X(Twitter)インプレッション分析ランキングの調査方法
株式会社アーキテクトが運営するタレントパワーランキング公式X(Twitter)でのランキングツイートのインプレッション数が30,000以上だったランキングに、各タレントが掲載された回数をカウントして、上位20名をランキングにしました。同回数だった場合は、平均インプレッション数が高い人から順にランキングしています。
ランキングは、タレントパワーランキングが独自調査したもので、今回の分析の対象期間は、2023年1月1日から8月21日までです。なお、このランキングは、タレントパワーランキングのパワースコアのランキング順ではありません。
インプレッション数とは?
インプレッション数とは、X(Twitter)のポスト(ツイート)がインターネットユーザーのタイムライン上に表示された回数です。多くのユーザーの目に触れる機会があったということは、それだけその話題や言葉が情報として拡散する可能性が高くなります。
インプレッション数は、拡散効果がある「リプライ」(返信)や「いいね」を行うことでも増えるので、この数値が高いということは、そのタレントのランキングについてSNSユーザーの関心が高いことを意味します。つまり、この分析ランキングの上位20名は、XなどのSNSにおいて影響力が高いタレントであると言うことができます。
X(Twitter)インプレッション分析ランキング
順位 | タレント名 | 上位インプレッション (30000以上)掲載回数 |
平均インプレッション |
1位 | 平野紫耀 | 7回 | 21,622 |
2位 | 二宮和也(嵐) | 6回 | 17,613 |
3位 | 橋本環奈 | 5回 | 9,454 |
4位 | 菊池風磨(Sexy Zone) | 4回 | 35,992 |
5位 | 大橋和也(なにわ男子) | 4回 | 34,256 |
6位 | 永瀬廉(King&Prince) | 4回 | 28,080 |
7位 | 相葉雅紀(嵐) | 4回 | 23,587 |
8位 | 影山優佳 | 4回 | 14,127 |
9位 | 与田祐希(乃木坂46) | 4回 | 13,249 |
10位 | 丹生明里(日向坂46) | 4回 | 12,716 |
11位 | 小林由依(櫻坂46) | 4回 | 12,244 |
11位 | 守屋麗奈(櫻坂46) | 4回 | 12,244 |
13位 | マツコ・デラックス | 4回 | 9,947 |
14位 | 齊藤京子(日向坂46) | 4回 | 8,786 |
15位 | 富澤たけし(サンドウィッチマン) | 4回 | 7,994 |
15位 | サンドウィッチマン | 4回 | 7,994 |
17位 | 岸優太 | 3回 | 45,022 |
18位 | 京本大我(SixTONES) | 3回 | 41,544 |
19位 | 中島健人(Sexy Zone) | 3回 | 39,790 |
20位 | 藤原丈一郎(なにわ男子) | 3回 | 36,803 |
20位は、なにわ男子の藤原丈一郎です。1996年2月8日生まれ、大阪府出身。2021年に、なにわ男子のメンバーとしてCDデビューしました。
2023年2月20日に特番として復活した『痛快TVスカッとジャパン』(フジ系)で放送された『神対応スカッと 置き配を指定したのに…』で主演したほか、4~6月放送のドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系)に出演したことによって、高い関心を集めました。11月6日から上演される舞台『月とシネマ2023』に出演します。
19位にはSexy Zoneの中島健人がランクインしました。1994年3月13日生まれ、東京都出身。2011年にSexy ZoneのメンバーとしてCDデビュー。2022年8月には所属するジャニーズ事務所によるJohnny’s webの公式Twitterで初のライブ配信を行い、視聴者数が5万人を超えて話題になりました。
2023年7月にスタートしたドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(テレ朝系)にレギュラー出演して注目度が上昇しました。10月20日には主演映画『おまえの罪を告白しろ』の公開が予定されており、引き続き関心を集めそうです。
18位はSixTONESの京本大我です。1994年12月3日生まれ、東京都出身。父は俳優の京本政樹。2020年にSixTONESのメンバーとしてCDデビューしました。
藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)主演のドラマ『ハマる男に蹴りたい女』(テレ朝系・2023年1~3月放送)にレギュラー出演。6月には福山雅治主演で日曜劇場枠でオンエアされた『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)第8話にバスジャック犯役でゲスト出演して話題を集めました。11月4日から上演されるミュージカル『シェルブールの雨傘』で主演します。
17位は岸優太です。1995年9月29日 生まれ、埼玉県出身。2018年にKing&PrinceのメンバーとしてCDデビュー。
2023年1~3月放送のドラマ『すきすきワンワン!』(日テレ系)で主演。5月22日をもってKing&Princeを脱退。9月30日にジャニーズ事務所を退所することも発表され、幅広い層で関心が高まりました。8月25日には主演映画『Gメン』が公開され、好調な観客動員を記録しています。
お笑いコンビのサンドウィッチマンとそのメンバーの富澤たけしが、同じ平均インプレッション数を示して15位に並びました。サンドウィッチマンは、伊達みきおと富澤たけしによって1998年にコンビ結成。『M-1グランプリ2007』で優勝して、人気タレントに浮上しました。
『帰れマンデー見っけ隊!!』(テレ朝系)などの番組でMCを務めて知名度・好感度が高く、タレントパワーランキング2023年5月度調査では大谷翔平に次ぐ男性タレント2位にランクインしています。2023年に入ってからスタートした新規のレギュラー出演番組がないこともあって、インプレッション数のランキングではこの位置となっています。
同じく15位の富澤たけしは、1974年4月30日生まれ、東京都出身。
個人でのタレントパワーランキング男性タレント部門での最新順位はサンドウィッチマンの伊達みきおが3位、富澤たけしが5位(2023年5月度)で伊達が上位にランクインしていますが、インプレッション数では富澤が上位となっています。2018年から『M-1グランプリ』の審査員を単独で務めています。
日向坂46の齊藤京子が14位。1997年9月5日生まれ、東京都出身。2016年、オーディションに合格して、けやき坂46(現・日向坂46)の1期生として活動開始しました。
2023年5月に初のソロコンサートを横浜・ぴあアリーナで開催して注目度が上昇。10月21日スタートの『泥濘の食卓』(テレ朝系)で連ドラ初単独主演を果たします。
13位にはマツコ・デラックスがランクイン。1972年10月26日生まれ、千葉県出身。『マツコの知らない世界』(TBS系)など、多くのテレビ番組のMCで活躍しています。
2023年1月期から7月期まではレギュラー番組に変化がありませんでしたが、2015年にスタートした『マツコ会議』(日テレ系)が9月末に終了することが明らかになっています。10月以降のテレビ番組出演状況によっては、注目を集めそうです。
9~12位は坂道シリーズの現役メンバー・卒業生
11位には櫻坂46のメンバー2人が並びました。1人目は守屋麗奈です。2000年1月2日生まれ、東京都出身。坂道研修生としての活動を経て、2020年に櫻坂46の2期生メンバーとして加入。
2023年2月15日に発売された5thシングル『桜月』で初のシングル表題曲センターを務めて、知名度が急上昇。6月に配信開始されたTBS制作によるネットドラマ『離婚しようよ』(Netflix)に出演しました。
もう1人の11位は小林由依です。 1999年10月23日生まれ、埼玉県出身。2016年に欅坂46(現・櫻坂46)の1期生として『サイレントマジョリティー』でCDデビューしました。
2023年4~6月に配信されたドラマ『アクトレス』(Lemino・ひかりTV)に出演したほか、7~8月に東京・明治座と大阪・新歌舞伎座で上演された舞台『隠し砦の三悪人』にヒロインの雪姫役で出演して、女優としても脚光を浴びたことがランクインの大きな要因になりました。
10位には日向坂46の丹生明里がランクインしました。2001年2月15日生まれ、埼玉県出身。2017年に、けやき坂46(現・日向坂46)に2期生として加入。
2023年4月19日にリリースされた9thシングル『One Choice』で自身初のシングル表題曲センターを担当して、注目度が上昇しました。
9位は乃木坂46の与田祐希です。2000年5月5日生まれ、福岡県出身。2016年、乃木坂46に3期生として加入しました。
2023年6~9月に放送されたドラマ『量産型リコ-もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』(テレ東系)で主演して、注目を集めました。11月に公開される品川ヒロシ監督による映画『OUT』にも出演しています。
8位は影山優佳です。2001年5月8日生まれ、東京都出身。2016年、けやき坂46(現・日向坂46)に1期生として加入。2022年のサッカーFIFAワールドカップ関連番組やクイズ番組で活躍して、知名度が急上昇。2023年7月に日向坂46を卒業しました。
2023年に入ってからもクイズ番組などに出演して、着実に知名度拡大を見せています。7月2日にスタートした生放送によるスポーツ情報番組『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA SPORTチャンネル)ではスペシャルサポーターとして出演しています。SNSユーザー層と親和性が高い配信番組での活躍によって、さらに注目を集めそうです。
4~7位にはジャニーズ系が連続ランクイン
相葉雅紀が7位にランクイン。1982年12月24日生まれ、千葉県出身。1999年に嵐のメンバーとしてCDデビューしました。
『相葉マナブ』(テレ朝系)などのテレビ番組のMCでも活躍して、つねに高い関心を集めています。2023年10月クールは主演ドラマ『今日からヒットマン』(テレ朝系)が放送される予定なので、注目度が上昇すると予想されます。
6位はKing&Princeの永瀬廉です。1999年1月23日生まれ、東京都出身。2018年にKing&PrinceのメンバーとしてCDデビューしました。
2023年に入って、1月期は広瀬すず主演のドラマ『夕暮れに手をつなぐ』(TBS系)で活躍、4月期は『ラストマン』にレギュラー出演しました。髙橋海人との2人による新体制になって初のKing&Princeのシングル『なにもの』が発売されて注目を集めたことも、上位ランクインの一因となっています。
5位はなにわ男子の大橋和也です。 1997年8月9日生まれ、福岡県出身。2021年、なにわ男子のメンバーとしてCDデビュー。グループのリーダーを務めています。
2023年も『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日テレ系)のメインパーソナリティーを担当するなど、なにわ男子としてのテレビ出演が多く、SNSに日常的に接しているZ世代での支持が高くなっています。
Sexy Zoneの菊池風磨が4位。1995年3月7日生まれ、東京都出身。2011年にSexy ZoneのメンバーとしてCDデビューしました。
2023年1月期ドラマ『大病院占拠』(日テレ系)にレギュラー出演したのに続き、4月期の『隣の男はよく食べる』(テレ東系)、7月期の『ウソ婚』(カンテレ・フジ系)で主演。10月期も『ゼイチョー〜『払えない』にはワケがある〜』(日テレ系)でゴールデンプライムあ帯連ドラ初主演が発表されており、今年はすべてのクールの連ドラに出演して、つねに話題を提供していることが高いインプレッションにつながっています。
「TO BE」合流メンバーと20代若手女優がベスト3入り
2024年のNHK朝ドラヒロインも演じる橋本環奈が3位にランクインしました。 1999年2月3日生まれ、福岡県出身。アイドルグループでの活動を経て、2017年に『警視庁いきもの係』(フジ系)で連ドラ初ヒロインを演じました。
2023年4月クールのドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)で主演して、Z世代を中心に大きな注目を集めました。10月期はドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』(カンテレ・フジ系)で主演します。ランキングの2・4~7位にジャニーズ事務所所属タレント、8~11・13位に坂道シリーズのアイドルグループのメンバーと卒業生が並ぶする中で、3位にソロの女優としては唯一ベストテン入りしているところに、橋本環奈のSNSでの影響力を感じさせます。橋本環奈の公式Xの人気も高く、フォロワー数は2023年9月6日現在約451.9万人で、俳優の中で1位です。
2位は二宮和也です。1983年6月17日生まれ、東京都出身。1999年に嵐のメンバーとしてCDデビューしました。
SNS上でも多くの話題を提供した2023年7月期ドラマ『VIVANT』(TBS系)に出演。10月期は月9ドラマ『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』(フジ系)で主役の一人を演じます。嵐のメンバーでは、7位の相葉雅紀に続いて2人目のトップ10入りとなりました。YouTubeチャンネル「ジャニにのちゃんねる」(2023年9月現在の登録者数約405万人)の中心メンバーとしても活躍しています。
1位は平野紫耀です。1997年1月29日生まれ、愛知県出身。2012年にジャニーズ事務所入所。2018年にKing&PrinceのメンバーとしてCDデビューしました。
2023年5月22日にKing&Princeを脱退して、ジャニーズ事務所を退所。7月7日に滝沢秀明が設立した「TO BE」に合流しました。同日に開設した個人インスタグラムは、9月4日にフォロワー数400万人を突破しています。もともとの高い人気に加えて、今後の動向が注目されたことで関心度が上昇しました。
文/高倉文紀
評論家。『日経エンタテインメント!』『日刊ゲンダイ』などのメディアで女優・女性アイドル・男性俳優の取材や分析を展開。
https://note.com/tokyodiorama
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