若手俳優といえば、誰が思い浮かぶでしょうか?20代でも若手俳優と呼ぶことはありますが、さらに若い世代となる10代に注目してみましょう。10代にしかない魅力や今後の展望も含め、10代の人気俳優をランキング形式で紹介していきます。
将来が楽しみ?10代の俳優の魅力!
10代という若さで俳優活動をしているタレントは、その年代ならではの魅力にあふれています。演技面・年齢面や、将来性の観点から魅力を解説します。
若手ならではのフレッシュさ
熟練の俳優にも魅力はありますが、若手俳優にしかない魅力もあります。それは、年齢の若さ故に発せられるフレッシュな雰囲気です。
イケメンであったり、個性的であったり、キャラクターはそれぞれに違いがありますが、若々しさやエネルギッシュな姿勢は若手ならではといえるでしょう。
近年では、舞台に出ている若手俳優を観劇しに行ったり、グッズを購入したりすることを指す『若手俳優沼』という言葉も生まれています。若手俳優の魅力が、推し文化を形成しているのでしょう。
演技力が高い俳優も多数
若手ながらに、圧倒的な演技力で存在感を示す若手俳優もいます。例えば、奥平大兼は2003年生まれでまだ10代ですが、第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を獲得している高い実力の持ち主です。
また近年では、国内だけでなく国外でも活躍を見せる俳優が増えてきており、そこに若手・ベテランの垣根はありません。演技力の高さや作品を彩る力は、海外でも評価されやすいのです。
キャリアが変わることも?将来に期待!
俳優でデビューしたからといって、俳優業だけにこだわる必要はありません。若手ということは可能性が広いということでもあり、成長の過程でキャリアが変わることも考えられます。
近年では、佐藤隆太・内藤剛志といった有名俳優がバラエティ番組でMCを務めたり、佐藤健がYouTubeチャンネルを開設したりと、演技以外の活躍が目立つ俳優も増えました。
現在若手俳優として注目されているタレントたちが、今後どのように成長していくかに胸を躍らせるのも、若手俳優の楽しみ方の一つです。
10代の人気俳優ランキングの算出方法
10代の人気俳優ランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。なお、『10代』の定義は2022年2月時点で20歳以下の俳優としています。
当社独自の集計方式で算出
10代の人気俳優ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出、こちらのデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2021年8〜11月に行われた調査をもとに作成しています。
10代の人気俳優ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 鈴木福 | 26.0 | 2021年11月 |
2位 | 寺田心 | 22.1 | 2021年8月 |
3位 | 道枝駿佑(なにわ男子) | 16.2 | 2021年11月 |
4位 | ラウール(Snow Man) | 14.5 | 2021年11月 |
5位 | 市川染五郎(八代目) | 12.7 | 2021年11月 |
6位 | 長尾謙杜(なにわ男子) | 11.4 | 2021年11月 |
7位 | 浮所飛貴(美 少年) | 10.2 | 2021年11月 |
8位 | 翔 | 4.6 | 2021年11月 |
9位 | 宮世琉弥 | 4.0 | 2021年11月 |
10位 | 藤原大祐 | 3.5 | 2021年11月 |
11位 | 窪塚愛流 | 2.9 | 2021年11月 |
12位 | 奥平大兼 | 2.8 | 2021年11月 |
12位 | 城桧吏 | 2.8 | 2021年11月 |
14位 | 小宮璃央 | 2.4 | 2021年11月 |
10代の人気俳優ランキングは、子役から活躍している人やアイドルも兼ねている人など、バックボーンもそれぞれのカラーがあります。ランクインした10代の俳優たちを、具体的に見ていきましょう。
2002年生まれの俳優です。2018年に高一ミスターコン2018でグランプリを、同じ年に男子高生ミスターコン2018で準グランプリを受賞しています。
2020年にテレビ朝日の戦隊シリーズ『魔進戦隊キラメイジャー』に出演し、キラメイレッド(熱田充瑠)を熱演しました。
2021年にはドラマ『JKからやり直すシルバープラン』へ出演しており、今後さらにドラマ出演が増えるであろう若手俳優です。
料理が特技で、『小宮璃央のevercookキッチン』というYouTubeチャンネルを開設しています。
2006年生まれの子役俳優で、2014年に男子小学生ダンスユニット『スタメンKiDS』の一員として活動していました。
俳優デビューはドラマ『僕だけがいない街(2017年)』で、さらに翌2018年には映画『となりの怪物くん』へも出演しています。
映画『万引き家族(2018年)』ではオーディションに合格し、主人公一家の息子役という役どころを与えられて好演を見せました。これから成長し、どのような俳優に育つのかが非常に楽しみな若手の1人です。
2003年生まれで、2020年ごろから俳優として活動しています。主な出演作品は映画『MOTHER マザー(2020年)』や、ドラマ『恋する母たち(2020年)』『レンアイ漫画家(2021年)』です。
また、2022年に公開予定の映画『マイスモールランド』にも出演しています。本作品は第72回ベルリン国際映画祭にて『アムネスティ国際映画賞』の特別表彰を獲得している注目作です。
国内だけでなく国外でも注目されている若手俳優として、今後も目が離せません。
2003年生まれの俳優で、俳優の窪塚洋介の長男でもあります。『GQ JAPAN』や『CYAN』といった雑誌にモデルとして登場しながら、俳優もこなしているタレントです。
2018年には映画『泣き虫しょったんの奇跡』に出演し、さらに2021年にはドラマ『あのときキスしておけば』へも登場するなど、着々と実績を積み重ねています。
2022年に入ってからもドラマ『ファイトソング』やHuluオリジナル作品『神様のえこひいき』に出演しており、年々メディアへの露出が増えている俳優です。
2003年生まれの俳優で、2019年から芸能界で活動をスタートさせています。所属事務所はアミューズです。
ドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。(2020年)』や『推しの王子様(2021年)』へ出演しており、甘いルックスで人気が上昇中です。
ドラマ以外に栄光ゼミナールのCMへも登場しており、確実に知名度を上げています。また、エンタメ情報バラエティ『ゼロイチ』の2022年2〜3月の期間限定レギュラーに決まっていることも注目ポイントです。
2004年生まれで、ボーカルダンスユニット『M!LK』の一員として活動していました。2020年にグループを卒業した後は、俳優業に精を出しています。
ドラマ『恋する母たち(2020年)』や『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-(2021年)』に出演し、徐々に世間から認知されていきました。
2022年からはドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』へ出演しており、演技・ルックスの両方で支持を得ているイケメン若手俳優です。
2006年生まれ、セブンスアヴェニューに所属している子役俳優です。アメリカ出身で、世界一の美少年としてSNSで話題を呼びました。
俳優としてのデビューは2018年で、ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』に子役として登場しています。
また、お笑い芸人のかまいたちがMCを務めるバラエティ番組『超無敵クラス』に生徒として出演しており、俳優業以外にも可能性を感じさせるタレントです。
2002年生まれで、ジャニーズJr.のユニット『美 少年』の一員として活動しています。バラエティ番組『VS魂』へ出演しながら、アイドル活動と並行して俳優にも挑戦しているアイドルです。
ドラマ『真夏の少年〜19452020(2020年)』や、宮部みゆきのミステリー小説がドラマ化された作品『ソロモンの偽証(2021年)』へ出演しました。
また舞台にも挑んでおり、『ジャニーズ・アイランド THE NEW WORLD(2022年)』に参加しています。
2002年生まれで、ジャニーズJr.のユニット『なにわ男子』の一員として活動中です。アイドルとして楽曲のリリースやライブイベントをこなしながら、俳優としても活躍を見せています。
これまでの出演作品は、ドラマ『俺のスカート、どこ行った?(2019年)』『メンズ校(2020年)』『年下彼氏(2020年)』などです。
2022年からはドラマ『となりのチカラ』にも出演しており、さらに映画『HOMESTAY(2022年)』では初主演も務めました。
2005年生まれの歌舞伎役者で、父に歌舞伎役者の松本幸四郎、叔母に女優の松たか子を持ちます。
2007年に歌舞伎座『侠客春雨傘』で初お目見えとなりました。2009年には歌舞伎座『門出祝寿連獅子』で初舞台を踏み、四代目松本金太郎を襲名しています。
また、歌舞伎の舞台だけにとどまらず、2021年にはアニメ映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』に声優として出演しました。
さらに、2022年からはNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に木曽義高役で出演が決定しています。
2003年生まれで、ジャニーズJr.のアイドルグループ『Snow Man』の一員として活動中のアイドルです。
バラエティ番組『それSnow Manにやらせて下さい』に出演したり、ライブイベントを行ったりとアイドル活動を行いつつ、俳優の仕事もこなしています。
ドラマ『決してマネしないでください。(2019年)』『簡単なお仕事です。に応募してみた(2019年)』といった作品へ登場すると、映画『ハニーレモンソーダ(2021年)』では単独での初主演を果たしました。
また、モスバーガーの『モスのスパイスサマー』・アパマンショップといったCMへも出演しており、好感度の高いタレントです。
2002年生まれで、ジャニーズJr.のユニット『なにわ男子』の一員として活動中です。アイドル活動と並行して、2017年ごろから俳優業も行っています。
ドラマ『母になる』『ぼくらの勇気 未満都市2017』や『俺の家の話(2021年)』といった作品への出演を経て、『消えた初恋(2021年)』ではSnow Manの目黒蓮とW主演を務めました。
連続ドラマの単独初主演は2022年の『金田一少年の事件簿』で、通算5代目の金田一一役を演じることとなっています。過去には、堂本剛や山田涼介といった人気タレントが同役を演じていたことから、道枝への注目度も高いことがうかがえます。
2008年生まれの子役タレントで、3歳の頃から芸能活動を行っていました。2014年にはすでに映画『トワイライト ささらさや』へと出演しています。
その後、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』や、中谷美紀主演のドラマ『ハル〜総合商社の女〜』といった話題作へ登場しました。2022年2月現在で13歳にもかかわらず、すでに数多くの出演歴を持つ人気子役です。
また、ドラマ・映画だけでなく、『メレンゲの気持ち』や『天才!志村どうぶつ園』などの人気バラエティ番組でも活躍を見せます。
さらに、TOTO・イトーヨーカドー・BOOK OFFといった有名企業のCMへも出演し、子役界のエースといっても過言ではないほど引っ張りだこのタレントです。
2004年生まれの子役タレントで、2010年ごろから映画『ちょんまげぷりん』『ゴールデンスランバー』といった作品に出演しました。
ブレイクのきっかけは2011年のドラマ『マルモのおきて』です。ドラマ主題歌でもある『マル・マル・モリ・モリ!』はオリコン週間最高2位を記録しています。
第44回日本有線大賞特別賞・新人賞や第53回日本レコード大賞特別賞を受賞し、紅白歌合戦にも出場するほどのブームとなりました。
近年はさらに俳優業に精を出し、映画『ミックス。(2017年)』やドラマ『そろばん侍 風の市兵衛(2018年)』といった作品へ出演しています。
10代のお気に入り俳優を見つけよう
10代の若手俳優は、アイドルとしてすでに人気が高いタレントから、子役として経験を積んでいるタレント、これからの伸びしろが期待できるタレントまでさまざまです。
演技力に注目するもよし、将来性に期待するもよしと、楽しみ方が多いため推しを作りやすいのも特徴でしょう。
ランキングに入った俳優はもちろん、まだメディアにあまり出ていない俳優を見つけて、お気に入りにするのも楽しいのではないでしょうか。