茨城出身の芸能人と聞いて、誰が思い浮かぶでしょうか?茨城出身の芸能人には、誰もが知っている有名人から有望な若手まで、さまざまなタレントがいます。茨城県の特徴と併せて、茨城出身の人気芸能人ランキングを男女別に紹介します。
茨城県の魅力
茨城県とは、どのような特徴がある県なのでしょうか?茨城県が行っている取り組みや、茨城県の魅力を発信する芸能人について解説します。
実は日本一魅力がない県?
『ブランド総合研究所』が行っている『都道府県魅力度ランキング』において、茨城県は7年連続最下位という記録を持っています。
このランキングでは茨城県・栃木県・群馬県が下位常連となっており、北関東3県の下位争いは、バラエティ番組でしばしばネタとして扱われることもあるようです。
しかし、茨城県には全く魅力がないのかというと、それは違います。実際、茨城県には名産品・観光スポットもあるため、ランキングによるイメージと実態は合致していないことも考えられます。
いろいろな取り組みをしている茨城県
茨城県は、ランキング最下位から脱出するためにさまざまな取り組みを行っており、2020年には47位から42位まで順位を上げました。
例えば、『のびしろ日本一。いばらき県』というユニークなキャッチコピーを作ったり、日本初となる自治体公認のVtuberを登場させたりと、人々の注目を集めるような施策を打ち出しています。
インターネットを日頃から活用している若い世代に、茨城県の魅力がうまく伝わったことが、順位を上げる一因になったのです。
魅力発信のためにさまざまな芸能人が活躍!
ランキング下位の茨城県をPRするため、多くの茨城出身芸能人が情報発信を行っています。
例えば、茨城県鉾田市が出身地である磯山さやかは、鉾田大使を務めているほか、いばらき大使にも任命されており、茨城県の魅力を積極的にアピールしています。
また、2015年には茨城県がPR動画を作成し、渡辺直美やピースの綾部祐二など、多くの茨城出身芸能人が出演しました。
このように、県のPR活動に対して非常に協力的な姿勢を見せているのが、茨城出身芸能人の特徴といえます。それだけ地元への愛着や、郷土愛にあふれているということでしょう。
茨城出身の人気芸能人ランキング算出方法
茨城出身の人気芸能人ランキングは、『株式会社アーキテクト』が実施しているタレントパワーランキングの最新調査結果をもとに抽出しました。ランキングの調査方法について紹介します。
当社独自の集計方式で算出
茨城出身の人気芸能人ランキングは、株式会社アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査『タレントパワーランキング』をもとにパワースコアを算出、こちらのデータからランキングが作成されています。
パワースコアとは、調査結果をもとに、タレントの認知度(顔と名前を知っている)と誘引率(見たい・聴きたい・知りたい)を掛け合わせた値です。
今回のランキングは、2015〜2021年に行われた調査をもとに作成しています。
茨城出身の人気男性芸能人ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | カミナリ | 19.7 | 2021年11月 |
2位 | 石井竜也 | 18.7 | 2015年8月 |
3位 | 綾部祐二(ピース) | 18.0 | 2021年11月 |
4位 | 渡辺徹 | 16.3 | 2017年8月 |
5位 | 渡部豪太 | 7.5 | 2021年8月 |
6位 | 荒木飛羽 | 2.3 | 2021年11月 |
茨城出身の人気男性芸能人ランキングには、俳優からアーティスト、お笑い芸人まで幅広い芸能人がランクインしています。どのような経歴を持つ人たちなのか、個別に見ていきましょう。
2005年生まれの俳優です。NHK大河ドラマ『西郷どん(2018年)』やドラマ『あなたの番です(2019年)』などの話題作に出演しています。
端正な顔立ちと確かな演技力で、イケメン俳優の幼少期を演じることが多い俳優です。例としては、山崎賢人や窪田正孝、新田真剣佑が演じる役の子ども時代を演じています。
2022年には、Aimerの楽曲『朝が来る』のMVへ登場しており、ドラマや映画以外にも活躍のフィールドを広げています。
1986年生まれの俳優です。ドラマ『チェケラッチョ!! in TOKYO(2006年)』や『プロポーズ大作戦(2007年)』への出演でブレイクし、ドラマや映画、舞台と幅広く活躍しています。
俳優業だけでなく、ラジオ番組『FREE SLIDE』でナビゲーターを務めたり、趣味であるスケートボードを通じて国内外のクリエイターと交流を深めていたりもします。
また、スケートボード以外に、ジャズダンスやバレエもこなす多彩なタレントです。2021年には24年間所属した事務所を退所し、フリーに転向しています。
1961年生まれの俳優です。1980年に『文学座附属演劇研究所』に入所すると、1985年に座員となりました。
多くの舞台に立ちながら、NHK連続テレビ小説『はっさい先生』やNHK大河ドラマ『秀吉』などの話題作にも出演し、人気俳優としての地位を確立していきます。
1987年には歌手の榊原郁恵と結婚し、『いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー2020』にも選出され、仲睦まじい夫婦であることも有名です。
1977年生まれのお笑い芸人です。又吉直樹と共に、お笑いコンビ『ピース』を組んでいます。2人ともNSC東京校5期生であり、コンビの結成は2003年のことでした。
コンビとしては、キングオブコント2010準優勝、M-1グランプリ2010で4位に輝くなどの実績を残しています。
また、ソロではドラマ『謎解きはディナーのあとで』に出演し、お笑い以外でも活躍しています。
2017年にピースは活動を休止し、綾部はニューヨークへと拠点を移しました。2021年には、サンフランシスコで行われた映画『マトリックス レザレクションズ』のプレミアイベントへ参加しています。
1959年生まれのミュージシャンです。1985年に、『米米CLUB』のヴォーカリストとしてデビューしました。
『浪漫飛行』『君がいるだけで』などの楽曲を大ヒットさせ、さらに圧巻のパフォーマンスで、世に米米CLUBを認知させています。1997年に1度解散しますが、2006年に再始動させています。
ミュージシャンとしての活動以外にも、愛知万博『愛・地球博』レギュラープログラムの総合プロデューサーを務めたことがあり、マルチに才能を発揮している芸能人です。
1988年生まれの竹内まなぶと、同じく1988年生まれの石田たくみによるお笑いコンビです。所属は『グレープカンパニー』で、2人とも出身は茨城県です。
2011年にコンビを結成すると、まなぶの純朴なキャラとたくみの強烈な『どつきツッコミ』で瞬く間に人気芸人となりました。
また、漫才中の茨城なまりも特徴的で、『いばらき大使』『鉾田大使』を務めるなど地元愛が強いコンビです。
主な出演番組には『デカ盛りハンター』『カミナリのチャリ旅』などがあります。
茨城出身の人気女性芸能人ランキング
順位 | タレント名 | パワースコア | 調査時期 |
1位 | 渡辺直美 | 35.5 | 2021年11月 |
2位 | 黒沢かずこ(森三中) | 26.4 | 2021年11月 |
3位 | 永作博美 | 25.4 | 2021年11月 |
4位 | 栗山千明 | 24.1 | 2021年11月 |
5位 | 磯山さやか | 21.3 | 2021年11月 |
6位 | 白石美帆 | 20.7 | 2018年2月 |
茨城出身の人気女性芸能人ランキングには、マルチな才能を発揮し、芸能界で長く活躍し続けているタレントたちがランクインしています。それぞれ具体的に見ていきましょう。
1978年生まれのタレントです。スポーツ番組『スーパーサッカー』でアシスタントとして出演し、ブレイクしました。
2003年にはドラマ『美女か野獣』で女優としても存在感をアピールし、以降もドラマ『別れたら好きな人』やNHK連続テレビ小説『ひよっこ』などに出演しています。
ドラマ以外にバラエティ番組や旅番組などにも出演し、マルチタレントとして活躍中です。また、『いばらき大使』『常陸大宮大使』も務めています。
1983年生まれのタレントです。スカウトがきっかけで芸能界に入り、グラビアなどで話題となりました。
趣味はスポーツ観戦で、中でも特に野球を好み、高校時代は野球部のマネージャーをしていた経歴もあります。
女優として映画『クハナ!』やドラマ『4分間のマリーゴールド(2019年)』などに出演したほか、地元茨城県ではLuckyFM茨城放送『今夜はLuckyNight~さやかマンデー~』にレギュラー出演しているマルチタレントです。
1984年生まれの女優です。ティーン誌でモデルとして活動を始め、映画『死国(1999年)』で女優デビューを果たします。
以降は、『キル・ビル Vol.1』『下弦の月~ラスト・クォーター』などの映画に出演して注目を集めました。
2010年にはアニメ『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』の主題歌である、『流星のナミダ』をリリースして歌手デビューもしています。
1970年生まれの女優です。『陽のあたる場所(1994年)』でドラマに初出演すると、そこから多くの作品に出演するようになりました。
主な主演作には『週末婚』『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』『婚外恋愛』などがあります。
2007年の映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』では、ブルーリボン賞やキネマ旬報ベスト・テンで助演女優賞を獲得した、実力派女優です。
1978年生まれのお笑い芸人です。1998年に、村上知子・大島美幸と共にお笑いトリオ『森三中』を結成し、現在も活動中です。
森三中のリーダーであり、『進ぬ!電波少年』や『世界の果てまで行ってQ!』などのバラエティ番組で体を張って活躍する芸人です。
また、女優として映画にも出演しており、『クロサワ映画(2010年)』では第2回沖縄国際映画祭のグランプリと審査員特別賞を受賞しています。
1987年生まれのお笑い芸人・タレントです。NSC東京校12期生で、ビヨンセのモノマネネタでブレイクしました。
『爆笑レッドカーペット』『エンタの神様』などのネタ番組で活躍する一方で、ドラマや映画にも出演するようになり、ドラマ『デカワンコ』や映画『SPOTLIGHT』で注目を浴びます。
2014年にはニューヨークに留学し、2018年にはワールドツアーを行うなど、世界規模で活躍するタレントです。また、ファッション分野では、プロデューサーとしての才能も発揮しています。
テレビで活躍する茨城出身芸能人をチェック
『都道府県魅力度ランキング』で毎年下位争いをする茨城県から輩出された芸能人には、観光大使を務めている人が多く、郷土愛の強い人がたくさんいます。
茨城県のPR活動に協力したり、茨城県でレギュラー番組を持っていたりすることからも、その様子がうかがえます。
茨城出身の芸能人をテレビや映画で見かけたら、出身地とどのように関わっているかにも注目してみましょう。