向きがガラッと変わったんです。
もちろん、「ホリデイラブ」で一回ガラッと変わったんですけど、そこからは、意外とそこまで仕事がうまくいっていなかったんです。
ようやく、沢山のことができるようになったのが、この2020年なんですね。
なので今までの自分から成長したいと思って、自分が一番苦手な日記を書きはじめました。
──どんなに疲れていても書かれるんですか?
疲れていても、とにかく一つやり遂げたいという思いと、他が忙しくなると自分の中心がおろそかになるのも怖かったので書きます。
自分自身を見つめながら、きちんと仕事したいなっていうのもあり、日記を書いているんですけど、それが続いていますね。
──もし、今の状況が20年前に訪れていたら日記は書いていたと思いますか?
書いていないでしょうね。
そもそも20年前はそれほど仕事はなかったと思います。
あったとしても、自分が何者なのかっていうこともわかっていなかったので、結局自分自身が育っていなかったと思います。
別に今はわかっているというわけでもないですが、何者なのか知ろうとするということを、知らなかったです。
だから、きっとすぐに廃れていっただろうなと思いますし、きちんと仕事ができるまでにやっぱり20年かかったんだと思います。
松本まりかの今後の展望は「いろいろな顔を持ちたい」
「妖怪シェアハウス」や「竜の道」で大活躍の松本まりかに今後の展望を聞きました。
松本まりかはいろいろなイメージをつくっていきたい
──最後に30代後半40代に向けて、こういう存在になっていきたいという、ビジョンがあれば教えてください。
常におもしろいなとか、気になる存在でいたいです。
今の印象も、本当にありがたいんですけど、さらにいろいろなイメージを、いろいろな顔を持ちたいです。
本来の自分は、変わりゆくものだと思っているので、成長も記録したいなと思って、日記を書いています。
自分の可能性が凄く無限にあるような気がして、だからいろいろな顔をどんどん作っていきたい、築いていきたいです。
既存の型にはまるのではなく、自分自身が自分を楽しんで、「こんなこともやるの?え、そんなところもあるの?」と自分自身で発見したい。
その先で皆さんがそれをおもしろがってくれたらよいなと思っています。
松本まりかのインタビューから見えたこと
テレビドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」と「妖怪シェアハウス」同時期に出演する大活躍中の女優松本まりか。
自身が一番やりたい「演じる」ということを認められず、「心から笑ったことなんてなかった」と20年の苦節を語りました。
大活躍の現在の状況も、「楽しい!嬉しい!」という浮ついた気持ちだけではなくて、しみじみありがたい、幸せだな、と思っているそう。
さらに成長したいから、1番苦手な日記を毎日書くことに決めたストイックな松本まりか。
絶えず努力を惜しまない松本まりかの今後の活躍に目が離せません!
松本まりか(まつもとまりか)
誕生日 1984年9月12日
出身地 東京都
所属事務所 A-team
公式サイト https://www.ateam-japan.com/ateam/matsumotomarika/
公式インスタグラム https://www.instagram.com/marika_matsumoto/■ドラマ『妖怪シェアハウス』
テレビ朝日系/毎週土曜23時15分~
脚本:西荻弓絵、ブラジリィー・アン・山田、綿種アヤ
演出:豊島圭介、山本大輔
出演:小芝風花 松本まりか 毎熊克哉 池谷のぶえ 内藤理沙 宮本茉由 味方良介 大東駿介 大倉孝二ほか